2016年04月13日 [日々のこと]
iPS細胞はあります!!
お疲れ様です。院長です。
4月13日水曜日です。
みなさん麗らかな春の日、いかがお過ごしでしょうか。
やっぱ春はいいですよねぇ〜。
寒くもなく、暑くもなく外出しやすいですし、薄着にもなりますし活動的な季節ですよね。
って書き出しましたが、今日はこれから雨のようです。
先週も、木曜日にバカみたいに雨が降って、桜を終わらせちゃいましたし、今日、明日に雨が降ったら、遅咲きのヤツも散っちゃいそうですねぇ…
まさしく季節の変わり目。
体調の変化に注意して下さいね。
そんな季節にちょっとすごいニュースです。
それは、「毛が生え汗もかく皮膚」をiPS細胞(人工多能性細胞)から再生する技術を開発したってニュース。
おお。
毛、毛が生え汗もかくっつったら、もう完璧な皮膚やん。
一体どこのどなたが開発されたんや??
その名は理研。
そう、「あの」理研、理化学研究所の発表です。
そっか〜…
ちゃんと研究してたんやなぁ…
このiPS皮膚、やけど跡や体臭、抜け毛治療にも期待がもてるそうです。
今回の発表のすごいところは、この皮膚、表皮組織だけでなく、発毛や皮脂の分泌も可能な付属器も含めた再生が可能とのこと。
つまり、もう組織が再生されたってこと。
毛が生え汗が出るということは、ちょっと専門的になりますけど、分泌腺までも再生され、しかもそれがもとの組織と適合し組織として働くという事…
これが人体に応用できれば今までどうにもならなかった症例が修復可能になります。
皮膚は生物のもっとも外側にある組織であり、汗をかいて体温を調節したり、発毛によって外傷から身を守る働きも併せ持ってます。
理研は皮膚の疾患への新たな再生治療方法の確立のためにiPS細胞(人工多能性細胞)からの皮膚再生の研究を行っていたようで、この新たな技術によって表皮だけでなく真皮、皮下脂肪の3層からなる複雑な構造の皮膚の再生が出来ると発表しています。
これ、ほんまにすごいなぁ〜…
具体的に重度の火傷や、外傷で皮膚機能を失った場合でも移植によって発毛や汗腺、皮脂腺を含むもとどおりの皮膚を再生できるわけですよ。
さらには分泌線異常(この場合、多汗症や腋臭)や抜け毛(脱毛症)にまで応用できる可能性があるわけです。
理研の発表では、マウスを使って行われた実験ではマウスの歯茎から採取したiPS細胞を胚様体と呼ばれる塊に形成、これを複数コラーゲンで包んでマウスに移植したところ、30日後には天然の皮膚と同様の構造を持つ再生状態が得られたと…
つまり、「皮膚」が再生されたって事ですよ。
そして、このiPS細胞で再生された皮膚の器官である毛包(毛穴の部分)を集めて別のマウスに移植すると、こんどは正常に機能する毛包が再生し、実際に発毛、生え変わりもできたとのこと。
またこの毛は皮下で立毛筋と神経組織がつながっており、温度などによって鳥肌を立たせることもできるって。
と、鳥肌まで…(^^ゞ
ほんま、科学の進歩はすごいですよね。
もう、クローン技術は未来の話じゃなくなってますね。
ま、このクローン技術、こういった疾患にたいして利用するにはもちろん素晴らしいんですが、やはり倫理観の問題は避けて通れないですよね。
だって、この技術、人間を再生する方向に向かってるんやもんね。
この記事を書きながら、手塚治虫の「火の鳥」って漫画を思い出しましたが、いよいよ手塚先生が思い描いた「未来」がそこまできてるんですね。
今回の技術はiPS細胞をマウスに移植して再生させています。
理研は、もし人間へこの技術を応用するには、生体内移植なしに皮膚器官系の再生が可能になる必要があるとしつつも、10年以内にはこの技術を応用した臨床試験を開始したいといっております。
10年か…
何とか生きてそうやな。
この技術がどう使われるかはまた次の問題として、人間の力は一体どこまでいくんでしょうねぇ…
まぁ、私たち一般市民は、そんな科学者たちの偉業を陰ながら応援するくらいしかできませんけどね〜。
季節の変わり目、雨が降りそうな日にそんなお話でした。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月13日水曜日です。
みなさん麗らかな春の日、いかがお過ごしでしょうか。
やっぱ春はいいですよねぇ〜。
寒くもなく、暑くもなく外出しやすいですし、薄着にもなりますし活動的な季節ですよね。
って書き出しましたが、今日はこれから雨のようです。
先週も、木曜日にバカみたいに雨が降って、桜を終わらせちゃいましたし、今日、明日に雨が降ったら、遅咲きのヤツも散っちゃいそうですねぇ…
まさしく季節の変わり目。
体調の変化に注意して下さいね。
そんな季節にちょっとすごいニュースです。
それは、「毛が生え汗もかく皮膚」をiPS細胞(人工多能性細胞)から再生する技術を開発したってニュース。
おお。
毛、毛が生え汗もかくっつったら、もう完璧な皮膚やん。
一体どこのどなたが開発されたんや??
その名は理研。
そう、「あの」理研、理化学研究所の発表です。
そっか〜…
ちゃんと研究してたんやなぁ…
このiPS皮膚、やけど跡や体臭、抜け毛治療にも期待がもてるそうです。
今回の発表のすごいところは、この皮膚、表皮組織だけでなく、発毛や皮脂の分泌も可能な付属器も含めた再生が可能とのこと。
つまり、もう組織が再生されたってこと。
毛が生え汗が出るということは、ちょっと専門的になりますけど、分泌腺までも再生され、しかもそれがもとの組織と適合し組織として働くという事…
これが人体に応用できれば今までどうにもならなかった症例が修復可能になります。
皮膚は生物のもっとも外側にある組織であり、汗をかいて体温を調節したり、発毛によって外傷から身を守る働きも併せ持ってます。
理研は皮膚の疾患への新たな再生治療方法の確立のためにiPS細胞(人工多能性細胞)からの皮膚再生の研究を行っていたようで、この新たな技術によって表皮だけでなく真皮、皮下脂肪の3層からなる複雑な構造の皮膚の再生が出来ると発表しています。
これ、ほんまにすごいなぁ〜…
具体的に重度の火傷や、外傷で皮膚機能を失った場合でも移植によって発毛や汗腺、皮脂腺を含むもとどおりの皮膚を再生できるわけですよ。
さらには分泌線異常(この場合、多汗症や腋臭)や抜け毛(脱毛症)にまで応用できる可能性があるわけです。
理研の発表では、マウスを使って行われた実験ではマウスの歯茎から採取したiPS細胞を胚様体と呼ばれる塊に形成、これを複数コラーゲンで包んでマウスに移植したところ、30日後には天然の皮膚と同様の構造を持つ再生状態が得られたと…
つまり、「皮膚」が再生されたって事ですよ。
そして、このiPS細胞で再生された皮膚の器官である毛包(毛穴の部分)を集めて別のマウスに移植すると、こんどは正常に機能する毛包が再生し、実際に発毛、生え変わりもできたとのこと。
またこの毛は皮下で立毛筋と神経組織がつながっており、温度などによって鳥肌を立たせることもできるって。
と、鳥肌まで…(^^ゞ
ほんま、科学の進歩はすごいですよね。
もう、クローン技術は未来の話じゃなくなってますね。
ま、このクローン技術、こういった疾患にたいして利用するにはもちろん素晴らしいんですが、やはり倫理観の問題は避けて通れないですよね。
だって、この技術、人間を再生する方向に向かってるんやもんね。
この記事を書きながら、手塚治虫の「火の鳥」って漫画を思い出しましたが、いよいよ手塚先生が思い描いた「未来」がそこまできてるんですね。
今回の技術はiPS細胞をマウスに移植して再生させています。
理研は、もし人間へこの技術を応用するには、生体内移植なしに皮膚器官系の再生が可能になる必要があるとしつつも、10年以内にはこの技術を応用した臨床試験を開始したいといっております。
10年か…
何とか生きてそうやな。
この技術がどう使われるかはまた次の問題として、人間の力は一体どこまでいくんでしょうねぇ…
まぁ、私たち一般市民は、そんな科学者たちの偉業を陰ながら応援するくらいしかできませんけどね〜。
季節の変わり目、雨が降りそうな日にそんなお話でした。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院