2020年01月02日 [からだのこと]
DNAタイマー
お疲れ様です。院長です。
1月2日の木曜日でございます。
まだまだ正月。
今年は、週のめぐりあわせで5日までお休みとなっています。
つまりまだまだ休み(笑)
そりゃ、だらけますわな。
昨日、カラスの「満足遅延耐性」、つまり自制心についてお話しましたが、そんなもん逆に正月の「ヒト」には通用しまへん(笑)
自制心。
(笑)
てことで、正月休みを完全にエンジョイしまくってる自堕落な院長ですが、今日はそんな自堕落さんを少々ビビらすお話でも一つ…。
オーストラリアの研究で、DNAを解析することで動物の寿命を推定する方法によれば、人間が天から授かった生きられる期間は本来38年程度であるらしいんですな。
オーストラリア連邦科学産業研究機構の分子生物者ベンジャミン・メイン氏らが「Scientific Reports」に掲載した研究では、動物が年齢を重ねるにつれてDNAがどのように変化するのかに着目し、そこから寿命を推定する方法が考案されました。
動物は当然ながら、歳をとるほどに生物学的機能が衰えていくわけで、そのために生きていられる長さが制限されてしまいます。
これは生医学的にも生態学的にもとても重要なことなんですが、動物がいったいどれくらいの期間を生きられるのか把握するのは簡単なことではありません。
DNAは生命の設計図であり、ここを調べれば、老化や寿命といった情報を得られると思われました。
なんですが、これまで寿命の違いを説明するDNA配列はなかなか発見されてこなかったわけなんです。
しかもなぜだか脊椎動物の寿命は大きく異なります。
8週間しか生きられない小魚がいるかと思えば、400年以上生きることもあるサメの仲間がいたりします。
昔は心臓の大きさと比例するなんて話もあったんですが、それも確実な情報ではありません。
こうした野生動物の本来持つ寿命を把握することは、彼らをきちんと管理・保全するうえで必要不可欠なことと考えられます。
たとえば絶滅危惧種なら、寿命から種を存続させるために必要な個体数を推測することができますし、漁業のような産業なら、漁獲量の制限を定めるうえで大切な情報となるわけです。
ところが、ほとんどの動物の寿命は不明なままなんですねぇ。
一応推定されていたとしても、そのほとんどは飼育された少数の個体に基づくものでしかありません。
研究者よりも長生きしてしまう動物なら、寿命を把握することはよりいっそうむずかしくなるわけです。
そこでここ数年、「DNAメチル化」というDNAの特殊な変化を利用することで、動物の年齢を推定する「DNAタイマー」が開発されてきたんです。
DNAメチル化は、遺伝子の配列はそのままに、その活性・不活性を制御するもので、これまでの研究から、特定の遺伝子のDNAメチル化が、霊長類といった一部の哺乳類の寿命の上限に関連するらしいことが明らかになってきていました。
ここから動物の寿命を推定する方法を考案したのが、メイン氏らの研究グループなわけですよ。
彼らは、公開されている脊椎動物252種のゲノム(遺伝情報全体のこと)を、これまでに知られている動物の寿命と比較してみました。
そして、この比較データから、42個の特定の遺伝子で生じているDNAメチル化を調べることで、脊椎動物の寿命を推定できるだろうことがわかったそうなんです。
この方法を使えば、人間よりずっと長生きする動物や、すでに絶滅してしまった種の寿命を推定することもできるわけですね。
それによると、世界でもっとも長寿だとされる哺乳類、ホッキョククジラの寿命は268年程らしです。
この推定値は、これまでに知られている最高齢の個体より57年も長いそうです。
また絶滅したマンモスの寿命は60年程だそうで、65年と推定された現生のアフリカゾウと似たような長さだったそうです。
さらに2012年に絶滅したピンタゾウガメは120年程と推定されたんですが、この種の最後の個体となったカメは112歳で死んだので、やや早死にだったといえるでしょう。
そして驚くことに、DNAの解析結果によれば、我々人間の「自然」な寿命は38年程だという事なんです。
ですが、医学の進歩とライフスタイルの向上のおかげで、我々は今回唯一の例外として、それより倍以上も生きることができるのだそうです。
他の動物でも、ゲノムさえわかれば同様に寿命を推定することができるそうで、生態学的にも保全の観点からも非常に重要な発見で、より適切な野生動物の管理が可能になるだろうとのことです。
まぁ、なかなか素晴らし発見ですな。
そして、わたくし院長、感じたこととして人間の寿命が約40年とでてるという事は、このあたりから「不具合」が出るのは当たり前ということですね。
さらにいうと、いわゆる「病気」は医学の進歩で治せるようになりました。
実際、特殊な病気以外だと、ガンにでも罹らない限りそうそう死ににくくなりました。
ですが、これはあくまで「対病気」の話です。
寿命が尽きるという事は、機能が果たせなくなるという事ですから、まずは筋肉や骨に衰えが出るのは当たり前ですな。
そりゃ、40年しか生きない設定の生き物の筋肉が、50を過ぎても健全でいられる方がおかしいですよね。
犬でも最近じゃ20年近く生きますが、18歳ともなればまともに歩くのもしんどいってのが当たり前。
つまり、ヒトは40歳前後から、あえて筋肉を鍛えないと、いつ身体が動かなくなっても不思議はないということですな。
わたくし院長、今年52歳になります。
つまり、DNAではもう寿命を14年もオーバーしてるわけです。
そら、あちこち痛いわ(笑)
でも、毎日筋トレして、絶対100まで生きてやる(笑)
って日々思ってます。
ってことで、今日より今年のトレーニングも開始します。
ジム行ってきます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月2日の木曜日でございます。
まだまだ正月。
今年は、週のめぐりあわせで5日までお休みとなっています。
つまりまだまだ休み(笑)
そりゃ、だらけますわな。
昨日、カラスの「満足遅延耐性」、つまり自制心についてお話しましたが、そんなもん逆に正月の「ヒト」には通用しまへん(笑)
自制心。
(笑)
てことで、正月休みを完全にエンジョイしまくってる自堕落な院長ですが、今日はそんな自堕落さんを少々ビビらすお話でも一つ…。
オーストラリアの研究で、DNAを解析することで動物の寿命を推定する方法によれば、人間が天から授かった生きられる期間は本来38年程度であるらしいんですな。
オーストラリア連邦科学産業研究機構の分子生物者ベンジャミン・メイン氏らが「Scientific Reports」に掲載した研究では、動物が年齢を重ねるにつれてDNAがどのように変化するのかに着目し、そこから寿命を推定する方法が考案されました。
動物は当然ながら、歳をとるほどに生物学的機能が衰えていくわけで、そのために生きていられる長さが制限されてしまいます。
これは生医学的にも生態学的にもとても重要なことなんですが、動物がいったいどれくらいの期間を生きられるのか把握するのは簡単なことではありません。
DNAは生命の設計図であり、ここを調べれば、老化や寿命といった情報を得られると思われました。
なんですが、これまで寿命の違いを説明するDNA配列はなかなか発見されてこなかったわけなんです。
しかもなぜだか脊椎動物の寿命は大きく異なります。
8週間しか生きられない小魚がいるかと思えば、400年以上生きることもあるサメの仲間がいたりします。
昔は心臓の大きさと比例するなんて話もあったんですが、それも確実な情報ではありません。
こうした野生動物の本来持つ寿命を把握することは、彼らをきちんと管理・保全するうえで必要不可欠なことと考えられます。
たとえば絶滅危惧種なら、寿命から種を存続させるために必要な個体数を推測することができますし、漁業のような産業なら、漁獲量の制限を定めるうえで大切な情報となるわけです。
ところが、ほとんどの動物の寿命は不明なままなんですねぇ。
一応推定されていたとしても、そのほとんどは飼育された少数の個体に基づくものでしかありません。
研究者よりも長生きしてしまう動物なら、寿命を把握することはよりいっそうむずかしくなるわけです。
そこでここ数年、「DNAメチル化」というDNAの特殊な変化を利用することで、動物の年齢を推定する「DNAタイマー」が開発されてきたんです。
DNAメチル化は、遺伝子の配列はそのままに、その活性・不活性を制御するもので、これまでの研究から、特定の遺伝子のDNAメチル化が、霊長類といった一部の哺乳類の寿命の上限に関連するらしいことが明らかになってきていました。
ここから動物の寿命を推定する方法を考案したのが、メイン氏らの研究グループなわけですよ。
彼らは、公開されている脊椎動物252種のゲノム(遺伝情報全体のこと)を、これまでに知られている動物の寿命と比較してみました。
そして、この比較データから、42個の特定の遺伝子で生じているDNAメチル化を調べることで、脊椎動物の寿命を推定できるだろうことがわかったそうなんです。
この方法を使えば、人間よりずっと長生きする動物や、すでに絶滅してしまった種の寿命を推定することもできるわけですね。
それによると、世界でもっとも長寿だとされる哺乳類、ホッキョククジラの寿命は268年程らしです。
この推定値は、これまでに知られている最高齢の個体より57年も長いそうです。
また絶滅したマンモスの寿命は60年程だそうで、65年と推定された現生のアフリカゾウと似たような長さだったそうです。
さらに2012年に絶滅したピンタゾウガメは120年程と推定されたんですが、この種の最後の個体となったカメは112歳で死んだので、やや早死にだったといえるでしょう。
そして驚くことに、DNAの解析結果によれば、我々人間の「自然」な寿命は38年程だという事なんです。
ですが、医学の進歩とライフスタイルの向上のおかげで、我々は今回唯一の例外として、それより倍以上も生きることができるのだそうです。
他の動物でも、ゲノムさえわかれば同様に寿命を推定することができるそうで、生態学的にも保全の観点からも非常に重要な発見で、より適切な野生動物の管理が可能になるだろうとのことです。
まぁ、なかなか素晴らし発見ですな。
そして、わたくし院長、感じたこととして人間の寿命が約40年とでてるという事は、このあたりから「不具合」が出るのは当たり前ということですね。
さらにいうと、いわゆる「病気」は医学の進歩で治せるようになりました。
実際、特殊な病気以外だと、ガンにでも罹らない限りそうそう死ににくくなりました。
ですが、これはあくまで「対病気」の話です。
寿命が尽きるという事は、機能が果たせなくなるという事ですから、まずは筋肉や骨に衰えが出るのは当たり前ですな。
そりゃ、40年しか生きない設定の生き物の筋肉が、50を過ぎても健全でいられる方がおかしいですよね。
犬でも最近じゃ20年近く生きますが、18歳ともなればまともに歩くのもしんどいってのが当たり前。
つまり、ヒトは40歳前後から、あえて筋肉を鍛えないと、いつ身体が動かなくなっても不思議はないということですな。
わたくし院長、今年52歳になります。
つまり、DNAではもう寿命を14年もオーバーしてるわけです。
そら、あちこち痛いわ(笑)
でも、毎日筋トレして、絶対100まで生きてやる(笑)
って日々思ってます。
ってことで、今日より今年のトレーニングも開始します。
ジム行ってきます。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院