2020年02月25日 [色々なこと]
スマート包帯信号機
お疲れ様です。院長です。
2月25日の火曜日でございます。
2月も残すところあと4日でございます。
来月は29日までしかない上、29日が土曜日なもんですから、月末にバタつくのは必至でございます。
ま、毎年の事なんですけどね。
慣れないね(笑)
だって、次2月が来るのは1年後。
1年経てばすべて忘れるし(笑)
なんでもそうですが、習慣化させるのってやはり大変で、逆に習慣化してしまうと、少々困難な事でも問題なくこなせたり、逆にやらないと違和感が出たりします。
運動なんかもそうですよね。
習慣になるまではキツイですが、習慣化されちまえば、少々体調不良でも、ジムに行けばなんとなく動けたりするもんです。
そして、それとは逆に休みグセってヤツはすぐついちゃうんですよね(笑)
ほんと、人間は楽したい生き物なんですよね〜。
ですが、その楽をしたいって感情が、こんにちまでの進歩に繋がってるのも事実ですわな。
ってことで、今日もそんな進歩のお話でもいってみたいと思います。
このブログでも、何度か取り上げた「抗生物質耐性菌」は人類にとっての脅威となっています。
耐性を身に着けた菌は抗生物質が効かなくなるため、感染症が治りにくくなるんですね。
人類は耐性菌との終わりなき戦いを強いられているわけですが、そんな中、画期的でカラフルな武器が戦場に現れました。
それは傷口に潜む細菌の危険度に応じて色が変化するスマート包帯で、色に応じて治療に必要な薬剤を投与してくれるってな優れものらしいんです。
これにより、治療はもちろん、感染拡大を抑えることができるといいますから、スゴイ話ですよね。
中国科学院の研究グループが開発した素材は、細菌感染が作り出す、酸性微環境に接触すると青から黄色や赤へと変色するんだそうです。
まるで信号機やな。
そこはもちろん「青」なら細菌はほぼなし、安全ってことで、これが「黄色」なら細菌がいるという意味で、包帯に仕込まれていた抗生物質が染み出して、自動的に殺菌してくれるんだそうです。
ところが、感染した細菌が薬剤耐性菌の場合、それが出す酵素に反応して、今度は「赤」に変色するってとこが画期的。
抗生物質耐性菌に抗生物質はなかなか効果を発揮しないわけで、赤になったら光を当てるんだそうです。
包帯には活性酸素種が仕込まれており、これが光に反応して耐性菌を弱らせます。
すると、抗生物質は十分効果を発揮するようになるんだそうです。
マウスを使った実験では、普通の大腸菌と薬剤耐性のある大腸菌の感染をどちらも治療することに成功したとのことですから、実践使えるのも遠くないかもしれません。
抗生物質の乱用によって生じる薬剤耐性菌は世界中で大問題となっています。
だからこそ、感染を検出し、その薬剤耐性をチェックすることは、最適な治療法を決める上でとても大切であると研究グループは考えています。
しかし、それには専門的な人材や高価な機器が必要になります。
ですが、このスマート包帯ならばそのような専門的な人や機器は必要ありませんし、持ち運びも簡単なので、さまざまな地域で使うことができるわけです。
このスマート包帯なら、何度も病院に通うことなく、包帯を巻いておくだけで適切な薬剤が使用され、早いうちに感染が悪化する危険の芽を摘むことができるわけなんです。
また医師も、包帯の色を見れば、患者は感染の状態がどうなっているのかリアルタイムで知ることができるわけで、こうしたメリットがもたらす可能性はきわめて大きいでしょう。
なんだか俄かには信じられない様ないい話なんですが、これが本当なら画期的な商品だと思います。
まぁ、本来医師の的確な指示の元、こういった治療を行うべきではあるんですが、そうもいってられない地域や国も世界にはたくさんあります。
もっと言えば、戦場なんかではこの包帯はすさまじい働きをするんじゃないでしょうか…。
もちろん、戦争なんてしなきゃいいんですが、それもそうも言ってられませんし、戦地で負った負傷も、とりあえずこの包帯をつけておけば、最悪の惨事は免れるわけですもんね。
感染症ってのは、罹っちゃうとほんとタチが悪いんですよね。
特に、戦場なんかの衛生状態がよろしくないところでの、擦過傷なんかも、放置すれば感染症を引き起こします。
こんな時も、とりあえず自力ででも包帯さえまけば、状況に応じて抗生物質が投与されるわけですからねぇ。
もちろん医師の診断が一番なんですが、無医村なんかでも非常に役立つと思います。
たかが包帯ですが、技術の進歩により近年いくつか大きな進歩が見られています。
たとえば、細菌を吸い寄せ、傷の治りを早くするナノファイバーメッシュなんてのもありますし、細菌の増殖を抑え、感染のリスクを低める火傷用包帯といったものもあり、ただの布切れに思えてなかなか奥深い世界だったりするんですよね。
この包帯が実際に医療現場で使えるようになれば、本当に革命的だと思います。
最近、なにかと評判の悪い中国ですが、この研究は頑張って欲しいです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月25日の火曜日でございます。
2月も残すところあと4日でございます。
来月は29日までしかない上、29日が土曜日なもんですから、月末にバタつくのは必至でございます。
ま、毎年の事なんですけどね。
慣れないね(笑)
だって、次2月が来るのは1年後。
1年経てばすべて忘れるし(笑)
なんでもそうですが、習慣化させるのってやはり大変で、逆に習慣化してしまうと、少々困難な事でも問題なくこなせたり、逆にやらないと違和感が出たりします。
運動なんかもそうですよね。
習慣になるまではキツイですが、習慣化されちまえば、少々体調不良でも、ジムに行けばなんとなく動けたりするもんです。
そして、それとは逆に休みグセってヤツはすぐついちゃうんですよね(笑)
ほんと、人間は楽したい生き物なんですよね〜。
ですが、その楽をしたいって感情が、こんにちまでの進歩に繋がってるのも事実ですわな。
ってことで、今日もそんな進歩のお話でもいってみたいと思います。
このブログでも、何度か取り上げた「抗生物質耐性菌」は人類にとっての脅威となっています。
耐性を身に着けた菌は抗生物質が効かなくなるため、感染症が治りにくくなるんですね。
人類は耐性菌との終わりなき戦いを強いられているわけですが、そんな中、画期的でカラフルな武器が戦場に現れました。
それは傷口に潜む細菌の危険度に応じて色が変化するスマート包帯で、色に応じて治療に必要な薬剤を投与してくれるってな優れものらしいんです。
これにより、治療はもちろん、感染拡大を抑えることができるといいますから、スゴイ話ですよね。
中国科学院の研究グループが開発した素材は、細菌感染が作り出す、酸性微環境に接触すると青から黄色や赤へと変色するんだそうです。
まるで信号機やな。
そこはもちろん「青」なら細菌はほぼなし、安全ってことで、これが「黄色」なら細菌がいるという意味で、包帯に仕込まれていた抗生物質が染み出して、自動的に殺菌してくれるんだそうです。
ところが、感染した細菌が薬剤耐性菌の場合、それが出す酵素に反応して、今度は「赤」に変色するってとこが画期的。
抗生物質耐性菌に抗生物質はなかなか効果を発揮しないわけで、赤になったら光を当てるんだそうです。
包帯には活性酸素種が仕込まれており、これが光に反応して耐性菌を弱らせます。
すると、抗生物質は十分効果を発揮するようになるんだそうです。
マウスを使った実験では、普通の大腸菌と薬剤耐性のある大腸菌の感染をどちらも治療することに成功したとのことですから、実践使えるのも遠くないかもしれません。
抗生物質の乱用によって生じる薬剤耐性菌は世界中で大問題となっています。
だからこそ、感染を検出し、その薬剤耐性をチェックすることは、最適な治療法を決める上でとても大切であると研究グループは考えています。
しかし、それには専門的な人材や高価な機器が必要になります。
ですが、このスマート包帯ならばそのような専門的な人や機器は必要ありませんし、持ち運びも簡単なので、さまざまな地域で使うことができるわけです。
このスマート包帯なら、何度も病院に通うことなく、包帯を巻いておくだけで適切な薬剤が使用され、早いうちに感染が悪化する危険の芽を摘むことができるわけなんです。
また医師も、包帯の色を見れば、患者は感染の状態がどうなっているのかリアルタイムで知ることができるわけで、こうしたメリットがもたらす可能性はきわめて大きいでしょう。
なんだか俄かには信じられない様ないい話なんですが、これが本当なら画期的な商品だと思います。
まぁ、本来医師の的確な指示の元、こういった治療を行うべきではあるんですが、そうもいってられない地域や国も世界にはたくさんあります。
もっと言えば、戦場なんかではこの包帯はすさまじい働きをするんじゃないでしょうか…。
もちろん、戦争なんてしなきゃいいんですが、それもそうも言ってられませんし、戦地で負った負傷も、とりあえずこの包帯をつけておけば、最悪の惨事は免れるわけですもんね。
感染症ってのは、罹っちゃうとほんとタチが悪いんですよね。
特に、戦場なんかの衛生状態がよろしくないところでの、擦過傷なんかも、放置すれば感染症を引き起こします。
こんな時も、とりあえず自力ででも包帯さえまけば、状況に応じて抗生物質が投与されるわけですからねぇ。
もちろん医師の診断が一番なんですが、無医村なんかでも非常に役立つと思います。
たかが包帯ですが、技術の進歩により近年いくつか大きな進歩が見られています。
たとえば、細菌を吸い寄せ、傷の治りを早くするナノファイバーメッシュなんてのもありますし、細菌の増殖を抑え、感染のリスクを低める火傷用包帯といったものもあり、ただの布切れに思えてなかなか奥深い世界だったりするんですよね。
この包帯が実際に医療現場で使えるようになれば、本当に革命的だと思います。
最近、なにかと評判の悪い中国ですが、この研究は頑張って欲しいです。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院