2018年05月14日 [からだのこと]
遺伝子について
お疲れ様です。院長です。
5月14日の月曜日でございます。
さすがに休みボケも解消しましたかねぇ…。
言うてる間に次は梅雨がきますよね。
そして夏が来るわけですが、まぁこの梅雨時と言えば体調も崩しやすいですし情緒不安定にもなりますわな。
不快指数も急上昇しますし、気持ちだけでもゆったりしないとこれからキツイですからね。
ってことで、今日も始まりましたが、今日は何の話をしようかなぁ〜って考えてて…
先週のブログで、何回か「遺伝子」についてのネタをお話ししました。
で、書いてくうちにそもそも「遺伝」ってことに理解を得られてるのかなぁと…
ってことで、今日は少し真面目に「遺伝」について勉強しちゃおうかなって思ってます。
遺伝性ってよくいいますやん?
ニュアンス的に親から受け継ぐ的な感覚だと思うんですがまずは遺伝のもと、つまり遺伝子、DNA、染色体これら全ての生物の基礎となるもので、これらの情報が子孫に受け継がれていくわけです。
で、もちろん、真面目に学習してたら1年位ははかかります(笑)
ので、ほんとに分かりやすくザックリといきますから、雰囲気で理解して下さいね。
まずは、遺伝情報というもの、ひとりひとり当然違います。
で、違う遺伝情報を、染色体というノートのようなものに書き込まれてるわけなんですね。
ですから、染色体というのは、体の設計図(遺伝情報)がひとまとめになったノートなわけで、そのノートの中に、色々な超個人情報(笑)(遺伝情報)が書かれているわけですよ。
例えば血液型、髪の色、目の一重二重などのわかりやすいものから、いまいち解明できていないものまで、その情報数は数万とも言われています。
人間はその染色体というノートを2本1組のものを23組(46本)持っています。
23組のノートには番号が振られていて、まぁ、1組目は1番染色体、2組目は2番染色体てな感じに個体として識別できるわけです。
同じ組に染色体が2本あるということは、体の同じ部分に対する情報を二重で持っているということで、これは単純に母親由来と父親由来の二つを持ってると考えて貰って大丈夫です。
二つのうちのどちらが使われるかは、優性劣性などの法則によってきまっているわけです。
つまり、染色体は1つの組に2つあり、そのうちの片方を母親から、もう一方を父親から貰うわけです。
卵子と精子にはそれぞれ母親の染色体と、父親の染色体が入っています。
ですが、この時点ではその染色体は組になっておらず、1番染色体から23番染色体までの23本しかないわけです。
ここで、この卵子と精子が受精することにより、卵子の23本と精子の23本が対になり、23組(46本)の子供の遺伝子が出来上がるわけです。
ここまでよろしい?
つまり、子供は必ず母親と父親の両方の遺伝情報を均等に受け継ぎ、それらを二重に持ってるわけですね。
で、各番号1番から23番までに、それぞれの必要な情報が書き込まれているわけですが、例えば23番目の染色体は、性染色体なんてよびまして、性別を決める大事な染色体です。
つまり、生まれてくる子供の性別は、23番染色体によって決まるわけですね。
ここで、ちょっとややこしいですが、卵子の23番染色体は全てX染色体というものなんですが、精子の23番染色体にはXの場合とYの場合があるんです。
分かりやすく言うと、沢山いる精子の中でXとYとががおよそ半数ずついると考えて下さい。
そして、実際に卵子に受精したのがXの場合は女の子、Yの場合は男の子になるっていう事ですね。
つまり、女の子の場合、母親のX染色体と、父親のX染色体が受精したって事ですな。
そして、男の子の場合、母親のXと、父親のYが受精したわけです。
な、簡単やろ(笑)
で、基本的に二つ(二重)ある遺伝情報のどちらを使うかを、優性劣性と呼んだりします。
優性遺伝、劣性遺伝とか何となく聞いたことありません?
これは、二重にある遺伝情報のうち実際に使用されるほうが優性で、使用されないほうが劣性という意味であって、優れている、劣っているという意味ではありませんのことよ。
で、ある程度の情報には、最初から優性、劣性が決まっているものがあったりします。
例えば、一重まぶたと二重まぶたの場合、一重が劣性で二重が優性と言われています。
じゃ、なにかい?
両親ともが二重なら、子供は必ず二重になるってのかい?
って思われるでしょうが、ここが遺伝のややこしいところ。
つまり、優性が出るって事は、例えば一重の父と、二重母の子供の場合、二重が優性として出るって事になるんですが…
この出てきた「二重」はAaと呼ばれる「二重」なんですよね。
そう。
ひとつは、小文字のa。
で、両親とも二重の「二重」の場合、AAの「二重」となります。
このAAとAaによって、少々確率が変わっちゃうわけですね。
分かりやすく言うと、父AAと、母AAの「二重」の場合、ほぼ100%、子供もAAの「二重」になるわけです。
で、例えば、父AAの二重に、母Aaの二重の場合、25%ほどは、子供が一重になる可能性があるって事になるわけです。
もっと言えば、父Aaの二重に、母Aaの二重の場合、確率的には、半々つまり、50%の確率で一重も二重も出ちゃうわけ。
で、この時、もし一重のAaが出たとしたら、劣性やんって事になっちゃうんですが、そこは遺伝の摩訶不思議なトコ。
そういうもんだと理解しましょう。
ここまで、何とかついてこれてますかね?
ま、こういう複雑なもんですから、少々イレギュラーなこともおこるわけで…
そういったイレギュラーを、遺伝子疾患と呼んだりするわけです。
つまり、遺伝子の情報の時点で、何か間違えとるわけで…
いわゆる「先天性」ってことになるわけですね。
では、何となく遺伝子についてつかめてきた(笑)ところで、具体的なバージョンを説明して締めたいと思います。
「赤緑色覚異常」って最近はいうんですが、昔は、色盲って呼んでた眼の疾患です。
これは100%遺伝性で、ほぼ男性にしか発現しません。
ん?
ほぼ?
ここが、遺伝子疾患のややこしいところで…
男性にしか発現しないわけではないんですね。
まず、色覚異常になるかどうかは23番のX染色体に書かれている遺伝情報によって決まります。
そしてその遺伝情報は劣性です。
で、さっきの話ですが、女性はX染色体が2本あり、男性は片方がYなのでX染色体は1本しかありません。
どういうことかと言うと、女性はXが2本あるのでそのどちらか1本が色覚異常でも、もう1本が異常でなければ色覚異常は発現しません。
2本とも異常の場合のみ色覚異常となるんです。でも男性はXが1本しかありません。その1本が異常なら必ず発現します。これが色覚異常が男性に多い理由です。
色覚異常の他にも、血友病、筋ジストロフィー症なども同様のメカニズムで発病するので男性に圧倒的に多い病気といえるんですね。
ってことで、男性の23番のY染色体は間違いなく父親から受け継がれるわけです。
だって、女性にはないんやもんね。
ですから、その父親のY染色体も間違いなくその父親から受け継がれているわけです。
つまり、男性の先祖をたどると全て同じY染色体を持っていることになると…。
ある調査によると、ユーラシア大陸には同じY染色体を持っている人が広い範囲で分布しているらしく、そのY染色体はユーラシア大陸をまたがるモンゴル帝国を作ったチンギスハンのものではないか、なんて言う研究者もいるそうです。
ただ、Y染色体というのは、性別を男性に決定する鍵となる遺伝子が存在しますが、それ以外の生存に関わる情報はほとんど乗っていないそうです。
つまりあまり重要な情報が乗っていないノートというわけですな。
Y染色体は父親からしか受け継がれていきませんが、母親からのみ受け継ぐDNAも存在します。
これはミトコンドリアDNAと呼ばれるもので、運動などに必要なエネルギーを作ったりしている細胞で、非常に重要な器官といえるでしょう。
ミトコンドリアの性能が、運動エネルギー産出性能を決めているとも言えます。
このミトコンドリアは、男性のY染色体と同じように、女性の先祖をたどるとみな同じミトコンドリアDNAを持っていることになるわけですな。
と、遺伝について書いてきましたが、何となく理解できましたでしょうか?
つまりは、遺伝情報という設計図が書かれた23本の染色体の組み合わせで、「ヒト」の遺伝情報はきまるわけです。(もちろん先天的な部分だけね)
では、最後に、このDNAの組み合わせパターンは何通りあると思います?
上に書いたように父親も母親も、基本的に1組2本で23組合計46本の染色体を持っているわけです。
生殖細胞を作る時には、この46本の染色体が23本ずつ2つに分裂します。これを減数分裂と言います。
分裂でできる2つの生殖細胞をそれぞれAとBと呼ぶとすると、1番染色体の2本のうち片方がAへ、もう片方がBへ分裂します。
2番〜23番までも同様です。そうして23番まで1本ずつしかない2つの生殖細胞(AとB)ができるわけです。
卵子の場合はそれが月に1つ排卵されるわけですね。
そして、精子の場合は億単位のものすごい数が日々分裂によってできてるわけです。
減数分裂によって2本のうち1本が選ばれ、それが23番まであるので、2の23乗で8,388,608(約840万)通りです。
そして840万通りの精子と840万通りの卵子が組み合わさるので、子供の遺伝情報の組み合わせは、以下の通り。
8,388,608×8,388,608=70,368,744,177,664(約70兆)通りとなります。実際には交叉と呼ばれるものや、突然変異によってこのパターン数はもっと多くなりますが…。
こう考えると、同じ父母から生まれても、外見も性格も全く似てない兄弟がいるのも納得できますね。
そして、一卵性の双子の場合、この遺伝情報が完全に一致しています。
なんか凄いね。
てな感じで、遺伝のお話でしたが、まぁふんわり分かっていただければよろしいかと…
多分、大体の方がここまで読んで下さらなかったと思いますが、まぁ知らなくても問題ないですけど、知ってたらカッコイイ話でしょ?(笑)
てことで、真面目に遺伝のお話をさせていただきました。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月14日の月曜日でございます。
さすがに休みボケも解消しましたかねぇ…。
言うてる間に次は梅雨がきますよね。
そして夏が来るわけですが、まぁこの梅雨時と言えば体調も崩しやすいですし情緒不安定にもなりますわな。
不快指数も急上昇しますし、気持ちだけでもゆったりしないとこれからキツイですからね。
ってことで、今日も始まりましたが、今日は何の話をしようかなぁ〜って考えてて…
先週のブログで、何回か「遺伝子」についてのネタをお話ししました。
で、書いてくうちにそもそも「遺伝」ってことに理解を得られてるのかなぁと…
ってことで、今日は少し真面目に「遺伝」について勉強しちゃおうかなって思ってます。
遺伝性ってよくいいますやん?
ニュアンス的に親から受け継ぐ的な感覚だと思うんですがまずは遺伝のもと、つまり遺伝子、DNA、染色体これら全ての生物の基礎となるもので、これらの情報が子孫に受け継がれていくわけです。
で、もちろん、真面目に学習してたら1年位ははかかります(笑)
ので、ほんとに分かりやすくザックリといきますから、雰囲気で理解して下さいね。
まずは、遺伝情報というもの、ひとりひとり当然違います。
で、違う遺伝情報を、染色体というノートのようなものに書き込まれてるわけなんですね。
ですから、染色体というのは、体の設計図(遺伝情報)がひとまとめになったノートなわけで、そのノートの中に、色々な超個人情報(笑)(遺伝情報)が書かれているわけですよ。
例えば血液型、髪の色、目の一重二重などのわかりやすいものから、いまいち解明できていないものまで、その情報数は数万とも言われています。
人間はその染色体というノートを2本1組のものを23組(46本)持っています。
23組のノートには番号が振られていて、まぁ、1組目は1番染色体、2組目は2番染色体てな感じに個体として識別できるわけです。
同じ組に染色体が2本あるということは、体の同じ部分に対する情報を二重で持っているということで、これは単純に母親由来と父親由来の二つを持ってると考えて貰って大丈夫です。
二つのうちのどちらが使われるかは、優性劣性などの法則によってきまっているわけです。
つまり、染色体は1つの組に2つあり、そのうちの片方を母親から、もう一方を父親から貰うわけです。
卵子と精子にはそれぞれ母親の染色体と、父親の染色体が入っています。
ですが、この時点ではその染色体は組になっておらず、1番染色体から23番染色体までの23本しかないわけです。
ここで、この卵子と精子が受精することにより、卵子の23本と精子の23本が対になり、23組(46本)の子供の遺伝子が出来上がるわけです。
ここまでよろしい?
つまり、子供は必ず母親と父親の両方の遺伝情報を均等に受け継ぎ、それらを二重に持ってるわけですね。
で、各番号1番から23番までに、それぞれの必要な情報が書き込まれているわけですが、例えば23番目の染色体は、性染色体なんてよびまして、性別を決める大事な染色体です。
つまり、生まれてくる子供の性別は、23番染色体によって決まるわけですね。
ここで、ちょっとややこしいですが、卵子の23番染色体は全てX染色体というものなんですが、精子の23番染色体にはXの場合とYの場合があるんです。
分かりやすく言うと、沢山いる精子の中でXとYとががおよそ半数ずついると考えて下さい。
そして、実際に卵子に受精したのがXの場合は女の子、Yの場合は男の子になるっていう事ですね。
つまり、女の子の場合、母親のX染色体と、父親のX染色体が受精したって事ですな。
そして、男の子の場合、母親のXと、父親のYが受精したわけです。
な、簡単やろ(笑)
で、基本的に二つ(二重)ある遺伝情報のどちらを使うかを、優性劣性と呼んだりします。
優性遺伝、劣性遺伝とか何となく聞いたことありません?
これは、二重にある遺伝情報のうち実際に使用されるほうが優性で、使用されないほうが劣性という意味であって、優れている、劣っているという意味ではありませんのことよ。
で、ある程度の情報には、最初から優性、劣性が決まっているものがあったりします。
例えば、一重まぶたと二重まぶたの場合、一重が劣性で二重が優性と言われています。
じゃ、なにかい?
両親ともが二重なら、子供は必ず二重になるってのかい?
って思われるでしょうが、ここが遺伝のややこしいところ。
つまり、優性が出るって事は、例えば一重の父と、二重母の子供の場合、二重が優性として出るって事になるんですが…
この出てきた「二重」はAaと呼ばれる「二重」なんですよね。
そう。
ひとつは、小文字のa。
で、両親とも二重の「二重」の場合、AAの「二重」となります。
このAAとAaによって、少々確率が変わっちゃうわけですね。
分かりやすく言うと、父AAと、母AAの「二重」の場合、ほぼ100%、子供もAAの「二重」になるわけです。
で、例えば、父AAの二重に、母Aaの二重の場合、25%ほどは、子供が一重になる可能性があるって事になるわけです。
もっと言えば、父Aaの二重に、母Aaの二重の場合、確率的には、半々つまり、50%の確率で一重も二重も出ちゃうわけ。
で、この時、もし一重のAaが出たとしたら、劣性やんって事になっちゃうんですが、そこは遺伝の摩訶不思議なトコ。
そういうもんだと理解しましょう。
ここまで、何とかついてこれてますかね?
ま、こういう複雑なもんですから、少々イレギュラーなこともおこるわけで…
そういったイレギュラーを、遺伝子疾患と呼んだりするわけです。
つまり、遺伝子の情報の時点で、何か間違えとるわけで…
いわゆる「先天性」ってことになるわけですね。
では、何となく遺伝子についてつかめてきた(笑)ところで、具体的なバージョンを説明して締めたいと思います。
「赤緑色覚異常」って最近はいうんですが、昔は、色盲って呼んでた眼の疾患です。
これは100%遺伝性で、ほぼ男性にしか発現しません。
ん?
ほぼ?
ここが、遺伝子疾患のややこしいところで…
男性にしか発現しないわけではないんですね。
まず、色覚異常になるかどうかは23番のX染色体に書かれている遺伝情報によって決まります。
そしてその遺伝情報は劣性です。
で、さっきの話ですが、女性はX染色体が2本あり、男性は片方がYなのでX染色体は1本しかありません。
どういうことかと言うと、女性はXが2本あるのでそのどちらか1本が色覚異常でも、もう1本が異常でなければ色覚異常は発現しません。
2本とも異常の場合のみ色覚異常となるんです。でも男性はXが1本しかありません。その1本が異常なら必ず発現します。これが色覚異常が男性に多い理由です。
色覚異常の他にも、血友病、筋ジストロフィー症なども同様のメカニズムで発病するので男性に圧倒的に多い病気といえるんですね。
ってことで、男性の23番のY染色体は間違いなく父親から受け継がれるわけです。
だって、女性にはないんやもんね。
ですから、その父親のY染色体も間違いなくその父親から受け継がれているわけです。
つまり、男性の先祖をたどると全て同じY染色体を持っていることになると…。
ある調査によると、ユーラシア大陸には同じY染色体を持っている人が広い範囲で分布しているらしく、そのY染色体はユーラシア大陸をまたがるモンゴル帝国を作ったチンギスハンのものではないか、なんて言う研究者もいるそうです。
ただ、Y染色体というのは、性別を男性に決定する鍵となる遺伝子が存在しますが、それ以外の生存に関わる情報はほとんど乗っていないそうです。
つまりあまり重要な情報が乗っていないノートというわけですな。
Y染色体は父親からしか受け継がれていきませんが、母親からのみ受け継ぐDNAも存在します。
これはミトコンドリアDNAと呼ばれるもので、運動などに必要なエネルギーを作ったりしている細胞で、非常に重要な器官といえるでしょう。
ミトコンドリアの性能が、運動エネルギー産出性能を決めているとも言えます。
このミトコンドリアは、男性のY染色体と同じように、女性の先祖をたどるとみな同じミトコンドリアDNAを持っていることになるわけですな。
と、遺伝について書いてきましたが、何となく理解できましたでしょうか?
つまりは、遺伝情報という設計図が書かれた23本の染色体の組み合わせで、「ヒト」の遺伝情報はきまるわけです。(もちろん先天的な部分だけね)
では、最後に、このDNAの組み合わせパターンは何通りあると思います?
上に書いたように父親も母親も、基本的に1組2本で23組合計46本の染色体を持っているわけです。
生殖細胞を作る時には、この46本の染色体が23本ずつ2つに分裂します。これを減数分裂と言います。
分裂でできる2つの生殖細胞をそれぞれAとBと呼ぶとすると、1番染色体の2本のうち片方がAへ、もう片方がBへ分裂します。
2番〜23番までも同様です。そうして23番まで1本ずつしかない2つの生殖細胞(AとB)ができるわけです。
卵子の場合はそれが月に1つ排卵されるわけですね。
そして、精子の場合は億単位のものすごい数が日々分裂によってできてるわけです。
減数分裂によって2本のうち1本が選ばれ、それが23番まであるので、2の23乗で8,388,608(約840万)通りです。
そして840万通りの精子と840万通りの卵子が組み合わさるので、子供の遺伝情報の組み合わせは、以下の通り。
8,388,608×8,388,608=70,368,744,177,664(約70兆)通りとなります。実際には交叉と呼ばれるものや、突然変異によってこのパターン数はもっと多くなりますが…。
こう考えると、同じ父母から生まれても、外見も性格も全く似てない兄弟がいるのも納得できますね。
そして、一卵性の双子の場合、この遺伝情報が完全に一致しています。
なんか凄いね。
てな感じで、遺伝のお話でしたが、まぁふんわり分かっていただければよろしいかと…
多分、大体の方がここまで読んで下さらなかったと思いますが、まぁ知らなくても問題ないですけど、知ってたらカッコイイ話でしょ?(笑)
てことで、真面目に遺伝のお話をさせていただきました。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院