2021年01月03日 [からだのこと]
(201)サンデーイルネス(仮)骨髄炎、可能性関節炎について
お疲れ様です。院長です。
1月3日のサンデーイルネスでございます。
今年最初のイルネス辞典ってことですが、今日は3日ですから…
楽しかった正月休み、最後の日です。
明日からお仕事ってことで、かなりヒドイ「サザエさん症候群」が襲ってきています。
このやる気って不思議なもんで、気持ちの問題だけなんですが、やる気が出ると出ないとでは、何もかもに影響してくるもんです。
それは仕事の効率だけではなく、完成度も違ってきますし発想力や計画力も大幅に変わります。
ですから、この「やる気」を丸ごと奪われてしまう「心の病」は根が深く、治りにくいんですよね。
「病は気から」なんて言葉もある通り、気持ちが直す部分って大きいんですよね。
人間には、「自己免疫」とか「自然治癒力」が備わっています。
これはもちろん、自然に治る力だったり、勝手に働く免疫力なんですが、気持ちの持ちようで変わるという事も証明されています。
つまり、「治る!」とおもう気持ちが強いほど、治りが早くなるんですよ。
逆に、今の現状に押し流されてる状態(心神喪失状態など)だと、自然と治りも遅いわけです。
そもそも心の病ですから、治そうって気持ちが逆効果になることもあったりしますし、非常に難しいんですね。
ってな、心の病の話からスタートしましたが、今日のイルネス辞典は、心の病ではありません(笑)
何となく、この正月明けのやる気のなさが、「鬱状態ってこういう状態がずっと続くのかなぁ…」的に感じたため、こういう書きだしになっただけです(笑)
では、今日のイルネス辞典は、「骨髄炎、化膿性関節炎」について解説していきたいと思います。
全く関係ない病気でしたね(笑)
まずはどんな病気かと言いますと、骨髄炎は骨髄の炎症で、関節炎は関節の炎症ですが、化膿性関節炎は細菌感染による関節炎をいいます。
骨髄炎も通常は細菌感染によることが多いので、ここでは化膿性骨髄炎について述べることとします。
原因となる菌は黄色ブドウ球菌が最も多く、体のほかの感染巣からの血行感染、病巣部付近の感染巣からの波及、開放創(そう)(切り傷やすり傷など)による外界からの直接感染などによるとされています。
我々の業種ですと、骨折は治療いたしますが、中でも「複雑骨折」と呼ばれる「開放性」(骨が皮膚を突き破った状態)の骨折は、この感染症を招く危険性がかなり高いので、基本的に病院の方へ送ります。
あ、よくこの「複雑骨折」と聞くと、骨がバラバラになる、つまり「複雑に折れる骨折」と勘違いされがちですが、骨がバラバラになる(3つ以上)骨折は「粉砕骨折」と表現します。
さらにこの「複雑骨折」(開放性骨折)に対して、「単純骨折」(閉鎖性骨折)ってのがあり、これがいわゆる普通の状態、骨が飛び出てない状態の骨折です。
と、脱線しましたが、急性に発症した場合の症状は、病巣部の発赤、腫脹(しゅちょう)、熱感、疼痛がみられ、患肢を動かそうとしなくなります。
加えて発熱、悪寒(おかん)、発汗、全身倦怠感(けんたいかん)、食欲不振などの全身症状がみられる場合もあります。
診断には血液検査、X線検査、MRI検査などが行われますが、病巣部を穿刺(せんし)(針を刺す)してうみの貯留を確認し、細菌検査によって原因となる菌が同定されれば、診断は確定します。
治療は原因となる菌に効果のある抗菌薬の投与と排膿(はいのう)を行うことが重要です。
排膿には、穿刺によって行う方法と手術で病巣部を切開する方法とがあります。
合併症や後遺症として成長が障害されたり、関節が硬くなったり動かなくなったりすることがあるので、早期発見、早期治療が望ましい病気です。
しかし、時には骨肉腫(こつにくしゅ)などの骨腫瘍や若年性関節リウマチなどとまぎらわしいことがあるので、そのような場合には整形外科専門医による的確な診断が必要になります。
病気に気づいたら、新生児や乳幼児に発症する化膿性股関節炎はとくに的確な診断が難しく、そのうえ、早期に治療を開始しないと重大な後遺症を残す可能性があります。
もちろんこの時期の子どもは痛いと言いませんし、股関節は体の表面から深いところにある関節なので、腫脹、熱感、発赤がわかりにくいため、診断は難しいです。
お乳の飲みが悪い、不機嫌である、熱がある、おむつの交換時に激しく泣く、脚を動かさないという症状があれば、急いで整形外科を受診することがとても重要です。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月3日のサンデーイルネスでございます。
今年最初のイルネス辞典ってことですが、今日は3日ですから…
楽しかった正月休み、最後の日です。
明日からお仕事ってことで、かなりヒドイ「サザエさん症候群」が襲ってきています。
このやる気って不思議なもんで、気持ちの問題だけなんですが、やる気が出ると出ないとでは、何もかもに影響してくるもんです。
それは仕事の効率だけではなく、完成度も違ってきますし発想力や計画力も大幅に変わります。
ですから、この「やる気」を丸ごと奪われてしまう「心の病」は根が深く、治りにくいんですよね。
「病は気から」なんて言葉もある通り、気持ちが直す部分って大きいんですよね。
人間には、「自己免疫」とか「自然治癒力」が備わっています。
これはもちろん、自然に治る力だったり、勝手に働く免疫力なんですが、気持ちの持ちようで変わるという事も証明されています。
つまり、「治る!」とおもう気持ちが強いほど、治りが早くなるんですよ。
逆に、今の現状に押し流されてる状態(心神喪失状態など)だと、自然と治りも遅いわけです。
そもそも心の病ですから、治そうって気持ちが逆効果になることもあったりしますし、非常に難しいんですね。
ってな、心の病の話からスタートしましたが、今日のイルネス辞典は、心の病ではありません(笑)
何となく、この正月明けのやる気のなさが、「鬱状態ってこういう状態がずっと続くのかなぁ…」的に感じたため、こういう書きだしになっただけです(笑)
では、今日のイルネス辞典は、「骨髄炎、化膿性関節炎」について解説していきたいと思います。
全く関係ない病気でしたね(笑)
まずはどんな病気かと言いますと、骨髄炎は骨髄の炎症で、関節炎は関節の炎症ですが、化膿性関節炎は細菌感染による関節炎をいいます。
骨髄炎も通常は細菌感染によることが多いので、ここでは化膿性骨髄炎について述べることとします。
原因となる菌は黄色ブドウ球菌が最も多く、体のほかの感染巣からの血行感染、病巣部付近の感染巣からの波及、開放創(そう)(切り傷やすり傷など)による外界からの直接感染などによるとされています。
我々の業種ですと、骨折は治療いたしますが、中でも「複雑骨折」と呼ばれる「開放性」(骨が皮膚を突き破った状態)の骨折は、この感染症を招く危険性がかなり高いので、基本的に病院の方へ送ります。
あ、よくこの「複雑骨折」と聞くと、骨がバラバラになる、つまり「複雑に折れる骨折」と勘違いされがちですが、骨がバラバラになる(3つ以上)骨折は「粉砕骨折」と表現します。
さらにこの「複雑骨折」(開放性骨折)に対して、「単純骨折」(閉鎖性骨折)ってのがあり、これがいわゆる普通の状態、骨が飛び出てない状態の骨折です。
と、脱線しましたが、急性に発症した場合の症状は、病巣部の発赤、腫脹(しゅちょう)、熱感、疼痛がみられ、患肢を動かそうとしなくなります。
加えて発熱、悪寒(おかん)、発汗、全身倦怠感(けんたいかん)、食欲不振などの全身症状がみられる場合もあります。
診断には血液検査、X線検査、MRI検査などが行われますが、病巣部を穿刺(せんし)(針を刺す)してうみの貯留を確認し、細菌検査によって原因となる菌が同定されれば、診断は確定します。
治療は原因となる菌に効果のある抗菌薬の投与と排膿(はいのう)を行うことが重要です。
排膿には、穿刺によって行う方法と手術で病巣部を切開する方法とがあります。
合併症や後遺症として成長が障害されたり、関節が硬くなったり動かなくなったりすることがあるので、早期発見、早期治療が望ましい病気です。
しかし、時には骨肉腫(こつにくしゅ)などの骨腫瘍や若年性関節リウマチなどとまぎらわしいことがあるので、そのような場合には整形外科専門医による的確な診断が必要になります。
病気に気づいたら、新生児や乳幼児に発症する化膿性股関節炎はとくに的確な診断が難しく、そのうえ、早期に治療を開始しないと重大な後遺症を残す可能性があります。
もちろんこの時期の子どもは痛いと言いませんし、股関節は体の表面から深いところにある関節なので、腫脹、熱感、発赤がわかりにくいため、診断は難しいです。
お乳の飲みが悪い、不機嫌である、熱がある、おむつの交換時に激しく泣く、脚を動かさないという症状があれば、急いで整形外科を受診することがとても重要です。
いかがでしたか。
では、次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院