2017年05月29日 [色々なこと]
ビートルジュース(ベテルギウス)×3
お疲れ様です。院長です。
5月29日の月曜日でございます。
昨日も今日も良い天気過ぎて、梅雨前って事を忘れてしまいそう…
今年は平年より、梅雨入りも遅いらしいですが、ま、それでも来週には梅雨入りでしょうね。
そしてそれを乗り切ったら、暑い熱い厚い夏(笑)
そんな夏前にピッタリな寒い話でもいってみましょう。
寒い話と言えば、いつもすべり気味の天体ネタでございます。
天体ネタ…
大体、寒く終わってるよね〜(^^;
でも、今日のは自信ある(笑)
寒いと言えば冬ですが、冬の南東の空に現れる「冬の第三角形」をみなさん、ご存知?
え?星座ですやん。星座(笑)
で、その一角を成す「ベテルギウス」の名は、天体に興味がない人でも一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか…。
天空に一際明るく輝くベテルギウスですが、実は我々の知らない間に消滅してしまっているかもしれない、という話があるんですってよ。
ベテルギウスは太陽の900倍の大きさ、20倍の質量を持つ赤色超巨星で、地球から642光年離れているものの、太陽の10万倍明るいため肉眼で観測することができるわけです。
はい。ちょっと待ってね。
まず、太陽の900倍の大きさで、地球から623光年離れてるのに太陽の10万倍明るいから肉眼で観測できるって言われてもなぁ…。
太陽ってのがまぁまぁ大きいイメージあると思いますけど、その900倍なわけですよ。
でも、623光年離れてるからねぇ…
因みに1/900の大きさの太陽ですが、距離は地球から約1億4960万kmしか離れてません。
しかって言い方も変ですが、ベテルギウスは623光年ですから、もう単位が違う(笑)
因みに単位を合わせると、地球〜太陽間は0.00001581光年なんで、めっちゃ近くです。
って脱線しましたが、この両者、約100億年の寿命と言われる太陽に対し、質量が大きく、核融合反応が激しいベテルギウスの寿命は僅か1000万年ほどといわれています。
しかもその寿命が、99.9%尽きており、いつ超新星爆発(質量の大きな星が恒星進化の最終段階に達して起きる大爆発。この爆発により突然明るさを増す現象、またはその輝きが観測されたものを超新星という。)を起こしてもおかしくない状況にあるって話なんですよ。
で、さらに今まさに見えているベテルギウスの光は642光年の距離があるわけですから、642年前の光ってことで、時間差で観測できないだけで、すでに消滅してしまっている可能性まであるって話。
今見える光が、642年前の光って感覚が、もはや難しいんですが、さっきの太陽との比較で言うと、今見えてる太陽光線は、約8分前の光位のもんです。
こう書くと距離感掴めやすいかな。8分と、642年…
分と年って(笑)単位おかしいけど…
合わせたかったら、8に対し642×365×24×60かな。計算は自分でしなはれ。
で、話を戻しベテルギウスが超新星爆発を起こした場合、地球もただでは済まない恐れがあるらしんです。
それは、超新星爆発の際にガンマ線バースト、特に数千光年先まで届くといわれる「ロング・ガンマ線バースト」ってのが放出されるって話なんですよね。
このガンマ線バーストをここで解説すると、1回分のブログでも終わらなそうなんでこちらで詳しく勉強してもらうとして、イメージ的に爆発の爆風が、数千光年先まで届く的なイメージで読み進めて下さい。
これは、はるか彼方から射撃を試みるスナイパーのようなもので、宇宙空間はいつどこからガンマ線バーストに“撃たれる”のかわからないというスリリングな状況にあるってことなんですよ。
ベテルギウスの自転は地球から20度ずれているため直撃することはほぼないと見積もられていますが、超新星爆発時の衝撃で自転軸が変化しないとも限らず、正確な予想は困難なんやてさ。
もしもガンマ線バーストが直撃してしまったら、地球環境を有害な紫外線などから守っているオゾン層が破壊され、電子機器が壊滅的被害を受けるのみならず、人間をはじめとした生物も遺伝子が損傷し、がんや染色体異常が多発することになると、学者たちは申しておるよ。
また米有名雑誌「Forbes」オンライン版によると、ガンマ線バーストの直撃を免れたとしても、ベテルギウスの超新星爆発は我々が慣れ親しんだ天体の相貌をガラッと変えてしまう恐れまであるそうだ。
これまでにも天の川銀河内での超新星爆発は複数回に渡って起こっており、日中でもその光が観測できたというが、ベテルギウスは比較的地球に近いため、これまでとは比較にならないほど明るく輝くという話です。
もともとペテルギウスは、肉眼での星の明るさを表す視等級が0.42(数値が小さいほど明るい)と極めて明るいが、超新星爆発の際にはマイナス11等級を超え、マイナス10等級前後の半月にも勝ると予想されているんだって。
つまり、満月(マイナス12.7等級)に次いで夜空で2番目に明るくなるということかな?
さらに、数年かけ徐々に減光していくため、肉眼で見えなくなるまで1年以上にわたり継続して輝き続けるっていうから、どんだけの爆発やねんって感じやね。
ベテルギウスが現在どういう状態にあるかは誰にも分かりませんが、もしかしたら今年の冬にはもう今までと同じ夜空を観測することはできなくなるかもしれないってお話でした。
どう?
いつもの天体ネタより面白かったやろ?
とまぁ、天体レベルで物事を考えると、今いる自分の事なんか、ほんまにどうでも良い事のように感じちゃうから不思議です(笑)
そんな事を思いながら、今日も地球の片隅で頑張ろか(笑)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月29日の月曜日でございます。
昨日も今日も良い天気過ぎて、梅雨前って事を忘れてしまいそう…
今年は平年より、梅雨入りも遅いらしいですが、ま、それでも来週には梅雨入りでしょうね。
そしてそれを乗り切ったら、暑い熱い厚い夏(笑)
そんな夏前にピッタリな寒い話でもいってみましょう。
寒い話と言えば、いつもすべり気味の天体ネタでございます。
天体ネタ…
大体、寒く終わってるよね〜(^^;
でも、今日のは自信ある(笑)
寒いと言えば冬ですが、冬の南東の空に現れる「冬の第三角形」をみなさん、ご存知?
え?星座ですやん。星座(笑)
で、その一角を成す「ベテルギウス」の名は、天体に興味がない人でも一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか…。
天空に一際明るく輝くベテルギウスですが、実は我々の知らない間に消滅してしまっているかもしれない、という話があるんですってよ。
ベテルギウスは太陽の900倍の大きさ、20倍の質量を持つ赤色超巨星で、地球から642光年離れているものの、太陽の10万倍明るいため肉眼で観測することができるわけです。
はい。ちょっと待ってね。
まず、太陽の900倍の大きさで、地球から623光年離れてるのに太陽の10万倍明るいから肉眼で観測できるって言われてもなぁ…。
太陽ってのがまぁまぁ大きいイメージあると思いますけど、その900倍なわけですよ。
でも、623光年離れてるからねぇ…
因みに1/900の大きさの太陽ですが、距離は地球から約1億4960万kmしか離れてません。
しかって言い方も変ですが、ベテルギウスは623光年ですから、もう単位が違う(笑)
因みに単位を合わせると、地球〜太陽間は0.00001581光年なんで、めっちゃ近くです。
って脱線しましたが、この両者、約100億年の寿命と言われる太陽に対し、質量が大きく、核融合反応が激しいベテルギウスの寿命は僅か1000万年ほどといわれています。
しかもその寿命が、99.9%尽きており、いつ超新星爆発(質量の大きな星が恒星進化の最終段階に達して起きる大爆発。この爆発により突然明るさを増す現象、またはその輝きが観測されたものを超新星という。)を起こしてもおかしくない状況にあるって話なんですよ。
で、さらに今まさに見えているベテルギウスの光は642光年の距離があるわけですから、642年前の光ってことで、時間差で観測できないだけで、すでに消滅してしまっている可能性まであるって話。
今見える光が、642年前の光って感覚が、もはや難しいんですが、さっきの太陽との比較で言うと、今見えてる太陽光線は、約8分前の光位のもんです。
こう書くと距離感掴めやすいかな。8分と、642年…
分と年って(笑)単位おかしいけど…
合わせたかったら、8に対し642×365×24×60かな。計算は自分でしなはれ。
で、話を戻しベテルギウスが超新星爆発を起こした場合、地球もただでは済まない恐れがあるらしんです。
それは、超新星爆発の際にガンマ線バースト、特に数千光年先まで届くといわれる「ロング・ガンマ線バースト」ってのが放出されるって話なんですよね。
このガンマ線バーストをここで解説すると、1回分のブログでも終わらなそうなんでこちらで詳しく勉強してもらうとして、イメージ的に爆発の爆風が、数千光年先まで届く的なイメージで読み進めて下さい。
これは、はるか彼方から射撃を試みるスナイパーのようなもので、宇宙空間はいつどこからガンマ線バーストに“撃たれる”のかわからないというスリリングな状況にあるってことなんですよ。
ベテルギウスの自転は地球から20度ずれているため直撃することはほぼないと見積もられていますが、超新星爆発時の衝撃で自転軸が変化しないとも限らず、正確な予想は困難なんやてさ。
もしもガンマ線バーストが直撃してしまったら、地球環境を有害な紫外線などから守っているオゾン層が破壊され、電子機器が壊滅的被害を受けるのみならず、人間をはじめとした生物も遺伝子が損傷し、がんや染色体異常が多発することになると、学者たちは申しておるよ。
また米有名雑誌「Forbes」オンライン版によると、ガンマ線バーストの直撃を免れたとしても、ベテルギウスの超新星爆発は我々が慣れ親しんだ天体の相貌をガラッと変えてしまう恐れまであるそうだ。
これまでにも天の川銀河内での超新星爆発は複数回に渡って起こっており、日中でもその光が観測できたというが、ベテルギウスは比較的地球に近いため、これまでとは比較にならないほど明るく輝くという話です。
もともとペテルギウスは、肉眼での星の明るさを表す視等級が0.42(数値が小さいほど明るい)と極めて明るいが、超新星爆発の際にはマイナス11等級を超え、マイナス10等級前後の半月にも勝ると予想されているんだって。
つまり、満月(マイナス12.7等級)に次いで夜空で2番目に明るくなるということかな?
さらに、数年かけ徐々に減光していくため、肉眼で見えなくなるまで1年以上にわたり継続して輝き続けるっていうから、どんだけの爆発やねんって感じやね。
ベテルギウスが現在どういう状態にあるかは誰にも分かりませんが、もしかしたら今年の冬にはもう今までと同じ夜空を観測することはできなくなるかもしれないってお話でした。
どう?
いつもの天体ネタより面白かったやろ?
とまぁ、天体レベルで物事を考えると、今いる自分の事なんか、ほんまにどうでも良い事のように感じちゃうから不思議です(笑)
そんな事を思いながら、今日も地球の片隅で頑張ろか(笑)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院