2021年07月22日 [からだのこと]
オリンピックと熱帯夜と寝不足
お疲れ様です。院長です。
7月22日の木曜日でございます。
いよいよ明日はオリンピックの開会式ってことで、まぁとにかくオリンピックの話題で持ちきりですな。
コロナ禍の中での開催とあって、批判的な声ももちろんありますが、それはそれ、やるからには出来るだけいい大会にしてもらいたいですよね。
我々に出来ることは、家の中でテレビでの観戦。
それにつきます。
これから閉会式の8月8日まで、熱い日が続きそうです。
熱い日が続きますが、暑い日でもあります。
毎日毎日暑いですが、暑い夜はやはり寝苦しいですよね。
クーラーつけっぱなしじゃ、さすがに寒くなりますし、タイマーして寝たらやはり切れたころに暑くなったりしますもんね。
わたくし院長の家のクーラーが安物で、世の中の最新型のクーラーには搭載されてるのかもしれませんが、タイマーも切ると入るが両方使えりゃもうちょっとマシなのになーと思います。
つまり、寝るとき、1時間後に切れるってタイマーをして、寝て、次は5時間後に入るって出来たら、寝入ってしばらくしたら切れてくれて、起きるちょっと前に涼しくなるって寸法です。
ある?
こういうタイマー。
最新型の家電とか知らんけど、まぁとにかく熱帯夜は寝苦しく、寝不足になっちゃう人も多い事でしょう。
ってことで、今日のネタはそんな「寝不足」に関するお話しです。
質の低い睡眠は睡眠不足となり、体に悪影響を及ぼすことは周知の事実です。
頭はぼうっとしますし、代謝も低下します。
さらにカロリーが燃焼しにくくなるので太りやすくなるって話もあります。
更には早死にするリスクすらあるという研究データもあります。
誰もが睡眠が大切なことはわかっています。
ですが、現代人は多忙極まりないわけで、満足に睡眠時間をとってるよ〜ってな人の方が珍しいでしょう。
オーストラリア、シドニー大学の研究によると、睡眠不足(質の低い睡眠)による悪影響は適度な運動をすることで相殺できるそうなんです。
これは何となく意外ですな。
睡眠不足なうえ、運動しちゃうともうヘロヘロやん(笑)
まず、睡眠不足は睡眠の質が低いことで起こります。
ただの「寝不足」(成人の場合、1晩に7時間未満)の場合もあるし、何度も起きてしまう、ぐっすりと眠れない、「いびき」「夢遊病」「不眠症」「夜型生活」なども睡眠不足の要因となります。
イギリスのバイオバンク研究では、2006年から2010年にかけて38万人の中年参加者を募り、その睡眠の質と運動量を調べました。
この時の参加者は、その11年後の調査で1万5503人が死んでいることが判明しています。
死因はがんと心疾患が主で、前者で9064人、後者で4095人が亡くなっているそうです。
ちなみにWHOは1週間の運動時間の目安として、中強度の運動なら300〜150分、高強度の運動なら150〜75分を推奨しているそうです。
中強度の運動とは、数分で軽く息が切れるくらいの運動で、少しペースの速いウォーキングや楽しいペースのサイクリングなどが挙げられます。
高強度の運動は、激しく息が切れる運動で、テニス、サッカー、ランニング、水泳などだそうです。
睡眠の質と運動量の関係を調べた結果、確かに質の低い睡眠の悪影響は運動によって相殺されていることが確認されたそうなんです。
一番死亡リスクが高かったのは、もちろん睡眠の質が低く、あまり運動していなかった人(WHOの基準を満たしていなかった人)だそうです。
その一方で、睡眠の質が悪くても運動をしていれば、死亡リスクはそれほど上がっていなかったそうです。
たとえば、睡眠の質が低く、運動もしない人は、睡眠の質が高く、たくさん運動をする人(中強度なら週300分、高強度の運動なら週150分)に比べて、がんで死亡するリスクが45%も高かったそうです。
ですが睡眠の質が低くとも、運動をしていれば、がんの死亡リスクはそれほど変わっていなかったそうなんです。
さらに、そこまでがっつり運動しなくても、死亡リスクは低下します。
つまり中強度の運動なら週150分、高強度の運動なら週75分やるだけで、質の低い睡眠の悪影響がある程度緩和されるということのようです。
中強度の運動を週150分なら1日に換算すると21分程度です。
これくらいなら長く続けることができそうな気もしますよね。
まぁ、この程度の時間なら、通勤や通学を利用する手もありますよね。
一駅キッチリ、ウォーキングするとか、主婦の方なら買い物は必ずウォーキングでいくとかね。
ちなみにこの研究は因果関係まで探ったものではありませんので、運動に悪影響の相殺効果があるとはっきり結論づけることまではできないとのことですが…。
それでも過去の研究から推測すると、運動には「炎症の抑制」「ブドウ糖の健康的な代謝維持」「カロリーの燃焼増加」といった作用があるために、これが健康効果をもたらしていると考えられるそうです。
この場合の「運動」に、筋トレは入るんでしょうかね。
ウォーキングやサイクリング、テニス、サッカー、ランニングなどって、有酸素系の運動ばかりですもんね。
強度的にはかなり高い運動になるとは思うんですが、筋トレはダメなんやろか…。
因みにわたくし院長は、週に最低でも8時間以上の筋トレを行ってます(笑)
で、慢性的な睡眠不足ですが、かなりの健康体なんで、筋トレもありかもとは思いますが…。
ちょっとやり過ぎかもって気もしますし、何事も「適度」が大事ですな。
ま、これからの熱帯夜、寝苦しい人も多いかと思いますんで、体調を崩さない為にも、少し身体を動かしましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月22日の木曜日でございます。
いよいよ明日はオリンピックの開会式ってことで、まぁとにかくオリンピックの話題で持ちきりですな。
コロナ禍の中での開催とあって、批判的な声ももちろんありますが、それはそれ、やるからには出来るだけいい大会にしてもらいたいですよね。
我々に出来ることは、家の中でテレビでの観戦。
それにつきます。
これから閉会式の8月8日まで、熱い日が続きそうです。
熱い日が続きますが、暑い日でもあります。
毎日毎日暑いですが、暑い夜はやはり寝苦しいですよね。
クーラーつけっぱなしじゃ、さすがに寒くなりますし、タイマーして寝たらやはり切れたころに暑くなったりしますもんね。
わたくし院長の家のクーラーが安物で、世の中の最新型のクーラーには搭載されてるのかもしれませんが、タイマーも切ると入るが両方使えりゃもうちょっとマシなのになーと思います。
つまり、寝るとき、1時間後に切れるってタイマーをして、寝て、次は5時間後に入るって出来たら、寝入ってしばらくしたら切れてくれて、起きるちょっと前に涼しくなるって寸法です。
ある?
こういうタイマー。
最新型の家電とか知らんけど、まぁとにかく熱帯夜は寝苦しく、寝不足になっちゃう人も多い事でしょう。
ってことで、今日のネタはそんな「寝不足」に関するお話しです。
質の低い睡眠は睡眠不足となり、体に悪影響を及ぼすことは周知の事実です。
頭はぼうっとしますし、代謝も低下します。
さらにカロリーが燃焼しにくくなるので太りやすくなるって話もあります。
更には早死にするリスクすらあるという研究データもあります。
誰もが睡眠が大切なことはわかっています。
ですが、現代人は多忙極まりないわけで、満足に睡眠時間をとってるよ〜ってな人の方が珍しいでしょう。
オーストラリア、シドニー大学の研究によると、睡眠不足(質の低い睡眠)による悪影響は適度な運動をすることで相殺できるそうなんです。
これは何となく意外ですな。
睡眠不足なうえ、運動しちゃうともうヘロヘロやん(笑)
まず、睡眠不足は睡眠の質が低いことで起こります。
ただの「寝不足」(成人の場合、1晩に7時間未満)の場合もあるし、何度も起きてしまう、ぐっすりと眠れない、「いびき」「夢遊病」「不眠症」「夜型生活」なども睡眠不足の要因となります。
イギリスのバイオバンク研究では、2006年から2010年にかけて38万人の中年参加者を募り、その睡眠の質と運動量を調べました。
この時の参加者は、その11年後の調査で1万5503人が死んでいることが判明しています。
死因はがんと心疾患が主で、前者で9064人、後者で4095人が亡くなっているそうです。
ちなみにWHOは1週間の運動時間の目安として、中強度の運動なら300〜150分、高強度の運動なら150〜75分を推奨しているそうです。
中強度の運動とは、数分で軽く息が切れるくらいの運動で、少しペースの速いウォーキングや楽しいペースのサイクリングなどが挙げられます。
高強度の運動は、激しく息が切れる運動で、テニス、サッカー、ランニング、水泳などだそうです。
睡眠の質と運動量の関係を調べた結果、確かに質の低い睡眠の悪影響は運動によって相殺されていることが確認されたそうなんです。
一番死亡リスクが高かったのは、もちろん睡眠の質が低く、あまり運動していなかった人(WHOの基準を満たしていなかった人)だそうです。
その一方で、睡眠の質が悪くても運動をしていれば、死亡リスクはそれほど上がっていなかったそうです。
たとえば、睡眠の質が低く、運動もしない人は、睡眠の質が高く、たくさん運動をする人(中強度なら週300分、高強度の運動なら週150分)に比べて、がんで死亡するリスクが45%も高かったそうです。
ですが睡眠の質が低くとも、運動をしていれば、がんの死亡リスクはそれほど変わっていなかったそうなんです。
さらに、そこまでがっつり運動しなくても、死亡リスクは低下します。
つまり中強度の運動なら週150分、高強度の運動なら週75分やるだけで、質の低い睡眠の悪影響がある程度緩和されるということのようです。
中強度の運動を週150分なら1日に換算すると21分程度です。
これくらいなら長く続けることができそうな気もしますよね。
まぁ、この程度の時間なら、通勤や通学を利用する手もありますよね。
一駅キッチリ、ウォーキングするとか、主婦の方なら買い物は必ずウォーキングでいくとかね。
ちなみにこの研究は因果関係まで探ったものではありませんので、運動に悪影響の相殺効果があるとはっきり結論づけることまではできないとのことですが…。
それでも過去の研究から推測すると、運動には「炎症の抑制」「ブドウ糖の健康的な代謝維持」「カロリーの燃焼増加」といった作用があるために、これが健康効果をもたらしていると考えられるそうです。
この場合の「運動」に、筋トレは入るんでしょうかね。
ウォーキングやサイクリング、テニス、サッカー、ランニングなどって、有酸素系の運動ばかりですもんね。
強度的にはかなり高い運動になるとは思うんですが、筋トレはダメなんやろか…。
因みにわたくし院長は、週に最低でも8時間以上の筋トレを行ってます(笑)
で、慢性的な睡眠不足ですが、かなりの健康体なんで、筋トレもありかもとは思いますが…。
ちょっとやり過ぎかもって気もしますし、何事も「適度」が大事ですな。
ま、これからの熱帯夜、寝苦しい人も多いかと思いますんで、体調を崩さない為にも、少し身体を動かしましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院