2025年01月13日 [からだのこと]
脳10倍
お疲れ様です。院長です。
1月13日の月曜日でございます。
今日は「成人の日」ですね。
新成人の方々、おめでとうございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、人間の脳はこれまで考えられていた10倍の量の情報を保存できる事が分かったんだとか…。
最近、記憶という観点からするともはやどうにもならないと思える状態になってきているわたくし院長ですが、諦めるのはまだ早いのかもしれません。
きっともっと覚えられるはずなんだそうです。
新たな研究によると、人間の脳はこれまで考えられていたよりも10倍も多くの情報を記憶できる可能性があるようなんです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校をはじめとする研究チームは、コンピューターと同じようにラットの脳の「ビット」を測定し、その記憶容量や正確さが調べました。
ビットは「シナプス」という神経細胞(ニューロン)の結合に基づくものです。
これまで、シナプスの大きさや強さがかなり限られており、そのために脳の記憶容量も制限されていると考えられてきたんですが、近年この説は覆されつつあります。
今回の研究で、その説が裏付けられた形となったわけですが、人間の脳の記憶容量は従来考えられていたよりも大きかったそうなんです。
神経細胞同士をつなぎ、情報伝達の橋渡しをするのが「シナプス」です。
人間の脳の場合、シナプスは100兆個以上も存在し、これらが化学伝達物質を放出することで神経細胞から神経細胞へと情報が伝えられています。
このシナプスは学習や経験によって強くなり、情報伝達量が増えることもありますし、反対に使わないことで弱くなることもあります。
こうしたシナプスの強まりや弱まりのことを「シナプス可塑性」といいます。
歳を取ったり、アルツハイマー病などを発症したりすると、認知能力や記憶力が衰えるわけですが、これにはシナプスの働きが弱くなることも関係します。
こうしたシナプスの強さは物理的に測定することができるんですね。
さらにシナプスによる情報伝達の精度も調べることができます。
1つの神経細胞が、2つのシナプスのペアに同じメッセージを送ることがあります。
このときのペアの振る舞い(強まりや弱まり)の違いを比べてみるんだそうです。
そうしたシナプスの強さや精度を調べるために、カリフォルニア大学サンディエゴ校をはじめとする研究チームは、情報理論(情報や通信について数学的理論)を応用して、シナプス間でどれだけの情報が伝えられているのか定量化してみました。
そうした情報量はコンピュータでお馴染みの「ビット」として表されます。
たとえば、2種類の強さで情報を送信するシナプスなら1ビット、4種類の強さで送信するシナプスなら2ビットといった具体です。
そしてビット数が多いシナプスほど、それだけたくさんの情報を記憶できるというわけです。
ビット数が測定されたのは、ラットの「海馬」にあるシナプスでした。
海馬は学習と記憶の形成に重要な役割を領域です。
そして明らかになったのは、隣り合ったシナプスのペアは、同じ種類と量のシグナルが与えられると、まったく同じ量だけ強まったり弱まったりすることでした。
その分析によると、ラットの海馬のシナプスは4.1〜4.6ビットの情報を記憶できることがわかりました。
シナプスの1つ1つは、1ビットよりずっと多くの情報を扱えるんです。
人間に換算するなら、これまで考えられていた約10倍の記憶容量があるということになるようなんです。
過去の研究でも同じような結果が得られているんですが、今回の研究ではより正確な測定方法によってその正しさが裏付けられた形となるわけです。
この結果は、ラットの海馬のかなり狭い範囲の観察に基づくものなので、脳全体や人間の脳にも当てはまるかどうかは更なる研究が必要になるでしょう。
ですが、研究チームによれば、そのこと自体が興味深い研究テーマであると…。
はたしてシナプスのビットは、脳の部位や異なる生き物でどのように違うのでしょうか?
さらには健康な脳と病気の脳の違いも気になるところです。
今回の脳のビット測定法ならば、そうしたことを調べることができるのだそうです。
まぁ、昔から脳はほんの一部しか使ってないってのはよく聞きますしねぇ。
たとえ脳の領域がもっと記憶できるとしても、実際その脳を使って記憶する人間がポンコツなんじゃ意味ない気もしますが…。
まさに宝の持ち腐れですな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月13日の月曜日でございます。
今日は「成人の日」ですね。
新成人の方々、おめでとうございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、人間の脳はこれまで考えられていた10倍の量の情報を保存できる事が分かったんだとか…。
最近、記憶という観点からするともはやどうにもならないと思える状態になってきているわたくし院長ですが、諦めるのはまだ早いのかもしれません。
きっともっと覚えられるはずなんだそうです。
新たな研究によると、人間の脳はこれまで考えられていたよりも10倍も多くの情報を記憶できる可能性があるようなんです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校をはじめとする研究チームは、コンピューターと同じようにラットの脳の「ビット」を測定し、その記憶容量や正確さが調べました。
ビットは「シナプス」という神経細胞(ニューロン)の結合に基づくものです。
これまで、シナプスの大きさや強さがかなり限られており、そのために脳の記憶容量も制限されていると考えられてきたんですが、近年この説は覆されつつあります。
今回の研究で、その説が裏付けられた形となったわけですが、人間の脳の記憶容量は従来考えられていたよりも大きかったそうなんです。
神経細胞同士をつなぎ、情報伝達の橋渡しをするのが「シナプス」です。
人間の脳の場合、シナプスは100兆個以上も存在し、これらが化学伝達物質を放出することで神経細胞から神経細胞へと情報が伝えられています。
このシナプスは学習や経験によって強くなり、情報伝達量が増えることもありますし、反対に使わないことで弱くなることもあります。
こうしたシナプスの強まりや弱まりのことを「シナプス可塑性」といいます。
歳を取ったり、アルツハイマー病などを発症したりすると、認知能力や記憶力が衰えるわけですが、これにはシナプスの働きが弱くなることも関係します。
こうしたシナプスの強さは物理的に測定することができるんですね。
さらにシナプスによる情報伝達の精度も調べることができます。
1つの神経細胞が、2つのシナプスのペアに同じメッセージを送ることがあります。
このときのペアの振る舞い(強まりや弱まり)の違いを比べてみるんだそうです。
そうしたシナプスの強さや精度を調べるために、カリフォルニア大学サンディエゴ校をはじめとする研究チームは、情報理論(情報や通信について数学的理論)を応用して、シナプス間でどれだけの情報が伝えられているのか定量化してみました。
そうした情報量はコンピュータでお馴染みの「ビット」として表されます。
たとえば、2種類の強さで情報を送信するシナプスなら1ビット、4種類の強さで送信するシナプスなら2ビットといった具体です。
そしてビット数が多いシナプスほど、それだけたくさんの情報を記憶できるというわけです。
ビット数が測定されたのは、ラットの「海馬」にあるシナプスでした。
海馬は学習と記憶の形成に重要な役割を領域です。
そして明らかになったのは、隣り合ったシナプスのペアは、同じ種類と量のシグナルが与えられると、まったく同じ量だけ強まったり弱まったりすることでした。
その分析によると、ラットの海馬のシナプスは4.1〜4.6ビットの情報を記憶できることがわかりました。
シナプスの1つ1つは、1ビットよりずっと多くの情報を扱えるんです。
人間に換算するなら、これまで考えられていた約10倍の記憶容量があるということになるようなんです。
過去の研究でも同じような結果が得られているんですが、今回の研究ではより正確な測定方法によってその正しさが裏付けられた形となるわけです。
この結果は、ラットの海馬のかなり狭い範囲の観察に基づくものなので、脳全体や人間の脳にも当てはまるかどうかは更なる研究が必要になるでしょう。
ですが、研究チームによれば、そのこと自体が興味深い研究テーマであると…。
はたしてシナプスのビットは、脳の部位や異なる生き物でどのように違うのでしょうか?
さらには健康な脳と病気の脳の違いも気になるところです。
今回の脳のビット測定法ならば、そうしたことを調べることができるのだそうです。
まぁ、昔から脳はほんの一部しか使ってないってのはよく聞きますしねぇ。
たとえ脳の領域がもっと記憶できるとしても、実際その脳を使って記憶する人間がポンコツなんじゃ意味ない気もしますが…。
まさに宝の持ち腐れですな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院