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2024年08月02日 [からだのこと]

精子数の減少と質の低下

お疲れ様です。院長です。

8月2日の金曜日でございます。

統計的にも、今頃からお盆辺りまでに、その年の暑さのピークが来ることが多いようです。

気を引き締めておかないとね。

では今日も元気にネタいきましょう。

近年叫ばれてる、男性の精子数の減少についてですが、本当に減少しているのでしょうか?

それよりも大幅な質の低下が起きているとする新研究もあるようです。

このブログでも何回か紹介しましたし、マイクロプラスチックが、精巣や精子の中から発見されたなんて記事もたしか書いたな(笑)

ですが、イギリス、カナダ、デンマークの研究者による最新研究によると数よりも質に目を向けるべきなんだとか…。

彼らの研究によると、ここ数年で精子の数に大幅な減少はなかったそうですが、精子の運動量が大幅に低下していることが明らかになったそうなんです。

では、一体なぜ精子の大幅な動きの低下が起きたのでしょうか…?

とにかく近頃、男性の精子が減少してきていることを示す研究がかなり報告されています。

1970年代比で精子数が半減したとする研究や、過去40年で精子が6割近く減少したとする研究が次々と報告されているんですね。

精子人類の絶滅につながりかねないと警鐘を鳴らす専門家がいるなど、あまりの深刻さにハルマゲドンならぬ「スペルマゲドン(spermageddon)」と呼ばれることもあるとかないとか(笑)

スペルマゲドンて(笑)

安もんのダジャレやん。

ではなぜこれほど精子の数が減少しているのでしょうか?

その原因ははっきりしないものの、日常生活で知らず知らずのうちにさらされている化学物質やマイクロプラスチックといったものが挙げられてはいますが、その本質は分かっていません。

ですが今回の新たな研究では、これまでとは少々違う事実が明らかになっています。

精子がピンチなのは変わりませんが、量より質の方が問題なのだという研究結果があるそうなんです。

世界最大の精子バンク「クリオス・インターナショナル精子バンク」をはじめとするイギリス、カナダ、デンマークの国際研究チームは、同バンクに精子を提供した男性6758人(18〜45歳、デンマークの4都市に在住)のデータを分析しました。

それによると、少なくとも今回の調査対象となった2017〜2022年においては、精子の密度や数にとりわけ変化はなかったということなんですが…。

もう少し細かく見ると、2019〜2022年では、密度と総数が前年より約0.1〜5%ほど減っているという結果が得られています。

ただ、こうした変化は統計的には意味がないもので、誤差の範囲のものと考えられます。

それよりも研究チームを驚かせたことがありました。

彼らが気づいたのは、その期間中に精子の動きが大幅に低下していたことなんです。

運動している精子に限って密度と総数(どちらも精子の質を測る指標)を調べてみたところ、2019年から2022年にかけてそれぞれ16%と22%減少していたそうなんです。

ではなぜ精子の動きは、ほんの数年のうちにこれほどまで低下してしまったのでしょう?

研究者らは、新型コロナウイルスの流行と関連しているとにらんでいるそうなんです。

クイーンズ大学から研究に参加したロバート・モンゴメリー教授は、「この減少は、新型コロナの世界的流行にほぼ一致します」とプレスリリースで指摘しています。

研究者らはウイルスが直接精子を攻撃したと言っているわけではありません。

そうではなく、ライフスタイルの変化が問題だったと考えられると…。

この時期、さまざまな都市でロックダウンが広がり、人々の働き方・食事・運動といったライフスタイルが大幅に変化しました。

じつはこうしたことが精子に影響することは以前から知られているのだそうです。

念のため言っておくと、精子の運動量と新型コロナを結びつける証拠は今のところなく、あくまで推測でしかありません。

また、精子を提供した男性はデンマークの限られた地域に暮らしており、それがデンマーク全体や、世界全体にどの程度当てはまるのかも定かではないですしね。

ですが、これまでの研究が精子の数や密度だけに注目してきたのに対し、量よりもむしろ質に焦点を当てるべきであると示した点で、この結果は重要であるとのことです。

まぁ、量より質って言いますしね。

コロナがもし原因なら、そのうちまた復活するでしょうけど、もっと根の深い理由の気もしますけどね。

ではまた〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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