2018年02月12日 [色々なこと]
(続)(続)(続)Voynich Manuscript(ヴォイニッチ手稿)
お疲れ様です。院長です。
2月12日の月曜日でございます。
本日は、昨日の「建国記念日」の振替休日ってことで、お休みとなってます。
1月は、正月休みがあり、2月は日数が少なくて、この2ヶ月はなかなか厳しい2ヶ月なんですが、お休みはお休みです。
いつもの如く、午前中はウダウダして、午後からジムへいき…
早めに飲酒して早めに寝ると。
そんな休日になろうかと思います。
昨日からの連休なんですが、昨日も午前中は、ウダウダして…
昼過ぎからジム、そして飲酒。
おそらく今日も、昨日と同じ今日を生きることでしょう(笑)
ってことで、そんな連休ですが、今日のネタはと言いますと…
このブログでも、過去に3回追いかけてます。
1回目が2016年9月8日、2回目が2017年9月18日、3回目が2017年9月28日…
そして、本日4回目、2018年2月12日でございます。
そのネタとは…
そう「ヴォイニッチ手稿」でございます。
これまでも様々な分野の科学者たちが解読を試みては、正しいだの間違えてるだのを繰り返し、未だ解明されていない、1912年にイタリアで発見されたこの古文書(写本)でございます。
世界で最も難解であり解読が難しいとされているこの手稿、昨年は、イギリスの歴史書研究家が一部の解読に成功したと発表しました。
ですが、その後すぐにその解釈は間違ってると、反論がでたりしてなかなか前に進んでおりません。
ここまでの経緯なりは、第1回目から読み返していただければ面白いかと思うんですが、そんな世界一、解読が難解といわれている「ヴォイニッチ手稿」に新しくチャレンジャーが現れました。
カナダ、アルバータ大学のコンピューター科学者、グレッグ・コンドラック博士なんですが、彼はなんと「AI」を用いて解読に取り掛かり、そして解読の手がかりを得たと発表しました。
なるほど…
暗号解読に近い要素の、このヴォイニッチ手稿解読には、AIのようなものの方が力を発揮できるのかもしれませんな。
そして、この博士、この手稿に綴られてる文字は、ヘブライ語である可能性が高いと発表したわけです。
そして…
「彼女は僧侶と家長と私と人々に進言した……」
これが、1400年代初頭に制作されたとされる不可解な中世の書、ヴォイニッチ手稿の書き出しだそうです。
おお。
まぁ、これはさらに日本語に訳してありますから、ちょっと言葉的に変ですがなにやら、文学的な匂いもしないでもない出だしじゃないですか…。
これは期待がもてるなぁ…
では、具体的にどのように解読していったのかを見てみると、最初のステップとして、言語を特定することだとコンドラック博士らは考えました。
そして、国連世界人権宣言を380種の言語に翻訳しました。
ここで、なんで国連世界人権宣言を教材にしたのか分かりませんが、この言語と、これに複雑な統計手法とアルゴリズムを組み合わせることで、最大97パーセントの精度で正しい言語を特定できるようになったそうなんです。
まぁ、AIの処理速度からするとこんなもんは簡単なことでしょう。
そして、同様の手法をヴォイニッチ手稿に応用した結果、その文字は「ヘブライ語」ではないかと推測されたそうなんです。
これがもしも、本当に正しいなら、世界的大発見ですよね。
言語が特定できれば、そこからの暗号解読になりますから、かなり絞れる結果になります。
そして、研究チームはヴォイニッチ手稿の暗号に着手します。
すると各単語の文字が並び替えられ、さらに母音も省略されていることが判明したんだそうです。
そして先ほどの一文
「彼女は僧侶と家長と私と人々に進言した……」
は、これらの結果を踏まえた上でアルゴリズムが解析した文章というわけです。
また、1節の中の最初の72単語は、「農民」「光」「空気」「炎」といったもので、薬草に関連することを連想させる内容だという事です。
ヴォイニッチ手稿は、炭素年代測定によって1400年代初頭に制作されたとされています。
過去には、女性の健康について記したものという説が、最も強かったですが、未知の言語に加え、謎の暗号らしきものまで散りばめられているため、確かなことはまったく不明でした。
この手稿には読めない文字のほか、植物、星、惑星、沐浴する女性といったイラストが数多く描かれています。
ここのまとめサイトに、たくさんイラストが掲載されてたので、許可は得てませんがリンク貼らせていただきました(笑)
このイラストの植物は、一般的なものも描かれていますが、まったく知られていないものもあります。
星図も同様、十二宮星座のような見慣れたものから、地球から見上げる夜空とはまるで似通っていないものまであるんですよね。
また沐浴する裸婦も、これって、本当は何をしているのかよくわかりませんよねぇ…。
こういったイラストたちにも、何らかの意味が必ずあるわけで、これらもAIの力なら、ひょっとしたら解読できるのかも…
これまで、少なくとも8人が解読に成功したと主張してきましたが、いずれも誤りであることが後になって明らかになっています。
ヴォイニッチ手稿に記載された言語についても、今までは、ラテン語の一種からシナ・チベット語族語といくつか候補が挙げられてきていました。
今回の「ヘブライ語」が正しいかどうか、まだ確実なわけではありませんが、もうそろそろ確定しそうな雰囲気ぢゃね?
しかし翻訳は、ヴォイニッチ手稿をコンピューターに読み取らせればそれで済むという単純なものではもちろんありません。
それをきちんと読めるようにするためには、構文を理解し、単語の意図を把握せねばなりませんし、それにはやはり人間の手が必要となるでしょう。
でも、今回は…
ほんとに期待できそう(笑)
去年の9月に解読か?!って情報が世に出た時は、わずか10日後には、それはおかしいって批判の記事が出まくりました(笑)
さて、今回はどうなりますやら…
では、最後に今回もこの「ヴォイニッチ手稿」の全ページを無料で閲覧、ダウンロードできるページがあるので紹介ときます。
バイネッケ稀少図書・書簡図書館のページで、ここで「Export as PDF」というボタンを押し、現れた「Entire Set」という表示をクリックすると、ヴォイニッチ手稿のフルカラーPDFのページが表示されます。(ダウンロードは上部のボタンを押す。容量は100MB)
このネタに関しては、もちろんこれからも追っていきますんで、期待しといてください。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月12日の月曜日でございます。
本日は、昨日の「建国記念日」の振替休日ってことで、お休みとなってます。
1月は、正月休みがあり、2月は日数が少なくて、この2ヶ月はなかなか厳しい2ヶ月なんですが、お休みはお休みです。
いつもの如く、午前中はウダウダして、午後からジムへいき…
早めに飲酒して早めに寝ると。
そんな休日になろうかと思います。
昨日からの連休なんですが、昨日も午前中は、ウダウダして…
昼過ぎからジム、そして飲酒。
おそらく今日も、昨日と同じ今日を生きることでしょう(笑)
ってことで、そんな連休ですが、今日のネタはと言いますと…
このブログでも、過去に3回追いかけてます。
1回目が2016年9月8日、2回目が2017年9月18日、3回目が2017年9月28日…
そして、本日4回目、2018年2月12日でございます。
そのネタとは…
そう「ヴォイニッチ手稿」でございます。
これまでも様々な分野の科学者たちが解読を試みては、正しいだの間違えてるだのを繰り返し、未だ解明されていない、1912年にイタリアで発見されたこの古文書(写本)でございます。
世界で最も難解であり解読が難しいとされているこの手稿、昨年は、イギリスの歴史書研究家が一部の解読に成功したと発表しました。
ですが、その後すぐにその解釈は間違ってると、反論がでたりしてなかなか前に進んでおりません。
ここまでの経緯なりは、第1回目から読み返していただければ面白いかと思うんですが、そんな世界一、解読が難解といわれている「ヴォイニッチ手稿」に新しくチャレンジャーが現れました。
カナダ、アルバータ大学のコンピューター科学者、グレッグ・コンドラック博士なんですが、彼はなんと「AI」を用いて解読に取り掛かり、そして解読の手がかりを得たと発表しました。
なるほど…
暗号解読に近い要素の、このヴォイニッチ手稿解読には、AIのようなものの方が力を発揮できるのかもしれませんな。
そして、この博士、この手稿に綴られてる文字は、ヘブライ語である可能性が高いと発表したわけです。
そして…
「彼女は僧侶と家長と私と人々に進言した……」
これが、1400年代初頭に制作されたとされる不可解な中世の書、ヴォイニッチ手稿の書き出しだそうです。
おお。
まぁ、これはさらに日本語に訳してありますから、ちょっと言葉的に変ですがなにやら、文学的な匂いもしないでもない出だしじゃないですか…。
これは期待がもてるなぁ…
では、具体的にどのように解読していったのかを見てみると、最初のステップとして、言語を特定することだとコンドラック博士らは考えました。
そして、国連世界人権宣言を380種の言語に翻訳しました。
ここで、なんで国連世界人権宣言を教材にしたのか分かりませんが、この言語と、これに複雑な統計手法とアルゴリズムを組み合わせることで、最大97パーセントの精度で正しい言語を特定できるようになったそうなんです。
まぁ、AIの処理速度からするとこんなもんは簡単なことでしょう。
そして、同様の手法をヴォイニッチ手稿に応用した結果、その文字は「ヘブライ語」ではないかと推測されたそうなんです。
これがもしも、本当に正しいなら、世界的大発見ですよね。
言語が特定できれば、そこからの暗号解読になりますから、かなり絞れる結果になります。
そして、研究チームはヴォイニッチ手稿の暗号に着手します。
すると各単語の文字が並び替えられ、さらに母音も省略されていることが判明したんだそうです。
そして先ほどの一文
「彼女は僧侶と家長と私と人々に進言した……」
は、これらの結果を踏まえた上でアルゴリズムが解析した文章というわけです。
また、1節の中の最初の72単語は、「農民」「光」「空気」「炎」といったもので、薬草に関連することを連想させる内容だという事です。
ヴォイニッチ手稿は、炭素年代測定によって1400年代初頭に制作されたとされています。
過去には、女性の健康について記したものという説が、最も強かったですが、未知の言語に加え、謎の暗号らしきものまで散りばめられているため、確かなことはまったく不明でした。
この手稿には読めない文字のほか、植物、星、惑星、沐浴する女性といったイラストが数多く描かれています。
ここのまとめサイトに、たくさんイラストが掲載されてたので、許可は得てませんがリンク貼らせていただきました(笑)
このイラストの植物は、一般的なものも描かれていますが、まったく知られていないものもあります。
星図も同様、十二宮星座のような見慣れたものから、地球から見上げる夜空とはまるで似通っていないものまであるんですよね。
また沐浴する裸婦も、これって、本当は何をしているのかよくわかりませんよねぇ…。
こういったイラストたちにも、何らかの意味が必ずあるわけで、これらもAIの力なら、ひょっとしたら解読できるのかも…
これまで、少なくとも8人が解読に成功したと主張してきましたが、いずれも誤りであることが後になって明らかになっています。
ヴォイニッチ手稿に記載された言語についても、今までは、ラテン語の一種からシナ・チベット語族語といくつか候補が挙げられてきていました。
今回の「ヘブライ語」が正しいかどうか、まだ確実なわけではありませんが、もうそろそろ確定しそうな雰囲気ぢゃね?
しかし翻訳は、ヴォイニッチ手稿をコンピューターに読み取らせればそれで済むという単純なものではもちろんありません。
それをきちんと読めるようにするためには、構文を理解し、単語の意図を把握せねばなりませんし、それにはやはり人間の手が必要となるでしょう。
でも、今回は…
ほんとに期待できそう(笑)
去年の9月に解読か?!って情報が世に出た時は、わずか10日後には、それはおかしいって批判の記事が出まくりました(笑)
さて、今回はどうなりますやら…
では、最後に今回もこの「ヴォイニッチ手稿」の全ページを無料で閲覧、ダウンロードできるページがあるので紹介ときます。
バイネッケ稀少図書・書簡図書館のページで、ここで「Export as PDF」というボタンを押し、現れた「Entire Set」という表示をクリックすると、ヴォイニッチ手稿のフルカラーPDFのページが表示されます。(ダウンロードは上部のボタンを押す。容量は100MB)
このネタに関しては、もちろんこれからも追っていきますんで、期待しといてください。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院