2020年01月08日 [動物のこと]
ウッカリで済ましていいのか?(笑)
お疲れ様です。院長です。
1月8日の水曜日でございます。
休み明け、3日過ぎましたがもうボチボチ…
やる気満開でしょうか(笑)
そんな人も中にはいるかと思いますが、わたくし院長ははるかゴールデンウイークに思いを馳せておりますよ。
人間、休みがあるからもしくは楽しみがあるから、それなりに頑張れるわけでそれはそれで素晴らしい事ではないでしょうかね。
寒さもボチボチピークになろうかとしておりますし、この寒い冬が終わり、春がくるとその楽しみが来るんですから、我慢のしようもあるってもんです。
ってな、休みボケ全開ですが、今日もネタに突入しましょう。
今日のお話は、ちょっと珍しくも面白い、淡水魚のお話ー…。
アフリカの淡水に分布するシクリッド(カワスズメ)って魚はちょっと面白い習性があり、種が違う相手であっても交尾するそうなんです。
コンゴ民主共和国とザンビア共和国に広がるムウェル湖での10年越しの研究によって、にごって視界の乏しい水の中に住むメスのシクリッドは、うっかり新しい遺伝子を取り込んでしまうことが明らかになったそうなんです。
うっかり(笑)
まぁ、水が濁ってたら分かりにくいのかもねぇ…。
この湖の水は濁っていて、色をきちんと区別することができませんでした。
そこで、メスはそれほど交尾相手の選り好みをしなくなったと…
そのおかげで異なる水系出身のシクリッド同士が交尾し、両種の親から遺伝子を受け継いだ多種多様な子供が生まれるようになったそうなんです。
こうして比較的短い間に爆発的に新種が登場することになるわけです。
今日、シクリッドは地球に生息する魚としてはもっとも多様なグループのひとつで、判明しているだけでも2000種以上が存在するんだそうです。
一応、このシクリッド(カワスズメ)は、日本でも、何ヶ所かは自然繁殖しているんだそうです。
研究チームはこの調査で、40もの新種を発見したそうです。
これらの新種は、このシクリッドから派生したものと考えられるそうで、この「交尾の間違い」がおこってると考えられるようです。
研究室内で行われた実験では、シクリッドの交尾はメスに主導権があることが判明しました。
しかし面白いのは、薄暗かったり、オスの色がメスのものと似ていたりする場合、メスは交尾相手を間違って選んでしまうんだそうです。
研究チームは、こうした間違いは、数百万年前、シクリッドができたばかりのムウェル湖にやってきた頃から起きていたのではないかと推測しています。
交尾相手の選び間違いから誕生する雑種は、2種の遺伝子を持っているために、さらに多様化がうながされます。
そして、それぞれ特定の環境にうまく適応できるものが、比較的安定した競争の中、生き残ってきたと考えられるようなんですね。
ま、これは確かにそうなのかもしれませんねぇ。
野生では珍しい現象なんでしょうけど、例えば犬や猫の場合、色んな種類がかけ合わされて「造られる」場合もありますし、また雑種ってなもんは、勝手に混ざっちゃったわけですからね。
ただ、この犬や猫の「種類」と魚類の「種類」ってどうなんでしょうね?
交尾って行動もそうですし、なかなか謎が深い問題ですよね〜。
DNA解析からは、今回発見された新しい魚たちが、コンゴ川とザンベジ川出身の祖先に連なることが判明しています。
このシクリッドの新種は、湖で手に入る食料資源をすべて利用できるよう適応していきました。
つまり、昆虫の幼虫を食べるもの、動物プランクトンや藻類を食べるもの、中には大きな歯を持つ捕食者も発見されているんだそうなんです。
もうこうなったら、違う魚やもんね。
しかし多くのシクリッドは最近、つまり過去数百万年かそこらのうちに進化したのだそうで、たとえばマラウイ湖では、200万年前に生きていた祖先から800種もの子孫が誕生しているそうです。
ビクトリア湖なら、700種以上のシクリッドがここ15万年のうちに進化したとされています。
この研究は、雑種化が新種の進化の原動力であることを示していると研究チームは言っていまして、ムウェル湖という種の坩堝が、進化する新種間の相互作用を研究する滅多にないチャンスを与えてくれてるわけですね。
生態学的な機会が豊富にある新しい環境では、雑種化が生物多様性を増加させる好ましいものになることもあるようです。
我々も含め、生き物の生態にはこれといった決まりがあるわけではありません。
その一つが「進化」なわけで、こういう研究環境って、学者さんにはたまらんネタなんでしょうね。
我々人類も、今後何万年か、何百万年かすれば進化し姿を変えてるかもしれません。
その過程を未来人たちがきっと紐解いてくれる日が来るんでしょうな。
とか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月8日の水曜日でございます。
休み明け、3日過ぎましたがもうボチボチ…
やる気満開でしょうか(笑)
そんな人も中にはいるかと思いますが、わたくし院長ははるかゴールデンウイークに思いを馳せておりますよ。
人間、休みがあるからもしくは楽しみがあるから、それなりに頑張れるわけでそれはそれで素晴らしい事ではないでしょうかね。
寒さもボチボチピークになろうかとしておりますし、この寒い冬が終わり、春がくるとその楽しみが来るんですから、我慢のしようもあるってもんです。
ってな、休みボケ全開ですが、今日もネタに突入しましょう。
今日のお話は、ちょっと珍しくも面白い、淡水魚のお話ー…。
アフリカの淡水に分布するシクリッド(カワスズメ)って魚はちょっと面白い習性があり、種が違う相手であっても交尾するそうなんです。
コンゴ民主共和国とザンビア共和国に広がるムウェル湖での10年越しの研究によって、にごって視界の乏しい水の中に住むメスのシクリッドは、うっかり新しい遺伝子を取り込んでしまうことが明らかになったそうなんです。
うっかり(笑)
まぁ、水が濁ってたら分かりにくいのかもねぇ…。
この湖の水は濁っていて、色をきちんと区別することができませんでした。
そこで、メスはそれほど交尾相手の選り好みをしなくなったと…
そのおかげで異なる水系出身のシクリッド同士が交尾し、両種の親から遺伝子を受け継いだ多種多様な子供が生まれるようになったそうなんです。
こうして比較的短い間に爆発的に新種が登場することになるわけです。
今日、シクリッドは地球に生息する魚としてはもっとも多様なグループのひとつで、判明しているだけでも2000種以上が存在するんだそうです。
一応、このシクリッド(カワスズメ)は、日本でも、何ヶ所かは自然繁殖しているんだそうです。
研究チームはこの調査で、40もの新種を発見したそうです。
これらの新種は、このシクリッドから派生したものと考えられるそうで、この「交尾の間違い」がおこってると考えられるようです。
研究室内で行われた実験では、シクリッドの交尾はメスに主導権があることが判明しました。
しかし面白いのは、薄暗かったり、オスの色がメスのものと似ていたりする場合、メスは交尾相手を間違って選んでしまうんだそうです。
研究チームは、こうした間違いは、数百万年前、シクリッドができたばかりのムウェル湖にやってきた頃から起きていたのではないかと推測しています。
交尾相手の選び間違いから誕生する雑種は、2種の遺伝子を持っているために、さらに多様化がうながされます。
そして、それぞれ特定の環境にうまく適応できるものが、比較的安定した競争の中、生き残ってきたと考えられるようなんですね。
ま、これは確かにそうなのかもしれませんねぇ。
野生では珍しい現象なんでしょうけど、例えば犬や猫の場合、色んな種類がかけ合わされて「造られる」場合もありますし、また雑種ってなもんは、勝手に混ざっちゃったわけですからね。
ただ、この犬や猫の「種類」と魚類の「種類」ってどうなんでしょうね?
交尾って行動もそうですし、なかなか謎が深い問題ですよね〜。
DNA解析からは、今回発見された新しい魚たちが、コンゴ川とザンベジ川出身の祖先に連なることが判明しています。
このシクリッドの新種は、湖で手に入る食料資源をすべて利用できるよう適応していきました。
つまり、昆虫の幼虫を食べるもの、動物プランクトンや藻類を食べるもの、中には大きな歯を持つ捕食者も発見されているんだそうなんです。
もうこうなったら、違う魚やもんね。
しかし多くのシクリッドは最近、つまり過去数百万年かそこらのうちに進化したのだそうで、たとえばマラウイ湖では、200万年前に生きていた祖先から800種もの子孫が誕生しているそうです。
ビクトリア湖なら、700種以上のシクリッドがここ15万年のうちに進化したとされています。
この研究は、雑種化が新種の進化の原動力であることを示していると研究チームは言っていまして、ムウェル湖という種の坩堝が、進化する新種間の相互作用を研究する滅多にないチャンスを与えてくれてるわけですね。
生態学的な機会が豊富にある新しい環境では、雑種化が生物多様性を増加させる好ましいものになることもあるようです。
我々も含め、生き物の生態にはこれといった決まりがあるわけではありません。
その一つが「進化」なわけで、こういう研究環境って、学者さんにはたまらんネタなんでしょうね。
我々人類も、今後何万年か、何百万年かすれば進化し姿を変えてるかもしれません。
その過程を未来人たちがきっと紐解いてくれる日が来るんでしょうな。
とか(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院