2023年10月26日 [動物のこと]
ハダカデバネズミと長寿
お疲れ様です。院長です。
10月26日の木曜日でございます。
10月も残り5日となりました。
今月も支払い週間が近付いております。
やだやだ(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日のネタは、人類にとっても永遠のテーマである長寿についてのお話しです。
なんでも、ハダカデバネズミの長寿遺伝子をマウスに移植し、寿命を伸ばすことに成功したんだとか…。
ユーモラスで個性的な姿をした「ハダカデバネズミ」は、見た目だけでなく寿命の点でも個性的であることが知られているそうなんです。
ほかのネズミに比べて、老化しにくく、とても長生きなんだとか…。
これは意外と言いますか、見た目からはとても長寿とは思えないんですけどねぇ。
なんか死にかけの胎児って風貌なんですが、見た目では判断できないもんですな。
そしてこのハダカデバネズミの長寿の秘密は、保湿成分として知られる「ヒアルロン酸」が関与しているとみられているそうなんです。
このほど米ロチェスター大学の研究チームが、このヒアルロン酸合成遺伝子をマウスに移植してみたところ、その寿命を延ばすことに成功したという話しなんです。
この画期的な成果は、人間の寿命を延ばす突破口になるかもしれないそうなんです。
「ハダカデバネズミ」はデバネズミ科のげっ歯類で、体長は10cmほどで、見た目も個性的ですが、科学者が注目しているのは、同じ大きさのげっ歯類の中ではとりわけ長生きという点なんだそうです。
どういうわけか、年をとっても神経変性・心血管系疾患・関節炎・がんといった病気にかかりにくく、普通のネズミより10倍も長生きするそうなんです。
これまでの研究によれば、どうやらその秘密は保湿成分として知られる「ヒアルロン酸」にあるようだと…。
ヒアルロン酸は皮膚・目・関節などを保湿する働きがあり、私たちの体内にももちろんあります。
ですがハダカデバネズミのものは、分子量が5倍もあり、しかも密度まで高いんだそうです。
高密度ヒアルロン酸…。
もう女子が飛びつきそうなフレーズですな(笑)
この濃厚なヒアルロン酸のことを「高分子ヒアルロン酸」というそうなんですが、どうやらこれがハダカデバネズミの体を病気や老化から守っているようなのです。
たとえば、ハダカデバネズミの細胞から高分子ヒアルロン酸をなくしてみると、その細胞にはがんができやすくなることが確認されているそうです。
そこでロチェスター大学の研究チームは、この長寿効果をほかの動物に移植できないか試してみることにしたわけなんです。
ハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸は「HAS2遺伝子」によって作られます。
哺乳類ならどんな動物でもこの遺伝子を持っているんですが、ハダカデバネズミのものはその生産能力が強化されているようなんです。
今回の研究では、マウスにハダカデバネズミの「HAS2遺伝子」が移植されました。
その結果、自然にできる腫瘍も、薬品で作られる皮膚がんのどちらもできにくくなり、マウスの寿命は4.4%延びたということです。
では高分子ヒアルロン酸には、なぜこのような健康効果があるのでしょうか?
まだわからないことも多い様なんですが、どうもこの物質には免疫系を直接コントロールする力があるようだと専門家は考えているようです。
まぁ、免疫と寿命はかなり密接なつながりがありますから、免疫力が上がれば自然と長寿にはなりやすいわね。
では、このハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸は、人間の寿命も延ばしてくれるのか?
これにつきますな。
マウスの寿命だけ延ばせても仕方ないからね。
研究チームはまさに今、それに取り組んでいるところだそうです。
アプローチの仕方には2つあり、ヒアルロン酸を分解されにくくする方法と、ヒアルロン酸の生産量を増やす方法だそうです。
研究チームはすでにヒアルロン酸の分解を遅らせる分子なら発見しており、現在それをテストしている最中だという話しです。
なお、ハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸が発見されてから、今回のマウスの寿命アップまでには10年がかかっているんだとか…。
この研究も期待大なんですが、わたくし院長が生きてるうちに完成するでしょうか…。
何とか間に合わせていただきたいもんですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月26日の木曜日でございます。
10月も残り5日となりました。
今月も支払い週間が近付いております。
やだやだ(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日のネタは、人類にとっても永遠のテーマである長寿についてのお話しです。
なんでも、ハダカデバネズミの長寿遺伝子をマウスに移植し、寿命を伸ばすことに成功したんだとか…。
ユーモラスで個性的な姿をした「ハダカデバネズミ」は、見た目だけでなく寿命の点でも個性的であることが知られているそうなんです。
ほかのネズミに比べて、老化しにくく、とても長生きなんだとか…。
これは意外と言いますか、見た目からはとても長寿とは思えないんですけどねぇ。
なんか死にかけの胎児って風貌なんですが、見た目では判断できないもんですな。
そしてこのハダカデバネズミの長寿の秘密は、保湿成分として知られる「ヒアルロン酸」が関与しているとみられているそうなんです。
このほど米ロチェスター大学の研究チームが、このヒアルロン酸合成遺伝子をマウスに移植してみたところ、その寿命を延ばすことに成功したという話しなんです。
この画期的な成果は、人間の寿命を延ばす突破口になるかもしれないそうなんです。
「ハダカデバネズミ」はデバネズミ科のげっ歯類で、体長は10cmほどで、見た目も個性的ですが、科学者が注目しているのは、同じ大きさのげっ歯類の中ではとりわけ長生きという点なんだそうです。
どういうわけか、年をとっても神経変性・心血管系疾患・関節炎・がんといった病気にかかりにくく、普通のネズミより10倍も長生きするそうなんです。
これまでの研究によれば、どうやらその秘密は保湿成分として知られる「ヒアルロン酸」にあるようだと…。
ヒアルロン酸は皮膚・目・関節などを保湿する働きがあり、私たちの体内にももちろんあります。
ですがハダカデバネズミのものは、分子量が5倍もあり、しかも密度まで高いんだそうです。
高密度ヒアルロン酸…。
もう女子が飛びつきそうなフレーズですな(笑)
この濃厚なヒアルロン酸のことを「高分子ヒアルロン酸」というそうなんですが、どうやらこれがハダカデバネズミの体を病気や老化から守っているようなのです。
たとえば、ハダカデバネズミの細胞から高分子ヒアルロン酸をなくしてみると、その細胞にはがんができやすくなることが確認されているそうです。
そこでロチェスター大学の研究チームは、この長寿効果をほかの動物に移植できないか試してみることにしたわけなんです。
ハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸は「HAS2遺伝子」によって作られます。
哺乳類ならどんな動物でもこの遺伝子を持っているんですが、ハダカデバネズミのものはその生産能力が強化されているようなんです。
今回の研究では、マウスにハダカデバネズミの「HAS2遺伝子」が移植されました。
その結果、自然にできる腫瘍も、薬品で作られる皮膚がんのどちらもできにくくなり、マウスの寿命は4.4%延びたということです。
では高分子ヒアルロン酸には、なぜこのような健康効果があるのでしょうか?
まだわからないことも多い様なんですが、どうもこの物質には免疫系を直接コントロールする力があるようだと専門家は考えているようです。
まぁ、免疫と寿命はかなり密接なつながりがありますから、免疫力が上がれば自然と長寿にはなりやすいわね。
では、このハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸は、人間の寿命も延ばしてくれるのか?
これにつきますな。
マウスの寿命だけ延ばせても仕方ないからね。
研究チームはまさに今、それに取り組んでいるところだそうです。
アプローチの仕方には2つあり、ヒアルロン酸を分解されにくくする方法と、ヒアルロン酸の生産量を増やす方法だそうです。
研究チームはすでにヒアルロン酸の分解を遅らせる分子なら発見しており、現在それをテストしている最中だという話しです。
なお、ハダカデバネズミの高分子ヒアルロン酸が発見されてから、今回のマウスの寿命アップまでには10年がかかっているんだとか…。
この研究も期待大なんですが、わたくし院長が生きてるうちに完成するでしょうか…。
何とか間に合わせていただきたいもんですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院