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2020年11月22日 [からだのこと]

(195)サンデーイルネス(仮)運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)について

お疲れ様です。院長です。

11月22日のサンデーイルネスでございます。

11月も押し迫り、いよいよ寒くなってきましたね。

寒さも本格的になってきますし、年末が徐々に近付いてくるかと思うと、忙しなさもでてきますよね。

まぁ、毎年の事ですから、何が変わるって事はないんですが、今年はコロナがオマケについてますから、体調管理はシッカリしないとね。

ボチボチ忘年会のシーズンに入ってきますが、今年は中止ですかね。

わたくし院長も、毎年何件か誘われて行ってましたが、今年は今のところどこからもお声はかかってませんね。

忘年会にクリスマスと、人が集まりやすい時期ですから、感染拡大が心配されるところですし、今年は縮小、もしくは取りやめの方向ですよね。

あと、前にも書きましたが、初詣ですよね〜。

政府は休みをズラしてとか言うてますが、やはりそう簡単にはいきません。

三が日、よくて4日か5日までしか休めない人の方が多いでしょうし、このタイミングで詣でたいですよね。

まぁ、わたくし院長は、そこまで信心深くないですし、今年は1月中に行けばいいかってな感じで、特に正月にはこだわりませんけど、それでも人出はかなりあるんじゃないでしょうかね。

逆に空いてて良いわってな感覚の人も多いでしょうしねぇ…。

ここへきて世界中で、第三波到来ってな雰囲気ですし、ちょっと気をつけないとヤバおまっせ。

今年は、コロナ一色でしたから、来年は穏やかに暮らしたいとこですが、まだまだ終わりは見えませんね。

って感じで今日も本題にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)」について解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かってことですが、この病気は、運動神経(大脳からの運動の命令を筋肉まで伝える神経)が選択的に障害され、運動神経以外(感覚神経や自律神経、脳の高度な機能)はほとんど障害されない進行性の神経変性疾患を、総合的に運動ニューロン疾患(MND)といいます。

代表的なのが筋萎縮性側索硬化症(ALS)というまれな疾患で、特定疾患に指定されています。

多くは孤発性(病気が散発的に起こること。 遺伝しないということを意味します。)ですが、一部は家族内発症がみられます。

原因はまだはっきりしていません。

アミノ酸代謝の異常や自己免疫が関係するなどいくつかの学説がありますが、家族内発症の一部では、遺伝子異常が見つかっています。

50代での発症が多く、いつのまにか、手足に力が入らなくなり、筋肉がやせてきます。

典型的には片側の手の先に力が入らなくなり、徐々に全身に広がります。

口やのどの筋肉が障害されると、ろれつが回らずうまくしゃべれなくなり、食事でむせ込み(嚥下(えんげ)障害)、咳(せき)が出るようになります。

呼吸筋が障害されると呼吸がしにくく、痰(たん)も出しづらくなります。

一般的な血液検査や頭部CT、MRI検査では異常は見られません。

類似した疾患を除外し、筋電図検査で運動ニューロンの障害を証明することで診断されます。

似たような病気には、頸椎症(けいついしょう)、末梢神経障害、多発性筋炎などの筋肉の病気、脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)や脊髄腫瘍(しゅよう)など、さまざまなものがあります。

この病気を治す方法は、現在のところまだありません。

リルゾール(リルテック)という薬は病気の進行を遅らせる効果が証明され使われていますが、その効果はごく軽微です。

そのほか、いくつかの薬の開発・治験が進められています。

基本的には対症療法となり、嚥下障害に対しては経管栄養、呼吸筋麻痺に対しては鼻マスクや気管切開をして、人工呼吸器で呼吸を補助する方法があります。

この疾患は、やがて全身の筋肉が動かなくなって寝たきりになり、最後は呼吸筋麻痺で死亡します。

発症から死亡までの期間は2〜4年ですが、なかには10年以上にわたりゆっくり経過する人もいて、進行の速さには個人差があります。

病気が進行すると飲み込みにくさのため誤嚥性(ごえんせい)肺炎や窒息(ちっそく)を起こすので、食べやすい食事の形態の工夫や、痰を除去するための吸引装置の準備、経管栄養や胃瘻(いろう)の造設が必要になります。

呼吸筋麻痺については、将来的に気管切開や人工呼吸器を使用することがあります。

担当医と本人、家族とで、あらかじめよく相談しておくことが大切です。

進行性の疾患だけに、早めに対処することが大事にはなります。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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