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2023年07月06日 [からだのこと]

タウリン

お疲れ様です。院長です。

7月6日の木曜日でございます。

さぁ、もう今週、来週には梅雨も明けそうですね。

いよいよ本格的な夏がくるわけです。

みなさん、準備はいいですか。

体調整えとかないと、バテバテになりますぜ。

そんな夏前、今日もネタにいきましょう。

今日のネタは健康ネタでございますな。

みなさんも、言葉は聞いたことがあると思うんですが、「タウリン」ってご存知でしょうか。

「タウリン1000mg配合」とかいうキャッチフレーズを栄養ドリンクのCMなどで聞いたことがある人も多いんではないでしょうか。

何でもこの栄養ドリンクに含まれるタウリンに動物の寿命を延ばす効果が確認されたんだそうなんです。

ただし人間に効くかは今のところ不明なんだとか…。

そもそも、タウリンとはたんぱく質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質で、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きなどを持つといわれている物質です。

そのタウリンに老化を防ぐ効果があることが最近の研究で明らかになりました。

最新の研究によると、少なくともマウスや線虫の老化を防いで寿命を伸ばし、サルを元気にする効果が認められたという事です。

ただし今のところ、この効果が人間にもあるのかどうかは明らかになっていません。

「タウリン」は魚介類や軟体動物に多く含まれていますが、私たちの体の中にもそれがあります。

人間の場合、体重の0.1%がタウリンで占められており、脳・心臓・肝臓など、あらゆる臓器で大切な役割を果たしています。

たとえば、胆汁酸とくっついてコレステロールを減らしたり、心臓や肝臓の働きを助けたり、インスリンの分泌をうながしたりするなど、タウリンは生きるためには欠かせない成分なんですね。

そして、年を取るにつれて血液中のタウリンは減少すると考えられています。

コロンビア大学のビジャイ・ヤーダブ氏らは、10年前からこのタウリンを調べ始め、今回その集大成ともいえる研究を発表しています。

そうした研究からわかったのは、まず人間・サル・マウスといった動物では、歳をとるほどに血液中のタウリンが少なくなることです。

たとえば人間の場合、60歳になる頃にはタウリンが8割も減ってしまうそうなんです。

こうした減少の原因は、食生活の変化というよりも、むしろ体のタウリンを作る力が衰えることだと考えられています。

では、加齢で減ってしまったタウリンを、若い頃のようにたっぷり補給してやるとどうなるのでしょうか?

研究チームはこれを試してみました。

すると線虫(Caenorhabditis elegans)の寿命が10〜23%も長くなったそうなんです。

同じようにマウスでも寿命が10〜12%長くなったという結果が出たそうなんです。

そしてタウリンの効果は寿命だけではありません。

これを投与されたマウスは、筋力がアップし、糖の代謝がよくなり、老化のしるし(DNA損傷や細胞の老化など)もあまり見られなくなったそうなんです。

またアカゲザルにタウリン配合サプリを6ヶ月飲ませたところ、骨・代謝・免疫がずっと健康的になることもわかったそうです。

こうした結果から、研究チームは「タウリンは基本的に老化にブレーキをかける」ようだと述べています。

ええやん。

タウリン。

ですが今のところ、タウリンがどうやって老化を防いでいるのかわからないんだそうです。

より重要なのは、人間にも同じようなアンチエイジング効果があるのかどうか未知数である点です。

仮にあるのだとしても、いつ、どのくらいタウリンを服用すればいいのか、きちんと科学的に確かめる必要があると研究者は答えています。

タウリンは健康ドリンクだけでなく、カキやホタテ、タコやイカなど、自然の食材にも含まれている栄養素です。

ですがそうした食材ではなくサプリなどで長期にわたり大量に補給し続けたとき、体にどんな影響が出るのかわからないと…。

なのでアンチエイジングのためにと、自己流で大量に摂取するのは止めたほうがいいと言う事のようです。

ヤーダブ氏も「市販のタウリンを購入することはお勧めしません」と注意をうながしています。

けど、ここまで言われたら試してみたいよねぇ…。

サルに効果あるなら、人間にも効くと思うんですが…。

興味のある人は試してみてください。

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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