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2024年02月08日 [からだのこと]

催眠術について

お疲れ様です。院長です。

2月8日の木曜日でございます。

ホント毎日寒いですなぁ。

もう完全に冬に飽きましたから、夏来てください(笑)

夏は夏で冬が恋しくなりますが、これを後何回繰り返せるだろうねぇ…。

てことで、今日もネタにいきましょう。

今日はまぁ、非日常と言えばそうなんですが、催眠術に関するお話しです。

よく、催眠術にかかりやすい人とそうじゃない人がいるなんて話しを聞いたことがあると思うんですが、自分はそうなんだろうと思ったことはないですか?

実際に催眠術師に催眠術をかけて貰うなんて体験もなかなか出来ませんしねぇ。

催眠術は誰もがかかるわけではありません。

やたらと暗示にかかりやすい人もいれば、まるで効かない人もいるわけです。

そこで、脳の神経活動のひとつの要素を利用して、その人が催眠術にかかるかどうかを予測することができるそうなんです。

なぜ、特定の人だけが簡単に催眠術にかかってしまうのでしょう。

このたび国際研究チームが、その謎を解明するため、催眠術にかけられる前後の被験者の脳活動を記録し、影響を受けやすい人とそうでない人の脳の決定的な違いを探ってみました。

カナダ、フランス、アメリカの国際研究チームは、75人の被験者が参加し、催眠術にかかりやすいかどうかを示す評価項目に回答してもらいました。

この事前のスクリーニング調査で、評価スコアが極端に高いか、極めて低い40人を選別しました。

これは、彼らが催眠術に極端に影響されやす人と、ほとんど影響されない人とに分類されたことを意味します。

次に、暗示をかける台本を読み聞かせて、脳波測定値(EEG)を利用して、この40人の催眠誘導前後の神経活動を記録しました。

この結果から、多様な神経生理学の特徴を分析し、催眠導入前と後の両方において、催眠感受性の強い人と弱い人を区別するいくつかの特徴を特定しました。

これは催眠現象の多様な性質を強調しています。

この研究結果は、単一の神経パターンをピンポイントで特定するのではなく、催眠体験というプロセスには、幾重もの層になった神経基盤があるという理解を裏づけるものだという話しです。

催眠術にかかりやすい人とかかりにくい人を分ける要因は数多くあったようですが、脳活動のあるひとつの要素が、催眠術の感受性を明確に分ける因子として際立っていました。

具体的には、催眠誘導前の神経活動の非周期的指数の違いが、催眠術にかかりやすい体質と相関していることがわかりました。

脳波測定値(EEG)は、周期指数と非周期指数として知られるふたつの部分から成っています。

周期信号は振動性で、一定の時間間隔で繰り返されます。

これら神経振動は、繰り返しのない非周期信号の背景から生じます。

ベースとなる非周期信号の違いが、その人の"精神的吸収、リラックス感、催眠反応に対する備え"に影響を与えている可能性が高いと…。

こうした特性は、他人の提案や指示に従いやすい人ほど高く、催眠術のかかりやすさに大きな影響を与えていると思われます。

つまり要約すると催眠術にかかりやすい人とは…。

精神的に没頭しやすく、心身ともにリラックスした状態に入りやすく、他人のいう事を容易に受け入れやすい、催眠暗示に対する感受性の高い人。ということになりますかな。

ここでもっとも重要なのは、催眠術にかかりやすいか否かを決めるパターンが、催眠導入後ではなく、催眠導入前にわかっているということでしょう。

「催眠暗示に対する感受性は、催眠手順とは独立した神経特性によってとらえられる素質を反映している」と研究者は書いています。

「この発見は、催眠術にかかりやすいというのは、特定の人がより暗示に反応しやすいという先天的な心理的特性のせいだという仮説と共鳴するものだ」と結論づけています。

まぁ、催眠術をかけて貰うということが、そもそも頻繁に起る事ではないので、何とも検証のしようもないですが、わたくし院長、かかりやすい気がします(笑)

没頭しやすく、心身ともにリラックスした状態に入りやすい…

ここは何なら、長けてると思いますしね。

催眠術…。

一回、経験してみたいもんですな。

ではまた〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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