2023年06月11日 [からだのこと]
(328)サンデーイルネス(仮)血管腫について
お疲れ様です。院長です。
6月11日のサンデーイルネスでございます。
梅雨ですなぁ。
ここから当分の間、ジメジメと鬱陶しい毎日ですが、それもいつか終わりますしね。
ま、終わったかと思ったら灼熱地獄が待ってますから、「いい季節」がくるまではだいぶありますけどね。
今年は春もなんだかおかしな気候でしたよね。
暑い日もあれば寒い日もあり、一日の中でもえらい寒暖差があったりと、全然読めない気候でしたが、今年の夏はどうなりますかねぇ。
恐らく暑いでしょう。
そこは間違いないと思います。
問題は、どれ位暑いかですね。
ここ数年、命の危険のある暑さなんて表現されるくらい暑いですから、それを超えてくるとちょっとヤバイよね。
まぁ、わたくし院長、かなりの早朝に出勤して、日中はずっと建物の中ですし、帰る頃はいくぶん涼しくなってますし、熱中症とか無縁ですが、外で仕事してる人とかホント死活問題でしょうね。
後、やっぱり高齢者の方ですよね。
危険なのは…。
これ、わたくし世代もそうですが、昔は熱中症とかあまりなかったんですよ。
真夏で暑くても30℃そこそこでしたからね。
ですから、高齢者の方は、情報として熱中症を知っていても、いまいちピンときてない気がするんですよね。
ですから、不用意に外出したり、勿体ない、とか、身体に悪いっていって、クーラーつけなかったりしちゃうんですよね。
ホント危険ですから、家の中では必ずクーラーつけて下さいね。
ってことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「血管腫」について解説していきたいと思います。
血管腫とは、血管が拡張したり増殖したりすることによってできる良性腫瘍のことを指します。
何種類かありまして、まずは「単純性血管腫」(たんじゅんせいけっかんしゅ)から解説します。
血管の発育異常、毛細血管の拡張により生じる、皮膚表面から隆起しない、境界が鮮明な紅斑です。
通常は出生時から認められます。
発症する部位や合併する症状によってはスタージ・ウェーバー症候群(顔面の三叉(さんさ)神経第1、2枝領域に生じる)、クリッペル・ウェーバー症候群(四肢片側に生じる)という病気のこともあります。
自然に消えてなくなることがなく、加齢により色調が濃くなるため、形成外科的治療やレーザー治療などを考慮する必要があります。
続いて、「サーモンパッチ」とは、上口唇上部、前額中央、眼瞼に生じた境界が不明瞭な単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)のことです。
大部分は1〜3年くらいで自然に消えてなくなるので、治療は不要です。
「ウンナ母斑(ぼはん)」は、項部(うなじ)に生じた単純性血管腫のことです。
90%くらいはいずれ自然に消えてなくなるといわれています。
サーモンパッチと併せて正中部母斑として一括すると、3〜4人に1人くらいの頻度で認められます。
「イチゴ状血管腫(じょうけっかんしゅ)」は、未熟な毛細血管が増加、拡張してできあがる鮮紅色の腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)です。
最初は小さな赤い斑点(毛細血管の拡張)であったものが、生後1〜3カ月にかけて急速に大きくなり、6〜12カ月で最大になります。
その後、学齢期にかけて徐々に自然に消えてなくなることが多いといわれています。
ただし、機能的に問題が生じるような眼瞼(がんけん)、鼻腔、口唇、口腔、咽頭周囲、肛門周囲などに発症した場合や出血・潰瘍化を繰り返す場合などは、レーザー治療などを行う必要があります。レーザー治療を行う場合は早めのほうがよいといわれており、専門医に相談する必要があります。
また、あまりにも巨大な場合(カサバッハ・メリット症候群)や多発する場合には、精密検査や放射線療法、ステロイド療法を必要とすることがあります。
「海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)」は、異常な血管が増えて、皮膚の下に塊状になったものです。
通常は生まれた時から認められます。
皮膚と同じ色から淡い赤紫色または青紫色で、皮膚と同じ高さから半球状に隆起するものまでさまざまです。
自然に治ることはなく、形成外科的な対応が必要になります。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月11日のサンデーイルネスでございます。
梅雨ですなぁ。
ここから当分の間、ジメジメと鬱陶しい毎日ですが、それもいつか終わりますしね。
ま、終わったかと思ったら灼熱地獄が待ってますから、「いい季節」がくるまではだいぶありますけどね。
今年は春もなんだかおかしな気候でしたよね。
暑い日もあれば寒い日もあり、一日の中でもえらい寒暖差があったりと、全然読めない気候でしたが、今年の夏はどうなりますかねぇ。
恐らく暑いでしょう。
そこは間違いないと思います。
問題は、どれ位暑いかですね。
ここ数年、命の危険のある暑さなんて表現されるくらい暑いですから、それを超えてくるとちょっとヤバイよね。
まぁ、わたくし院長、かなりの早朝に出勤して、日中はずっと建物の中ですし、帰る頃はいくぶん涼しくなってますし、熱中症とか無縁ですが、外で仕事してる人とかホント死活問題でしょうね。
後、やっぱり高齢者の方ですよね。
危険なのは…。
これ、わたくし世代もそうですが、昔は熱中症とかあまりなかったんですよ。
真夏で暑くても30℃そこそこでしたからね。
ですから、高齢者の方は、情報として熱中症を知っていても、いまいちピンときてない気がするんですよね。
ですから、不用意に外出したり、勿体ない、とか、身体に悪いっていって、クーラーつけなかったりしちゃうんですよね。
ホント危険ですから、家の中では必ずクーラーつけて下さいね。
ってことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「血管腫」について解説していきたいと思います。
血管腫とは、血管が拡張したり増殖したりすることによってできる良性腫瘍のことを指します。
何種類かありまして、まずは「単純性血管腫」(たんじゅんせいけっかんしゅ)から解説します。
血管の発育異常、毛細血管の拡張により生じる、皮膚表面から隆起しない、境界が鮮明な紅斑です。
通常は出生時から認められます。
発症する部位や合併する症状によってはスタージ・ウェーバー症候群(顔面の三叉(さんさ)神経第1、2枝領域に生じる)、クリッペル・ウェーバー症候群(四肢片側に生じる)という病気のこともあります。
自然に消えてなくなることがなく、加齢により色調が濃くなるため、形成外科的治療やレーザー治療などを考慮する必要があります。
続いて、「サーモンパッチ」とは、上口唇上部、前額中央、眼瞼に生じた境界が不明瞭な単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)のことです。
大部分は1〜3年くらいで自然に消えてなくなるので、治療は不要です。
「ウンナ母斑(ぼはん)」は、項部(うなじ)に生じた単純性血管腫のことです。
90%くらいはいずれ自然に消えてなくなるといわれています。
サーモンパッチと併せて正中部母斑として一括すると、3〜4人に1人くらいの頻度で認められます。
「イチゴ状血管腫(じょうけっかんしゅ)」は、未熟な毛細血管が増加、拡張してできあがる鮮紅色の腫瘤(しゅりゅう)(こぶ)です。
最初は小さな赤い斑点(毛細血管の拡張)であったものが、生後1〜3カ月にかけて急速に大きくなり、6〜12カ月で最大になります。
その後、学齢期にかけて徐々に自然に消えてなくなることが多いといわれています。
ただし、機能的に問題が生じるような眼瞼(がんけん)、鼻腔、口唇、口腔、咽頭周囲、肛門周囲などに発症した場合や出血・潰瘍化を繰り返す場合などは、レーザー治療などを行う必要があります。レーザー治療を行う場合は早めのほうがよいといわれており、専門医に相談する必要があります。
また、あまりにも巨大な場合(カサバッハ・メリット症候群)や多発する場合には、精密検査や放射線療法、ステロイド療法を必要とすることがあります。
「海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)」は、異常な血管が増えて、皮膚の下に塊状になったものです。
通常は生まれた時から認められます。
皮膚と同じ色から淡い赤紫色または青紫色で、皮膚と同じ高さから半球状に隆起するものまでさまざまです。
自然に治ることはなく、形成外科的な対応が必要になります。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院