2021年06月15日 [色々なこと]
磁場の凹み
お疲れ様です。院長です。
6月15日の火曜日でございます。
さぁ、6月も折り返しまできましたな。
今年はとにかく、梅雨入りが早かったですから、もうだいぶ梅雨にも慣れてきた気がしますが、その分梅雨にも飽きてきましたな。
と言っても、このタイミングで夏が来たら大変なんで、もうしばらく梅雨を楽しむしかないです。
例年通りに梅雨が明けるとしたら、後ちょうど1ヶ月くらいですかね。
来月の今頃は、祇園祭があるんですけど、今年もメインの山鉾巡行は中止みたいですねぇ…。
規模を縮小して、神事だけは行うそうですが、これがないと何か夏が来た気がしないんですけどねぇ。
2年連続での中止は戦争時以外では初めてのようです。
太平洋戦争時は、4年間中止してたそうですから、それに次ぐ大事件って事ですよ。
とは言え、ワクチン接種もここへ来て加速してますし、なにより諸外国からはかなり明るいニュースも届いてます。
マスク不要で生活してる国もあるようですし、もう一息って気もするんですが、油断したらまた元にもどるんじゃないの的な不安もありますけどね。
てな世界規模のコロナ禍ですが、今日のネタはさらに規模の大きい、地球規模のお話しでございます。
地球により生じる磁場(磁界)である地磁気は、太陽から吹きつけられる大量の荷電粒子から、地球を守ってくれています。
ですが由々しき事態が進行しています。
地球の一部領域には地磁気の「へこみ」があり、それが徐々に広がっているそうなんです。
地磁気のへこみ、すなわち、ほかよりも地磁気が弱い部分は大西洋の南にあり、「南大西洋異常帯」と呼ばれているんだそうです。
それは過去200年で4倍にも広がり、現在も拡大中です。
また1970年以降、8%ほど弱まったこともあったそうなんですが、現在では更に拡大し、アフリカ南西部と南アメリカ東部に分裂しつつあります。
地磁気が弱まると、特に低軌道を周回している人工衛星などにとっては厄介です。
荷電粒子の濃度が高まるおかげで南大西洋異常帯では、人工衛星の故障が増えることが知られています。
そのために今日でさえ、人工衛星がその上空を通過する際、不必要な機器をシャットダウンして万が一の事態に備える必要があるんだとか…。
では、なぜ地磁気のへこみが広がっているのかなんですが、その原因は不明なんだそうです。
しかし一説によると、かつて地球に衝突した原始惑星が関係しているのではないかという話です。
地表から3210キロの地下では、ドロドロに溶けた鉄がぐるぐると流れています。
地球全体を包むような地磁気を発生させているのは、このプロセスだと考えられています。
外核の鉄が流れている理由の1つは、核から熱く軽い物質が、マントルの半固体の領域へと上昇するからです。
その一方、冷えて密度が高くなった物質は、核へと沈んでいきます。
つまり対流が起きているわけなんです。
ですがアフリカ南部の地下には、核とマントルの間に何かが存在して、対流を妨げているんだとか…。
その何かとは45億年前に生まれたばかりの地球に衝突したとされる原始惑星「テイア」の名残なんだそうです。
月が誕生したのは、じつはこれがテイアの衝突が原因だったという説もあります。
衝突時、テイアは2つに砕けて地球の奥深くにめり込みました。
世界の最高峰エベレストより数百万倍も大きいその領域は、「大規模S波低速度領域」と呼ばれています。
地球のマントルよりも1.5〜3.5%密度が高く、熱くなってます。
これがあると対流が乱れます。
アフリカ南部の場合、これによって鉄の流れが逆方向になっているかもしれないということなんですね。
地磁気の向きは、鉄が流れる方向に左右されます。
そして地磁気が強くなるためには、全体が同じ方向へ流れている必要があります。
ですから対流に乱れがあれば地磁気は弱まるってことですね。
とは言っても、大規模S波低速度領域がへこみの原因ではない可能性もあります。
たとえば太平洋の下にも大規模S波低速度領域がありますが、大西洋と同じように地磁気が弱まっているわけではありません。
もしそれが本当にへこみの原因なら、太平洋にも地磁気の異常が発生しているはずですからねぇ…。
何しろ地球の奥底で起きていることですから、一体そこで何が起きているのか確かめることは非常にむずかしいです。
が、地球にとってそれは良からぬことである事は間違いありません。
何とか、賢い人達、頑張って原因を突き止めて下さい。
我々一般地球人は、そう祈るしかないですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月15日の火曜日でございます。
さぁ、6月も折り返しまできましたな。
今年はとにかく、梅雨入りが早かったですから、もうだいぶ梅雨にも慣れてきた気がしますが、その分梅雨にも飽きてきましたな。
と言っても、このタイミングで夏が来たら大変なんで、もうしばらく梅雨を楽しむしかないです。
例年通りに梅雨が明けるとしたら、後ちょうど1ヶ月くらいですかね。
来月の今頃は、祇園祭があるんですけど、今年もメインの山鉾巡行は中止みたいですねぇ…。
規模を縮小して、神事だけは行うそうですが、これがないと何か夏が来た気がしないんですけどねぇ。
2年連続での中止は戦争時以外では初めてのようです。
太平洋戦争時は、4年間中止してたそうですから、それに次ぐ大事件って事ですよ。
とは言え、ワクチン接種もここへ来て加速してますし、なにより諸外国からはかなり明るいニュースも届いてます。
マスク不要で生活してる国もあるようですし、もう一息って気もするんですが、油断したらまた元にもどるんじゃないの的な不安もありますけどね。
てな世界規模のコロナ禍ですが、今日のネタはさらに規模の大きい、地球規模のお話しでございます。
地球により生じる磁場(磁界)である地磁気は、太陽から吹きつけられる大量の荷電粒子から、地球を守ってくれています。
ですが由々しき事態が進行しています。
地球の一部領域には地磁気の「へこみ」があり、それが徐々に広がっているそうなんです。
地磁気のへこみ、すなわち、ほかよりも地磁気が弱い部分は大西洋の南にあり、「南大西洋異常帯」と呼ばれているんだそうです。
それは過去200年で4倍にも広がり、現在も拡大中です。
また1970年以降、8%ほど弱まったこともあったそうなんですが、現在では更に拡大し、アフリカ南西部と南アメリカ東部に分裂しつつあります。
地磁気が弱まると、特に低軌道を周回している人工衛星などにとっては厄介です。
荷電粒子の濃度が高まるおかげで南大西洋異常帯では、人工衛星の故障が増えることが知られています。
そのために今日でさえ、人工衛星がその上空を通過する際、不必要な機器をシャットダウンして万が一の事態に備える必要があるんだとか…。
では、なぜ地磁気のへこみが広がっているのかなんですが、その原因は不明なんだそうです。
しかし一説によると、かつて地球に衝突した原始惑星が関係しているのではないかという話です。
地表から3210キロの地下では、ドロドロに溶けた鉄がぐるぐると流れています。
地球全体を包むような地磁気を発生させているのは、このプロセスだと考えられています。
外核の鉄が流れている理由の1つは、核から熱く軽い物質が、マントルの半固体の領域へと上昇するからです。
その一方、冷えて密度が高くなった物質は、核へと沈んでいきます。
つまり対流が起きているわけなんです。
ですがアフリカ南部の地下には、核とマントルの間に何かが存在して、対流を妨げているんだとか…。
その何かとは45億年前に生まれたばかりの地球に衝突したとされる原始惑星「テイア」の名残なんだそうです。
月が誕生したのは、じつはこれがテイアの衝突が原因だったという説もあります。
衝突時、テイアは2つに砕けて地球の奥深くにめり込みました。
世界の最高峰エベレストより数百万倍も大きいその領域は、「大規模S波低速度領域」と呼ばれています。
地球のマントルよりも1.5〜3.5%密度が高く、熱くなってます。
これがあると対流が乱れます。
アフリカ南部の場合、これによって鉄の流れが逆方向になっているかもしれないということなんですね。
地磁気の向きは、鉄が流れる方向に左右されます。
そして地磁気が強くなるためには、全体が同じ方向へ流れている必要があります。
ですから対流に乱れがあれば地磁気は弱まるってことですね。
とは言っても、大規模S波低速度領域がへこみの原因ではない可能性もあります。
たとえば太平洋の下にも大規模S波低速度領域がありますが、大西洋と同じように地磁気が弱まっているわけではありません。
もしそれが本当にへこみの原因なら、太平洋にも地磁気の異常が発生しているはずですからねぇ…。
何しろ地球の奥底で起きていることですから、一体そこで何が起きているのか確かめることは非常にむずかしいです。
が、地球にとってそれは良からぬことである事は間違いありません。
何とか、賢い人達、頑張って原因を突き止めて下さい。
我々一般地球人は、そう祈るしかないですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院