2021年08月05日 [からだのこと]
推定寿命
お疲れ様です。院長です。
8月5日の木曜日でございます。
こう暑い日が続くと、もう体力的に夏を乗り切れる気がしませんなぁ(笑)
わたくし院長、体力だけは自信がありますが、それでもさすがに疲れてきますよね。
いわゆる夏バテですな。
まぁ、生きてれば毎日、寿命が尽きる方向に進んでいるわけで、そりゃ次第に体力もなくなりますわな(笑)
ってな感じで、今日はそんな寿命についてショッキングなお話でもひとつー。
なんとオーストラリアの研究で、人間の本来の寿命は38歳ってことが判明したんだそうです。
DNA解析による脊椎動物の寿命推定だそうです。
DNAを解析することで動物の寿命を推定する方法によれば、人間が天から授かった生きられる期間は本来38年程度であるらしいんです。
オーストラリア連邦科学産業研究機構の分子生物者ベンジャミン・メイン氏らの研究では、動物が年齢を重ねるにつれてDNAがどのように変化するのかに着目し、そこから寿命を推定する方法が考案されました。
にしても、38歳ってのは短いなぁ(笑)
わたくし院長、よく患者さんにヒトの寿命は大体、50年くらいなんで、そこからは身体の色んな所にガタがきても当たり前なんですよ〜ってな話しをしています。
しかも、男性なんかの場合、35歳くらいがピークで、そこから落ちるとよく表現していますが、38歳寿命説が正しいなら、35歳ピークってのもおかしくなるなぁ…。
動物は歳をとるほどに生物学的機能が衰えていくわけですが、そのために生きていられる長さが制限されてしまいます。
これは生医学的にも生態学的にもとても重要なことなのですが、動物がいったいどれくらいの期間を生きられるのか把握するのは簡単なことではありません。
DNAは生命の設計図です。
ならばここを調べれば、老化や寿命といった情報を得られると思われました。
それなのに、これまで寿命の違いを説明するDNA配列はなかなか発見されてきませんでした。
しかもなぜだか脊椎動物の寿命は大きく異なります。
8週間しか生きられないピグミーゴビーという小魚がいるかと思えば、400年以上生きることがあるニシオンデンザメなんてものもいます。
こうした野生動物の本来持つ寿命を把握することは、彼らをきちんと管理・保全するうえで必要不可欠なことになります。
たとえば絶滅危惧種なら、寿命から種を存続させるために必要な個体数を推測することができますし、漁業のような産業なら、漁獲量の制限を定めるうえで大切な情報となりますからね。
ところが、ほとんどの動物の寿命は不明なままなんですね。
一応推定されていたとしても、そのほとんどは飼育された少数の個体に基づくものでしかありません。
研究者よりも長生きしてしまう動物なら、寿命を把握することはよりいっそうむずかしくなるわけですな。
ここ数年、「DNAメチル化」というDNAの特殊な変化を利用することで、動物の年齢を推定する「DNAタイマー」が開発されました。
DNAメチル化は、遺伝子の配列はそのままに、その活性・不活性を制御するものです。
そして、これまでの研究から、特定の遺伝子のDNAメチル化が、霊長類といった一部の哺乳類の寿命の上限に関連するらしいことが明らかになっていました。
ここから動物の寿命を推定する方法を考案したのが、メイン氏らの研究グループなんですな。
彼らは、公開されている脊椎動物252種のゲノム(遺伝情報全体のこと)を、これまでに知られている動物の寿命と比較してみました。
そして、この比較データから、42個の特定の遺伝子で生じているDNAメチル化を調べることで、脊椎動物の寿命を推定できるだろうことがわかったんです。
この方法を使えば、人間よりずっと長生きする動物やとうの昔に絶滅してしまった種の寿命を推定することができるわけです。
それによると、世界でもっとも長寿だとされる哺乳類、ホッキョククジラの寿命は268年であるといいます。
この推定値は、これまでに知られている最高齢の個体より57年も長くなります。
また絶滅したケナガマンモスの寿命は60年で、65年と推定された現生のアフリカゾウと似たような長さです。
2012年に絶滅したピンタゾウガメは120年で、ちなみにこの種の最後の個体となったロンサム・ジョージは112歳で死んだので、やや早死にだったのかもしれないですね。
そしてDNAの解析結果によれば、我々人間の「自然」な寿命は38年であるといいます。
ですが、医学の進歩とライフスタイルの向上のおかげで、我々は今回唯一の例外として、それより倍以上も生きることができるのだそうです。
他の動物でも、ゲノムさえわかれば同様に寿命を推定することができます。
生態学的にも保全の観点からも非常に重要な発見で、より適切な野生動物の管理が可能になるだろうとのことです。
まぁ、ヒトの寿命が飛躍的に延びた一つの要因は医学の進歩です。
この観点から考えると、犬や猫、特に飼われていて獣医に診て貰える環境にいる子達も、かなり寿命は延びるんでしょうね。
医学なんて未来永劫進歩していくでしょう。
となれば、このまま寿命も延び続けるんでしょうか…。
それはそれで考えものって気もしますが、38年は短すぎるな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月5日の木曜日でございます。
こう暑い日が続くと、もう体力的に夏を乗り切れる気がしませんなぁ(笑)
わたくし院長、体力だけは自信がありますが、それでもさすがに疲れてきますよね。
いわゆる夏バテですな。
まぁ、生きてれば毎日、寿命が尽きる方向に進んでいるわけで、そりゃ次第に体力もなくなりますわな(笑)
ってな感じで、今日はそんな寿命についてショッキングなお話でもひとつー。
なんとオーストラリアの研究で、人間の本来の寿命は38歳ってことが判明したんだそうです。
DNA解析による脊椎動物の寿命推定だそうです。
DNAを解析することで動物の寿命を推定する方法によれば、人間が天から授かった生きられる期間は本来38年程度であるらしいんです。
オーストラリア連邦科学産業研究機構の分子生物者ベンジャミン・メイン氏らの研究では、動物が年齢を重ねるにつれてDNAがどのように変化するのかに着目し、そこから寿命を推定する方法が考案されました。
にしても、38歳ってのは短いなぁ(笑)
わたくし院長、よく患者さんにヒトの寿命は大体、50年くらいなんで、そこからは身体の色んな所にガタがきても当たり前なんですよ〜ってな話しをしています。
しかも、男性なんかの場合、35歳くらいがピークで、そこから落ちるとよく表現していますが、38歳寿命説が正しいなら、35歳ピークってのもおかしくなるなぁ…。
動物は歳をとるほどに生物学的機能が衰えていくわけですが、そのために生きていられる長さが制限されてしまいます。
これは生医学的にも生態学的にもとても重要なことなのですが、動物がいったいどれくらいの期間を生きられるのか把握するのは簡単なことではありません。
DNAは生命の設計図です。
ならばここを調べれば、老化や寿命といった情報を得られると思われました。
それなのに、これまで寿命の違いを説明するDNA配列はなかなか発見されてきませんでした。
しかもなぜだか脊椎動物の寿命は大きく異なります。
8週間しか生きられないピグミーゴビーという小魚がいるかと思えば、400年以上生きることがあるニシオンデンザメなんてものもいます。
こうした野生動物の本来持つ寿命を把握することは、彼らをきちんと管理・保全するうえで必要不可欠なことになります。
たとえば絶滅危惧種なら、寿命から種を存続させるために必要な個体数を推測することができますし、漁業のような産業なら、漁獲量の制限を定めるうえで大切な情報となりますからね。
ところが、ほとんどの動物の寿命は不明なままなんですね。
一応推定されていたとしても、そのほとんどは飼育された少数の個体に基づくものでしかありません。
研究者よりも長生きしてしまう動物なら、寿命を把握することはよりいっそうむずかしくなるわけですな。
ここ数年、「DNAメチル化」というDNAの特殊な変化を利用することで、動物の年齢を推定する「DNAタイマー」が開発されました。
DNAメチル化は、遺伝子の配列はそのままに、その活性・不活性を制御するものです。
そして、これまでの研究から、特定の遺伝子のDNAメチル化が、霊長類といった一部の哺乳類の寿命の上限に関連するらしいことが明らかになっていました。
ここから動物の寿命を推定する方法を考案したのが、メイン氏らの研究グループなんですな。
彼らは、公開されている脊椎動物252種のゲノム(遺伝情報全体のこと)を、これまでに知られている動物の寿命と比較してみました。
そして、この比較データから、42個の特定の遺伝子で生じているDNAメチル化を調べることで、脊椎動物の寿命を推定できるだろうことがわかったんです。
この方法を使えば、人間よりずっと長生きする動物やとうの昔に絶滅してしまった種の寿命を推定することができるわけです。
それによると、世界でもっとも長寿だとされる哺乳類、ホッキョククジラの寿命は268年であるといいます。
この推定値は、これまでに知られている最高齢の個体より57年も長くなります。
また絶滅したケナガマンモスの寿命は60年で、65年と推定された現生のアフリカゾウと似たような長さです。
2012年に絶滅したピンタゾウガメは120年で、ちなみにこの種の最後の個体となったロンサム・ジョージは112歳で死んだので、やや早死にだったのかもしれないですね。
そしてDNAの解析結果によれば、我々人間の「自然」な寿命は38年であるといいます。
ですが、医学の進歩とライフスタイルの向上のおかげで、我々は今回唯一の例外として、それより倍以上も生きることができるのだそうです。
他の動物でも、ゲノムさえわかれば同様に寿命を推定することができます。
生態学的にも保全の観点からも非常に重要な発見で、より適切な野生動物の管理が可能になるだろうとのことです。
まぁ、ヒトの寿命が飛躍的に延びた一つの要因は医学の進歩です。
この観点から考えると、犬や猫、特に飼われていて獣医に診て貰える環境にいる子達も、かなり寿命は延びるんでしょうね。
医学なんて未来永劫進歩していくでしょう。
となれば、このまま寿命も延び続けるんでしょうか…。
それはそれで考えものって気もしますが、38年は短すぎるな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院