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2022年11月17日 [からだのこと]

脳内スキャン

お疲れ様です。院長です。

11月17日の木曜日でございます。

今月も、残り2週間を切りました。

12月に入ると、慌ただしさは急激に進みますし、今のうちに計画立てておかないとね。

当院も、来週から、年末恒例のカーテンの洗濯ってのが始まります。

毎週、1枚づつ洗濯するわけですが、しばらくの間は洗われたカーテンの柔軟剤の匂いが、なかなかいい感じに香って気持ちいいんですよね。

これも年末の香りですわ。

てことで、もうすぐ忙しくなる、年末前、今日もネタにいきましょう。

今日のネタは、最新のサイエンステクノロジーネタで、fMRIのスキャンデータから、脳内の思考を読み取るアルゴリズムの開発に成功したってなお話しをしてみたいと思います。

いよいよ精巧なウソ発見器が登場するのも間近かもしれません。

脳をスキャンしたデータをもとに、脳内の思考を読み取るアルゴリズムが開発されました。

これまでにも、脳内の思考を読み取る方法はあるにはあったんですが、外科手術で脳の奥深くに電極を埋め込む必要がありました。

ですが今回の方法なら脳をスキャンする「機能的磁気共鳴画像法(fMRI)」と「アルゴリズム」を使って、頭に穴を開けなくても同様の精度で思考を読み取ることができるというものらしいです。

なんか…

嫌な感じやな(笑)

勝手に思考を見られそうでちょっと使い方間違えるなよって感はありますが、技術的にはスゴイものなんでしょう。

もちろん、脳内の思考を一語一句正確に解読できるわけではないようですが、かつてSFの中でしか存在しなかった技術が現実のものになろうとしているわけですね。

「機能的磁気共鳴画像法(fMRI)」は、酸素を含んだ脳内の血液の流れを検出する技術です。

脳細胞はエネルギーと酸素を使って活動しています。

ですから血流を追うことで、脳の活動を間接的に測定できるわけなんです。

ただし脳細胞が放出する電気信号は、血液の流れよりも速いため、fMRIは、脳内の活動をリアルタイムで検出できるわけではありません。

それでも、今回の研究は、人の思考をかなりの精度で解読することに成功しているそうです。

テキサス大学オースティン校の神経科学者アレキサンダー・フート助教は、「20年前にそんなことができるかと世界の認知神経科学者に尋ねたら、笑い飛ばされたことでしょう」と、語っています。

今回の研究では、参加者(20代と30代の女性1名と男性2名)にポッドキャストやラジオ番組を聴いてもらいながら、その時の脳をfMRIでスキャンしました。

次に、これらのスキャンデータを「デコーダー」と呼ばれるコンピューターアルゴリズムに送り、脳の活動をもとに視聴内容を再現させました。

するとポッドキャストやラジオ番組で語られた内容と「かなりよく一致」したものを再現できたという話しです。

ただしデコーダーは、登場人物の代名詞や一人称・三人称がごちゃごちゃになったりと、苦手なこともあったそうです。

フート助教によると、デコーダーは起きていることをかなり正確に把握できるが、何をしているかまではわかっていないのだという事のようです。

その後の実験では、同じやり方で、参加者がfMRI内で視聴した無声映画の内容を、かなり正確に再現することにも成功しているそうです。

さらに頭の中で想像しただけの内容を再現することまでできたとのことですから、まぁそこそこ精度は高いと言えるでしょう。

今回の技術がさらに発展すれば、会話や文字入力ができない人を補助する、「ブレイン・コンピュータ・インターフェイス( BCI)」として利用できると期待されています。

なるほど…。

そういう使い方は出来ますね。

頭の中の思考を読み取ると言うより、頭の中で考えたことを伝えると…。

こうなると、余計な事を考えない様に気を配りまくらなきゃいけなくなりますが、これはこれで使い道は多岐にわたりそうですな。

ま、倫理的な問題はついて回ると思いますが…。

この研究も、今後に期待大ですな。

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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