2022年02月23日 [からだのこと]
宇宙貧血
お疲れ様です。院長です。
2月23日の水曜日でございます。
今日は天皇誕生日ってことでお休みです。
天皇誕生日…。
まだ、この日に定着してませんな(笑)
12月23日のイメージが強すぎて、どうもピンときませんが、これも慣れでしょう。
てことで、つい先日、と言っても少し前ですが、日本人として民間初の宇宙旅行をされた、前澤友作さんが無事帰還され、テレビなんかで宇宙体験を色々話されていましたね。
まぁ、こんな時代ですから、宇宙どころか、しばらく国内旅行も行ってねぇって人も多いかと思いますが、宇宙にいける時代がもうすぐ来るんでしょうね。
この前澤さん、次は月の裏側に行くらしいですね。
まぁ、この方は特別だとしても、やはり宇宙に興味のある方はたくさんいると思います。
わたくし院長、天体には興味なくはないですが、宇宙に行きたいかと言われると、これは微妙だなぁ…。
微妙と言うより、行きたくないかな(笑)
まず、大変でしょ?
絶対…。
身体にも負担がかかるそうですし、宇宙は人間にとって楽な場所ではないんですよね。
宇宙船内にいれば、空気を確保し、寒さや放射線などから身を守ることが可能ですが、他にも様々な困難が待ち受けています。
重力がないため、骨密度が低下がすることもあります。
更には「宇宙貧血」が待っているんだとか…。
これは地球に帰還してからもしばらく続く場合が多いそうなんですよ。
では、いったいなぜ宇宙貧血てなものが起こるのでしょう?
新たなる研究によると、宇宙にいるだけで、赤血球の破壊が速まることが分かったそうなんです。
この宇宙貧血、人類が初めて宇宙に出て以来、宇宙飛行士が地球に帰還するたびに報告されてきました。
これまで宇宙貧血になる原因は、無重力のせいで血液が上半身に集まるからだと考えられていました。
上半身の血液が増えすぎてしまうために、人体はバランスをとろうと赤血球の10%を破壊してしまうんだと…。
ところが最新の研究では、宇宙貧血は血液の移動だけが原因ではないことを明らかになったそうなんです。
どうやら宇宙にいること自体で、血液に大きな影響を与えているらしいんです。
カナダ、オタワ病院のガイ・トルーデル教授らが、6ヶ月のミッションに就いていた宇宙飛行士14人の血液を分析したところ、宇宙では地球より1.5倍多く赤血球が破壊されていることがわかりました。
地球上では、1秒に200万個の赤血球が作られては、破壊されています。
ところが、宇宙でのミッション期間中、男女を問わずに破壊される赤血球が300万個に増えていたそうなんです。
「宇宙にいると、よりたくさんの赤血球が破壊されることがわかりました。これはミッション期間中ずっと続きます」と、トルーデル教授は話しています。
トルーデル教授らは、この調査を行うために新しい検査法を考案しています。
呼吸に含まれる「一酸化炭素」の数を測定する方法です。
赤血球に含まれる赤い色素「ヘム」が1つ破壊されるたびに、一酸化炭素分子が1つ作られます。
そのため、これをカウントすることで、壊れた赤血球の数を推定できるというわけです。
赤血球の破壊が加速する一方で、それを補うために作られる赤血球も増えると考えられています。
これは直接測定されたわけではないのであくまでも推測ですが、そうでなければ宇宙飛行士はよりひどい貧血になっているはずだと…。
とは言え、将来的に行われる宇宙旅行においては要注意です。
地球などの惑星や衛星への着陸では、宇宙貧血がエネルギー・持久力・体力に影響し、ミッション達成を阻むかもしれません。
その影響は、着陸して再び重力と付き合わなければならなくなった時に初めて現れます。
赤血球の量は、地球に帰還して3〜4ヶ月後には元通りになるそうです。
ですが興味深いことに、赤血球が破壊されるスピードは1年経っても、出発前の30%高いままだったんだとか…。
ここから、宇宙に出ると、人体が赤血球をコントロールする仕組みに構造的な変化が起きるらしいことがうかがえるという事のようです。
こうした発見から言えることはまず、宇宙食のメニューは赤血球の減少を補えるようなものでなければならないということです。
また、宇宙に出る前に、血液の状態や貧血の影響を受ける症状について、これまで以上に入念なチェックが必要になるだろうと考えられますね。
心臓や血管に問題がある人の場合、宇宙空間で合併症のリスクが高まる可能性があるそうです。
なお、地球上よりも速い赤血球の生産・破壊ペースに人体がどのくらい耐えられるのか、現時点では明らかではありません。
一方、トルーデル教授による別の研究では、宇宙の滞在が長いほど貧血が悪化することも明らかになっています。
こうしたことは、月や火星での長期有人ミッションに大きな影響を与える可能性もあるでしょうね。
まぁ、あくまで、人間の身体は、この地球上の環境に適応できるよう、作られているわけですから、異空間に行けば問題が起こっても当然ですよね。
これから先の未来で、一般人が自由に宇宙に行き来出来るようになるまで、あと何年かかるか分かりませんが、この健康問題が一番のネックでしょうね。
宇宙が近付いてきた分、細かなことまでキチンとクリアしていかないといけませんからね。
ま、わたくし院長が生きてるうちは無理でしょうけど…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月23日の水曜日でございます。
今日は天皇誕生日ってことでお休みです。
天皇誕生日…。
まだ、この日に定着してませんな(笑)
12月23日のイメージが強すぎて、どうもピンときませんが、これも慣れでしょう。
てことで、つい先日、と言っても少し前ですが、日本人として民間初の宇宙旅行をされた、前澤友作さんが無事帰還され、テレビなんかで宇宙体験を色々話されていましたね。
まぁ、こんな時代ですから、宇宙どころか、しばらく国内旅行も行ってねぇって人も多いかと思いますが、宇宙にいける時代がもうすぐ来るんでしょうね。
この前澤さん、次は月の裏側に行くらしいですね。
まぁ、この方は特別だとしても、やはり宇宙に興味のある方はたくさんいると思います。
わたくし院長、天体には興味なくはないですが、宇宙に行きたいかと言われると、これは微妙だなぁ…。
微妙と言うより、行きたくないかな(笑)
まず、大変でしょ?
絶対…。
身体にも負担がかかるそうですし、宇宙は人間にとって楽な場所ではないんですよね。
宇宙船内にいれば、空気を確保し、寒さや放射線などから身を守ることが可能ですが、他にも様々な困難が待ち受けています。
重力がないため、骨密度が低下がすることもあります。
更には「宇宙貧血」が待っているんだとか…。
これは地球に帰還してからもしばらく続く場合が多いそうなんですよ。
では、いったいなぜ宇宙貧血てなものが起こるのでしょう?
新たなる研究によると、宇宙にいるだけで、赤血球の破壊が速まることが分かったそうなんです。
この宇宙貧血、人類が初めて宇宙に出て以来、宇宙飛行士が地球に帰還するたびに報告されてきました。
これまで宇宙貧血になる原因は、無重力のせいで血液が上半身に集まるからだと考えられていました。
上半身の血液が増えすぎてしまうために、人体はバランスをとろうと赤血球の10%を破壊してしまうんだと…。
ところが最新の研究では、宇宙貧血は血液の移動だけが原因ではないことを明らかになったそうなんです。
どうやら宇宙にいること自体で、血液に大きな影響を与えているらしいんです。
カナダ、オタワ病院のガイ・トルーデル教授らが、6ヶ月のミッションに就いていた宇宙飛行士14人の血液を分析したところ、宇宙では地球より1.5倍多く赤血球が破壊されていることがわかりました。
地球上では、1秒に200万個の赤血球が作られては、破壊されています。
ところが、宇宙でのミッション期間中、男女を問わずに破壊される赤血球が300万個に増えていたそうなんです。
「宇宙にいると、よりたくさんの赤血球が破壊されることがわかりました。これはミッション期間中ずっと続きます」と、トルーデル教授は話しています。
トルーデル教授らは、この調査を行うために新しい検査法を考案しています。
呼吸に含まれる「一酸化炭素」の数を測定する方法です。
赤血球に含まれる赤い色素「ヘム」が1つ破壊されるたびに、一酸化炭素分子が1つ作られます。
そのため、これをカウントすることで、壊れた赤血球の数を推定できるというわけです。
赤血球の破壊が加速する一方で、それを補うために作られる赤血球も増えると考えられています。
これは直接測定されたわけではないのであくまでも推測ですが、そうでなければ宇宙飛行士はよりひどい貧血になっているはずだと…。
とは言え、将来的に行われる宇宙旅行においては要注意です。
地球などの惑星や衛星への着陸では、宇宙貧血がエネルギー・持久力・体力に影響し、ミッション達成を阻むかもしれません。
その影響は、着陸して再び重力と付き合わなければならなくなった時に初めて現れます。
赤血球の量は、地球に帰還して3〜4ヶ月後には元通りになるそうです。
ですが興味深いことに、赤血球が破壊されるスピードは1年経っても、出発前の30%高いままだったんだとか…。
ここから、宇宙に出ると、人体が赤血球をコントロールする仕組みに構造的な変化が起きるらしいことがうかがえるという事のようです。
こうした発見から言えることはまず、宇宙食のメニューは赤血球の減少を補えるようなものでなければならないということです。
また、宇宙に出る前に、血液の状態や貧血の影響を受ける症状について、これまで以上に入念なチェックが必要になるだろうと考えられますね。
心臓や血管に問題がある人の場合、宇宙空間で合併症のリスクが高まる可能性があるそうです。
なお、地球上よりも速い赤血球の生産・破壊ペースに人体がどのくらい耐えられるのか、現時点では明らかではありません。
一方、トルーデル教授による別の研究では、宇宙の滞在が長いほど貧血が悪化することも明らかになっています。
こうしたことは、月や火星での長期有人ミッションに大きな影響を与える可能性もあるでしょうね。
まぁ、あくまで、人間の身体は、この地球上の環境に適応できるよう、作られているわけですから、異空間に行けば問題が起こっても当然ですよね。
これから先の未来で、一般人が自由に宇宙に行き来出来るようになるまで、あと何年かかるか分かりませんが、この健康問題が一番のネックでしょうね。
宇宙が近付いてきた分、細かなことまでキチンとクリアしていかないといけませんからね。
ま、わたくし院長が生きてるうちは無理でしょうけど…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院