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2016年03月08日 [日々のこと]

QOL(クオリティ オブ ライフ)

お疲れ様です。院長です。

今日は3月8日火曜日ですね。

3月も2週目に突入ってことで、そろそろ春の兆しが見えてきましたね…

昨日も昼間は、すごい暖かかかったですよね〜

そろそろ春。何となく浮かれます。



そんな浮かれ気分で、今日のお話は…



「90代の人たちからわかる、長寿の秘訣」

って事で、長生きのお話でもしてみましょう。




そもそも「長寿の人」と残念ながら「短命な人」の違いって、何でしょうかね。誰でも一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。


日本の平均年齢は、男性80,21歳・女性86,61歳で世界のトップを独走しています。

次点でフランス、スイス、イタリアなどが続きますが、大きく引き離してトップです。

ただ、最近では高齢者の「フレイル」が指摘されており、社会的・身体的・精神的な複合的要素から、低栄養や転倒・サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)などの虚弱が誘発され、生きながらえていながらも健康ではない高齢者が増加しています。


ん、ん?



ふれいる?



さ、勉強、勉強。


フレイル(Frailty)

高齢者が筋力や活動が低下している状態(虚弱)を「フレイル」と呼ぶ。日本老年医学会が2014年5月提唱した言葉ですって。

厚生労働省は「加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が低下し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの危険性が高くなった状態」と定義している。



つまり、先ほどの一文は、日本人は長寿世界一だが、近年この「フレイル」な高齢者が増えていると…

つまり、「健康じゃない高齢者」が増えてきてるってことになります。残念ながら…


皆さんも分かると思いますが、高齢であろうとなかろうと、「健康」でないと意味はないですよね。


この「健康寿命」を伸ばしましょうってお話しです。





家族で一緒に暮らしていると、同じ食事・生活パターンなどのライフスタイルが似てきますし、家族が皆長寿の人は長寿になる傾向が強いです。

これはいわゆる「エピジェネティクス」として研究されている領域になりますが、いわばそうした生活環境など後天的な要因が、遺伝子のスイッチをオン・オフに切り替える役割として働くのです。



エピジェネティクス??



エピジェネティクス(epigenetics)…環境的要素は DNAに書き込まれた遺伝子の現れ方に非常に影響を与える、つまり、遺伝子は寿命に重要な役割を果たしているという考え方。学問領域。



ま、つまり遺伝子的に長寿な人は、長寿だよという考えですね。これも実際、一理あると思われます。


遺伝性の疾患てのは、意外とたくさんありますから、その素因が寿命に関係があるというのはもっともな感じがします。



健剛な90歳代を対象とした調査では、彼らは心血管疾患に関わる遺伝子を持っておらず、免疫力を増強させる遺伝子を人より多く持っていることが分かったそうです。



こういう事ですよね。つまり、血管の疾患には罹りにくいし、最初から他の人より免疫が高い。


そりゃ、長寿になる可能性は大ですね。



まぁ、これは今更仕方ない。遺伝子レベルの話ですから…

ただ、それですべてが決まるわけでは決してありません。つまり、両親が癌で亡くなられていたとしても、必ず子供が癌になるわけではないですし…



遺伝的な要素以外に、長寿に影響を与えている因子を探るため、調査対象の90歳代の方にストレートな質問をぶつけてみました。




「何が自分の長寿に影響を与えていると思うか?」




この質問の答えの中に、必ず何らかの答えが隠されているはず。

では、以下はその回答です。



やはり、最初の答えは「遺伝子」だったそうです。


親兄弟、親戚に至るまで、みな長寿で元気だという答えが一番多かったそうな…


うんうん。それは仕方ないって…



で、次の答えが


「勤勉な労働」だったそう。


つまり、引退せずに、なんらかの「仕事」を続けておられる方の方が、長寿なんじゃないかと…

まぁ、もちろん、現役並みのお仕事って意味ではなく、何か自分の「仕事」を残しておくことって大事かもしれませんね。



悠々自適な老後…



なんて、何となく憧れますが、やることがなくなっちゃうと、何かねぇ…


これも、分かる気がします。





そして次が「よく食べる」って回答だったそうです。


これも、何となく…


私的には、年齢を重ねればある程度の「蛋白質」を摂取していかないと、それでなくとも筋肉は落ちますし、食欲そのものもさすがに落ちます。

ここで、野菜中心の生活ってなっちゃうと、完全に蛋白質不足になりますので、高齢な方もちゃんと肉、魚は毎日食べましょう。


人間の身体は基本「蛋白質」で構成されています。

その「身体の材料」となる「蛋白質」を積極的に摂取するってことは、細胞レベルの再生に関わりますから、当然寿命には関係がありそうですね。




そして、最後の答えが以外にも「人と関わる事」なんだそうです。



健剛な90歳代の方々は、8割以上が「何らかのコミュニティ」に参加してらっしゃるそうです。

近所の集会、町内会、その他、自分以外の人間と積極的にかかわり、社会参加するというのも、長寿と関係があるようです。


そうですよねぇ…


人との関わりがあれば、お話もしますし身体も動かします。

そういった活動が、全て「運動」となり、健康に一役買ってるわけですね。


孤独になるとロクなことがありませんしね。話さなくなるといわゆる「痴呆」も進行しやすいですしね。



そしてもうひとつ…


全ての条件に共通することでもあるんですが、「ストレスとならない程度にする」ってことらしいですね。



人と関わることも、よく食べることもどんな事も「ストレス」になると意味がないです。


このストレスが現代人の大敵と言えるんですが、いかにうまく付き合うか…


健康寿命を延ばすことは、自分の家族を守る事にも繋がります。


ただ、長生きするってことではなく、質の高い老後のために、よく食べ、良く寝て、よく働いて…


そして、よく遊ぶって事も大事なんでしょうね。


日本人は遊び下手って言われてますから…



何とか健康のため、遊びも生活に取り入れていきましょうね。




ではまた〜





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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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