2020年07月10日 [色々なこと]
マイナス67.8℃〜38℃まで
お疲れ様です。院長です。
7月10日の金曜日でございます。
7月も1/3が終了ってことで、例年通りならボチボチ梅雨明けも近い頃のはずなんですが、今年は雨がエグイね。
線状降水帯とかいう言葉を、今年初めて聞きましたし、もう数日は大雨に警戒が必要との事です。
とは言っても、おそらく、来週中には梅雨明けしそうな雰囲気ですが、次はいよいよ夏ですな。
例年だと、7月14日辺りから、京都は祇園祭りの賑わいで、宵々山、宵山と歩行者天国になったりして、そりゃもう大変な賑わいだったはずなんですけどね。
毎年、1万人〜3万人ほど集まるイベントですから、さすがに密ですわな(笑)
京都市の中心を走る、四条通りって道が歩行者天国になりますから、当然車もメチャクチャ混みます。
ま、地元民なら慣れたもんですが、他府県から車で来られた方はかなり大変だろうと思います。
ナビなんかついてても、そこいら中で通行止めしてますから、ハマると抜けられなくなったりします。
それも今年は中止ですし、寂しいですなぁ…。
今年は、少し静かな京都の夏になりそうです。
とは言っても、暑いんですけどね。
京都は盆地だからか、夏は蒸し暑く、冬は底冷えで寒いんですよ。
特に、冬の寒さは北海道出身の方でも、なかなか慣れないと言われますし、芯から冷える感じは独特なんだそうです。
そして夏の暑さもまた特別で、じんわりジメジメ暑い(笑)
ま、嫌な暑さなんですが、それはそれで夏として楽しまないとね。
ってな感じで、今日もネタに突入するわけですが、今日はそんな暑さに関するお話しでもひとつー。
先月のお話しですが、北極圏に位置するシベリア北東部、サハ共和国のベルホヤンスクで、6月20日になんと気温38度を記録しました。
日本でも猛暑と呼ばれるほどの気温を、北極圏で観測したわけです。
ベルホヤンスクは、マイナス67.8度という北半球の最低気温記録が観測されたこともある極寒の地であり、6月の平均気温は13.5度あたりなんだそうです。
それを25度近く上回ったわけですから、衝撃が走ったわけです。
平均気温を25度上回るって、もう異常事態ですよねぇ…。
もちろん、この日の記録は、北極圏の史上最高気温となりました。
ではなぜ、最高気温を記録したのか?って事ですが、主な要因は、現在シベリア上空に停滞している大量の暖かい空気だとのこと。
遅々として移動しようとしないこの空気が地域一帯をおおい、その結果として異常な猛暑をもたらしているそうです。
今シベリア上空では、狭い範囲を流れるジェット気流(偏西風)が、バリアのように北側の冷たい空気と南側の暖かい空気を分断しています。
偏西風は川のように蛇行するんですが、これが北へ向かって大きく蛇行すると暖かい空気をも一緒に運び込み、本来暖かい空気が流れ込まないはずの地域に異常気象を引き起こすわけです。
これはブロッキング現象と呼ばれているんだそうです。
もちろん温暖化も要因の1つで、人間の経済活動によって温室効果ガスが排出されるために、大気中の二酸化炭素濃度は過去80万年で最大に達しています。
これによる影響は特に北極で顕著で、この地域は地球でも最も早く温暖化が進んでいることで知られています。
北極圏の温暖化は、海の氷が解けることでさらに加速します。
海氷は太陽のエネルギーを宇宙へと反射してくれるんですが、これが解けてしまうと、今度は海がそれを吸収するようになり、海水温が上昇すれば、やがては空気も暖められ、最終的に北極圏全体が暑くなるわけです。
アメリカ国立雪氷データセンターによれば、昨年の海氷は過去13年で13番目に少なかったそうです。
今年はベルホヤンスクだけでなく、シベリア全体が暑いとのことで、例年より7度も気温が高く、アメリカ大気研究センターの研究者によれば、2〜2.3度は地球温暖化に起因しているという話です。
温暖化の影響はすでに各地に現れており、たとえば昨年8月、シベリアでは400万ヘクタールもの森林が火災になったと伝えられています。
先月には永久凍土の融解によって、ノリリスクでロシア最悪とされる軽油流出事故が発生してますし、火力発電所のタンクが損傷したことで2万トンの軽油が流出し、アンバルナヤ川に流れ込みました。
また2011年には、氷の融解と地盤沈下によってサハ共和国最大の都市ヤクーツクで建物が部分的に倒壊するという事故も起きています。
2019年の夏には、「北半球の396か所で観測史上最高気温を記録」したって話は、このブログでも紹介しましたしね。
2020年はそれを上回ることが予想されているわけです。
気候変動の影響はあらゆるところに出ています。
猛暑はもちろんのこと、洪水、台風などの被害にも警戒しなければならないと専門家は警鐘をならしてるわけですよ。
ですから、今年の日本も必ず暑くなります。
そして、マスクも必須のままですし、コロナ自体全然収束していません。
てな最悪な感じで夏が来ちゃうんですが、まずは我々はコロナ対策、そして熱中症対策ですよ。
目の前の敵を撃退しながら、そろそろ本気で温暖化対策も講じないとこれも手遅れになりますからね。
日本人はマジメですから、指標さえ出してもらえればみんな協力できると思うんですけどね。
その辺をエライ政治家の方、よろしく頼む。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月10日の金曜日でございます。
7月も1/3が終了ってことで、例年通りならボチボチ梅雨明けも近い頃のはずなんですが、今年は雨がエグイね。
線状降水帯とかいう言葉を、今年初めて聞きましたし、もう数日は大雨に警戒が必要との事です。
とは言っても、おそらく、来週中には梅雨明けしそうな雰囲気ですが、次はいよいよ夏ですな。
例年だと、7月14日辺りから、京都は祇園祭りの賑わいで、宵々山、宵山と歩行者天国になったりして、そりゃもう大変な賑わいだったはずなんですけどね。
毎年、1万人〜3万人ほど集まるイベントですから、さすがに密ですわな(笑)
京都市の中心を走る、四条通りって道が歩行者天国になりますから、当然車もメチャクチャ混みます。
ま、地元民なら慣れたもんですが、他府県から車で来られた方はかなり大変だろうと思います。
ナビなんかついてても、そこいら中で通行止めしてますから、ハマると抜けられなくなったりします。
それも今年は中止ですし、寂しいですなぁ…。
今年は、少し静かな京都の夏になりそうです。
とは言っても、暑いんですけどね。
京都は盆地だからか、夏は蒸し暑く、冬は底冷えで寒いんですよ。
特に、冬の寒さは北海道出身の方でも、なかなか慣れないと言われますし、芯から冷える感じは独特なんだそうです。
そして夏の暑さもまた特別で、じんわりジメジメ暑い(笑)
ま、嫌な暑さなんですが、それはそれで夏として楽しまないとね。
ってな感じで、今日もネタに突入するわけですが、今日はそんな暑さに関するお話しでもひとつー。
先月のお話しですが、北極圏に位置するシベリア北東部、サハ共和国のベルホヤンスクで、6月20日になんと気温38度を記録しました。
日本でも猛暑と呼ばれるほどの気温を、北極圏で観測したわけです。
ベルホヤンスクは、マイナス67.8度という北半球の最低気温記録が観測されたこともある極寒の地であり、6月の平均気温は13.5度あたりなんだそうです。
それを25度近く上回ったわけですから、衝撃が走ったわけです。
平均気温を25度上回るって、もう異常事態ですよねぇ…。
もちろん、この日の記録は、北極圏の史上最高気温となりました。
ではなぜ、最高気温を記録したのか?って事ですが、主な要因は、現在シベリア上空に停滞している大量の暖かい空気だとのこと。
遅々として移動しようとしないこの空気が地域一帯をおおい、その結果として異常な猛暑をもたらしているそうです。
今シベリア上空では、狭い範囲を流れるジェット気流(偏西風)が、バリアのように北側の冷たい空気と南側の暖かい空気を分断しています。
偏西風は川のように蛇行するんですが、これが北へ向かって大きく蛇行すると暖かい空気をも一緒に運び込み、本来暖かい空気が流れ込まないはずの地域に異常気象を引き起こすわけです。
これはブロッキング現象と呼ばれているんだそうです。
もちろん温暖化も要因の1つで、人間の経済活動によって温室効果ガスが排出されるために、大気中の二酸化炭素濃度は過去80万年で最大に達しています。
これによる影響は特に北極で顕著で、この地域は地球でも最も早く温暖化が進んでいることで知られています。
北極圏の温暖化は、海の氷が解けることでさらに加速します。
海氷は太陽のエネルギーを宇宙へと反射してくれるんですが、これが解けてしまうと、今度は海がそれを吸収するようになり、海水温が上昇すれば、やがては空気も暖められ、最終的に北極圏全体が暑くなるわけです。
アメリカ国立雪氷データセンターによれば、昨年の海氷は過去13年で13番目に少なかったそうです。
今年はベルホヤンスクだけでなく、シベリア全体が暑いとのことで、例年より7度も気温が高く、アメリカ大気研究センターの研究者によれば、2〜2.3度は地球温暖化に起因しているという話です。
温暖化の影響はすでに各地に現れており、たとえば昨年8月、シベリアでは400万ヘクタールもの森林が火災になったと伝えられています。
先月には永久凍土の融解によって、ノリリスクでロシア最悪とされる軽油流出事故が発生してますし、火力発電所のタンクが損傷したことで2万トンの軽油が流出し、アンバルナヤ川に流れ込みました。
また2011年には、氷の融解と地盤沈下によってサハ共和国最大の都市ヤクーツクで建物が部分的に倒壊するという事故も起きています。
2019年の夏には、「北半球の396か所で観測史上最高気温を記録」したって話は、このブログでも紹介しましたしね。
2020年はそれを上回ることが予想されているわけです。
気候変動の影響はあらゆるところに出ています。
猛暑はもちろんのこと、洪水、台風などの被害にも警戒しなければならないと専門家は警鐘をならしてるわけですよ。
ですから、今年の日本も必ず暑くなります。
そして、マスクも必須のままですし、コロナ自体全然収束していません。
てな最悪な感じで夏が来ちゃうんですが、まずは我々はコロナ対策、そして熱中症対策ですよ。
目の前の敵を撃退しながら、そろそろ本気で温暖化対策も講じないとこれも手遅れになりますからね。
日本人はマジメですから、指標さえ出してもらえればみんな協力できると思うんですけどね。
その辺をエライ政治家の方、よろしく頼む。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院