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2023年07月24日 [からだのこと]

見るだけでお腹いっぱい。

お疲れ様です。院長です。

7月24日の月曜日でございます。

とにかく毎日暑いですな。

夏なんで当たり前っちゃ当たり前なんですが、今年は特にヤバイ気がします。

では今日のネタですが、みなさんは大食い動画とか見たりします?

わたくし院長、結構好きでYouTubeでよく見るんですが、今日はそんな食べ物の画像のお話しです。

なんでも、同じ食べ物の画像をたくさん見ると食欲が満たされるという研究結果が出たんだとか…。

ネットには食べ物の画像があふれています。

そうした画像の多くは食品のコマーシャルなんですが、じつはこれ逆効果になっているかもしれないそうなんです。

食品のネット広告を出す企業側は、美味しそうな画像を目にした消費者の食欲が刺激され、製品を買ってくれるに違いないと期待しているわけです。

ところが、デンマークの新しい研究では、同じ食品の画像を見れば見るほどだんだん食欲が満たされてくることを明らかにしています。

いくつかの実験によると、同じ食品の画像を30回以上見ると、ほぼ満腹感が得られることがわかったそうなんです。

見るだけでお腹がいっぱいになるって…。

と、誰もが思います。

ですが、デンマーク・オーフス大学のティヤーク・アンデルセン氏によると、それはごく自然なことなのだとか…。

というのも、食欲は食べ物をどう感じるかと大きく関係しているからだそうです。

食欲は、想像以上に認知と密接な関係があり、食べ物についてどう考えるかは、とても重要なことなのだそうですよ。

たとえば脳の研究からは、リンゴを食べるところを想像するだけで、実際にそれを食べたときと同じ脳内領域が刺激されることがわかっています。

考えただけでも生理的な反応が現れます。

ですから、何も食べなくても同じ食品の画像をたくさん見ることで十分な満足感を得られます。(アンデルセン氏)

ネットを通じて1000人以上が参加した今回の実験は次のようなものです。

まず参加者にオレンジ色のM&M'Sチョコレートの写真を見てもらいます。

見る回数は人によって違い、3回見た人もいれば、30回見る人もいます。

そのあとで本物のM&M'Sチョコを何粒欲しいか答えてもらうと…。

すると、30回見た参加者の方が欲しがる数が少なかったそうなんです。

さらに今度は色が違うM&M'Sチョコの写真を見てもらうという実験を行ないました。

その狙いは、「甘いものは別腹」というあの甘いワナと認知の関係について探ることだそうです。

じつはこれまでの研究で、同じ種類の食べ物の写真をどれだけ見ても、別の食べ物の満腹感にはあまり影響しないことがわかっているそうなんです。

メインディッシュをお腹いっぱい食べても、デザートならペロリと食べられるのは、こうした食欲と認知の不思議な関係が背後にあると考えられるんだとか…。

ですが今回、M&M'Sチョコの色にバリエーションがあっても、さらにはM&M'Sと形は似ているが味が違うチョコに変えても、結果は変わらなかったそうです。

画像を30回以上見た人は、その分お腹が満たされていたと研究者は結論付けてます。

このことから、満腹感に影響する要因には、色や味以外にも色々あるらしいことがうかがえます。

そこでアンデルセン氏は、こんなダイエットアプリのアイデアを提唱しています。

たとえば、ピザが食べたくなったとすると、このアプリは検索エンジンと連動しており、検索して表示されたピザを選ぶと、その写真ばかりが表示されると…。

あなたは無意識のうちにピザを食べるところを想像し、なんとなく食欲が失せてくるという仕組みだそうです。

ちなみに今回の実験で、画像をたくさん見た参加者とちょっとだけ見た参加者が欲しがったチョコレートのカロリー差は、50キロカロリー未満でしかないそうです。

なので、これだけで十分なダイエットができるわけではないですが、食欲を抑えるサポート手段としては有効かもしれないという事のようです。

まぁ、見ただけで満足するとまではいかないにしても、その画像を繰り返し見ることで、脳が食べたと錯覚を起こすって事はなくはないかもしれませんが…。

それで満たされるって事はないでしょう(笑)

だって食べてないもんね。

ま、興味のある人は、自分で試してみてください。

ではまた〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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