2022年04月18日 [からだのこと]
デザイナーズチルドレン
お疲れ様です。院長です。
4月18日の月曜日でございます。
4月も後半に入り、やっと暖かくなってきましたね。
良い季節ですし楽しまないとね。
てことで、今日のネタですが、また良からぬことを企んでる中国がやらかそうとしてるってなお話しです。
2018年、世界初の遺伝子編集した人間の赤ちゃんが中国で誕生したというニュースが話題となりましたが、医療秩序を崩壊させたとして、裁判所は2019年、研究を行った賀建奎氏に、懲役3年の実刑を言い渡しました。
賀氏の出所が迫る中、中国の研究グループは、遺伝子編集技術で生まれてきた子供たちの健康を守るために、専用の施設を作ろうと提案しているんだとか…。
中国社会科学院の邱仁宗教授らは、『Nature』に投稿した論文の中で、ゲノム編集による遺伝子改変された子供、いわゆる「クリスパー(CRISPR)ベビー」のケアについて論じています。
ゲノムが編集されたことで、こうした子供たちに予期せぬ問題が生じる恐れもあります。
そうした問題に備えるために、定期的に異常を調べる検査をするべきだという事のようですが…。
問題の子供たちは、2018年に生まれました。
当時、南方科技術大学に所属していた賀建奎(フー・ジェンクイ)博士は、HIVに感染した男性と非感染の女性をつのり、遺伝子編集した胚を女性に移植しました。
移植された胚は、遺伝子編集技術でエイズウイルスの受容体を作り出す「CCR5」遺伝子が削除されたものでした。
その目的は、HIVに感染しない子供を誕生させることでした。
この実験の結果、双子の女の子が誕生し、のちに別の男女から3人目の、クリスパー(CRISPR)ベビーが生まれています。
この実験は世界にショックを与え、2019年12月、違法医療行為を行ったとして賀博士に懲役3年の実刑判決と、罰金300万元(約4700万円)が言い渡されました。
実験に協力した2名の科学者にも、有罪判決がでています。
今回の邱仁宗(チュウ・レンソン)教授らによる論文は、彼の出所が迫るこのタイミングに合わせて発表されたものです。
邱教授らは、おそらく子供たちは安全だろうと述べています。
が、それでもゲノム編集の過程で予期せぬエラーが起きており、それが子供たちの体に受け継がれてしまった可能性は少なからずあると…。
ですから定期的に彼らの遺伝子を検査して、異常がないかどうか確かめるべきだという事なんですね。
「これは私たちの要望です」と邱教授。
おそらく大丈夫と思われますが、100%問題ないとは誰にも言えないと話しています。
また、大学や政府が医療費を負担し、子供たちの健康と福祉に責任を負うべきだとも提案しています。
興味深い動きですが、この提案に反対する人たちも一定数います。
クリスパーベビーのプライバシーが必要以上に侵害される恐れがあるからです。
たとえば、オーストラリア・アルフレッド・ディーキン研究所の医療人類学者エベン・カークシーEben Kirksey)氏は、実験を行った賀博士本人や南方科技術大学が子供たちに何らかの責任を負うべき点については同意するものの、定期的な遺伝子の健康診断には反対しています。
現時点でゲノム編集による健康被害はないわけですから、過剰な干渉は子供たちのためにならないという見解ですな。
「特別な保護は、厳しい監視につながる恐れがあります」と、カークシー氏は考えております。
また仮に何らかの責任を大学や政府が負うのだとしても、その役割をはっきりさせておく必要があると、英国ケント大学の社会心理学者ジョイ・チャン氏(Joy Zhang)は話しています。
その責任を曖昧にしてしまうと、権力の乱用につながる恐れがあるからだと…。
チャン氏は、世界初の「試験管ベビー」として知られる、ルイーズ・ブラウンから教訓を得るべきだと話しています。
1978年に人として初めて体外受精で生まれたブラウンは、生まれてからあらゆる検査を受け続け、非常に苦労したそうなんです。
「一部のエリートの手にゆだねるだけでは、それを助長しこそすれ、助けにはなりません」とチャン氏は考えます。
確かにそうかもしれません。
現時点で、遺伝子を編集されて生まれた子供は3人だけですが、ゲノム編集技術がさらに進歩すれば、いずれはもっと普及する可能性はあるでしょう。
たとえば、ポーランド・クラコフ国立医療研究センターのデニス・レブリコフ氏(Denis Rebrikov)は、聴覚障害を引き起こす遺伝子変異を編集する方法を考案しています。
今のところ、この技術を施した胚から生まれた人間はいませんが、「おそかれ早かれ、体に支障のない子を産みたいという夫婦が出てくるでしょう」と語っています。
生殖技術を専門とするデンマーク・コペンハーゲン大学のアヨ・ウォールバーグ氏(Ayo Wahlberg)は、中国の3人が遺伝子編集された最後の赤ちゃんになることはないだろうと語っています。
将来的にゲノム編集された子供たちがもっと生まれてくるのならば、今から将来に備えるべきだと考えることもできるかもしれませんけどね。
いやー…。
やっちゃったもんは仕方ないにしても、今後はなんとか阻止できないもんですかね。
とは言っても、秘密裏に行われたら分からないっちゃ分かりませんからねぇ。
そんな事言いだしたら、すでにもう、この世に存在してるかもしれませんしね。
今回の専用施設のアイディアが正しいか間違いかも、もちろんですが、もっと根本的な部分で、法改正を含め見直すべきでしょう。
もう、人間はゲノム編集する技術を身に着けてしまってる以上、早急に対応する必要があると思いますけどね。
わたくし院長は、個人的に絶対アカンと思いますけど。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月18日の月曜日でございます。
4月も後半に入り、やっと暖かくなってきましたね。
良い季節ですし楽しまないとね。
てことで、今日のネタですが、また良からぬことを企んでる中国がやらかそうとしてるってなお話しです。
2018年、世界初の遺伝子編集した人間の赤ちゃんが中国で誕生したというニュースが話題となりましたが、医療秩序を崩壊させたとして、裁判所は2019年、研究を行った賀建奎氏に、懲役3年の実刑を言い渡しました。
賀氏の出所が迫る中、中国の研究グループは、遺伝子編集技術で生まれてきた子供たちの健康を守るために、専用の施設を作ろうと提案しているんだとか…。
中国社会科学院の邱仁宗教授らは、『Nature』に投稿した論文の中で、ゲノム編集による遺伝子改変された子供、いわゆる「クリスパー(CRISPR)ベビー」のケアについて論じています。
ゲノムが編集されたことで、こうした子供たちに予期せぬ問題が生じる恐れもあります。
そうした問題に備えるために、定期的に異常を調べる検査をするべきだという事のようですが…。
問題の子供たちは、2018年に生まれました。
当時、南方科技術大学に所属していた賀建奎(フー・ジェンクイ)博士は、HIVに感染した男性と非感染の女性をつのり、遺伝子編集した胚を女性に移植しました。
移植された胚は、遺伝子編集技術でエイズウイルスの受容体を作り出す「CCR5」遺伝子が削除されたものでした。
その目的は、HIVに感染しない子供を誕生させることでした。
この実験の結果、双子の女の子が誕生し、のちに別の男女から3人目の、クリスパー(CRISPR)ベビーが生まれています。
この実験は世界にショックを与え、2019年12月、違法医療行為を行ったとして賀博士に懲役3年の実刑判決と、罰金300万元(約4700万円)が言い渡されました。
実験に協力した2名の科学者にも、有罪判決がでています。
今回の邱仁宗(チュウ・レンソン)教授らによる論文は、彼の出所が迫るこのタイミングに合わせて発表されたものです。
邱教授らは、おそらく子供たちは安全だろうと述べています。
が、それでもゲノム編集の過程で予期せぬエラーが起きており、それが子供たちの体に受け継がれてしまった可能性は少なからずあると…。
ですから定期的に彼らの遺伝子を検査して、異常がないかどうか確かめるべきだという事なんですね。
「これは私たちの要望です」と邱教授。
おそらく大丈夫と思われますが、100%問題ないとは誰にも言えないと話しています。
また、大学や政府が医療費を負担し、子供たちの健康と福祉に責任を負うべきだとも提案しています。
興味深い動きですが、この提案に反対する人たちも一定数います。
クリスパーベビーのプライバシーが必要以上に侵害される恐れがあるからです。
たとえば、オーストラリア・アルフレッド・ディーキン研究所の医療人類学者エベン・カークシーEben Kirksey)氏は、実験を行った賀博士本人や南方科技術大学が子供たちに何らかの責任を負うべき点については同意するものの、定期的な遺伝子の健康診断には反対しています。
現時点でゲノム編集による健康被害はないわけですから、過剰な干渉は子供たちのためにならないという見解ですな。
「特別な保護は、厳しい監視につながる恐れがあります」と、カークシー氏は考えております。
また仮に何らかの責任を大学や政府が負うのだとしても、その役割をはっきりさせておく必要があると、英国ケント大学の社会心理学者ジョイ・チャン氏(Joy Zhang)は話しています。
その責任を曖昧にしてしまうと、権力の乱用につながる恐れがあるからだと…。
チャン氏は、世界初の「試験管ベビー」として知られる、ルイーズ・ブラウンから教訓を得るべきだと話しています。
1978年に人として初めて体外受精で生まれたブラウンは、生まれてからあらゆる検査を受け続け、非常に苦労したそうなんです。
「一部のエリートの手にゆだねるだけでは、それを助長しこそすれ、助けにはなりません」とチャン氏は考えます。
確かにそうかもしれません。
現時点で、遺伝子を編集されて生まれた子供は3人だけですが、ゲノム編集技術がさらに進歩すれば、いずれはもっと普及する可能性はあるでしょう。
たとえば、ポーランド・クラコフ国立医療研究センターのデニス・レブリコフ氏(Denis Rebrikov)は、聴覚障害を引き起こす遺伝子変異を編集する方法を考案しています。
今のところ、この技術を施した胚から生まれた人間はいませんが、「おそかれ早かれ、体に支障のない子を産みたいという夫婦が出てくるでしょう」と語っています。
生殖技術を専門とするデンマーク・コペンハーゲン大学のアヨ・ウォールバーグ氏(Ayo Wahlberg)は、中国の3人が遺伝子編集された最後の赤ちゃんになることはないだろうと語っています。
将来的にゲノム編集された子供たちがもっと生まれてくるのならば、今から将来に備えるべきだと考えることもできるかもしれませんけどね。
いやー…。
やっちゃったもんは仕方ないにしても、今後はなんとか阻止できないもんですかね。
とは言っても、秘密裏に行われたら分からないっちゃ分かりませんからねぇ。
そんな事言いだしたら、すでにもう、この世に存在してるかもしれませんしね。
今回の専用施設のアイディアが正しいか間違いかも、もちろんですが、もっと根本的な部分で、法改正を含め見直すべきでしょう。
もう、人間はゲノム編集する技術を身に着けてしまってる以上、早急に対応する必要があると思いますけどね。
わたくし院長は、個人的に絶対アカンと思いますけど。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院