2020年02月11日 [動物のこと]
イカいかが。
お疲れ様です。院長です。
2月11日の火曜日でございます。
寒い毎日が続きますが、みなさん体調は崩されてないですか?
わたくし院長は、至って元気でございます(笑)
基本的に風邪ひきませんし、寒さにも強いんで、冬でもかなりの薄着なんですよね。
まぁ、免疫が高いって事なのかもしれませんが、元気な身体で助かっております。
この歳になると健康が一番って他人からもヤイヤイ言われますが、生まれた時からこんな調子なんで、自分では特にありがたがってはいませんが、両親に感謝ですな。
そして今日は建国記念の日でお休みでございます。
日本国万歳ですな。
的な話から、今日もネタに突入ですが、今日はこのブログにも登場頻度の高い、「脳」と「動物」ネタのコラボレーションでございます。
オーストラリアの研究で、イカの脳は犬に匹敵するほど高性能だという事が分かったんだそうです。
イカ。
イカ2貫(笑)
まず、イカに脳があったのも知りませんでしたし、しかも高性能とは一体どういうことなんでしょうか…。
イカやタコをはじめとする頭足類は、無脊椎動物の中でもとりわけ複雑な中枢神経系を持つ生き物なんだそうで、オーストラリア、クイーンズランド大学の研究者によれば、頭足類の中には5億以上のニューロンを持つ仲間がいるそうです。
ちなみに普通の軟体動物なら2万、ネズミなら2億、犬なら5億3000万ほどです。
ま、もちろん神経学的な複雑さは必ずしも知能の高さを意味するものではないですが、それでも、頭足類の仲間には犬と肩を並べるほどに複雑な神経結合が備わっているという事実は間違いない様なんですね。
昔、サッカーワールドカップでしたか、何かで勝敗を予想するタコってのが話題になった時、タコは意外と頭良いんですよ〜的なことは聞いたことあったんですが、イカもですか…。
今回の研究では、インド太平洋に生息するアオリイカの脳をMRIで検査し、それを元に作られた「コネクトーム」と呼ばれる脳の神経回路マップが公開されました。
検査からは、すでに知られていた282の結合の99パーセントにくわえ、新たに145の神経経路が発見されたそうです。
しかも新しく発見された神経経路の、6割は視覚と運動に関係するものだったんだそうです。
イカは体の色を大きく変化させ、獲物に忍び寄ったり、仲間同士でコミュニケーションを図ったりする能力があるといわれています。
その巧みなスキルの背後に、こうしたカモフラージュ専用の結合があったと考えられるわけですな。
なお研究グループによると、厳密には頭足類は色が見えないそうなんです。
しかし体の色を変化させて周囲に溶け込むタコや体のパターンを点滅させてコミュニケーションをするイカを見れば分かるように、何らかの方法でそれを認識してるという事なんでしょうね。
アオリイカはシンプルですが、キチンと視覚をもっていて、これを使って脊椎動物のように「見る」事を中心に生活しています。
今回の研究で明らかになったことは、目だけでなく、視神経をはじめとする組織・機能・発達の点でも脊椎動物に似ているということです。
これは「収斂進化」(しゅうれんしんか)を裏付けるものなのだそうで、つまり、ほとんど関係のない生物であっても、似たような生態的地位についた場合、同じような特徴を進化させることがあるということです。
ちょっと難しい言い回しですが、wikiの例えを見ると
【たとえば、モグラの前足は分厚く、爪が強く、指その物は短くなっており、明らかに穴を掘るために役立つ形である。
そして、同じく穴を掘って暮らしている昆虫のケラの前足を見ると、やはり丸っこくて、周りに爪状の突起があり、動かし方も良く似ている。
これらは、いずれも穴を掘るための器官としての適応の結果であると考えられ、元々は大きく形が異なっていた節足動物と脊椎動物の足がそのために外見的に似た形となったと考えられる。
この様な現象の事を収斂進化、あるいは単に収斂と言う。】
てことですな。
先ごろ、ダイオウイカのゲノム全体の解析結果が発表され、そのゲノムサイズは約27億bp(塩基数)だったことが判明したそうです。
これは、人間が30億bp(塩基数)であることから、かなり高度で複雑な脳を持っていることも証明されました。
また、頭足類と脊椎動物との類似点が発見され、こちらもやはり収斂進化の科学的な証拠ではないかと言われているそうです。
意外とやるんやなぁ…
イカ2貫(笑)
まぁ、タコといいイカといい、我々脊椎動物からすると、もはや得体の知れない姿形ですし、グニャグニャしてるんで何にも考えてないんだろうなぁなんて思ってましたが、そうでもないんやね。
ヒトは見かけによらぬものとか言いますが、少なからず高度な脳を持ってる以上、なんか考えてんでしょうね(笑)
わたくし院長、魚介類の中でもタコ、イカはかなり好きで、寿司屋なんかに行けばイカはたいてい全種類食べます。
ま、回転するヤツやけどね。
これからは、彼らにも少々敬意を払いながら、美味しく食べたいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月11日の火曜日でございます。
寒い毎日が続きますが、みなさん体調は崩されてないですか?
わたくし院長は、至って元気でございます(笑)
基本的に風邪ひきませんし、寒さにも強いんで、冬でもかなりの薄着なんですよね。
まぁ、免疫が高いって事なのかもしれませんが、元気な身体で助かっております。
この歳になると健康が一番って他人からもヤイヤイ言われますが、生まれた時からこんな調子なんで、自分では特にありがたがってはいませんが、両親に感謝ですな。
そして今日は建国記念の日でお休みでございます。
日本国万歳ですな。
的な話から、今日もネタに突入ですが、今日はこのブログにも登場頻度の高い、「脳」と「動物」ネタのコラボレーションでございます。
オーストラリアの研究で、イカの脳は犬に匹敵するほど高性能だという事が分かったんだそうです。
イカ。
イカ2貫(笑)
まず、イカに脳があったのも知りませんでしたし、しかも高性能とは一体どういうことなんでしょうか…。
イカやタコをはじめとする頭足類は、無脊椎動物の中でもとりわけ複雑な中枢神経系を持つ生き物なんだそうで、オーストラリア、クイーンズランド大学の研究者によれば、頭足類の中には5億以上のニューロンを持つ仲間がいるそうです。
ちなみに普通の軟体動物なら2万、ネズミなら2億、犬なら5億3000万ほどです。
ま、もちろん神経学的な複雑さは必ずしも知能の高さを意味するものではないですが、それでも、頭足類の仲間には犬と肩を並べるほどに複雑な神経結合が備わっているという事実は間違いない様なんですね。
昔、サッカーワールドカップでしたか、何かで勝敗を予想するタコってのが話題になった時、タコは意外と頭良いんですよ〜的なことは聞いたことあったんですが、イカもですか…。
今回の研究では、インド太平洋に生息するアオリイカの脳をMRIで検査し、それを元に作られた「コネクトーム」と呼ばれる脳の神経回路マップが公開されました。
検査からは、すでに知られていた282の結合の99パーセントにくわえ、新たに145の神経経路が発見されたそうです。
しかも新しく発見された神経経路の、6割は視覚と運動に関係するものだったんだそうです。
イカは体の色を大きく変化させ、獲物に忍び寄ったり、仲間同士でコミュニケーションを図ったりする能力があるといわれています。
その巧みなスキルの背後に、こうしたカモフラージュ専用の結合があったと考えられるわけですな。
なお研究グループによると、厳密には頭足類は色が見えないそうなんです。
しかし体の色を変化させて周囲に溶け込むタコや体のパターンを点滅させてコミュニケーションをするイカを見れば分かるように、何らかの方法でそれを認識してるという事なんでしょうね。
アオリイカはシンプルですが、キチンと視覚をもっていて、これを使って脊椎動物のように「見る」事を中心に生活しています。
今回の研究で明らかになったことは、目だけでなく、視神経をはじめとする組織・機能・発達の点でも脊椎動物に似ているということです。
これは「収斂進化」(しゅうれんしんか)を裏付けるものなのだそうで、つまり、ほとんど関係のない生物であっても、似たような生態的地位についた場合、同じような特徴を進化させることがあるということです。
ちょっと難しい言い回しですが、wikiの例えを見ると
【たとえば、モグラの前足は分厚く、爪が強く、指その物は短くなっており、明らかに穴を掘るために役立つ形である。
そして、同じく穴を掘って暮らしている昆虫のケラの前足を見ると、やはり丸っこくて、周りに爪状の突起があり、動かし方も良く似ている。
これらは、いずれも穴を掘るための器官としての適応の結果であると考えられ、元々は大きく形が異なっていた節足動物と脊椎動物の足がそのために外見的に似た形となったと考えられる。
この様な現象の事を収斂進化、あるいは単に収斂と言う。】
てことですな。
先ごろ、ダイオウイカのゲノム全体の解析結果が発表され、そのゲノムサイズは約27億bp(塩基数)だったことが判明したそうです。
これは、人間が30億bp(塩基数)であることから、かなり高度で複雑な脳を持っていることも証明されました。
また、頭足類と脊椎動物との類似点が発見され、こちらもやはり収斂進化の科学的な証拠ではないかと言われているそうです。
意外とやるんやなぁ…
イカ2貫(笑)
まぁ、タコといいイカといい、我々脊椎動物からすると、もはや得体の知れない姿形ですし、グニャグニャしてるんで何にも考えてないんだろうなぁなんて思ってましたが、そうでもないんやね。
ヒトは見かけによらぬものとか言いますが、少なからず高度な脳を持ってる以上、なんか考えてんでしょうね(笑)
わたくし院長、魚介類の中でもタコ、イカはかなり好きで、寿司屋なんかに行けばイカはたいてい全種類食べます。
ま、回転するヤツやけどね。
これからは、彼らにも少々敬意を払いながら、美味しく食べたいと思います。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院