2020年10月21日 [色々なこと]
タイムパラドックス
お疲れ様です。院長です。
10月21日の水曜日でございます。
10月も残り10日となりましたね。
ってことは、今年も残り、2ヶ月と10日って事で、だんだん暮れが近付いてきましたよ。
11月に入っちゃうと、もう色々年末に向けてのワードが出だしますし、みなさん口をそろえて、「年内には」とか言いだします(笑)
毎年の事ですが、だんだん慌ただしくなってきますしそれはそれで楽しいですけどね。
年の瀬が迫ってくると、やはり今年の反省とか、来年への抱負とか色々考えさせられます。
今年はホントに激動でしたね〜。
まぁ、まだ収まってはいませんが、感染症拡大っていう初めての経験をしましたよね。
マスクやアルコールが品薄になって大騒ぎだったんですが、今となっては品あまりしてるそうです。
これも、前もって分かってたら、大儲け出来たのになぁとか(笑)
もしくは、マスクの在庫をメチャクチャ持っていたら、救世主になれたのにねぇ。
ってな感じで、前もって分かってたらな〜ってことは、日常的にある事ですよね。
こんな時、やはり「タイムマシン」があったらなぁ〜とか、ファンタジーな事を考えてしまいますが、ではもし、本当にタイムマシンがあって、過去に戻って何かすれば、未来は変わるんでしょうか。
現在の自分は過去の積み重ねです。
過去に干渉すれば現在や未来が変わっていくと考えるのが普通ですよね。
ですがここで矛盾が生じます。
もしタイムマシンで過去に戻って自分の親を殺したらどうなるんでしょう?
親がいなければ、自分はこの世に生まれてきません。
生まれていないなら、タイムトラベルだってできないことになりますよね。
この矛盾を、「親殺しのパラドックス」と言うらしく、かねてより議論されてきたんだそうです。
ある人が過去に戻ってそのタイムトラベルを不可能にするよう行動したとしたらどうなるのか?
オーストラリアの物理学者はこの矛盾に数理物理学を使って答えを導き出したそうなんです。
結論から言えば、過去を変えても未来は自動修復されてしまうという事のようです。
「親殺しのパラドックス」は、タイムトラベルにまつわるパラドックスで、SF作家のルネ・バルジャベルが著作「Le Voyageur Imprudent(軽はずみな旅行者)」(1943年)で描いたものです。
英語では 「grandfather paradox(祖父のパラドックス)」と呼ばれており、「ある人が時間を遡って、血の繋がった祖父を、祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか」というものですな。
そうすると、タイムトラベラーの両親のどちらかが生まれてこないことになり、結果として本人も生まれてこないことになるわけです。
ということは、存在しない者がタイムトラベルをできるはずがなく、祖父を殺すこともできないから祖父は死なずに祖母と出会い、彼が生まれると…。
すると、やはり彼はタイムトラベルをして、祖父を殺すと、堂々巡りになってしまうという論理的パラドックスです。
オーストラリア・クイーンズランド大学の物理学者によれば、過去を変えてもその後の出来事によって修正されてしまうといいます。
要するに、過去で何かをしても、その後の歴史は変わらないというんですね。
一般相対性理論は「時間的閉曲線」を予言しています。
それによると、出来事は同時に過去と未来に存在することができ、物体は時空をループすることで出発した時点に戻ってくることが可能なのだということですが、よく分かりません(笑)
つまり理論上、観測者は過去へ戻り、過去に干渉することができるということになります。
ゆえに親殺しのパラドックスは、ただの思考実験というわけではないんですね
研究者らは、このパラドックスを解決するために「ビリヤードボール・モデル」ってのを利用しました。
このモデルは、因果関係をぶつかり合うビリヤードの球に、円形のビリヤード台を時間的閉曲線にたとえたものです。
あなたが円形の台の上にある球を1つ突いたとします。
すると球は勢いよく転がり、特定のパターンでほかの球と衝突するわけです。
もし、どこかのタイミングでこの球に干渉して進路を乱してやったとしたらどうなるでしょう?
研究者らの計算によれば、ほかの球との衝突によっていずれは元の進路に修復され、やがては同じ位置と速度に戻るのだという事なんです。
結局、あなたの干渉などなかったことになると…。
このモデルが示しているのは、過去にタイムトラベルできたとしても、未来が変わってしまうほどに重大な過去の変更はできないということのようなんです。
親殺しのパラドックスについて言うなら、あなたが過去で親を殺そうとどんなに頑張ったところで、何らかの邪魔が入り、親は絶対に助かるということになるんだそうです。
なんだか、納得出来るような出来ないような…。
結局、これもすべて机上の空論ってヤツですよねぇ。
タイムマシンが出来てない以上、検証することが出来ませんからねぇ…。
だって、この理論だと、未来はすべて決まってるってことになりませんかね?
てな話を、秋の夜長に論じてみるのも楽しいかもしれません。
ま、結論は出ないんですけどね。
いつの日か、タイムマシンが発明されるまでは…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月21日の水曜日でございます。
10月も残り10日となりましたね。
ってことは、今年も残り、2ヶ月と10日って事で、だんだん暮れが近付いてきましたよ。
11月に入っちゃうと、もう色々年末に向けてのワードが出だしますし、みなさん口をそろえて、「年内には」とか言いだします(笑)
毎年の事ですが、だんだん慌ただしくなってきますしそれはそれで楽しいですけどね。
年の瀬が迫ってくると、やはり今年の反省とか、来年への抱負とか色々考えさせられます。
今年はホントに激動でしたね〜。
まぁ、まだ収まってはいませんが、感染症拡大っていう初めての経験をしましたよね。
マスクやアルコールが品薄になって大騒ぎだったんですが、今となっては品あまりしてるそうです。
これも、前もって分かってたら、大儲け出来たのになぁとか(笑)
もしくは、マスクの在庫をメチャクチャ持っていたら、救世主になれたのにねぇ。
ってな感じで、前もって分かってたらな〜ってことは、日常的にある事ですよね。
こんな時、やはり「タイムマシン」があったらなぁ〜とか、ファンタジーな事を考えてしまいますが、ではもし、本当にタイムマシンがあって、過去に戻って何かすれば、未来は変わるんでしょうか。
現在の自分は過去の積み重ねです。
過去に干渉すれば現在や未来が変わっていくと考えるのが普通ですよね。
ですがここで矛盾が生じます。
もしタイムマシンで過去に戻って自分の親を殺したらどうなるんでしょう?
親がいなければ、自分はこの世に生まれてきません。
生まれていないなら、タイムトラベルだってできないことになりますよね。
この矛盾を、「親殺しのパラドックス」と言うらしく、かねてより議論されてきたんだそうです。
ある人が過去に戻ってそのタイムトラベルを不可能にするよう行動したとしたらどうなるのか?
オーストラリアの物理学者はこの矛盾に数理物理学を使って答えを導き出したそうなんです。
結論から言えば、過去を変えても未来は自動修復されてしまうという事のようです。
「親殺しのパラドックス」は、タイムトラベルにまつわるパラドックスで、SF作家のルネ・バルジャベルが著作「Le Voyageur Imprudent(軽はずみな旅行者)」(1943年)で描いたものです。
英語では 「grandfather paradox(祖父のパラドックス)」と呼ばれており、「ある人が時間を遡って、血の繋がった祖父を、祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか」というものですな。
そうすると、タイムトラベラーの両親のどちらかが生まれてこないことになり、結果として本人も生まれてこないことになるわけです。
ということは、存在しない者がタイムトラベルをできるはずがなく、祖父を殺すこともできないから祖父は死なずに祖母と出会い、彼が生まれると…。
すると、やはり彼はタイムトラベルをして、祖父を殺すと、堂々巡りになってしまうという論理的パラドックスです。
オーストラリア・クイーンズランド大学の物理学者によれば、過去を変えてもその後の出来事によって修正されてしまうといいます。
要するに、過去で何かをしても、その後の歴史は変わらないというんですね。
一般相対性理論は「時間的閉曲線」を予言しています。
それによると、出来事は同時に過去と未来に存在することができ、物体は時空をループすることで出発した時点に戻ってくることが可能なのだということですが、よく分かりません(笑)
つまり理論上、観測者は過去へ戻り、過去に干渉することができるということになります。
ゆえに親殺しのパラドックスは、ただの思考実験というわけではないんですね
研究者らは、このパラドックスを解決するために「ビリヤードボール・モデル」ってのを利用しました。
このモデルは、因果関係をぶつかり合うビリヤードの球に、円形のビリヤード台を時間的閉曲線にたとえたものです。
あなたが円形の台の上にある球を1つ突いたとします。
すると球は勢いよく転がり、特定のパターンでほかの球と衝突するわけです。
もし、どこかのタイミングでこの球に干渉して進路を乱してやったとしたらどうなるでしょう?
研究者らの計算によれば、ほかの球との衝突によっていずれは元の進路に修復され、やがては同じ位置と速度に戻るのだという事なんです。
結局、あなたの干渉などなかったことになると…。
このモデルが示しているのは、過去にタイムトラベルできたとしても、未来が変わってしまうほどに重大な過去の変更はできないということのようなんです。
親殺しのパラドックスについて言うなら、あなたが過去で親を殺そうとどんなに頑張ったところで、何らかの邪魔が入り、親は絶対に助かるということになるんだそうです。
なんだか、納得出来るような出来ないような…。
結局、これもすべて机上の空論ってヤツですよねぇ。
タイムマシンが出来てない以上、検証することが出来ませんからねぇ…。
だって、この理論だと、未来はすべて決まってるってことになりませんかね?
てな話を、秋の夜長に論じてみるのも楽しいかもしれません。
ま、結論は出ないんですけどね。
いつの日か、タイムマシンが発明されるまでは…
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院