2024年06月19日 [からだのこと]
ベートーヴェンと重金属
お疲れ様です。院長です。
6月19日の水曜日でございます。
もう梅雨も飽きてきたねぇ。
では、今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、あのベートーヴェンの毛髪から高濃度の重金属が検出されたんだとか…。
これが難聴の原因である可能性があるとのことです。
新たな研究で、数々の名曲を残した作曲家でピアニストのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの髪の毛から高濃度の重金属が検出されました。
今回の研究によりますと、本物と認定されたベートーヴェンの毛髪のDNAを分析したところ、高濃度の「鉛」のほか、「ヒ素」「水銀」といった重金属が検出されたんだとか…。
ベートーヴェンは難聴をはじめ、B型肝炎など、終生病気に苦しめられたとされていますが、もしかしたらこうした重金属による中毒がその体を蝕んでいたのかもしれないという可能性が出てきたそうです。
分析されたのはベートーヴェン(1770年〜1827年、56歳没)のものとされる2房の髪の毛のDNAで、片方からは1gあたり380μg、もう片方からは258μgの鉛が検出されました。
通常の髪の毛に含まれる鉛は4μg以下なので、65〜100倍近い高濃度の鉛で汚染されていたということになるそうです。
それだけでなく、ほかにも「ヒ素」と「水銀」が、それぞれ通常の13倍と4倍も検出されたそうなんですよ。
この数値が高いか低いかはよく分かりませんが、髪の毛が残っていたってのはスゴイですよね。
さすがはベートーヴェンだな。
ベートーヴェンと言えば、だれでも知ってるといってもいい、「交響曲第9番」や「運命」をはじめ、数々の名曲を世に送り出した作曲家ですが、20代で聴力が悪化しはじめ、40代後半には完全に耳が聞こえなくなったと言われています。
また慢性的な腹痛や下痢に悩まされ、2度ほど黄疸(肝臓に問題があったと考えられる)が出るなど、若いうちから健康に苦しんでいたらしいことで知られています。
こうした症状の原因の1つは、この鉛による中毒だった可能性があると、今回の研究は指摘しているわけです。
まぁ、鉛中毒と言えば症状的に、人格の変化、頭痛、感覚の消失、脱力、口の中の金属味、歩行協調障害、食欲減退、嘔吐、便秘、けいれん性の腹痛、骨や関節の痛み、高血圧、貧血など多岐にわたります。
ですが、鉛中毒がベートーヴェンの死因だとは考えにくいようです。
鉛は確かに、難聴や胃・肝臓の障害にも関連していますが、それだけで死ぬほどの高濃度でもないようです。
なお今回の研究は、ヒ素と水銀が体に与えた影響に触れていないため、死との関係性はわからないとのことです。
では素朴な疑問として、なぜベートーヴェンはこれほどまでに鉛に汚染されてしまったのでしょうか?
もしかしたら、それは当時彼が愛飲していたワインが関係しているかもしれないんだとか…。
ベートーヴェンはワインが大好きで、しばしば1日にボトル1本を飲み干していたそうなんです。
ですが当時、ワインには保存料や甘味料として酢酸鉛が入れられることがあり、しかもガラス瓶にも微量の鉛が含まれていました。
くわえて彼がよく食べていた魚が、ヒ素や水銀で汚染されたドナウ川で獲れたものだったらしいことも、健康に影響したかもしれません。
って、そりゃあかんよね(笑)
なおベートーヴェンの毛髪が調査されたのは、これが最初ではないんですよね。
例えば2023年の研究では、ベートーヴェンの本物の髪の毛を選別するところから始まり、そのDNAを分析したところ、彼が亡くなる直前「B型肝炎」にかかっており、これが死につながった可能性があることを明らかにしています。
ベートーヴェンの時代、家族や有名人が亡くなると、その髪の毛の房を切って残しておくことがあったそうなんです。
今、私たちが当時の人物の知られざる真実に触れられるのは、こうした習慣のおかげですな。
「私たちは、これが難解なパズルの重要な1ピースであり、これによって偉大な作曲家の医学的歴史をよりよく理解できるようになると信じています」と研究チームは述べています。
ベートーヴェンは、1770年〜1827年、56歳没ということですから、若く亡くなってんですよね。
まぁ、時代が時代ですからそれも仕方のないことだったのかもしれませんけど、亡くなられて200年近く経っていても、彼の作った曲が聞かれてるってことは普通にすごいですよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月19日の水曜日でございます。
もう梅雨も飽きてきたねぇ。
では、今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、あのベートーヴェンの毛髪から高濃度の重金属が検出されたんだとか…。
これが難聴の原因である可能性があるとのことです。
新たな研究で、数々の名曲を残した作曲家でピアニストのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの髪の毛から高濃度の重金属が検出されました。
今回の研究によりますと、本物と認定されたベートーヴェンの毛髪のDNAを分析したところ、高濃度の「鉛」のほか、「ヒ素」「水銀」といった重金属が検出されたんだとか…。
ベートーヴェンは難聴をはじめ、B型肝炎など、終生病気に苦しめられたとされていますが、もしかしたらこうした重金属による中毒がその体を蝕んでいたのかもしれないという可能性が出てきたそうです。
分析されたのはベートーヴェン(1770年〜1827年、56歳没)のものとされる2房の髪の毛のDNAで、片方からは1gあたり380μg、もう片方からは258μgの鉛が検出されました。
通常の髪の毛に含まれる鉛は4μg以下なので、65〜100倍近い高濃度の鉛で汚染されていたということになるそうです。
それだけでなく、ほかにも「ヒ素」と「水銀」が、それぞれ通常の13倍と4倍も検出されたそうなんですよ。
この数値が高いか低いかはよく分かりませんが、髪の毛が残っていたってのはスゴイですよね。
さすがはベートーヴェンだな。
ベートーヴェンと言えば、だれでも知ってるといってもいい、「交響曲第9番」や「運命」をはじめ、数々の名曲を世に送り出した作曲家ですが、20代で聴力が悪化しはじめ、40代後半には完全に耳が聞こえなくなったと言われています。
また慢性的な腹痛や下痢に悩まされ、2度ほど黄疸(肝臓に問題があったと考えられる)が出るなど、若いうちから健康に苦しんでいたらしいことで知られています。
こうした症状の原因の1つは、この鉛による中毒だった可能性があると、今回の研究は指摘しているわけです。
まぁ、鉛中毒と言えば症状的に、人格の変化、頭痛、感覚の消失、脱力、口の中の金属味、歩行協調障害、食欲減退、嘔吐、便秘、けいれん性の腹痛、骨や関節の痛み、高血圧、貧血など多岐にわたります。
ですが、鉛中毒がベートーヴェンの死因だとは考えにくいようです。
鉛は確かに、難聴や胃・肝臓の障害にも関連していますが、それだけで死ぬほどの高濃度でもないようです。
なお今回の研究は、ヒ素と水銀が体に与えた影響に触れていないため、死との関係性はわからないとのことです。
では素朴な疑問として、なぜベートーヴェンはこれほどまでに鉛に汚染されてしまったのでしょうか?
もしかしたら、それは当時彼が愛飲していたワインが関係しているかもしれないんだとか…。
ベートーヴェンはワインが大好きで、しばしば1日にボトル1本を飲み干していたそうなんです。
ですが当時、ワインには保存料や甘味料として酢酸鉛が入れられることがあり、しかもガラス瓶にも微量の鉛が含まれていました。
くわえて彼がよく食べていた魚が、ヒ素や水銀で汚染されたドナウ川で獲れたものだったらしいことも、健康に影響したかもしれません。
って、そりゃあかんよね(笑)
なおベートーヴェンの毛髪が調査されたのは、これが最初ではないんですよね。
例えば2023年の研究では、ベートーヴェンの本物の髪の毛を選別するところから始まり、そのDNAを分析したところ、彼が亡くなる直前「B型肝炎」にかかっており、これが死につながった可能性があることを明らかにしています。
ベートーヴェンの時代、家族や有名人が亡くなると、その髪の毛の房を切って残しておくことがあったそうなんです。
今、私たちが当時の人物の知られざる真実に触れられるのは、こうした習慣のおかげですな。
「私たちは、これが難解なパズルの重要な1ピースであり、これによって偉大な作曲家の医学的歴史をよりよく理解できるようになると信じています」と研究チームは述べています。
ベートーヴェンは、1770年〜1827年、56歳没ということですから、若く亡くなってんですよね。
まぁ、時代が時代ですからそれも仕方のないことだったのかもしれませんけど、亡くなられて200年近く経っていても、彼の作った曲が聞かれてるってことは普通にすごいですよね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院