弘泉堂ブログ
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2016年04月17日 [スタッフのこと]

水仙を推薦(笑)

おはようございます。
サンデーカヨです(^^)


先日、気になるニュースを目にしました。

『石川県の農産物の直売所でスイセンがニラと間違えて販売され、買って食べた家族4人が頭痛や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。

出荷した生産者がニラを栽培していた畑の近くでスイセンを育てており、「似ていたので間違えた」と話しているという』


だそうです。


プロである農家の方が間違えるなんて…とびっくりしたのですが、何より驚いたのは、あの綺麗なスイセンは食べたら毒だということ。

恥ずかしいのですが、私はまったく知りませんでした。

私の実家の庭では、ニラもスイセンも、同じ狭い庭の一角に雑然と植わっています。

実家の父にきいたところ、スイセンは昔、球根を植えたのが根付いたようです。

一方ニラのほうは、植えた記憶がなく、なぜ庭にあるのかわからないとのこと。近所の畑から種が飛んできたのでしょうか…。

実家の母は、よく庭のニラを料理に使っていますが、今まで間違いがなくてよかったです(汗)


ちょっと気になった春の花『スイセン』について調べてみました。

スイセンは、毒をもつ花として有名なヒガンバナと同じ仲間。

葉や球根などに「リコリン」と「シュウ酸カルシウム」という毒をもっていて、食中毒症状を起こします。



リコリンって何?


アルカロイドという毒物の一種で、食べて30分以内に嘔吐をひきおこします。

リコニンがやっかいなのは、熱には強いこと。炒めたり焼いても、 毒が抜けないのですね。



シュウ酸カルシウムって何?


こっちは劇物です。


わずかな量のシュウ酸カルシウムを摂取しただけでも、口と喉にひどい灼熱感を感じて、呼吸困難になり窒息します。多く食べると死に至ることもあるとのこと。

身近な植物だと、生のサトイモやパイナップルにも少し含まれており、パイナップルを食べた時に口の中が荒れるのもこれです。

ごく僅かですがほうれん草にも含まれています。

ほうれん草を軽く茹でるのはこのシュウ酸カルシウムの毒抜きをするためです。シュウ酸カルシウムが尿路結石の原因でもあるので、食べ過ぎには注意です。


スイセンは、ワンちゃんが間違えて食べることもあるそうです。


人間もワンちゃんも、スイセンを食べると、まず数分〜30分以内で強い吐き気を催します。これで摂取物の大半が吐き出されるそうです。

胃から出してしまえば大丈夫ですので、重篤に到ることは稀だそうです。

ただ、死亡することもあるので、まず吐き出さないといけませんね。

なお、『スイセンの致死量は10g』ですって。多いのか少ないのか…


スイセンの怖い面ばかり書いてしまいましたが、最後にちょっと良いネタも付け加えておきましょうか。

欧米では、スイセンは「希望」の象徴です。

ガン患者をサポートする団体で、スイセンがシンボルとして使われているんですって(*^^*)







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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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