2016年05月27日 [からだのこと]
記憶についての記憶
お疲れ様です。院長です。
5月27日金曜日。
今週もここまできました。はぁ〜金曜日。
そして、今月ももう終わりやなぁ…
あ、そろそろ給料もらった人も多いんでは?
そして27日は、なんでか色々支払があるんですよねぇ〜。
今日はそんな支払日のお話ではなく、支払日を忘れちゃう話(笑)
支払日を忘れたら、大体面倒なことになるので、忘れないでおこうと策を凝らし記憶にとどめておきますが、意識しない記憶って、何で覚えてるんでしょう?
今日は、そんな記憶について…
いってみよ。
記憶とは曖昧なもので、なおかつなかなか面白くて気まぐれなもの…
子供の頃の出来事を事細かに憶えている一方で、鍵の置き場所などはすぐに忘れてしまったり…
記憶にはいくつかの種類があり、脳はそれぞれに応じた忘れ方をするようなんです。心理学者は物忘れの態様を分類し、生物学者はその細胞レベルでの仕組みを研究してきました。
こうした研究を経て判明したことは、物忘れは正常なことであり、むしろ脳が適切に機能するためには不可欠だということ。ではその物忘れに関する不思議な事実を学んでいきましょう。
よくあることですが、不思議な記憶障害の1つに、部屋に入ったはいいが、何のためにそこにいるのか思い出せないというやつ。
これは多い。
私なんかも、今座ってたところから、スタッフのとこまで歩いていき、そこで一言。
「あれ?何しに来たんやったっけ?(;'∀')」
そんな問いかけをされるスタッフも困るでしょうが、当の本人はどうしても思い出せないわけですよ。
そして、諦めてもとの場所に帰ると思い出す(笑)
そんな現象あるでしょ?
実はこれはドアが犯人なんだそうです。ドアを通り抜けることで、脳に新しい場面の始まりが告げられ、それまでの記憶はどこかへ行ってしまうそう。
ある心理学者ガによれば、ドアを出入りすることは心における「事象の境界」として作用すると言ってるそうです。
これをきっかけとして、それぞれの行動が別々に保持されるわけですね。そのため、ある部屋で決めたことを別の部屋で思い出すことは難しいこととなるんだって。
なるほどねぇ〜…
ドアはなくても、場面が変わるという意味じゃ、私のいつもの行動もそういことに分類されるなぁと、妙に納得させられます。
てな具合に、記憶とはなかなか奥の深いもんで、2013年の論文では奇妙な症例が報告されてたそうです。
とある女性が当の本人はまったく知らない、歌の音楽幻聴を耳にしていた。
ところが、これを彼女の両親に話したところ、彼女はその歌を知っていたのだそうです。つまり、論文の発表者によれば、この女性はある時点まではその歌を知っていたが、いつの間にか忘れてしまった可能性が高いと…
この症例は、脳がアクセス可能でありつつも、認識できない形で記憶を保持できることを示唆しているそうなんです。
つまり、「無意識下」のうちに「記憶」していると…
これでは、「思い出す」ことは出来ません。
でも、記憶としては脳にある…
脳にはあるわけですから、何かの拍子にその歌が蘇ってはくるんですが、本人はその歌の事を忘れてるから、幻聴のような感覚で聞いてしまうわけです。
なるほどねぇ…
こういう事が頻繁におこるなら、デジャブ的な事もすべて説明がつきますよね。
初めて行く場所の風景を、何となく前に見たことがある懐かしい感じがする場所だ…なんて、思ってても実は以前に見たことがあってそのことを忘れてると…
結局、記憶として定着していない「記憶」はきおくとして認識されないから、何となく見たって思い出しても、その「思い出したこと」自体を、間違い(つまりこの場合、見たことある気がすると、気のせいにする)だと思っちゃうんですね。
なかなか奥が深いぞ。記憶脳。
また、3 〜4歳前のごく小さいころの記憶は消え去ってしまうものですが、これにはどうやら理由があるようで、この現象は幼児期健忘と呼ばれている。
以前は、きちんと脳内に記憶として残されているのだが、子供はそれを言語化する能力を持たないことが忘れ去る原因だと考えられていました。
しかし、最近では幼児期に記憶を形成した後に、意図的なメカニズムによって忘れ去ってしまうと見られるようになっている。この理由の1つとしては、急激な脳の発達が挙げられます。
幼児期には指数関数的に脳細胞が成長しており、蓄積した記憶を消し去っているようなんですね。
要は、許容量の問題ってことですかね。
てな感じで、記憶にはまだまだ奥深い部分があるようで、これからもちっと調べて発表していきたいと思います。
ってことを覚えてたらですけどね〜(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月27日金曜日。
今週もここまできました。はぁ〜金曜日。
そして、今月ももう終わりやなぁ…
あ、そろそろ給料もらった人も多いんでは?
そして27日は、なんでか色々支払があるんですよねぇ〜。
今日はそんな支払日のお話ではなく、支払日を忘れちゃう話(笑)
支払日を忘れたら、大体面倒なことになるので、忘れないでおこうと策を凝らし記憶にとどめておきますが、意識しない記憶って、何で覚えてるんでしょう?
今日は、そんな記憶について…
いってみよ。
記憶とは曖昧なもので、なおかつなかなか面白くて気まぐれなもの…
子供の頃の出来事を事細かに憶えている一方で、鍵の置き場所などはすぐに忘れてしまったり…
記憶にはいくつかの種類があり、脳はそれぞれに応じた忘れ方をするようなんです。心理学者は物忘れの態様を分類し、生物学者はその細胞レベルでの仕組みを研究してきました。
こうした研究を経て判明したことは、物忘れは正常なことであり、むしろ脳が適切に機能するためには不可欠だということ。ではその物忘れに関する不思議な事実を学んでいきましょう。
よくあることですが、不思議な記憶障害の1つに、部屋に入ったはいいが、何のためにそこにいるのか思い出せないというやつ。
これは多い。
私なんかも、今座ってたところから、スタッフのとこまで歩いていき、そこで一言。
「あれ?何しに来たんやったっけ?(;'∀')」
そんな問いかけをされるスタッフも困るでしょうが、当の本人はどうしても思い出せないわけですよ。
そして、諦めてもとの場所に帰ると思い出す(笑)
そんな現象あるでしょ?
実はこれはドアが犯人なんだそうです。ドアを通り抜けることで、脳に新しい場面の始まりが告げられ、それまでの記憶はどこかへ行ってしまうそう。
ある心理学者ガによれば、ドアを出入りすることは心における「事象の境界」として作用すると言ってるそうです。
これをきっかけとして、それぞれの行動が別々に保持されるわけですね。そのため、ある部屋で決めたことを別の部屋で思い出すことは難しいこととなるんだって。
なるほどねぇ〜…
ドアはなくても、場面が変わるという意味じゃ、私のいつもの行動もそういことに分類されるなぁと、妙に納得させられます。
てな具合に、記憶とはなかなか奥の深いもんで、2013年の論文では奇妙な症例が報告されてたそうです。
とある女性が当の本人はまったく知らない、歌の音楽幻聴を耳にしていた。
ところが、これを彼女の両親に話したところ、彼女はその歌を知っていたのだそうです。つまり、論文の発表者によれば、この女性はある時点まではその歌を知っていたが、いつの間にか忘れてしまった可能性が高いと…
この症例は、脳がアクセス可能でありつつも、認識できない形で記憶を保持できることを示唆しているそうなんです。
つまり、「無意識下」のうちに「記憶」していると…
これでは、「思い出す」ことは出来ません。
でも、記憶としては脳にある…
脳にはあるわけですから、何かの拍子にその歌が蘇ってはくるんですが、本人はその歌の事を忘れてるから、幻聴のような感覚で聞いてしまうわけです。
なるほどねぇ…
こういう事が頻繁におこるなら、デジャブ的な事もすべて説明がつきますよね。
初めて行く場所の風景を、何となく前に見たことがある懐かしい感じがする場所だ…なんて、思ってても実は以前に見たことがあってそのことを忘れてると…
結局、記憶として定着していない「記憶」はきおくとして認識されないから、何となく見たって思い出しても、その「思い出したこと」自体を、間違い(つまりこの場合、見たことある気がすると、気のせいにする)だと思っちゃうんですね。
なかなか奥が深いぞ。記憶脳。
また、3 〜4歳前のごく小さいころの記憶は消え去ってしまうものですが、これにはどうやら理由があるようで、この現象は幼児期健忘と呼ばれている。
以前は、きちんと脳内に記憶として残されているのだが、子供はそれを言語化する能力を持たないことが忘れ去る原因だと考えられていました。
しかし、最近では幼児期に記憶を形成した後に、意図的なメカニズムによって忘れ去ってしまうと見られるようになっている。この理由の1つとしては、急激な脳の発達が挙げられます。
幼児期には指数関数的に脳細胞が成長しており、蓄積した記憶を消し去っているようなんですね。
要は、許容量の問題ってことですかね。
てな感じで、記憶にはまだまだ奥深い部分があるようで、これからもちっと調べて発表していきたいと思います。
ってことを覚えてたらですけどね〜(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院