
2025年04月02日 [からだのこと]
言語タンパク
お疲れ様です。院長です。
4月2日の水曜日でございます。
何でも今日は「世界自閉症啓発デー」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
この地球上で複雑な言葉を話すのは人間だけです。
最新の研究では、それを可能にする「言語タンパク質」なるものを発見したそうです。
米国ロックフェラー大学をはじめとする研究チームが発見した言語タンパク質は、私たち現生人類にしかない遺伝子変異があります。
驚いたことに、これをマウスに移植するとその鳴き声(発音)が変わったそうなんです。
言語タンパク質はホモ・サピエンスにしかありません。
ネアンデルタール人やデニソワ人といった人類の親戚にすらないそうなんです。
このことは旧人類が私たちほどおしゃべりではなかった可能性とともに、その遺伝子変異で授かった言語能力がアフリカで暮らしていた私たちの祖先を優位に立たせた可能性を示唆しています。
音声でコミュニケーションを図る動物は人間以外にもたくさんいます。
ですが多種多様な言葉を話し、複雑な内容を伝えることができるのは私たち人間だけです。
ではネアンデルタール人やデニソワ人といった人類の親戚たちはどうだったのでしょう?
米国ロックフェラー大学のニュースリリースによると、ネアンデアルタール人の喉は声を出せる構造になっており、耳もそれを聞くことができる構造だったそうです。
くわえて、私たち現代人と同じ発話に関係する遺伝子変異もあったそうなんです。
一方、脳の言語に関する領域は現代人ほどには発達していません。
ここは言葉を紡ぎ出し、理解するうえで不可欠な領域です。
そのため、ネアンデルタール人のような人類の親戚が、私たちと同じように話をすることができたのかは、今のところはっきりしていません。
ところが今回、ロックフェラー大学の田島陽子氏やロバート・ダーネル氏らによって、人間の会話を可能にした考えられる「言語タンパク質」を作る遺伝子変異を発見しました。
なんとこのタンパク質は私たちホモ・サピエンス特有のものなんだそうです。
そもそもダーネル氏がこの遺伝子に着目したのは、それが神経自己免疫疾患の原因であると考えられたからです。
しかもこの遺伝子は、言語の発達障害や運動障害にも関連しています。
じつはNOVA1遺伝子自体は珍しくない。これによって作られるタンパク質は、哺乳類から鳥類まで、さまざまな動物たちが持っています。
ところが、人間のNOVA1タンパク質だけ独自の仕様となっています。
197番目にあるアミノ酸が別のものに代わっているそうなんです。
この遺伝子変異を「I197V」という。すなわちI197V変異をもつNOVA1タンパク質こそが、ホモ・サピエンスならではの言語タンパク質なんだそうです。
今回の研究では、言語タンパク質の働きを詳しく知るために、遺伝子編集技術を用いて人間のNOVA1遺伝子がマウスに移植されています。
それによるマウスの変化は驚くべきものでした。
なんと発音(鳴き声)が変わったそうなんです。
マウスもまた音声によってコミュニケーションを交わす動物です。
たとえば子供のマウスは超音波で母親に自らの意思を伝えますが、その音は「S・D・U・M」の4音で表現されるそうです。
ですが、人間のNOVA1遺伝子を移植されたマウスは、これとは違う音を出すようになったそうです。
さらに大人のオスのメスに求愛する鳴き声が違うものになったそうなんです。
ダーネル氏は、「このような声の変化は進化に深い影響を与えるだろうと想像されます」と、ニュースリリースで語っています。
では、私たちの親戚である旧人類もこの言語タンパク質を持っていたのでしょうか?
研究チームは、これを知るために現代人のゲノムと、ネアンデルタール人およびデニソワ人のゲノムを比較してみました。
すると彼らで見つかったのは、ほかの動物たちと同じありふれたNOVA1タンパク質でした。
ネアンデルタール人とデニソワ人は言語タンパク質を持っていなかったようなんです。
ならば、彼らは私たちホモ・サピエンスのようにはおしゃべりでなかったのかもしれません。
研究チームがさらに現代人約60万人のゲノムを調べてみたところ、言語タンパク質のI197V変異とはまた別の古い変異を持つ人がわずか6人だけ見つかったそうです。
このゲノムデータは匿名のものなので、その古代の変異を持つ人が誰なのかはわかりません。
ですが、ここからダーネル氏が推測するのは、言語タンパク質がアフリカで暮らしていた私たちの祖先に大きな優位性を与えただろうということです。
アフリカで暮らしていた現代人の祖先は、人間特有のI197V変異を進化させました。
これは音声によるコミュニケーションに便利なもので、彼らの優位性につながったことが示唆されます。
この集団が、アフリカを出て、世界中に広がったのです。
研究チームは将来的に、言語タンパク質が私たちの言語機能をどう制御しているのか詳しく解明したいと考えています。
それができれば、このタンパク質に関連する言葉の障害を治療できるようになるかもしれません。
また言葉だけでなく、自閉症の治療にも役立つと期待されてるそうです。
というのも、NOVA1遺伝子は、自閉症スペクトラム障害との関連が指摘されているからです。
「私たちの発見は、発達障害から神経変性疾患まで、医療のさまざまな面で意義あるものだと考えられます」と、ダーネル氏は語っています。
まぁ、難しいことは分かりませんが、スゴイ発見なんだろうなとは感じます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月2日の水曜日でございます。
何でも今日は「世界自閉症啓発デー」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
この地球上で複雑な言葉を話すのは人間だけです。
最新の研究では、それを可能にする「言語タンパク質」なるものを発見したそうです。
米国ロックフェラー大学をはじめとする研究チームが発見した言語タンパク質は、私たち現生人類にしかない遺伝子変異があります。
驚いたことに、これをマウスに移植するとその鳴き声(発音)が変わったそうなんです。
言語タンパク質はホモ・サピエンスにしかありません。
ネアンデルタール人やデニソワ人といった人類の親戚にすらないそうなんです。
このことは旧人類が私たちほどおしゃべりではなかった可能性とともに、その遺伝子変異で授かった言語能力がアフリカで暮らしていた私たちの祖先を優位に立たせた可能性を示唆しています。
音声でコミュニケーションを図る動物は人間以外にもたくさんいます。
ですが多種多様な言葉を話し、複雑な内容を伝えることができるのは私たち人間だけです。
ではネアンデルタール人やデニソワ人といった人類の親戚たちはどうだったのでしょう?
米国ロックフェラー大学のニュースリリースによると、ネアンデアルタール人の喉は声を出せる構造になっており、耳もそれを聞くことができる構造だったそうです。
くわえて、私たち現代人と同じ発話に関係する遺伝子変異もあったそうなんです。
一方、脳の言語に関する領域は現代人ほどには発達していません。
ここは言葉を紡ぎ出し、理解するうえで不可欠な領域です。
そのため、ネアンデルタール人のような人類の親戚が、私たちと同じように話をすることができたのかは、今のところはっきりしていません。
ところが今回、ロックフェラー大学の田島陽子氏やロバート・ダーネル氏らによって、人間の会話を可能にした考えられる「言語タンパク質」を作る遺伝子変異を発見しました。
なんとこのタンパク質は私たちホモ・サピエンス特有のものなんだそうです。
そもそもダーネル氏がこの遺伝子に着目したのは、それが神経自己免疫疾患の原因であると考えられたからです。
しかもこの遺伝子は、言語の発達障害や運動障害にも関連しています。
じつはNOVA1遺伝子自体は珍しくない。これによって作られるタンパク質は、哺乳類から鳥類まで、さまざまな動物たちが持っています。
ところが、人間のNOVA1タンパク質だけ独自の仕様となっています。
197番目にあるアミノ酸が別のものに代わっているそうなんです。
この遺伝子変異を「I197V」という。すなわちI197V変異をもつNOVA1タンパク質こそが、ホモ・サピエンスならではの言語タンパク質なんだそうです。
今回の研究では、言語タンパク質の働きを詳しく知るために、遺伝子編集技術を用いて人間のNOVA1遺伝子がマウスに移植されています。
それによるマウスの変化は驚くべきものでした。
なんと発音(鳴き声)が変わったそうなんです。
マウスもまた音声によってコミュニケーションを交わす動物です。
たとえば子供のマウスは超音波で母親に自らの意思を伝えますが、その音は「S・D・U・M」の4音で表現されるそうです。
ですが、人間のNOVA1遺伝子を移植されたマウスは、これとは違う音を出すようになったそうです。
さらに大人のオスのメスに求愛する鳴き声が違うものになったそうなんです。
ダーネル氏は、「このような声の変化は進化に深い影響を与えるだろうと想像されます」と、ニュースリリースで語っています。
では、私たちの親戚である旧人類もこの言語タンパク質を持っていたのでしょうか?
研究チームは、これを知るために現代人のゲノムと、ネアンデルタール人およびデニソワ人のゲノムを比較してみました。
すると彼らで見つかったのは、ほかの動物たちと同じありふれたNOVA1タンパク質でした。
ネアンデルタール人とデニソワ人は言語タンパク質を持っていなかったようなんです。
ならば、彼らは私たちホモ・サピエンスのようにはおしゃべりでなかったのかもしれません。
研究チームがさらに現代人約60万人のゲノムを調べてみたところ、言語タンパク質のI197V変異とはまた別の古い変異を持つ人がわずか6人だけ見つかったそうです。
このゲノムデータは匿名のものなので、その古代の変異を持つ人が誰なのかはわかりません。
ですが、ここからダーネル氏が推測するのは、言語タンパク質がアフリカで暮らしていた私たちの祖先に大きな優位性を与えただろうということです。
アフリカで暮らしていた現代人の祖先は、人間特有のI197V変異を進化させました。
これは音声によるコミュニケーションに便利なもので、彼らの優位性につながったことが示唆されます。
この集団が、アフリカを出て、世界中に広がったのです。
研究チームは将来的に、言語タンパク質が私たちの言語機能をどう制御しているのか詳しく解明したいと考えています。
それができれば、このタンパク質に関連する言葉の障害を治療できるようになるかもしれません。
また言葉だけでなく、自閉症の治療にも役立つと期待されてるそうです。
というのも、NOVA1遺伝子は、自閉症スペクトラム障害との関連が指摘されているからです。
「私たちの発見は、発達障害から神経変性疾患まで、医療のさまざまな面で意義あるものだと考えられます」と、ダーネル氏は語っています。
まぁ、難しいことは分かりませんが、スゴイ発見なんだろうなとは感じます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院