2018年04月29日 [からだのこと]
(61)サンデーイルネス(仮)睡眠時無呼吸症候群について
お疲れ様です。院長です。
4月29日のサンデーイルネスでございます。
4月29日…。
元天皇誕生日で、今は何の日やった?
え〜、元みどりの日からの「昭和の日」でございます。
ややこしい…
で、「みどりの日」は5月4日にスライドしてますねん。
はな、今まで5月4日は何の日やったん?
ってなると、これは、祝日と祝日に挟まれた平日を、「国民の休日」って呼ぶ制度から「国民の休日」だったわけです。
メッチャややこしい。
何だか、この祝日に関することってここ数十年、アタフタしてる感が否めないですねぇ…。
そして、今上天皇の生前退位がきまって、また「天皇誕生日」が変わるわけですわ。
では、今の天皇誕生日は廃止されるんやろか…。
天皇陛下から退位されるとはいえ、まだご存命なわけですからなんか残してほしいなぁ…。
12月23日って休日だと嬉しくないですか?
クリスマス前でなんかめっちゃテンション上がる祝日やったんですけどねぇ…。
って、完全に脱線しましたが、今日はそんなGWの真っ只中、最近流行りのこの疾患を解説していきたいと思います。
その名は「睡眠時無呼吸症候群」でございます。
中には病気と考えていない人も多いと思いますが、これも放置すると色々問題の多い病気の一つです。
まずはキチンと理解しておきましょう。
ではまず無呼吸ってどういう状況かと言いますと10秒以上呼吸が止まってしまうことをさします。
睡眠中に、この無呼吸が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態を、睡眠時無呼吸症候群といいます。
まぁ、10秒程度なら呼吸が止まっていてもさほど問題はないですが、10秒以上ですから、酷い場合は数分止まることもあるそうです。
こうなると、生命の危機もありますので、注意が必要になってきます。
では、原因は何かってことですが、睡眠時無呼吸症候群や、ひどいいびきは、生活習慣病と深い関連があります。
扁桃肥大(へんとうひだい)は、その原因の約20%程度を占めています。
子どもでは扁桃肥大がいびきや睡眠時無呼吸の主原因ですが、大人でも扁桃肥大が原因でいびき、睡眠時無呼吸となることがあります。
一見したところ扁桃が大きくなくても、実際には肥大した扁桃が隠れて見えない場合があるため、耳鼻科での診察が必要です。
いびきや睡眠時無呼吸が、肥満と関係することはよく知られています。
しかし、肥満でなくてもいびき、睡眠時無呼吸の人がいます。
(1)肥満、(2)アルコールの飲用、(3)扁桃が大きい、(4)上向きでの睡眠、(5)下あごが小さい、(6)加齢、(7)鼻づまりなどの要因が関与しています。
アルコール摂取は、寝つきをよくしますが、筋弛緩(きんしかん)作用のために気道が狭くなり、睡眠時の呼吸障害をもたらします。
さらに気道を狭くする要因として、前述したように肥満があげられます。
肥満では外側に向かって太るだけでなく、内側(とくに舌根部(ぜっこんぶ))にも脂肪がつくため、気道が狭くなります。
睡眠時無呼吸は40代から増加してきます。これは、加齢により気道周囲の筋力や組織の弾力性が低下して気道がつぶれやすくなるからです。
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、こうした原因が単独または複合して、気道が極端に狭くなり、閉塞して換気ができなくなることで起こります。
睡眠時無呼吸症候群の症状としては、いびきと無呼吸がまずあげられます。
覚醒(かくせい)している時には、気道周囲の筋肉の緊張が保たれており、無呼吸になることはありませんが、眠ってしまうと緊張がなくなり、気道が閉塞(へいそく)して無呼吸になってしまうわけです。
換気ができなくなるため、寝息すら聞こえなくなります。
しかし、狭くなった気道を通して呼吸しようとするため、間断なく呼吸努力が続けられます。
そのうち、低酸素状態で苦しくなると覚醒反応が起こります。
覚醒すると、気道周囲の筋肉の緊張がもどるので呼吸が再開します。その換気の際にいびき音が発せられます。
無呼吸の時に、センサーを使って呼吸努力を測定すると、覚醒時の5〜10倍以上も苦しい呼吸になっています。いいかえると、運動しながら寝ているようなものです。
このため、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは寝汗をかきます。
また、口呼吸をするため、起床時に口内はからからに乾燥してしまいます。
その結果、起床時に疲労感があります。さらに、頻回に覚醒反応が起こると睡眠障害となるため、起床時の頭重感(ずじゅうかん)、日中の眠気などが出てきます。
このような睡眠中の呼吸障害が長期にわたり、無呼吸によるストレスのために交感神経緊張状態が長く続くと、高血圧や心疾患を合併する危険性が高くなります。
まぁ、何といっても睡眠と言う本来体力も気力も回復すべき時に、覚醒時より苦しい呼吸を行ってるなんて考えただけでもしんどい(笑)
当然、その疲労感から、色んな弊害が出てきます。
これは、二次的にかなり良くない事ですし、何といっても生活すべてのクオリティーが下がるわけですから、ある意味厄介な病気と言えるでしょう。
ですから、甘く見ないでキチンと対応することが大事と言えます。
睡眠時無呼吸症候群にはさまざまな原因があるので、個々に応じた治療が必要です。
代表的な治療法としては、減量、扁桃の手術、鼻の手術、鼻からマスクで空気を流すシーパップ(CPAP)、眠る時にマウスピースを装着するなどの方法があります。
これくらいのことと思いがちですが、これきっかけの高血圧や心疾患ということもあるわけで、決してほっとかないでくださいね。
まずは怪しいと感じたら、呼吸器内科、耳鼻咽喉科を受診して相談するようにしてみて下さい。
いかがでしたか?
意外と、こういう小さな病気から、大きな病気に発展していくもんですからまずはキチンと対応しましょうね。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月29日のサンデーイルネスでございます。
4月29日…。
元天皇誕生日で、今は何の日やった?
え〜、元みどりの日からの「昭和の日」でございます。
ややこしい…
で、「みどりの日」は5月4日にスライドしてますねん。
はな、今まで5月4日は何の日やったん?
ってなると、これは、祝日と祝日に挟まれた平日を、「国民の休日」って呼ぶ制度から「国民の休日」だったわけです。
メッチャややこしい。
何だか、この祝日に関することってここ数十年、アタフタしてる感が否めないですねぇ…。
そして、今上天皇の生前退位がきまって、また「天皇誕生日」が変わるわけですわ。
では、今の天皇誕生日は廃止されるんやろか…。
天皇陛下から退位されるとはいえ、まだご存命なわけですからなんか残してほしいなぁ…。
12月23日って休日だと嬉しくないですか?
クリスマス前でなんかめっちゃテンション上がる祝日やったんですけどねぇ…。
って、完全に脱線しましたが、今日はそんなGWの真っ只中、最近流行りのこの疾患を解説していきたいと思います。
その名は「睡眠時無呼吸症候群」でございます。
中には病気と考えていない人も多いと思いますが、これも放置すると色々問題の多い病気の一つです。
まずはキチンと理解しておきましょう。
ではまず無呼吸ってどういう状況かと言いますと10秒以上呼吸が止まってしまうことをさします。
睡眠中に、この無呼吸が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態を、睡眠時無呼吸症候群といいます。
まぁ、10秒程度なら呼吸が止まっていてもさほど問題はないですが、10秒以上ですから、酷い場合は数分止まることもあるそうです。
こうなると、生命の危機もありますので、注意が必要になってきます。
では、原因は何かってことですが、睡眠時無呼吸症候群や、ひどいいびきは、生活習慣病と深い関連があります。
扁桃肥大(へんとうひだい)は、その原因の約20%程度を占めています。
子どもでは扁桃肥大がいびきや睡眠時無呼吸の主原因ですが、大人でも扁桃肥大が原因でいびき、睡眠時無呼吸となることがあります。
一見したところ扁桃が大きくなくても、実際には肥大した扁桃が隠れて見えない場合があるため、耳鼻科での診察が必要です。
いびきや睡眠時無呼吸が、肥満と関係することはよく知られています。
しかし、肥満でなくてもいびき、睡眠時無呼吸の人がいます。
(1)肥満、(2)アルコールの飲用、(3)扁桃が大きい、(4)上向きでの睡眠、(5)下あごが小さい、(6)加齢、(7)鼻づまりなどの要因が関与しています。
アルコール摂取は、寝つきをよくしますが、筋弛緩(きんしかん)作用のために気道が狭くなり、睡眠時の呼吸障害をもたらします。
さらに気道を狭くする要因として、前述したように肥満があげられます。
肥満では外側に向かって太るだけでなく、内側(とくに舌根部(ぜっこんぶ))にも脂肪がつくため、気道が狭くなります。
睡眠時無呼吸は40代から増加してきます。これは、加齢により気道周囲の筋力や組織の弾力性が低下して気道がつぶれやすくなるからです。
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、こうした原因が単独または複合して、気道が極端に狭くなり、閉塞して換気ができなくなることで起こります。
睡眠時無呼吸症候群の症状としては、いびきと無呼吸がまずあげられます。
覚醒(かくせい)している時には、気道周囲の筋肉の緊張が保たれており、無呼吸になることはありませんが、眠ってしまうと緊張がなくなり、気道が閉塞(へいそく)して無呼吸になってしまうわけです。
換気ができなくなるため、寝息すら聞こえなくなります。
しかし、狭くなった気道を通して呼吸しようとするため、間断なく呼吸努力が続けられます。
そのうち、低酸素状態で苦しくなると覚醒反応が起こります。
覚醒すると、気道周囲の筋肉の緊張がもどるので呼吸が再開します。その換気の際にいびき音が発せられます。
無呼吸の時に、センサーを使って呼吸努力を測定すると、覚醒時の5〜10倍以上も苦しい呼吸になっています。いいかえると、運動しながら寝ているようなものです。
このため、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは寝汗をかきます。
また、口呼吸をするため、起床時に口内はからからに乾燥してしまいます。
その結果、起床時に疲労感があります。さらに、頻回に覚醒反応が起こると睡眠障害となるため、起床時の頭重感(ずじゅうかん)、日中の眠気などが出てきます。
このような睡眠中の呼吸障害が長期にわたり、無呼吸によるストレスのために交感神経緊張状態が長く続くと、高血圧や心疾患を合併する危険性が高くなります。
まぁ、何といっても睡眠と言う本来体力も気力も回復すべき時に、覚醒時より苦しい呼吸を行ってるなんて考えただけでもしんどい(笑)
当然、その疲労感から、色んな弊害が出てきます。
これは、二次的にかなり良くない事ですし、何といっても生活すべてのクオリティーが下がるわけですから、ある意味厄介な病気と言えるでしょう。
ですから、甘く見ないでキチンと対応することが大事と言えます。
睡眠時無呼吸症候群にはさまざまな原因があるので、個々に応じた治療が必要です。
代表的な治療法としては、減量、扁桃の手術、鼻の手術、鼻からマスクで空気を流すシーパップ(CPAP)、眠る時にマウスピースを装着するなどの方法があります。
これくらいのことと思いがちですが、これきっかけの高血圧や心疾患ということもあるわけで、決してほっとかないでくださいね。
まずは怪しいと感じたら、呼吸器内科、耳鼻咽喉科を受診して相談するようにしてみて下さい。
いかがでしたか?
意外と、こういう小さな病気から、大きな病気に発展していくもんですからまずはキチンと対応しましょうね。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院