2019年10月15日 [動物のこと]
ケモシグナル
お疲れ様です。院長です。
10月15日の火曜日でございます。
10月も早や折り返しじゃないですか。
さすがに夏感はなくなり、すっかり秋の気配が濃くなりましたね。
まだ暑い時はありますが、もう真夏のあつさとは違いますもんね。
さぁ、次はハロウィンで紅葉って感じですな。
おそらく近畿地方の紅葉の見頃は、11月の初旬でしょうし、まずはハロウィンでしょう。
って言っても、このハロウィン、最近でこそ毎年あーだこーだ言われてますが、10年前には一部のマニアにしか受け入れられてない祭りでしたしね。
つまり、我々世代はどうも馴染みがないんですよね。
なので、どーやって祝えばいいのか、または盛り上がればいいのか、イマイチ分かりません(笑)
仮装しろったって、そう簡単にいきませんよねぇ(笑)
今や若者の間では、クリスマス以上に盛り上がるそうですし、なんとなく便乗して盛り上がりたいんですがねぇ。
ってな10月も後半戦、急に寒くなったりしますから注意して下さいね。
ってことで、本日も元気にネタ突入ですが、今日は常に我々の身近に存在し、一番近い存在である犬のネタでもぶっこんでみたいと思います。
イタリアの研究で、犬はニオイを嗅ぐだけで飼い主の恐怖心を感じ取ることができるという事が分かったそうなんです。
犬を飼ったことのある人は、過去に悲しい気持ちを感じたり辛い気持ちになったりした時に、愛犬がその気持ちを察してくれているように感じたことはないでしょうか。
これまでの研究で、犬には人間の表情を見て幸福や怒りを識別する能力や、声色だけで人間の感情を察知する能力があることが明らかにされてきました。
犬は人間に対してとても共感能力が高い動物で、常に我々と共に生きてきた動物と言えるでしょう。
特に犬の嗅覚は犬種により多少異なりますが、人間の100万倍〜1億倍ともいわれています。
犬の嗅覚が優れた能力を発揮することは、麻薬・爆弾探知犬や救助犬などの素晴らしい働きを見れば一目瞭然ですよね。
しかし、100万倍から一億倍って、スゴイ嗅覚やんねぇ。
で、今回の新たな研究では、犬はニオイだけで人間の喜びや恐怖を識別でき、人間が抱く恐怖心を察知した犬もまた、恐怖を感じていることがわかったというお話です。
人間も動物も、外界を感知するために視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感を働かせますが、その五感を通じて受容されているのが、相手の表情や声のトーン、また体臭や食べ物の味などです。
その中でも、臭いや味は化学的信号「ケモシグナル」と呼ばれていて、特に動物界においてはケモシグナルの代表とされるフェロモンの臭いは、生存上欠かせないものとなっています。
人間は、嗅覚を介した情報伝達レベルは動物と比較して、かなり低いですが、人間の体臭はいわゆるケモシグナルであり、それが幸福感や恐怖感を抱いた時には全く異なることを、犬は察知できるということのようなんです。
つまり、人間は幸福感や恐怖感を味割った時、臭いが変わるってことのようですな。
まぁ、これは少なくとも人間には感知できない臭いなんでしょうねぇ…。
ただ、人間は緊張感が高まった時とか、興奮してる時とか、妙な汗をかいたりします。
この汗ってのが一説によるとフェロモンの臭いって話もありますから、こういった身体の変化を、犬は臭いで感じる事が出来るわけですね。
人間の声のトーンや顔の表情から、喜びや怒り、悲しみを犬が感じ取ることができるというのは既に過去の研究で判明していますが、今回イタリアのナポリ大学の研究者たちは、犬が嗅覚だけで人の感情を察知することができることを明らかにしました。
発表された研究によりますと、飼い主が幸せで生き生きとした気分である時には、犬も幸せで好奇心が強く、見知らぬ人にも従順であることがわかりました。
しかし、飼い主が恐怖を感じている時には、犬は嗅覚を通して人間のケモシグナルを察知し、飼い主の傍にぴたりと寄り添い保護するような姿勢を取ったり、他の人間との関りを避けたりするような態度が見られたんだそうです。
この時、犬は人間が恐怖を感じているのと同様に怯えていることも判明したそうです。
これを実証すべく、研究者たちは、映画を使って実験をおこないました。
冒険ファンタジー映画「ジャングル・ブック」と、ホラー映画「シャイニング」の両方を飼い主に見せた後、犬と見知らぬ人と一緒に部屋に入ってもらいました。
2本の映画中に喜びや恐怖を感じた飼い主の汗のサンプルを収集し検査したところ、犬の行動が飼い主の行動に反映していることが明らかになったのだそうです。
楽しい映画を見た後、犬は飼い主の汗の臭いを嗅ぎ、飼い主が恐怖を感じていないことを察知すると、見知らぬ人にも懐く態度を見せたんだそうです。
しかしホラー映画の後は、犬は飼い主同様恐怖を感じ、それがストレスとなって現れたようで、飼い主には安心を求め、見知らぬ人には警戒心を抱くような態度を見せたそうです。
また犬の心拍数データを調べたところ、飼い主が楽しい映画を見た時よりも、ホラー映画を見た時に大幅に上昇していることも判明しました。
今回の研究では、犬は嗅覚だけで人間の感情(特に恐怖心)を察知し、それを反映させる傾向があるということが明らかになりました。
研究者らは、犬の嗅覚と感情の間には明確な相互関係が存在し、感情的なコミュニケーションはケモシグナルによって促進されていることを示唆しているってことです。
つまり、犬と飼い主の繋がりにおいて、臭いはそれを形成する重要な方法の1つになるということですな。
またしても明らかになったのは、犬の能力は驚くべきものだということで、私たちの知らない犬の能力が、まだまだ存在するのかもしれません。
人間の心を癒すよう訓練されたセラピー犬も、きっと飼い主の感情を表情だけでなく臭いでも嗅ぎ取っているんでしょうね。
研究者らは、最も重要な特性の「嗅覚」を通して、犬が人間の感情を敏感に読み取ることができるという事実を、飼い主はきちんと理解することが重要だと述べています。
確かに、犬が臭いで我々の感情を読み取っているという事を知っていたなら、犬の仕草ひとつが、また変わったものに感じる事でしょうね。
にしても、こんな些細な事まで感じちゃう犬の嗅覚ってのも、持ってる方はめんどくさいかもしれんねぇ(笑)
よく「顔色を窺う」なんていいますが、顔見なくても臭いで分かっちゃうんですから、毎日飼い主のことばっか気にしてないといけんもんね。
これを知った飼い主さん、犬はほんとあんたに気−使ってますから、そこんとこ酌んでやってくださいね。
では、また〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月15日の火曜日でございます。
10月も早や折り返しじゃないですか。
さすがに夏感はなくなり、すっかり秋の気配が濃くなりましたね。
まだ暑い時はありますが、もう真夏のあつさとは違いますもんね。
さぁ、次はハロウィンで紅葉って感じですな。
おそらく近畿地方の紅葉の見頃は、11月の初旬でしょうし、まずはハロウィンでしょう。
って言っても、このハロウィン、最近でこそ毎年あーだこーだ言われてますが、10年前には一部のマニアにしか受け入れられてない祭りでしたしね。
つまり、我々世代はどうも馴染みがないんですよね。
なので、どーやって祝えばいいのか、または盛り上がればいいのか、イマイチ分かりません(笑)
仮装しろったって、そう簡単にいきませんよねぇ(笑)
今や若者の間では、クリスマス以上に盛り上がるそうですし、なんとなく便乗して盛り上がりたいんですがねぇ。
ってな10月も後半戦、急に寒くなったりしますから注意して下さいね。
ってことで、本日も元気にネタ突入ですが、今日は常に我々の身近に存在し、一番近い存在である犬のネタでもぶっこんでみたいと思います。
イタリアの研究で、犬はニオイを嗅ぐだけで飼い主の恐怖心を感じ取ることができるという事が分かったそうなんです。
犬を飼ったことのある人は、過去に悲しい気持ちを感じたり辛い気持ちになったりした時に、愛犬がその気持ちを察してくれているように感じたことはないでしょうか。
これまでの研究で、犬には人間の表情を見て幸福や怒りを識別する能力や、声色だけで人間の感情を察知する能力があることが明らかにされてきました。
犬は人間に対してとても共感能力が高い動物で、常に我々と共に生きてきた動物と言えるでしょう。
特に犬の嗅覚は犬種により多少異なりますが、人間の100万倍〜1億倍ともいわれています。
犬の嗅覚が優れた能力を発揮することは、麻薬・爆弾探知犬や救助犬などの素晴らしい働きを見れば一目瞭然ですよね。
しかし、100万倍から一億倍って、スゴイ嗅覚やんねぇ。
で、今回の新たな研究では、犬はニオイだけで人間の喜びや恐怖を識別でき、人間が抱く恐怖心を察知した犬もまた、恐怖を感じていることがわかったというお話です。
人間も動物も、外界を感知するために視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感を働かせますが、その五感を通じて受容されているのが、相手の表情や声のトーン、また体臭や食べ物の味などです。
その中でも、臭いや味は化学的信号「ケモシグナル」と呼ばれていて、特に動物界においてはケモシグナルの代表とされるフェロモンの臭いは、生存上欠かせないものとなっています。
人間は、嗅覚を介した情報伝達レベルは動物と比較して、かなり低いですが、人間の体臭はいわゆるケモシグナルであり、それが幸福感や恐怖感を抱いた時には全く異なることを、犬は察知できるということのようなんです。
つまり、人間は幸福感や恐怖感を味割った時、臭いが変わるってことのようですな。
まぁ、これは少なくとも人間には感知できない臭いなんでしょうねぇ…。
ただ、人間は緊張感が高まった時とか、興奮してる時とか、妙な汗をかいたりします。
この汗ってのが一説によるとフェロモンの臭いって話もありますから、こういった身体の変化を、犬は臭いで感じる事が出来るわけですね。
人間の声のトーンや顔の表情から、喜びや怒り、悲しみを犬が感じ取ることができるというのは既に過去の研究で判明していますが、今回イタリアのナポリ大学の研究者たちは、犬が嗅覚だけで人の感情を察知することができることを明らかにしました。
発表された研究によりますと、飼い主が幸せで生き生きとした気分である時には、犬も幸せで好奇心が強く、見知らぬ人にも従順であることがわかりました。
しかし、飼い主が恐怖を感じている時には、犬は嗅覚を通して人間のケモシグナルを察知し、飼い主の傍にぴたりと寄り添い保護するような姿勢を取ったり、他の人間との関りを避けたりするような態度が見られたんだそうです。
この時、犬は人間が恐怖を感じているのと同様に怯えていることも判明したそうです。
これを実証すべく、研究者たちは、映画を使って実験をおこないました。
冒険ファンタジー映画「ジャングル・ブック」と、ホラー映画「シャイニング」の両方を飼い主に見せた後、犬と見知らぬ人と一緒に部屋に入ってもらいました。
2本の映画中に喜びや恐怖を感じた飼い主の汗のサンプルを収集し検査したところ、犬の行動が飼い主の行動に反映していることが明らかになったのだそうです。
楽しい映画を見た後、犬は飼い主の汗の臭いを嗅ぎ、飼い主が恐怖を感じていないことを察知すると、見知らぬ人にも懐く態度を見せたんだそうです。
しかしホラー映画の後は、犬は飼い主同様恐怖を感じ、それがストレスとなって現れたようで、飼い主には安心を求め、見知らぬ人には警戒心を抱くような態度を見せたそうです。
また犬の心拍数データを調べたところ、飼い主が楽しい映画を見た時よりも、ホラー映画を見た時に大幅に上昇していることも判明しました。
今回の研究では、犬は嗅覚だけで人間の感情(特に恐怖心)を察知し、それを反映させる傾向があるということが明らかになりました。
研究者らは、犬の嗅覚と感情の間には明確な相互関係が存在し、感情的なコミュニケーションはケモシグナルによって促進されていることを示唆しているってことです。
つまり、犬と飼い主の繋がりにおいて、臭いはそれを形成する重要な方法の1つになるということですな。
またしても明らかになったのは、犬の能力は驚くべきものだということで、私たちの知らない犬の能力が、まだまだ存在するのかもしれません。
人間の心を癒すよう訓練されたセラピー犬も、きっと飼い主の感情を表情だけでなく臭いでも嗅ぎ取っているんでしょうね。
研究者らは、最も重要な特性の「嗅覚」を通して、犬が人間の感情を敏感に読み取ることができるという事実を、飼い主はきちんと理解することが重要だと述べています。
確かに、犬が臭いで我々の感情を読み取っているという事を知っていたなら、犬の仕草ひとつが、また変わったものに感じる事でしょうね。
にしても、こんな些細な事まで感じちゃう犬の嗅覚ってのも、持ってる方はめんどくさいかもしれんねぇ(笑)
よく「顔色を窺う」なんていいますが、顔見なくても臭いで分かっちゃうんですから、毎日飼い主のことばっか気にしてないといけんもんね。
これを知った飼い主さん、犬はほんとあんたに気−使ってますから、そこんとこ酌んでやってくださいね。
では、また〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院