2022年02月07日 [色々なこと]
AI検察官
お疲れ様です。院長です。
2月7日の月曜日でございます。
2月も1週間過ぎましたね〜。
寒いのも後少しって感じですな。
では、今日のネタですが、このブログでも、ここ最近登場頻度が非常に高く、世界中でこぞって開発されまくっているAIですが、今日はまたとんでもないものが開発されたお話しです。
なんと、中国の研究者が、人の手を借りずに犯罪の内容を特定し、それに応じて起訴できる「AI検察官」を開発したそうなんです。
AI検察官は事件について口頭で説明されると、その犯罪内容を分析して、97%の精度で起訴できるんだとか…。
これを活用すれば、人間の検察官は負担が減り、より難しい仕事に集中できるようになると説明されているようなんですが、政府に悪用される可能性や誤検知の問題が懸念されています。
これな。
これ系のAiはいつか出るだろうと思っていましたが、中国ですか…。
もう、嫌な気しかしませんよね(笑)
中国だけに。
で、このAI検察の開発を進めているのは、中国国内でもっとも多忙とされる上海浦東人民検察院なんだそうです。
開発チームは、2015〜2020年に発生した17000件以上の事件データをAI検察官に学習させます。
これによって、事件の記録から読み取れる1000項目の特徴をもとに、犯罪の内容を特定し、97%の正確さで起訴する性能が実現されたようなんです。
とは言え、現時点でAI検察官が全ての犯罪に対応できるわけではありません。
それでも上海でもっとも一般的な「クレジットカード詐欺」「賭博運営」「危険運転」「故意の傷害」「公務執行妨害」「窃盗」「詐欺」「因縁つけ」の8つに対応できるんだそうです。
まぁ、これらの事件なら何とかねぇ…。
さらに今後の改良で、一般的でない複雑な犯罪も認識できるようになるほか、1人を複数の容疑で起訴することも可能になるだろうと、開発者は説明しています。
中国の検察は、すでに2016年にAIを採用しており、今では「証拠の強さ」「逮捕時の状況」「一般社会に対する容疑者の危険さ」といったことの評価に広く利用されているそうです。
それでも、犯罪の起訴や量刑の提案といった手続きは、あくまで人間の仕事であり、AIツールの役割は限定的なものだけでした。
ですが、もし今後、こうした分野にもAIが介入してくれば、それが社会に与える影響は非常に大きなものになるでしょうねぇ…。
こうした点について、当然ながら、人間の検察官からは懸念の声も上がっています。
広州のとある検察官は、匿名であることを条件に『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』の取材を受け、次のように話しています。
【97%という精度は、技術的には高いかもしれないが、間違える可能性は常にある。
そうなった時、一体誰が責任をとるのか?
検察官、それともAIの開発者だろうか?…】と。
まぁ、最もな意見ですわな。
97%というのが、仮に本当だとしても3%は間違って起訴されちゃうわけですよ。
ではこの3%という数字、人間ならどうなんでしょう?
果たして機械以上の精度を出せるんでしょうか。
彼はまた別の問題も指摘しています。
それは、AI検察官が過去の経験のみに基づいて起訴する可能性があることです。
事件に対する一般社会の反応は、世の中の変化に応じて変わるものですが、AIにそれを予測することはできないだろうと。
【AIは間違い探しには便利だろうが、人間の意思決定にとって代わることはできない】
と、彼はAI検察官に懐疑的です。
こう述べる彼は、ほとんどの検察官は「コンピューターが法的な判断に口出し」することなど望んでいないと語っています。
また、政府による反対意見の封殺に利用される可能性も否定できないだとうという事です。
それでも中国政府は、効率化・汚職の防止・統制の強化など、あらゆる分野でAIの活用に積極的です。
そして過去には、高性能すぎるあまり、汚職の発覚を恐れて採用がお蔵入りになったAIシステムもあるんだとか…。
まぁ、日本じゃないから良いっちゃ良いんですが、かなり難しい問題ですよね。
ある意味、AIだから間違いがない(少ない)という気もしますしね。
そりゃ、人間とは記憶と言う意味ではデータ量が桁違いですから…。
ですがあくまで、機械は機械ですから、故障もありますしね。
と言うより、やはり機械に人間を裁かせちゃいけない気はしますね。
その辺から例の技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん)シンギュラリティが始まりそうじゃないですか。
技術的特異点、シンギュラリティとは、技術哲学・科学哲学・未来学などにおける人工知能(AI)の進歩の概念で、人工知能自身の自己フィードバックで改良・高度化された技術や知能が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点を指す言葉です。
つまり、人類がAIに征服される可能性を示唆したもので、この説を本気で唱えている専門家もたくさんいますしね。
ま、わたくし院長が生きてるうちは、機械如きに負けはしませんけど(笑)
これからの未来は、何でも機械化してては危険かもしれませんよ。
ってなお話しでした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月7日の月曜日でございます。
2月も1週間過ぎましたね〜。
寒いのも後少しって感じですな。
では、今日のネタですが、このブログでも、ここ最近登場頻度が非常に高く、世界中でこぞって開発されまくっているAIですが、今日はまたとんでもないものが開発されたお話しです。
なんと、中国の研究者が、人の手を借りずに犯罪の内容を特定し、それに応じて起訴できる「AI検察官」を開発したそうなんです。
AI検察官は事件について口頭で説明されると、その犯罪内容を分析して、97%の精度で起訴できるんだとか…。
これを活用すれば、人間の検察官は負担が減り、より難しい仕事に集中できるようになると説明されているようなんですが、政府に悪用される可能性や誤検知の問題が懸念されています。
これな。
これ系のAiはいつか出るだろうと思っていましたが、中国ですか…。
もう、嫌な気しかしませんよね(笑)
中国だけに。
で、このAI検察の開発を進めているのは、中国国内でもっとも多忙とされる上海浦東人民検察院なんだそうです。
開発チームは、2015〜2020年に発生した17000件以上の事件データをAI検察官に学習させます。
これによって、事件の記録から読み取れる1000項目の特徴をもとに、犯罪の内容を特定し、97%の正確さで起訴する性能が実現されたようなんです。
とは言え、現時点でAI検察官が全ての犯罪に対応できるわけではありません。
それでも上海でもっとも一般的な「クレジットカード詐欺」「賭博運営」「危険運転」「故意の傷害」「公務執行妨害」「窃盗」「詐欺」「因縁つけ」の8つに対応できるんだそうです。
まぁ、これらの事件なら何とかねぇ…。
さらに今後の改良で、一般的でない複雑な犯罪も認識できるようになるほか、1人を複数の容疑で起訴することも可能になるだろうと、開発者は説明しています。
中国の検察は、すでに2016年にAIを採用しており、今では「証拠の強さ」「逮捕時の状況」「一般社会に対する容疑者の危険さ」といったことの評価に広く利用されているそうです。
それでも、犯罪の起訴や量刑の提案といった手続きは、あくまで人間の仕事であり、AIツールの役割は限定的なものだけでした。
ですが、もし今後、こうした分野にもAIが介入してくれば、それが社会に与える影響は非常に大きなものになるでしょうねぇ…。
こうした点について、当然ながら、人間の検察官からは懸念の声も上がっています。
広州のとある検察官は、匿名であることを条件に『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』の取材を受け、次のように話しています。
【97%という精度は、技術的には高いかもしれないが、間違える可能性は常にある。
そうなった時、一体誰が責任をとるのか?
検察官、それともAIの開発者だろうか?…】と。
まぁ、最もな意見ですわな。
97%というのが、仮に本当だとしても3%は間違って起訴されちゃうわけですよ。
ではこの3%という数字、人間ならどうなんでしょう?
果たして機械以上の精度を出せるんでしょうか。
彼はまた別の問題も指摘しています。
それは、AI検察官が過去の経験のみに基づいて起訴する可能性があることです。
事件に対する一般社会の反応は、世の中の変化に応じて変わるものですが、AIにそれを予測することはできないだろうと。
【AIは間違い探しには便利だろうが、人間の意思決定にとって代わることはできない】
と、彼はAI検察官に懐疑的です。
こう述べる彼は、ほとんどの検察官は「コンピューターが法的な判断に口出し」することなど望んでいないと語っています。
また、政府による反対意見の封殺に利用される可能性も否定できないだとうという事です。
それでも中国政府は、効率化・汚職の防止・統制の強化など、あらゆる分野でAIの活用に積極的です。
そして過去には、高性能すぎるあまり、汚職の発覚を恐れて採用がお蔵入りになったAIシステムもあるんだとか…。
まぁ、日本じゃないから良いっちゃ良いんですが、かなり難しい問題ですよね。
ある意味、AIだから間違いがない(少ない)という気もしますしね。
そりゃ、人間とは記憶と言う意味ではデータ量が桁違いですから…。
ですがあくまで、機械は機械ですから、故障もありますしね。
と言うより、やはり機械に人間を裁かせちゃいけない気はしますね。
その辺から例の技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん)シンギュラリティが始まりそうじゃないですか。
技術的特異点、シンギュラリティとは、技術哲学・科学哲学・未来学などにおける人工知能(AI)の進歩の概念で、人工知能自身の自己フィードバックで改良・高度化された技術や知能が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点を指す言葉です。
つまり、人類がAIに征服される可能性を示唆したもので、この説を本気で唱えている専門家もたくさんいますしね。
ま、わたくし院長が生きてるうちは、機械如きに負けはしませんけど(笑)
これからの未来は、何でも機械化してては危険かもしれませんよ。
ってなお話しでした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院