2019年09月18日 [動物のこと]
ポケとか食うてる場合ではない。
お疲れ様です。院長です。
9月18日の水曜日でございます。
9月も後半戦に入ってきましたが、まだちっと暑い時間帯がありますなぁ…。
今週末の連休は、秋分の日がらみってことで、ボチボチ秋感が漂ってくれないとねぇ。
暑いというキーワードが出れば、それが夏でも秋でも仮に冬でも、最近じゃ「地球温暖化」のせいであろうとみなが声を揃えて宣います。
まぁ、なんでもそのせいにされちゃうと、「地球温暖化」君も可哀想ですが、それ位世界中に、この現象がいかに問題かは浸透してるわけです。
てことは、昨日のブログでも切に願いましたが、この温暖化を阻止しようと、頭の良い人達が色々考えて研究してくれてるわけです。
今日は、そんなストップ!温暖化の新しいアイディアをご紹介したいと思います。
今、オーストラリアの研究者は、赤紫色の海藻の養殖に熱い視線を注いでいるそうなんです。
海藻と言えばワカメだのの味噌汁の具を連想しちゃいますが、今日の話は、この海藻をウシに食べさせようというお話なんですな。
以前も、このブログでもお伝えしたことがありますが、牛などの草食動物のゲップやフンには、地球温暖化の主な原因と言われている温室効果ガス「メタン」が含まれています。
一説によると、地球上から放牧されている牛がいなくなれば、地球温暖化は止まるって話もあるくらい、この牛の出す「メタン」は深刻な問題のようなんですね。
ですがなんと、牛の飼料に約2%の乾燥させた海藻を混ぜることで、メタンが完全に発生しなくなるとオーストラリアの研究で分かったそうなんです。
牛のゲップと温暖化の関係として、大気中に含まれるメタンは、二酸化炭素の28倍という高い温室効果を発揮します。
牛をはじめとする家畜に由来するメタンは、人為的な温室効果ガスの14.5%(牛はその内の65%)を占めていると言われてますし、牛のゲップは温暖化の大きな要因なのは間違いないわけですね。
そのため、畜産国の多くは、牛や羊のゲップを抑制するという温暖化対策を進めようとしているわけですね。
そこで、サンシャイン・コースト大学の養殖学者ニック・ポール氏は、2014年に熱帯に生息する微細藻類20種を分析し、それらがメタン発生を抑える力を調べたそうなんです。
その中で特に効果的だったのが「カギケノリ」という赤紫色の海藻で、牛に食べさせてから72時間でメタン発生を98.9パーセントまで抑制することができたといいますから、まさにメタン除去装置です。
海藻に含まれる化学物質が、牛の胃の中に潜む細菌を減少させるために、メタンたっぷりのげっぷが出なくなるらしいんです。
しかも牛の飼料に2パーセントほど乾燥させたものを混ぜれば良いということですから、かなり現実味を帯びてます。
難しいのは、カギケノリを大量に生産し、オーストラリア中の、最終的には世界中の牛たちに食べてもらう方法を確立することなんですね。
これを実現するために、ポール氏らは、屋外に設置した水槽でカギケノリを育てながら、その最適な育成条件や、これに含まれる有効成分の濃度を最大化する方法を模索しています。
困ったことに、カギケノリはそれほどたくさん生えているわけではないらしいので、海から採るだけではなく養殖していかなければならないそうなんです。
ちなみにハワイでは、新鮮な魚介類にこの海藻を混ぜる「ポケ」という料理があるそうで、カギケノリは牛だけでなく人も食べることができるんだそうです。
ですが、温暖化抑制のカギとなる大事な海藻ですから、そんなもん人間は食わんでよろしい(笑)
人間が食べる余裕があるなら、その辺の牛に食べさせるべきでしょう。
この方法は、繁殖さえうまくいけば、後は乾燥させてもいいわけですから、世界中に輸送することは簡単です。
つまり、たくさんこの「カギケノリ」が取れさえすれば、温暖化は止められるかもしれません。
これは朗報ですよね〜。
さぁ、世界中の賢い人達、みな一斉にこの「カギケノリ」をいかにして効率よく増やすかを、研究してみて下さい。
きっと、みんなで考えれば、すぐにいいアイディアが浮かぶと思います。
これで地球が生き延びれるとしたら、「カギケノリ」は我々に救世主ですな。
わたくしの生きてるうちに是非、よろしくお願いいたします。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月18日の水曜日でございます。
9月も後半戦に入ってきましたが、まだちっと暑い時間帯がありますなぁ…。
今週末の連休は、秋分の日がらみってことで、ボチボチ秋感が漂ってくれないとねぇ。
暑いというキーワードが出れば、それが夏でも秋でも仮に冬でも、最近じゃ「地球温暖化」のせいであろうとみなが声を揃えて宣います。
まぁ、なんでもそのせいにされちゃうと、「地球温暖化」君も可哀想ですが、それ位世界中に、この現象がいかに問題かは浸透してるわけです。
てことは、昨日のブログでも切に願いましたが、この温暖化を阻止しようと、頭の良い人達が色々考えて研究してくれてるわけです。
今日は、そんなストップ!温暖化の新しいアイディアをご紹介したいと思います。
今、オーストラリアの研究者は、赤紫色の海藻の養殖に熱い視線を注いでいるそうなんです。
海藻と言えばワカメだのの味噌汁の具を連想しちゃいますが、今日の話は、この海藻をウシに食べさせようというお話なんですな。
以前も、このブログでもお伝えしたことがありますが、牛などの草食動物のゲップやフンには、地球温暖化の主な原因と言われている温室効果ガス「メタン」が含まれています。
一説によると、地球上から放牧されている牛がいなくなれば、地球温暖化は止まるって話もあるくらい、この牛の出す「メタン」は深刻な問題のようなんですね。
ですがなんと、牛の飼料に約2%の乾燥させた海藻を混ぜることで、メタンが完全に発生しなくなるとオーストラリアの研究で分かったそうなんです。
牛のゲップと温暖化の関係として、大気中に含まれるメタンは、二酸化炭素の28倍という高い温室効果を発揮します。
牛をはじめとする家畜に由来するメタンは、人為的な温室効果ガスの14.5%(牛はその内の65%)を占めていると言われてますし、牛のゲップは温暖化の大きな要因なのは間違いないわけですね。
そのため、畜産国の多くは、牛や羊のゲップを抑制するという温暖化対策を進めようとしているわけですね。
そこで、サンシャイン・コースト大学の養殖学者ニック・ポール氏は、2014年に熱帯に生息する微細藻類20種を分析し、それらがメタン発生を抑える力を調べたそうなんです。
その中で特に効果的だったのが「カギケノリ」という赤紫色の海藻で、牛に食べさせてから72時間でメタン発生を98.9パーセントまで抑制することができたといいますから、まさにメタン除去装置です。
海藻に含まれる化学物質が、牛の胃の中に潜む細菌を減少させるために、メタンたっぷりのげっぷが出なくなるらしいんです。
しかも牛の飼料に2パーセントほど乾燥させたものを混ぜれば良いということですから、かなり現実味を帯びてます。
難しいのは、カギケノリを大量に生産し、オーストラリア中の、最終的には世界中の牛たちに食べてもらう方法を確立することなんですね。
これを実現するために、ポール氏らは、屋外に設置した水槽でカギケノリを育てながら、その最適な育成条件や、これに含まれる有効成分の濃度を最大化する方法を模索しています。
困ったことに、カギケノリはそれほどたくさん生えているわけではないらしいので、海から採るだけではなく養殖していかなければならないそうなんです。
ちなみにハワイでは、新鮮な魚介類にこの海藻を混ぜる「ポケ」という料理があるそうで、カギケノリは牛だけでなく人も食べることができるんだそうです。
ですが、温暖化抑制のカギとなる大事な海藻ですから、そんなもん人間は食わんでよろしい(笑)
人間が食べる余裕があるなら、その辺の牛に食べさせるべきでしょう。
この方法は、繁殖さえうまくいけば、後は乾燥させてもいいわけですから、世界中に輸送することは簡単です。
つまり、たくさんこの「カギケノリ」が取れさえすれば、温暖化は止められるかもしれません。
これは朗報ですよね〜。
さぁ、世界中の賢い人達、みな一斉にこの「カギケノリ」をいかにして効率よく増やすかを、研究してみて下さい。
きっと、みんなで考えれば、すぐにいいアイディアが浮かぶと思います。
これで地球が生き延びれるとしたら、「カギケノリ」は我々に救世主ですな。
わたくしの生きてるうちに是非、よろしくお願いいたします。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院