2018年01月29日 [色々なこと]
トライポフォビア再び
お疲れ様です。院長です。
1月29日の月曜日でございます。 さぁ、月末がやってきますねぇ…。
わたくし院長は、毎月この時期には何となく眠りが浅くなり、夢にまで計算が出てきます(笑)
それを「支払い恐怖症」と呼んでます〜ってこの入り…
実は、去年の9月の末にも同じ事を書いてます。
で、この時のブログで「トライポフォビア」と呼ばれる「集合体恐怖症」についてお話したんよね。
集合体恐怖症…
つまり、小さな穴や突起の集まりにゾワっとするヤツですね。
蓮やハチの巣、タコの吸盤すらも見ていられずに、恐怖感を抱いてしまうってヤツでした。
過去の研究によると16%の人がトライポフォビアであるという研究結果があったり、男性は10人に1人、女性は5人に1人がトライポフォビアであるという報告もあったりします。
で、今日のお話的には、このトライポフォビア、専門家に言わすと、恐怖症でも何でもないって発表があったんですよね。
恐怖というよりは人間の嫌悪感に根ざしており、当然の現象なのだということです。
トライポフォビアはあまり理解されていない症状で、「精神障害の統計と診断マニュアル」にも記載されていません。
そこで米エモリー大学の研究者は、穴の集合に対する恐怖反応を研究することにしました。
瞳の不随意運動である瞳孔反射を調査したところ、恐怖に伴う反応というよりも、嫌悪感に伴うそれに近いことが判明したそうです。
かつての研究では、ヘビやヒョウモンダコなど、危険な動物が持つ斑点模様と関係があるのではと推測されてました。
その後、無数の穴や突起物の集合体は、疫病や感染症、腐敗による皮膚の斑点などの肉体的症状に似ているから忌避反応を起こすという仮説も提唱されてました。
まぁ、ヘビやヒョウモンダコって言われても、そいつらの模様は逆に連想できませんが、何となく腐敗や、皮膚の斑点っていう肉体的症状からの拒否反応ってのは分かりますよねぇ…。
今回の研究者は、「人は驚くほど視覚に依存している」と語っています。
例え低レベルの視覚特性であっても、そこには多くの重要な情報を含まれています。
例えば草むらの中のヘビの模様のような視覚的ヒントから人は咄嗟に危険を察知することができるってわけですよ。
危険な生物の写真を用いる手法は、恐怖反応を測定する上で一般的かつ有効なものです。
今回の研究では、学生を41名と44名のグループに分けて、60枚の写真で実験されました。
写真のうち、20枚は危険なクモやヘビなどの動物、20枚は蓮の花托のようなトライポフォビアを引き起こすもの、20枚は無害な動物やコーヒー豆、あるいは高コントラストの反復パターンのような対照群としての写真でした。
最後の反復パターンは、高コントラスト反復パターンがトライポフォビアの原因になることが多い一方、チェック模様のような「中立画像」はそうした反応を引き起こさないことが知られているために採用されたものです。
実験の結果、危険な動物の写真については、被験者の瞳孔が散大するという反応が確認されました。
まぁ瞳孔が散大するって現象は、恐怖とか驚きとかの反応ですわな。
一方、トライポフォビアを引き起こす写真については、瞳孔が縮小し、嫌悪感による瞳孔反射であることが窺えたそうです。
この瞳孔縮小とは、当然、瞳孔散大の真逆の反応なわけで、まぁ近くを凝視したりする時におこりますので、どちらかというと怒りの反応に近いよね。
研究者によれば、恐怖を伴う逃走反応と違い、嫌悪反応では心拍や呼吸がゆっくりになるそうです。
これは警戒を示しており、また病原菌への暴露を最小限にする試みであるとも推測されるそうなんです。
トライポフォビアが人間の本能的嫌悪感によるものであるとすれば、その程度の大小はあれど、これまで考えられている以上に多くの人にこの症状があるはずです。
逆に言うと、「集合体」に対して、何も感じない場合、生物として警戒心に問題があるってことになるもんね。
まぁ、恐怖症と呼ぶのかどうかは大した問題ではないとは思いますが、こんな事でも、結論が出るよう研究しちゃう科学者さん達こそ、なんか病んでる気もするけど(笑)
わたしは最近、目がチカチカするため、ボーダー柄の服を着た患者さんが苦手なんですけど、これは目力が弱ったせいか?
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月29日の月曜日でございます。 さぁ、月末がやってきますねぇ…。
わたくし院長は、毎月この時期には何となく眠りが浅くなり、夢にまで計算が出てきます(笑)
それを「支払い恐怖症」と呼んでます〜ってこの入り…
実は、去年の9月の末にも同じ事を書いてます。
で、この時のブログで「トライポフォビア」と呼ばれる「集合体恐怖症」についてお話したんよね。
集合体恐怖症…
つまり、小さな穴や突起の集まりにゾワっとするヤツですね。
蓮やハチの巣、タコの吸盤すらも見ていられずに、恐怖感を抱いてしまうってヤツでした。
過去の研究によると16%の人がトライポフォビアであるという研究結果があったり、男性は10人に1人、女性は5人に1人がトライポフォビアであるという報告もあったりします。
で、今日のお話的には、このトライポフォビア、専門家に言わすと、恐怖症でも何でもないって発表があったんですよね。
恐怖というよりは人間の嫌悪感に根ざしており、当然の現象なのだということです。
トライポフォビアはあまり理解されていない症状で、「精神障害の統計と診断マニュアル」にも記載されていません。
そこで米エモリー大学の研究者は、穴の集合に対する恐怖反応を研究することにしました。
瞳の不随意運動である瞳孔反射を調査したところ、恐怖に伴う反応というよりも、嫌悪感に伴うそれに近いことが判明したそうです。
かつての研究では、ヘビやヒョウモンダコなど、危険な動物が持つ斑点模様と関係があるのではと推測されてました。
その後、無数の穴や突起物の集合体は、疫病や感染症、腐敗による皮膚の斑点などの肉体的症状に似ているから忌避反応を起こすという仮説も提唱されてました。
まぁ、ヘビやヒョウモンダコって言われても、そいつらの模様は逆に連想できませんが、何となく腐敗や、皮膚の斑点っていう肉体的症状からの拒否反応ってのは分かりますよねぇ…。
今回の研究者は、「人は驚くほど視覚に依存している」と語っています。
例え低レベルの視覚特性であっても、そこには多くの重要な情報を含まれています。
例えば草むらの中のヘビの模様のような視覚的ヒントから人は咄嗟に危険を察知することができるってわけですよ。
危険な生物の写真を用いる手法は、恐怖反応を測定する上で一般的かつ有効なものです。
今回の研究では、学生を41名と44名のグループに分けて、60枚の写真で実験されました。
写真のうち、20枚は危険なクモやヘビなどの動物、20枚は蓮の花托のようなトライポフォビアを引き起こすもの、20枚は無害な動物やコーヒー豆、あるいは高コントラストの反復パターンのような対照群としての写真でした。
最後の反復パターンは、高コントラスト反復パターンがトライポフォビアの原因になることが多い一方、チェック模様のような「中立画像」はそうした反応を引き起こさないことが知られているために採用されたものです。
実験の結果、危険な動物の写真については、被験者の瞳孔が散大するという反応が確認されました。
まぁ瞳孔が散大するって現象は、恐怖とか驚きとかの反応ですわな。
一方、トライポフォビアを引き起こす写真については、瞳孔が縮小し、嫌悪感による瞳孔反射であることが窺えたそうです。
この瞳孔縮小とは、当然、瞳孔散大の真逆の反応なわけで、まぁ近くを凝視したりする時におこりますので、どちらかというと怒りの反応に近いよね。
研究者によれば、恐怖を伴う逃走反応と違い、嫌悪反応では心拍や呼吸がゆっくりになるそうです。
これは警戒を示しており、また病原菌への暴露を最小限にする試みであるとも推測されるそうなんです。
トライポフォビアが人間の本能的嫌悪感によるものであるとすれば、その程度の大小はあれど、これまで考えられている以上に多くの人にこの症状があるはずです。
逆に言うと、「集合体」に対して、何も感じない場合、生物として警戒心に問題があるってことになるもんね。
まぁ、恐怖症と呼ぶのかどうかは大した問題ではないとは思いますが、こんな事でも、結論が出るよう研究しちゃう科学者さん達こそ、なんか病んでる気もするけど(笑)
わたしは最近、目がチカチカするため、ボーダー柄の服を着た患者さんが苦手なんですけど、これは目力が弱ったせいか?
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院