2017年05月16日 [色々なこと]
あり?
お疲れ様です。院長です。
5月16日火曜日です。
さぁさぁ5月も後半戦に突入です。
暖かいというより、昼間は暑い日が出てきて、このまま梅雨&なっちゃんに突入かぁぁ?
この時期は何となく身体の調子が優れなくなりますから、みなさん注意が必要ですよね。
てな感じで、今日のネタに入っていくわけですが今日は「人間」の本質に迫るドキュメンタリー(笑)
人間だもの。ってやつ。
人間は他人を騙す。しかもけっこう頻繁に。
大なり小なり、善悪(騙す事全てが悪いわけではないという意味ね)は別にして、人は人を騙すもの。
こうした人を欺く行為をやめさせるために、法律や道徳規範などのシステムやルールがあったりするわけですが、騙す人が絶滅することはありません。
最近、スイス、チューリッヒ大学の研究者がこんな研究結果を発表しました。
それは非侵襲(生体を傷つけない)で脳刺激を施すだけで正直な人間になれるというもの…。
なんか、ヤバそう(笑)
わたしの中では、ロボトミーとか時計じかけのオレンジとかしか思い浮かびませんが…(^^;
ただし例外もあるそうですが…
チューリッヒ大学、神経経済学・決断神経科学教授のクリスチャン・ラフ率いる研究チームは、相手を騙そうと考えているときの脳に電極を取りつけました。
すると、特定の脳細胞に刺激を与えることで、より公明正大な行動をとる傾向があることがわかったんだそう…。
ただしそれは、騙していることに罪悪感がある人にだけ効果があり、人を騙すことをなんとも思わない人には有効でないこともわかったらしいんです。
なるほどね。
これは結構大きいよね。
騙す事に罪の意識がない人の場合、自分が騙してるという認識すら欠如している場合が見られます。
これも精神学的に説明のつくもので、嘘を考えてる時点で、それが本当の事だと思ってしまう(または思いこんでしまう)らしいんですね。
こうなると、いわゆる「嘘発見器」にも全く引っかかりませんし、本人は至って冷静です。
なにせ、真実を訴えてるだけですから…
では内容ですが、研究チームはまずサイコロ投げの実験を行いました。
実験に参加した156人の大学生たちに、1回サイコロをふるごとに五分五分の確率で賞金がもらえると説明します。
被験者は最大10回の賞金を稼ぐことができる可能性があると説明します。
彼らは平均して3分の2以上の確率で勝てる組み合わせの目を出したそうです。
だが統計的にはありえない確率で、結果的に約8%の被験者が可能な限りずるをしていたことがわかったそうです。
つまり、騙して賞金を得ようと企んだ人間が8%は存在するという事ですな。
そこで次に、被験者のやる気に関わる脳の部位を刺激したところ、被験者は正直に行動する方を選び、相手を騙す傾向が少なくなったというわけです。
その結果、サイコロをふって勝てる平均確率は58%に落ちました。それでもまだありえない数字といえなくはないですが、それほど嘘をつかなくなったことは確かなようです。
だが相変わらず相手を騙そうとした人の割合は8%からそれほど変わらず、脳へのこうした刺激がすべての人に同じように作用するわけではないことがわかったわけです。
ここからわかったことは、騙す行為を減らす脳への刺激は、おもにモラルの葛藤に少しでも苦しんだ被験者に効果があると…
しかし、稼ぎを最大にする事に夢中になってしまった被験者にはそれほど影響を与えなかったということですな。
そして、この156人に行ったもうひとつの実験では、被験者本人だけでなく、匿名の他人にも金が入る仕組みのゲームを行ったそうです。
このシナリオでも、人はやはり詐欺行為を頻繁に行うんだって…。
おもしろいことに、この場合は脳に刺激を与えても不正は減らなかったそうです。
他人の為という大義名分があるため、私欲ではないと自分に思い込まることができるからとかんがえられるそう。
んん〜…
どこかの誰かが儲かるわけだから、それは悪い事ではないというような思考が働くわけなんでしょうか…
・電気刺激を与えることで不正を減らすことはできる。
・だがモラルのない人には効かない
・大義名分があれば無効
この研究結果は、不正を抑制する上である程度の効果が見込めるかもしれません。
正直さに影響を与える神経プロセスは確実に存在します。
少なくとも自分の不正行為に罪悪感を抱く人なら、脳に刺激を与えることでそれを是正することができることはある程度証明されたようですから…。
ですが、不正行為にまったく罪悪感を抱かない人には効果がありません。また「人の為」という大義名分が加わると不正行為を自己肯定してしまうってのも厄介な話ですな。
おそらくここに大衆心理というのも加わってきます。
「みんなやってるのだろう」というやつやね。
結局「人間はそういう風にできている」ということなのでしょうか…。
これは、確かにそうなのかもしれません。
つまり、一定数の「悪」は必ず存在し、そのおかげで成り立ってるものもあるのかもしれないって事ですね。
よく例に出てくるので結構有名な話で、働きアリの法則ってのはご存知ですかね?
アリの巣の中でメッチャ働いてるのが2で、ボチボチ働いてるのが6。
で最後の2は全く働いてないっていう割合ね。2:6:2の法則なんですが、ここからが面白いんです。
この2:6:2ですが、例えばこの中のメッチャ働く最初の2割のアリだけ外に出し、新たに巣作りさせると、また同じく2:6:2に分かれてしまうんです。
で、後の6でも最悪の2でも結果は同じく、その中で2:6:2の割合で2割は全く働かない(嘘をつく)アリが存在するわけです。
結局人間社会でも、こういうことなのかなぁと…
だって想像できます?
悪人が全くいない世界なんて…
もし、そうなったらわたしはきっと悪い事し放題やんって思ってしまいます(笑)
だってみんな善人なんですから騙し放題やもんね。
って考える人が、今悪人かと言うと、決してそうじゃないわけです。
ですから、結局その割合とか環境で、必ず必要悪(必要ないかもしれませんが(笑))は存在してくるって事ですね。
てことで、最初の「脳」の話からえらい脱線してフィニッシュしようとしてますが、今日のテーマとして人はみんな本質は同じってこと。
ま、わたしの個人的な見解ですが、環境によって悪人にも善人にもなれちゃう人が6割以上、つまり過半数を占めてるって事。
そして、2割の根っからのワルも、その根っからのワルだけのコミュニティーに参加すれば、また2:6:2で善人(あくまでその中の基準での善ね)が生まれるわけです。
ですから、自分自身をしっかり持つ。
これが本当に大事なんじゃないですかね。
真夜中のだれもいない道なら、信号無視しちゃうよぉ〜って人は、多分環境によって、他でも信号無視しちゃうでしょ(笑)
ですから、どんな時も自分の信じたことを貫くと…
環境に流されない自分でいたいもんですね。
何か意図してた終わりと違うけど、何となく締まったからええか(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月16日火曜日です。
さぁさぁ5月も後半戦に突入です。
暖かいというより、昼間は暑い日が出てきて、このまま梅雨&なっちゃんに突入かぁぁ?
この時期は何となく身体の調子が優れなくなりますから、みなさん注意が必要ですよね。
てな感じで、今日のネタに入っていくわけですが今日は「人間」の本質に迫るドキュメンタリー(笑)
人間だもの。ってやつ。
人間は他人を騙す。しかもけっこう頻繁に。
大なり小なり、善悪(騙す事全てが悪いわけではないという意味ね)は別にして、人は人を騙すもの。
こうした人を欺く行為をやめさせるために、法律や道徳規範などのシステムやルールがあったりするわけですが、騙す人が絶滅することはありません。
最近、スイス、チューリッヒ大学の研究者がこんな研究結果を発表しました。
それは非侵襲(生体を傷つけない)で脳刺激を施すだけで正直な人間になれるというもの…。
なんか、ヤバそう(笑)
わたしの中では、ロボトミーとか時計じかけのオレンジとかしか思い浮かびませんが…(^^;
ただし例外もあるそうですが…
チューリッヒ大学、神経経済学・決断神経科学教授のクリスチャン・ラフ率いる研究チームは、相手を騙そうと考えているときの脳に電極を取りつけました。
すると、特定の脳細胞に刺激を与えることで、より公明正大な行動をとる傾向があることがわかったんだそう…。
ただしそれは、騙していることに罪悪感がある人にだけ効果があり、人を騙すことをなんとも思わない人には有効でないこともわかったらしいんです。
なるほどね。
これは結構大きいよね。
騙す事に罪の意識がない人の場合、自分が騙してるという認識すら欠如している場合が見られます。
これも精神学的に説明のつくもので、嘘を考えてる時点で、それが本当の事だと思ってしまう(または思いこんでしまう)らしいんですね。
こうなると、いわゆる「嘘発見器」にも全く引っかかりませんし、本人は至って冷静です。
なにせ、真実を訴えてるだけですから…
では内容ですが、研究チームはまずサイコロ投げの実験を行いました。
実験に参加した156人の大学生たちに、1回サイコロをふるごとに五分五分の確率で賞金がもらえると説明します。
被験者は最大10回の賞金を稼ぐことができる可能性があると説明します。
彼らは平均して3分の2以上の確率で勝てる組み合わせの目を出したそうです。
だが統計的にはありえない確率で、結果的に約8%の被験者が可能な限りずるをしていたことがわかったそうです。
つまり、騙して賞金を得ようと企んだ人間が8%は存在するという事ですな。
そこで次に、被験者のやる気に関わる脳の部位を刺激したところ、被験者は正直に行動する方を選び、相手を騙す傾向が少なくなったというわけです。
その結果、サイコロをふって勝てる平均確率は58%に落ちました。それでもまだありえない数字といえなくはないですが、それほど嘘をつかなくなったことは確かなようです。
だが相変わらず相手を騙そうとした人の割合は8%からそれほど変わらず、脳へのこうした刺激がすべての人に同じように作用するわけではないことがわかったわけです。
ここからわかったことは、騙す行為を減らす脳への刺激は、おもにモラルの葛藤に少しでも苦しんだ被験者に効果があると…
しかし、稼ぎを最大にする事に夢中になってしまった被験者にはそれほど影響を与えなかったということですな。
そして、この156人に行ったもうひとつの実験では、被験者本人だけでなく、匿名の他人にも金が入る仕組みのゲームを行ったそうです。
このシナリオでも、人はやはり詐欺行為を頻繁に行うんだって…。
おもしろいことに、この場合は脳に刺激を与えても不正は減らなかったそうです。
他人の為という大義名分があるため、私欲ではないと自分に思い込まることができるからとかんがえられるそう。
んん〜…
どこかの誰かが儲かるわけだから、それは悪い事ではないというような思考が働くわけなんでしょうか…
・電気刺激を与えることで不正を減らすことはできる。
・だがモラルのない人には効かない
・大義名分があれば無効
この研究結果は、不正を抑制する上である程度の効果が見込めるかもしれません。
正直さに影響を与える神経プロセスは確実に存在します。
少なくとも自分の不正行為に罪悪感を抱く人なら、脳に刺激を与えることでそれを是正することができることはある程度証明されたようですから…。
ですが、不正行為にまったく罪悪感を抱かない人には効果がありません。また「人の為」という大義名分が加わると不正行為を自己肯定してしまうってのも厄介な話ですな。
おそらくここに大衆心理というのも加わってきます。
「みんなやってるのだろう」というやつやね。
結局「人間はそういう風にできている」ということなのでしょうか…。
これは、確かにそうなのかもしれません。
つまり、一定数の「悪」は必ず存在し、そのおかげで成り立ってるものもあるのかもしれないって事ですね。
よく例に出てくるので結構有名な話で、働きアリの法則ってのはご存知ですかね?
アリの巣の中でメッチャ働いてるのが2で、ボチボチ働いてるのが6。
で最後の2は全く働いてないっていう割合ね。2:6:2の法則なんですが、ここからが面白いんです。
この2:6:2ですが、例えばこの中のメッチャ働く最初の2割のアリだけ外に出し、新たに巣作りさせると、また同じく2:6:2に分かれてしまうんです。
で、後の6でも最悪の2でも結果は同じく、その中で2:6:2の割合で2割は全く働かない(嘘をつく)アリが存在するわけです。
結局人間社会でも、こういうことなのかなぁと…
だって想像できます?
悪人が全くいない世界なんて…
もし、そうなったらわたしはきっと悪い事し放題やんって思ってしまいます(笑)
だってみんな善人なんですから騙し放題やもんね。
って考える人が、今悪人かと言うと、決してそうじゃないわけです。
ですから、結局その割合とか環境で、必ず必要悪(必要ないかもしれませんが(笑))は存在してくるって事ですね。
てことで、最初の「脳」の話からえらい脱線してフィニッシュしようとしてますが、今日のテーマとして人はみんな本質は同じってこと。
ま、わたしの個人的な見解ですが、環境によって悪人にも善人にもなれちゃう人が6割以上、つまり過半数を占めてるって事。
そして、2割の根っからのワルも、その根っからのワルだけのコミュニティーに参加すれば、また2:6:2で善人(あくまでその中の基準での善ね)が生まれるわけです。
ですから、自分自身をしっかり持つ。
これが本当に大事なんじゃないですかね。
真夜中のだれもいない道なら、信号無視しちゃうよぉ〜って人は、多分環境によって、他でも信号無視しちゃうでしょ(笑)
ですから、どんな時も自分の信じたことを貫くと…
環境に流されない自分でいたいもんですね。
何か意図してた終わりと違うけど、何となく締まったからええか(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院