2017年01月24日 [からだのこと]
灸の普及が急務。とか。
お疲れ様です。院長です。
1月24日火曜日です。
さぁ、1月も後半戦の終盤に差し掛かってきましたよ。
1年の目標を、仮に数値化できるなら、そろそろ1/12は完結させてないとダメですからねぇ…
そう考えると、ちょっと焦りますがまぁ、焦りは禁物。マイペース最高(笑)
で、今日のお話なんですが、私事的な目標に、いわゆるお仕事のスキルアップ、柔整師、鍼灸師としての知識と技術の向上ってのを考えてたんですが、その辺に少し関連のあるお話…
みなさん「鍼灸師」って職業、もしくは免許があるのはご存知だと思うんですが、この「鍼灸師」じつは、合成語?で本当は、「鍼師」と「灸師」は別々なんですよね。
ですから、稀に「鍼」とか「灸」だけの免許をもって活動しておられる方がいます。
今は、一緒にテストも受けられますが、これも稀に、「鍼師」には合格したけど、「灸師」には落ちちゃったとか、その逆とかも実際あります。
私は「鍼灸師」として、両方の免許を持っておりますが、実は「灸」に関してはあまり得意ではなかったり(笑)
これはよくあることなんですが、専門分野的に、好きな疾患が出来てきてしまい、そこばっかりのびて、それ以外はおざなりになっていくっていう(笑)
なので、今年は「灸」の勉強もしなきゃなぁっところからのお話です。
結核で毎日約2000人が亡くなるとされるアフリカで、英国のチャリティー団体「モクサアフリカ」が日本のお灸に着目し、治療に伴う薬の副作用を和らげるのに活用しているそうなんですよ。
日本で戦前に行われていた研究を基にしており、現地の大学と協力して感染拡大防止の効果を調べる臨床研究も進めているらしいです。
結核は、世界でエイズに次いで死亡者が多い感染症で、世界保健機関(WHO)の推計で年間約150人が死亡しています。
特にアフリカは人口当たりの新規患者数が多く、エイズウイルスとの重複感染や主要な薬が効かない多剤耐性結核の広がりも対策を難しくしているんですね。
で、モクサアフリカは、お灸に使う「艾」(もぐさ)が名前の由来で、英国の鍼灸師、マーリン・ヤングさんらが2008年に設立。
米国の鍼灸師免許を持つ日本人の伊田屋(いたや)幸子さんも参加しているそうなんです。
あ、ここで、脱線しますがこの英国の鍼灸師、米国の鍼灸師とありますが、基本日本の免許は、日本国内でのみ有効で、他の国で仕事しようと思えば、その国の免許を取る必要があります。(国によるみたいですが…)
ですんで、米国の鍼灸師の免許を持っていても、日本で活動するにはもう一度日本の免許を取らなきゃいけないっていう面倒なシステムがあるんですねぇ…
て話はいいとして、代表理事のヤングさんらは、抗生物質が今のように普及していない1930年代に、灸に関する論文などを残した原志免太郎(しめたろう)医師(故人)が結核治療に取り入れる研究をしていたのを知り、アフリカで活動を始めたそうです。
まず、ウガンダや南アフリカで、看護師らに結核の治療薬を服用中の患者らへのお灸のやり方を指導。
約半年間飲み続けなければならない薬には関節痛や食欲不振などの副作用があるが、お灸で症状が緩和する傾向がみられたそうです。
これも因みにですが、日本ではいくら看護師さんでも鍼も灸も施術できません。注射は医師の指示で打つんですけどね…
てことで、12年からは、ウガンダの大学と共同で、お灸の効果を科学的に調べる研究も始められました。
180人の結核患者を対象に、治療薬の投与のみと、治療薬にお灸も加えたグループの経過を比較したところ、お灸をした患者の方が結核菌を排出して他人に感染させる期間が縮まった割合が高く、関節痛も減らせたそうです。
これらは、免疫力が高まったためと考えられるます。
まぁ、結核に限らず、お灸の効果としてはやはり血流改善(東洋医学的には、気の流れを改善するという意味もあります。)させることによって、全ての機能があがります。
免疫力もですし、体温調節もうまくいくようになります。それらの効果により、自律神経が正常になり、さらに効果が倍増されると…
ですから、灸には、それらをすべて改善させるだけの効果があるわけなんですよね。
素晴らしい効果。
なので、勉強しないと…(笑)
って、自分の反省と今年の目標につなげて締めようと思うんですが、この鍼灸の治療はあまり費用がかからないって利点があります。
まぁ、免許がどうのという話はいったん置いておいて、注射や薬とは比べものにならないくらいの低コストで、それらに匹敵するくらいの治療効果は上げられます。
もうちょっと鍼灸治療に対して広く世間が、関心を持ってくれればねえ…
そういった普及活動も、我々の仕事の一つなんでしょうねぇ…とか。
この記事を見て、そんな事を思いましたとさ。
では、今日も苦しんでおられる患者さんを救ってきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月24日火曜日です。
さぁ、1月も後半戦の終盤に差し掛かってきましたよ。
1年の目標を、仮に数値化できるなら、そろそろ1/12は完結させてないとダメですからねぇ…
そう考えると、ちょっと焦りますがまぁ、焦りは禁物。マイペース最高(笑)
で、今日のお話なんですが、私事的な目標に、いわゆるお仕事のスキルアップ、柔整師、鍼灸師としての知識と技術の向上ってのを考えてたんですが、その辺に少し関連のあるお話…
みなさん「鍼灸師」って職業、もしくは免許があるのはご存知だと思うんですが、この「鍼灸師」じつは、合成語?で本当は、「鍼師」と「灸師」は別々なんですよね。
ですから、稀に「鍼」とか「灸」だけの免許をもって活動しておられる方がいます。
今は、一緒にテストも受けられますが、これも稀に、「鍼師」には合格したけど、「灸師」には落ちちゃったとか、その逆とかも実際あります。
私は「鍼灸師」として、両方の免許を持っておりますが、実は「灸」に関してはあまり得意ではなかったり(笑)
これはよくあることなんですが、専門分野的に、好きな疾患が出来てきてしまい、そこばっかりのびて、それ以外はおざなりになっていくっていう(笑)
なので、今年は「灸」の勉強もしなきゃなぁっところからのお話です。
結核で毎日約2000人が亡くなるとされるアフリカで、英国のチャリティー団体「モクサアフリカ」が日本のお灸に着目し、治療に伴う薬の副作用を和らげるのに活用しているそうなんですよ。
日本で戦前に行われていた研究を基にしており、現地の大学と協力して感染拡大防止の効果を調べる臨床研究も進めているらしいです。
結核は、世界でエイズに次いで死亡者が多い感染症で、世界保健機関(WHO)の推計で年間約150人が死亡しています。
特にアフリカは人口当たりの新規患者数が多く、エイズウイルスとの重複感染や主要な薬が効かない多剤耐性結核の広がりも対策を難しくしているんですね。
で、モクサアフリカは、お灸に使う「艾」(もぐさ)が名前の由来で、英国の鍼灸師、マーリン・ヤングさんらが2008年に設立。
米国の鍼灸師免許を持つ日本人の伊田屋(いたや)幸子さんも参加しているそうなんです。
あ、ここで、脱線しますがこの英国の鍼灸師、米国の鍼灸師とありますが、基本日本の免許は、日本国内でのみ有効で、他の国で仕事しようと思えば、その国の免許を取る必要があります。(国によるみたいですが…)
ですんで、米国の鍼灸師の免許を持っていても、日本で活動するにはもう一度日本の免許を取らなきゃいけないっていう面倒なシステムがあるんですねぇ…
て話はいいとして、代表理事のヤングさんらは、抗生物質が今のように普及していない1930年代に、灸に関する論文などを残した原志免太郎(しめたろう)医師(故人)が結核治療に取り入れる研究をしていたのを知り、アフリカで活動を始めたそうです。
まず、ウガンダや南アフリカで、看護師らに結核の治療薬を服用中の患者らへのお灸のやり方を指導。
約半年間飲み続けなければならない薬には関節痛や食欲不振などの副作用があるが、お灸で症状が緩和する傾向がみられたそうです。
これも因みにですが、日本ではいくら看護師さんでも鍼も灸も施術できません。注射は医師の指示で打つんですけどね…
てことで、12年からは、ウガンダの大学と共同で、お灸の効果を科学的に調べる研究も始められました。
180人の結核患者を対象に、治療薬の投与のみと、治療薬にお灸も加えたグループの経過を比較したところ、お灸をした患者の方が結核菌を排出して他人に感染させる期間が縮まった割合が高く、関節痛も減らせたそうです。
これらは、免疫力が高まったためと考えられるます。
まぁ、結核に限らず、お灸の効果としてはやはり血流改善(東洋医学的には、気の流れを改善するという意味もあります。)させることによって、全ての機能があがります。
免疫力もですし、体温調節もうまくいくようになります。それらの効果により、自律神経が正常になり、さらに効果が倍増されると…
ですから、灸には、それらをすべて改善させるだけの効果があるわけなんですよね。
素晴らしい効果。
なので、勉強しないと…(笑)
って、自分の反省と今年の目標につなげて締めようと思うんですが、この鍼灸の治療はあまり費用がかからないって利点があります。
まぁ、免許がどうのという話はいったん置いておいて、注射や薬とは比べものにならないくらいの低コストで、それらに匹敵するくらいの治療効果は上げられます。
もうちょっと鍼灸治療に対して広く世間が、関心を持ってくれればねえ…
そういった普及活動も、我々の仕事の一つなんでしょうねぇ…とか。
この記事を見て、そんな事を思いましたとさ。
では、今日も苦しんでおられる患者さんを救ってきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院