2022年08月30日 [色々なこと]
ホロシナリオズとは
お疲れ様です。院長です。
8月30日の火曜日でございます。
いよいよ明日で8月も終りですよ。
さすがに真夏の暑さはなくなりましたが、まだまだ涼しいとは言い難く、当分は中途半端な暑さとの戦いになるでしょうな。
しかも、急に冷え込んだりしますから、要注意ですぜ。
では今日のネタですが、最先端のサイエンステクノロジーなお話しでもしてみたいと思います。
イギリス、ケンブリッジのアデンブルックズ病院では、医学生たちがホログラムの患者で演習を行うという世界初の試みを行なっているそうなんです。
医学生は「複合現実（MR）ヘッドセット」を装着し、シミュレーションされた環境の中で医療行為を体験します。
この間、喘息などで苦しむ患者を診察し、リアルタイムで適切な判断を下さなければならないんだそうです。
この医療用デバイスは「ホロシナリオズ（HoloScenarios）」というもので、アデンブルックズ病院の研究グループが中心となり、ケンブリッジ大学と米LAに拠点を置くハイテク企業GigXR社との共同で開発されたそうです。
「ホロシナリオズ」を利用すれば、複合現実で描かれた医療現場で、医療行為をリアルタイムで練習することができるわけです。
複合現実（以下MR）とは、仮想世界を複合・融合させ、相互にリアルタイムで影響し合う空間を構築する技術のことです。
その第一弾は喘息の患者で、その後もアナフィラキシーショック、血栓、肺炎とさまざまな病人が登場するそうです。
さらに心臓病や神経疾患のシミュレーションも開発中なんだとか…。
こちらの動画は、その「ホロシナリオズ（HoloScenarios）」を紹介したイギリスBBCの影像なんですが、なかなかですな。
イギリス国民保健サービス（NHS）のディレクター、スティーブン・ポウィス氏はプレスリリースで、「イギリス国民保健サービスは医療イノベーションの最前線に立ち続けてきた」と説明しています。
ケンブリッジのチームによるこのユニークな発明は、現実感あるホログラム患者を用いた医療教育を通じて、次世代の医師・看護師・医療従事者たちの学習を促進します。
模擬的な環境で医療行為をリアルタイムで練習することができ、世界各地のトレーニングにもアクセスできます。
医学の勉強といえば、これまでは教科書、マネキン、コンピューターソフトが定番でした。
ホロシナリオズの教育効果はこれらに匹敵するもので、開発者によれば、費用対効果が高く、柔軟なトレーニング教材であるということです。
その特徴はもちろん、「複合現実（MR）」を採用している点で、「仮想現実（VR）」の場合、ヘッドセットに映し出されるのは完全にバーチャルの世界なので、没入感あふれる体験ができるんですが、物理世界からは締め出されてしまうわけです。
またMRに近いものとして「拡張現実（AR）」てのもあるそうなんですが、こちらは物理世界にデジタル情報を重ねるだけなので、その操作までは難しいんだそうです。
MRは物理世界と仮想世界をより融合させたシステムで、物理世界が主体でありながら、そこに投影されたデジタル情報（例えば、ホログラムの患者）に働きかけることができるんですな。
また1つのMR空間に複数人が参加して、一緒に同じ体験ができるのも特徴です。
ケンブリッジ大学病院のアラン・グプタ博士は、「MRは便利な訓練用シミュレーターとして認知が進んでいる。採用が増えており、MR学習用機材の需要は急増中」と述べています。
ケンブリッジ大学教育学部のリーカ・ホフマン教授は、「我々の研究は、こうしたシミュレーションを学習に役立て、MR学習の採用を加速する方法を探ること」となはしています。
「教育機関が従来の教材を評価するのと同じように、MRをカリキュラムに取り込むガイドラインとなることを願い、最終的には患者の治療の改善にもつながってほしい」との事です。
GigXR社の創業者デビッド・キング・ラスマン氏は、「360度に展開される医療現場で指導者をサポートできることは、GigXR社にとって一里塚となる出来事。医学生たちがクラスの最初からずっと使えるようなアプリケーションライブラリを提供できるようになる」と話しています。
ホロシナリオズには、今後さらにさまざまな病気で苦しむホログラム患者が登場する予定なんだそうです。
これはいいと思いますね。
医療技術って、なかなか練習できませんし、少しでもリアルな体験が出来るのは素晴らしい事ですね。
こういうの、日本でも取り入れたらいいのにねぇ。
あと、この技術、医療以外にも使えそうですよね。
自動車教習所なんかでも、最初はシュミレーター使いますけど、明らかにゲームセンターのノリですもんね（笑）
色んな分野に広がりそうな「総合現実(MR)」の技術、これからに期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月30日の火曜日でございます。
いよいよ明日で8月も終りですよ。
さすがに真夏の暑さはなくなりましたが、まだまだ涼しいとは言い難く、当分は中途半端な暑さとの戦いになるでしょうな。
しかも、急に冷え込んだりしますから、要注意ですぜ。
では今日のネタですが、最先端のサイエンステクノロジーなお話しでもしてみたいと思います。
イギリス、ケンブリッジのアデンブルックズ病院では、医学生たちがホログラムの患者で演習を行うという世界初の試みを行なっているそうなんです。
医学生は「複合現実（MR）ヘッドセット」を装着し、シミュレーションされた環境の中で医療行為を体験します。
この間、喘息などで苦しむ患者を診察し、リアルタイムで適切な判断を下さなければならないんだそうです。
この医療用デバイスは「ホロシナリオズ（HoloScenarios）」というもので、アデンブルックズ病院の研究グループが中心となり、ケンブリッジ大学と米LAに拠点を置くハイテク企業GigXR社との共同で開発されたそうです。
「ホロシナリオズ」を利用すれば、複合現実で描かれた医療現場で、医療行為をリアルタイムで練習することができるわけです。
複合現実（以下MR）とは、仮想世界を複合・融合させ、相互にリアルタイムで影響し合う空間を構築する技術のことです。
その第一弾は喘息の患者で、その後もアナフィラキシーショック、血栓、肺炎とさまざまな病人が登場するそうです。
さらに心臓病や神経疾患のシミュレーションも開発中なんだとか…。
こちらの動画は、その「ホロシナリオズ（HoloScenarios）」を紹介したイギリスBBCの影像なんですが、なかなかですな。
イギリス国民保健サービス（NHS）のディレクター、スティーブン・ポウィス氏はプレスリリースで、「イギリス国民保健サービスは医療イノベーションの最前線に立ち続けてきた」と説明しています。
ケンブリッジのチームによるこのユニークな発明は、現実感あるホログラム患者を用いた医療教育を通じて、次世代の医師・看護師・医療従事者たちの学習を促進します。
模擬的な環境で医療行為をリアルタイムで練習することができ、世界各地のトレーニングにもアクセスできます。
医学の勉強といえば、これまでは教科書、マネキン、コンピューターソフトが定番でした。
ホロシナリオズの教育効果はこれらに匹敵するもので、開発者によれば、費用対効果が高く、柔軟なトレーニング教材であるということです。
その特徴はもちろん、「複合現実（MR）」を採用している点で、「仮想現実（VR）」の場合、ヘッドセットに映し出されるのは完全にバーチャルの世界なので、没入感あふれる体験ができるんですが、物理世界からは締め出されてしまうわけです。
またMRに近いものとして「拡張現実（AR）」てのもあるそうなんですが、こちらは物理世界にデジタル情報を重ねるだけなので、その操作までは難しいんだそうです。
MRは物理世界と仮想世界をより融合させたシステムで、物理世界が主体でありながら、そこに投影されたデジタル情報（例えば、ホログラムの患者）に働きかけることができるんですな。
また1つのMR空間に複数人が参加して、一緒に同じ体験ができるのも特徴です。
ケンブリッジ大学病院のアラン・グプタ博士は、「MRは便利な訓練用シミュレーターとして認知が進んでいる。採用が増えており、MR学習用機材の需要は急増中」と述べています。
ケンブリッジ大学教育学部のリーカ・ホフマン教授は、「我々の研究は、こうしたシミュレーションを学習に役立て、MR学習の採用を加速する方法を探ること」となはしています。
「教育機関が従来の教材を評価するのと同じように、MRをカリキュラムに取り込むガイドラインとなることを願い、最終的には患者の治療の改善にもつながってほしい」との事です。
GigXR社の創業者デビッド・キング・ラスマン氏は、「360度に展開される医療現場で指導者をサポートできることは、GigXR社にとって一里塚となる出来事。医学生たちがクラスの最初からずっと使えるようなアプリケーションライブラリを提供できるようになる」と話しています。
ホロシナリオズには、今後さらにさまざまな病気で苦しむホログラム患者が登場する予定なんだそうです。
これはいいと思いますね。
医療技術って、なかなか練習できませんし、少しでもリアルな体験が出来るのは素晴らしい事ですね。
こういうの、日本でも取り入れたらいいのにねぇ。
あと、この技術、医療以外にも使えそうですよね。
自動車教習所なんかでも、最初はシュミレーター使いますけど、明らかにゲームセンターのノリですもんね（笑）
色んな分野に広がりそうな「総合現実(MR)」の技術、これからに期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
