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2023年09月10日 [からだのこと]

(341)サンデーイルネス(仮)乳児ビタミンK欠乏性出血症について

お疲れ様です。院長です。

9月10日のサンデーイルネスでございます。

気付けば9月も1/3が経過しておりますがな。

今年も残り、3ヶ月と20日ってことで、こう書くと何となく焦るよねぇ。

9月も10日までくると、まだ全然暑いんですが、まぁ、真夏の暑さから比べたらマシにはなってます。

これからドンドン気温も下がるでしょうし、いい季節の秋が来ますよね。

ま、秋って近頃、極端に短いんですよね〜。

季節の二極化が進んでますし、春と秋が短くなってるんですけど、まぁ、その中でも秋にしか楽しめない事も多いですから、それはそれで満喫いたしましょう。

秋と言えば、芸術の秋にスポーツの秋に食欲の秋ですかね。

やはり食べ物もおいしいですし、涼しくなると身体も動かしやすいもんね。

てか、夏の間はうかつに外に出れ亡い位の気温でしたから、外出するにはこれからですよね。

紅葉ってなイベントもありますけど、暑さと寒さがおかしなことになってきて、紅葉もタイミングが分からなくなってきてますしね。

やっぱり、ちょっと肌寒くならないと、紅葉も紅くなれないもんねぇ。

まだもうちょっと先ですが、楽しみにしておきましょう。

とか言うてますが、わたくし院長、紅葉ってホント興味なくて…(笑)

桜は普通に見ててきれいだねぇって思えるんですけど、紅葉って(笑)

キレイかね?

まぁ、個人の感じ方なんでしょうけど、ただの葉っぱやんって思っちゃうんですよね。

てな、マイナス発言はいいとして、まぁ、これから少し、アクティブに動ける季節になりますし、身体も動かしましょうね。


では、そろそろ本題に入りましょう。

今日のイルネス辞典は、「乳児ビタミンK欠乏性出血症」について解説していきたいと思います。

まずは、どんな病気かと言いますと、ビタミンK欠乏のため、生後1カ月ころに突然の頭蓋内(ずがいない)出血を起こします。

原因は何かと言いますと、ビタミンKは出血を止める凝固因子を作るために必要なビタミンで、これが欠乏すると出血しやすくなり、胃腸や皮下に出血しやすくなります。

重症の場合、頭蓋内出血を起こします。

赤ちゃんは6カ月ころまで凝固因子が少なく、さらに母乳中のビタミンKの含有量は少ないため、母乳栄養児で起こりやすくなります。

しかし現在は、全国的に出生時、生後1週以内、1カ月健診時の計3回、ビタミンKの予防内服が行われており、母乳栄養児でも非常にまれになっています。

先天性胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)などの肝胆道の異常や、長期の抗生剤投与などによりビタミンK欠乏になりやすいので、注意が必要です。

症状の現れ方としましては、生後半月から2カ月の間に起こりやすく、吐血や青あざがみられたり、頭蓋内出血の場合は突然に不機嫌、嘔吐、意識障害、けいれん、顔面蒼白などが起こります。

頭部CTで頭蓋内出血を診断し、ヘパプラスチンテスト、トロンボテスト、プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)などの血液凝固系の検査を行います。

また、PIVKA‐Uの測定によりビタミンK欠乏の診断を行います。

治療の方法としましては、出血を止めるためにビタミンKの投与か、凝固因子の補充のために新鮮凍結血漿(けっしょう)を投与します。

頭蓋内出血が多く脳を圧迫している状態の時は、可能であれば手術して血腫(けっしゅ)を除去します。

出血量が多くショック状態になっている時は輸血を行い、そのほかに呼吸などの全身管理を行います。

発症すると死亡や後遺症に至る重症な病気であるため、ビタミンKの内服による予防が重要です。

肝・胆道の異常や長期の抗生剤投与などでビタミンKの欠乏が疑われる時は、追加のビタミンK投与が必要になります。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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