2021年05月13日 [からだのこと]
腸内細菌と人付き合い。
お疲れ様です。院長です。
5月13日の木曜日でございます。
ボチボチ暑くなってきましたねぇ〜。
まぁ、わたくし院長、暑さにも寒さにも弱いんですが、特に暑いのは苦手で毎年、誰よりも早く夏を感じてます(笑)
これから気温もですが、湿度も上昇、自然と不快指数も上昇します。
実に過ごしにくい梅雨がきますが、体調管理は万全にしておきたいですなぁ。
今日はそんな体調にも色々影響する、「腸内細菌」についての最新研究のお話しです。
このブログ内でも、何度も登場している「腸内細菌」ですが、これまでの研究で、うつ病との関連性や加齢による認知機能低下との関連性が指摘されています。
最新の研究によれば、腸内細菌は孤独感や良識とつながりがあり、その人の健康や人付き合いにまで影響を与えている可能性があるそうなんです。
人間の腸の中に存在する「腸内細菌叢(腸内フローラ)」は、数兆という微生物(細菌、ウイルス、菌類)によって構成されています。
お腹の中に潜むんですから、脳とは一切無関係に思えますが、腸と感情や認知機能には不思議な結びつきがあります。
腸が第二の脳と言われる所以ですな。
腸内細菌と脳との双方向通信は、神経活動やホルモン、さらには免疫系によって制御されているようです。
そして腸内細菌に変化があれば、体のストレスに対する反応や行動が混乱し、感情や意思決定といった高度な認知機能にまで影響しかねないんです。
実際、過去の研究では、腸内細菌がうつ病・双極性障害・統合失調症といったメンタルヘルスや、性格や心理特性(良識の生物学的な基礎要素とみなされる)と関係があることが示されてきています。
また腸内細菌が多様な人は、人付き合いのネットワークも広い傾向にあるなど、社会的行動との関係も指摘されています。
今回、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループは、参加者187名(28〜97歳)の便を調べて、その腸内細菌叢の多様性を計測。
これとあわせて、孤独感・良識・思いやり・社会的サポート・社会への参加を評価する質問にも回答してもらいました。
その結果、孤独感を感じにくい人、良識・思いやり・社会的サポート・社会への参加レベルが高い人は、腸内細菌叢が多様である傾向が明らかになったとのことなんです。
研究グループによれば、そうした関係を作り出す詳しいメカニズムは不明ですが、腸内細菌の多様性が乏しくなるほどに心身の健康が悪化し、肥満・炎症性大腸炎・大うつ病性障害といった病気になりやすいことが観察されたといいますからこれはただごとではないですな。
可能性としては、孤独が腸内細菌を不安定にして、その結果、ストレスへの抵抗力や回復力が弱まってしまう線が考えられます。
ですから孤独な人は、病気になりやすくなると…。
また孤独と腸内細菌の多様性との関係は、とりわけ高齢者で強く、年齢を重ねた人ほど孤独に起因する病気に弱い可能性があるとのことで、これは過去の研究とも一致しているそうです。
鶏が先か、卵が先かの話になってしまいますが、孤独を感じず、健全な考え方ができるようになるには、先に心を癒すか、それとも腸内細菌を多様化させるかだとうことなんでしょうか。
社会的サポートを通じて心を癒すことで、腸内細菌の多様性低下による悪影響から健康を守ることができるかもしれません。
また思いやりや良識を育むことも有効だと考えられます。
あるいは、先に腸内細菌を多様化させるという手もあります。
健康的な腸内細菌叢は、慢性的なストレスによる悪影響を緩和してくれるようですし、社会への参加をうながし、良識を高めてもくれるようです。
それが孤独感を和らげることにもつながるのと…。
まぁ、どちらが先かと言うと、腸内細菌を多様化させる方が早い気はしますねぇ。
この腸内細菌を増やす、多様化させるってこともまぁ、調べるとあれがいい、これがいいと色々出てくるんですよねぇ…。
まぁ、一般的にはヨーグルトとかを食べるってシンプルなやり方もあるんですが、これではダメだって言ってる専門家もいます。
これは生きた乳酸菌が腸まで届いたとしても、自分のものではない善玉菌は、腸内で定着することはなく、数日で排出されるんだとか…。
本当に腸内細菌を増やそうとするなら、元々腸内にある善玉菌を、守り増やす必要があるんだとか…。
色んな説があってどれが正しいか、一概には言えませんが、腸内細菌が重要だって事は、もう間違いないでしょう。
やはりこれからは腸活ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月13日の木曜日でございます。
ボチボチ暑くなってきましたねぇ〜。
まぁ、わたくし院長、暑さにも寒さにも弱いんですが、特に暑いのは苦手で毎年、誰よりも早く夏を感じてます(笑)
これから気温もですが、湿度も上昇、自然と不快指数も上昇します。
実に過ごしにくい梅雨がきますが、体調管理は万全にしておきたいですなぁ。
今日はそんな体調にも色々影響する、「腸内細菌」についての最新研究のお話しです。
このブログ内でも、何度も登場している「腸内細菌」ですが、これまでの研究で、うつ病との関連性や加齢による認知機能低下との関連性が指摘されています。
最新の研究によれば、腸内細菌は孤独感や良識とつながりがあり、その人の健康や人付き合いにまで影響を与えている可能性があるそうなんです。
人間の腸の中に存在する「腸内細菌叢(腸内フローラ)」は、数兆という微生物(細菌、ウイルス、菌類)によって構成されています。
お腹の中に潜むんですから、脳とは一切無関係に思えますが、腸と感情や認知機能には不思議な結びつきがあります。
腸が第二の脳と言われる所以ですな。
腸内細菌と脳との双方向通信は、神経活動やホルモン、さらには免疫系によって制御されているようです。
そして腸内細菌に変化があれば、体のストレスに対する反応や行動が混乱し、感情や意思決定といった高度な認知機能にまで影響しかねないんです。
実際、過去の研究では、腸内細菌がうつ病・双極性障害・統合失調症といったメンタルヘルスや、性格や心理特性(良識の生物学的な基礎要素とみなされる)と関係があることが示されてきています。
また腸内細菌が多様な人は、人付き合いのネットワークも広い傾向にあるなど、社会的行動との関係も指摘されています。
今回、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループは、参加者187名(28〜97歳)の便を調べて、その腸内細菌叢の多様性を計測。
これとあわせて、孤独感・良識・思いやり・社会的サポート・社会への参加を評価する質問にも回答してもらいました。
その結果、孤独感を感じにくい人、良識・思いやり・社会的サポート・社会への参加レベルが高い人は、腸内細菌叢が多様である傾向が明らかになったとのことなんです。
研究グループによれば、そうした関係を作り出す詳しいメカニズムは不明ですが、腸内細菌の多様性が乏しくなるほどに心身の健康が悪化し、肥満・炎症性大腸炎・大うつ病性障害といった病気になりやすいことが観察されたといいますからこれはただごとではないですな。
可能性としては、孤独が腸内細菌を不安定にして、その結果、ストレスへの抵抗力や回復力が弱まってしまう線が考えられます。
ですから孤独な人は、病気になりやすくなると…。
また孤独と腸内細菌の多様性との関係は、とりわけ高齢者で強く、年齢を重ねた人ほど孤独に起因する病気に弱い可能性があるとのことで、これは過去の研究とも一致しているそうです。
鶏が先か、卵が先かの話になってしまいますが、孤独を感じず、健全な考え方ができるようになるには、先に心を癒すか、それとも腸内細菌を多様化させるかだとうことなんでしょうか。
社会的サポートを通じて心を癒すことで、腸内細菌の多様性低下による悪影響から健康を守ることができるかもしれません。
また思いやりや良識を育むことも有効だと考えられます。
あるいは、先に腸内細菌を多様化させるという手もあります。
健康的な腸内細菌叢は、慢性的なストレスによる悪影響を緩和してくれるようですし、社会への参加をうながし、良識を高めてもくれるようです。
それが孤独感を和らげることにもつながるのと…。
まぁ、どちらが先かと言うと、腸内細菌を多様化させる方が早い気はしますねぇ。
この腸内細菌を増やす、多様化させるってこともまぁ、調べるとあれがいい、これがいいと色々出てくるんですよねぇ…。
まぁ、一般的にはヨーグルトとかを食べるってシンプルなやり方もあるんですが、これではダメだって言ってる専門家もいます。
これは生きた乳酸菌が腸まで届いたとしても、自分のものではない善玉菌は、腸内で定着することはなく、数日で排出されるんだとか…。
本当に腸内細菌を増やそうとするなら、元々腸内にある善玉菌を、守り増やす必要があるんだとか…。
色んな説があってどれが正しいか、一概には言えませんが、腸内細菌が重要だって事は、もう間違いないでしょう。
やはりこれからは腸活ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院