2023年04月10日 [動物のこと]
♂x♂ベビー
お疲れ様です。院長です。
4月10日の月曜日でございます。
4月も1/3が過ぎましたね。
ここまでくるとさすがに春を感じます。
今年は、桜の開花も早かったですから、もう散っちゃってるトコもありますけど、まぁ、春だね。
そして春が来たら次は夏。
の前に梅雨ですな。
つまり、これからは暑さとの戦いとなるわけです。
やれやれ。
てことで、きょうもネタにいきましょう。
今日はサイエンステクノロジーなネタでもいきましょう。
なんでも、大阪大学の研究者らが、2匹のオスのマウスから子供を作ることに成功したんだそうです。
生まれてきた健康な7匹の子供たちは父親が2人いるんですねぇ。
この研究は、今のところ成功率が低く、人間に応用できるかどうかも定かではありません。
また、もちろん倫理的な配慮が必要なことでもあります。
人間に応用…。
それはアカンよね(笑)
それでもメスの卵子がいらない出産は、男性カップルがきちんと血のつながりのある我が子を授かる可能性の扉を開く、「革命的な成果」であるということのようです。
この研究は、大阪大学大学院の林克彦教授らを中心とする研究チームが行ったもので、研究チームは以前、マウスのメスから採取した皮膚細胞を卵子に変えて、健康な子供を作ることに成功していました。
また、他の大学の研究でも、オスなしでメスの卵子だけで単為生殖させることに成功しています。
今回の林教授らが試みたのは、同じことをオスでもできないか? ということです。
人間と同じように、マウスにもXとYの性染色体があります。
メスならXX、オスならXYと習いましたね。
そこで林教授らは、オスの尻尾から皮膚細胞を採取し再プログラムすることで、人工多能性幹細胞「iPS細胞」に変えてみました。
そして、この細胞の一部が自然にY染色体を失うまで培養を続けると…。
その結果、6%ほどの細胞からはY染色体が失われ、X染色体しか残らなくなりました。
このタイプを「XO型」というそうです。
この残されたX染色体を蛍光タンパク質と「リバーシン」という薬剤でコピーします。
こうして、オスの細胞から本来メスにしかないXX染色体が作られるんですね。
あとはXX染色体を持つ細胞から卵子を作り、これを別のオスの精子で受精させてやればいいわけです。
今回生まれたマウスは、この受精卵を移植された代理母マウスから生まれた子たちです。
ただし成功率はかなり低く、630回試みて、生まれてきたのはたった7匹だけだそうです。
成功率は1%とかなりの難産ですな。
それでも、生まれてきた子たちに異常は見受けられず健康で、自分たちの子供を作る生殖能力もきちんとあったそうなんです。
今のところ、この方法をそのまま人間に応用できるかどうかははっきりしていません。
ですが理論的には、男性同士で子供を作れるということであるそうです。
男性同士のカップルであっても、片方が精子を、もう片方からXX染色体をもつ卵子を作り出すことで、血のつながりのある我が子を授かれる可能性があるわけなんですね。
それどころか、男性1人だけでも子供を作れるかもしれないと…。
1人の人間から用意された精子と卵子から生まれてくるのは、羊のドリーのようなクローン・ベビーとなります。
また人間の子供だけでなく、たとえば生き残りがオス1匹だけという絶滅危惧種を、ほかの近縁種に代理母となってもらうことで、復活させることもできるかもしれません。
ただ成功率1%ということは、残り99%の胚は死んでしまうということです。
効率という点で、現時点ではあまり優れているとは言えません。
また妊娠3週間で子供が生まれるマウスと違い、人間は出産までおよそ10ヶ月かかるわけで、難易度はさらに高いでしょう。
それでもイスラエル、バル=イラン大学の性決定学の専門家ニッツァン・ゴネン氏は、この技術はあと10年か15年ぐらいで人間でも実用化されるのではと予測しています。
なお、この期間は技術的な課題だけでなく、倫理的な課題をクリアするための時間も含まれているとのことです。
なんとも言えんなぁ…。
技術的な事は素晴らしいんでしょうけど、この倫理的問題が、あと10年で解決できるとは思えませんね。
この単為生殖が可能になり、やってもいいよってな事になったら、結構な数の人が、自分のクローンベビーを作っちゃうんじゃないかと思うけど…。
アカン気しかしませんな(笑)
この研究も今後を追ってみましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月10日の月曜日でございます。
4月も1/3が過ぎましたね。
ここまでくるとさすがに春を感じます。
今年は、桜の開花も早かったですから、もう散っちゃってるトコもありますけど、まぁ、春だね。
そして春が来たら次は夏。
の前に梅雨ですな。
つまり、これからは暑さとの戦いとなるわけです。
やれやれ。
てことで、きょうもネタにいきましょう。
今日はサイエンステクノロジーなネタでもいきましょう。
なんでも、大阪大学の研究者らが、2匹のオスのマウスから子供を作ることに成功したんだそうです。
生まれてきた健康な7匹の子供たちは父親が2人いるんですねぇ。
この研究は、今のところ成功率が低く、人間に応用できるかどうかも定かではありません。
また、もちろん倫理的な配慮が必要なことでもあります。
人間に応用…。
それはアカンよね(笑)
それでもメスの卵子がいらない出産は、男性カップルがきちんと血のつながりのある我が子を授かる可能性の扉を開く、「革命的な成果」であるということのようです。
この研究は、大阪大学大学院の林克彦教授らを中心とする研究チームが行ったもので、研究チームは以前、マウスのメスから採取した皮膚細胞を卵子に変えて、健康な子供を作ることに成功していました。
また、他の大学の研究でも、オスなしでメスの卵子だけで単為生殖させることに成功しています。
今回の林教授らが試みたのは、同じことをオスでもできないか? ということです。
人間と同じように、マウスにもXとYの性染色体があります。
メスならXX、オスならXYと習いましたね。
そこで林教授らは、オスの尻尾から皮膚細胞を採取し再プログラムすることで、人工多能性幹細胞「iPS細胞」に変えてみました。
そして、この細胞の一部が自然にY染色体を失うまで培養を続けると…。
その結果、6%ほどの細胞からはY染色体が失われ、X染色体しか残らなくなりました。
このタイプを「XO型」というそうです。
この残されたX染色体を蛍光タンパク質と「リバーシン」という薬剤でコピーします。
こうして、オスの細胞から本来メスにしかないXX染色体が作られるんですね。
あとはXX染色体を持つ細胞から卵子を作り、これを別のオスの精子で受精させてやればいいわけです。
今回生まれたマウスは、この受精卵を移植された代理母マウスから生まれた子たちです。
ただし成功率はかなり低く、630回試みて、生まれてきたのはたった7匹だけだそうです。
成功率は1%とかなりの難産ですな。
それでも、生まれてきた子たちに異常は見受けられず健康で、自分たちの子供を作る生殖能力もきちんとあったそうなんです。
今のところ、この方法をそのまま人間に応用できるかどうかははっきりしていません。
ですが理論的には、男性同士で子供を作れるということであるそうです。
男性同士のカップルであっても、片方が精子を、もう片方からXX染色体をもつ卵子を作り出すことで、血のつながりのある我が子を授かれる可能性があるわけなんですね。
それどころか、男性1人だけでも子供を作れるかもしれないと…。
1人の人間から用意された精子と卵子から生まれてくるのは、羊のドリーのようなクローン・ベビーとなります。
また人間の子供だけでなく、たとえば生き残りがオス1匹だけという絶滅危惧種を、ほかの近縁種に代理母となってもらうことで、復活させることもできるかもしれません。
ただ成功率1%ということは、残り99%の胚は死んでしまうということです。
効率という点で、現時点ではあまり優れているとは言えません。
また妊娠3週間で子供が生まれるマウスと違い、人間は出産までおよそ10ヶ月かかるわけで、難易度はさらに高いでしょう。
それでもイスラエル、バル=イラン大学の性決定学の専門家ニッツァン・ゴネン氏は、この技術はあと10年か15年ぐらいで人間でも実用化されるのではと予測しています。
なお、この期間は技術的な課題だけでなく、倫理的な課題をクリアするための時間も含まれているとのことです。
なんとも言えんなぁ…。
技術的な事は素晴らしいんでしょうけど、この倫理的問題が、あと10年で解決できるとは思えませんね。
この単為生殖が可能になり、やってもいいよってな事になったら、結構な数の人が、自分のクローンベビーを作っちゃうんじゃないかと思うけど…。
アカン気しかしませんな(笑)
この研究も今後を追ってみましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院