弘泉堂ブログ
弘泉堂鍼灸接骨院
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2015年10月29日 [日々のこと]

銀杏(いちょう)

お疲れ様です。院長です。

最近、あったかい日もありますが、いよいよ空気が冬になってきましたね〜

秋が深まれば、色づき始めたイチョウを楽しめる季節ですね〜。

当院は、丸太町通りに面しているんですが、街路樹にイチョウがならんで、なかなかの雰囲気を醸し出してくれています。
そのイチョウを、先週剪定してまわってらして、今はすこし枝葉が少なく、寂しい感じですがその分、見通しが良かったりします。

イチョウといえば銀杏。そして銀杏と聞くと、あの独特で強烈なにおいを思い出す人もいるのではないでしょうか。
この時期、銀杏の実が落ちて、なかなかな臭気を漂わせてる場所なんかがありますが、当院の前のイチョウさんは、実が落ちてません。
そして、銀杏は何故にあんなににおうのでしょうか?

毎日、イチョウの木を見ていると疑問に思えてきたので、ちょっと調べてみました☆
 
予想はしていたのですが、イチョウの木には雄雌があり、実がなるのは雌の木だけのようです。

雄木が4月下旬頃に花を咲かせて花粉をだし、雌木の花と受粉して実が付きます。このことから、街路樹として使われるイチョウは、基本的には雄の木を使うそうです。


そう言えば…


最近、銀杏臭い場所って、少なくなってません?

私の子供の頃は、そこかしこで銀杏の実が生り、それが落下して通行人に踏まれてさらに臭気を拡散する…

なんて現象が起こってたもんですが、最近ではそういった場所に遭遇しなくなってきた気がします。

きっと、植樹してくださる方(京都市のお仕事なんでしょうか?)が、雄木だけを街路樹として植えてくださってるんだろうなぁ〜とか


あと、なかなか独特の風味と食感を楽しめる美味しい銀杏の実なんですが、なんであんなに臭いのでしょう?

これは、酪酸とペプタン酸という物質が原因だそうで、なぜこの実はそんなにおいを発するかは、正確にはわかってない様なんですが、一つの仮説として、子孫を残す際に出来るだけ、他の動物に食べられてしまうのを防ぐために、あのにおいを出していると…


なるほど…


臭覚の優れた動物なら、確かにあのにおいの実は食べないかも…
実が落ちてしまったら、そこから先は完全に無防備ですから、銀杏の最後の抵抗なのかもしれませんね…

紅葉の時期を前に、ちょっとイチョウを考えさせられました。

ではまた…


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