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2016年02月26日 [動物のこと]

「蛾の目」

お疲れ様です。院長です。


2月26日、金曜日です。

今週もラストスパート、頑張りまひょ。

昨日、「蚊の針」の記事を書いたんですが、何か面白かったらしく好評だったので、今日もちょっと生き物ネタでいきましょう。

蚊の針のように、「人間以外の生き物の構造」から、何か人間がヒントを得て、それが便利なものになるってお話しです。

例えば「蛾の目」をヒントに作られたものがあるそうです。

そもそも「蛾の目」って言われても、どこが目やねん?って感じもしますが、「蛾の目」はある特徴があるそうです。


「蛾の目」は猫なんかの暗い所で反射する目と違い、自分の存在を外敵から出来るだけ隠すために、光が反射しない造りになってます。



あ、その前に、「猫の目」は何であんなに暗闇で光るか知ってます?



それは、ネコの目には網膜の後ろにタペタムという反射板が付いているからだそうで、網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光を反射し、網膜に返すことでわずかな光を数倍にして、暗いところでも鮮明に見えるようになってるんです。

さすが夜行性。

ですから、「猫の目」も進化の過程で、暗闇でも敵を見つけられる眼になっていったんですねぇ…



あ、脱線しました(^^;



で、「蛾の目」ですね。


猫とは逆に、蛾はひっそりと飛んでたいわけで、夜中に目玉がキラキラ光ると危険極まりないんですよ。

ですから「光を反射させない」構造になってるんですが、これを参考に人間様が知恵をしぼり、あみだした商品が「無反射フィルム」と呼ばれる商品なんですって。


光を反射させないから「無反射フィルム」って…

ネーミングセンスはイマイチですが、この「無反射フィルム」、みなさんもかなり恩恵にあずかってるはず。



使われてるものはスマホ。


ちょっと昔の携帯電話、スマホって、昼間の画面が全然見えなかったの覚えてます?


今でもちょっと年季の入ったガラケーをお使いの方なら、まだそうかもしれませんが昼間は光を反射して、液晶画面が見えません。


ところが、いつの日からか昼間でもそれなりに見えるようになってるとお気づきになりました?


これが「蛾の目」の知恵なんですよ!


昼間携帯見るのに、わざわざ影を作ったり、急いでる場合は暗い場所に移動したりとそんな経験みなさんあるでしょ?


その煩わしさから解放させてくれたのが、他ならぬ「蛾の目」だったとは…


まぁ、「蛾」に感謝する気は起りませんが、そのヒントを元に商品を作れる人間ってやっぱり凄いなぁと…


下に「蛾」の画像貼ってみました。



うわ。きも。


もちろん、ご存知でしょうけど、下の「蛾」の画像の「眼」っぽく見えているのは、敵に自分を大きく見せるための、カモフラージュ柄で、ほんとの目は見えないくらいちっちゃいです。


まぁ、人間には知恵があったから、文明という進化を遂げ続けてるわけですが、「蛾」にせよ、「蚊」にせよ、自分の身を守るため、進化し続けるという種の生存本能みたいなものには、ちょっと関心しますよね。


まぁ、「蛾」も「蚊」も、な〜んにも考えてないでしょうけどね(笑)








では、また〜



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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