2016年02月17日 [からだのこと]
平熱〜微熱〜高熱
お疲れ様です。院長です。
2月17日、水曜日です。
まだまだこれから、頑張りましょう〜
あっちゅう間に2月も半分過ぎ去りました。
まだ寒い日もありますけど、ちょっとずつ春っぽい日が増えてきてますね。
後一月もすれば春めいてきます。
寒いのももうちょっとの辛抱です。
やはり人間、寒いより暖かい方が活動的になりますよね。
何となく陽気にあてられ、テンションも上がります。
上がるといえば熱。
巷ではまだまだ風邪やインフルエンザが猛威を振るっております。
インフルといえば高熱です。
じゃー今日はその高熱について考えましょ。
発熱は、身体に異常が起こったサインといえます。
特に病原体が侵入すると、排除するために白血球が活発になり、白血球からプロスタグランジンという物質が出ることで発熱します。
発熱によって体温が上がると、免疫機能が高まり、病原体を速やかに排除できます。体温が1℃下がると、免疫力が30〜40%低下するとも言われています。そのため、基本的には発熱しても体温を下げないことが大事なんです。
とはいえ、高熱でしんどい思いをしている時には、少しでも楽になりたいですやん。
発熱によって水分も食事も摂れず、睡眠もままならなければ、免疫は上がっても、他の機能が低下してしまいますしね。
また、42℃以上になると身体の成分である蛋白質が変性しだしますので、速やかに下げる必要があります。もはや生命の危機ですわ。
では、そんな高熱、どうやって対処するのが良いか考えていきましょう。
まず、血液は身体全体に流れているので、血液を冷やすことが体温を下げる近道といえます。
その血液は、基本的には外気にさらされてないので、せめて皮膚が薄く、血液が直接冷えやすい場所を選んで冷やしましょう。
例えば、脇や首、足の付け根である鼠径部などです。
皮膚が薄く、割と脆弱なところこそ、冷やすのにベストの場所なんです。
よく、おでこに氷嚢を乗せて冷やしたりしますが、これは体温を下げる効果という意味ではあまりはありません。
ヒートアップした脳を冷却するという意味では非常に効果的なんですが、全身が高熱を発しているような場合は不向きといえるでしょう。
とはいえ、おでこや頭を冷やすと単純に気持ちいいので、やるなという意味ではありませんよ。
あと、身体を温め、汗をかいて体温を下げるという方法もなくはないのですが、このやり方も汗が出ない場合は単に体温が上がるだけになりますので、要注意といえるでしょう。
それから、身体を冷やす程度では追いつかない発熱の場合、解熱剤に頼る必要も出てくると思います。
解熱剤とは熱を下げる効果というより、先ほど説明したプロスタグランジンが作られるのを抑えるのが本来の役目です。
ですから、これ以上熱が上がらなくするわけですね。
ここで、覚えておいていただきたいのが、解熱剤はあくまでも熱をあげなくするためのもの。
元々の発熱の原因(ウィルスであったり感染症であったり…)には一切効果がありません。
てことは、解熱剤の効果が切れたころ、元の原因(ウィルスや感染症)がまだ体内に潜伏していたら、確実に再発熱を起こします。
そして、解熱剤(抗生物質を含む)には、他の免疫を下げてしまう場合がありますので、出来たら使いたくないトコなんですが、ほんとヤバい熱(40度近く)の場合、急を要するので躊躇せずに使いましょう。
ですが、それ以下(39度以下)の熱の場合、あまり解熱剤に頼らない方がいいかなぁ〜と…
人によっては平熱が高かったり、低かったりでこの辺の体感温度は個体差がありすぎるんですが、そもそもの平熱って何度なん?
これは、年齢によっても異なりますし、同じ年齢でも男女で差があり、個人差があります。
また、その個人でも1日のうちで体温は変動しますので、いつ測定するかによって異なります。ですから、自分の身体がしんどくない体温こそが平熱だと言えるのです。
とはいえ、一定の基準があると便利なので、一般には37℃未満を平熱としています。予防接種などでは37.5℃以上ではワクチン接種ができないことになってますしね。
また、体温はどこで測定するかによっても異なります。口や脇、直腸などが一般的ですが、体温計によっては耳に当てたり、おでこに当てて測定するものがあったりして、どの数字を信じていいのか難しいかもしれません。最も外気の影響が少ないのは直腸温ですが、別に毎回同じ場所で測るなら、脇の下で問題ないです。
とはいえ、人は「熱があるかな?」っていういわゆる「体調の悪い時」以外、熱を測ったりしませんよね?
これがダメなトコで、なんの問題もない、すごく快適で健康な日!!
の体温をぜひ測って記録しておいてください。
この「平熱」こそが、あなたのベスト体温であることは間違いありません。
37度だから微熱あるわ〜って感覚はやめて、まずは調子のいい時の「平熱」を知ることから始めましょう。
もうすぐ春です。
ここまで来たら、何とか風邪ひかずに乗り切りましょうね〜(^^)V
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月17日、水曜日です。
まだまだこれから、頑張りましょう〜
あっちゅう間に2月も半分過ぎ去りました。
まだ寒い日もありますけど、ちょっとずつ春っぽい日が増えてきてますね。
後一月もすれば春めいてきます。
寒いのももうちょっとの辛抱です。
やはり人間、寒いより暖かい方が活動的になりますよね。
何となく陽気にあてられ、テンションも上がります。
上がるといえば熱。
巷ではまだまだ風邪やインフルエンザが猛威を振るっております。
インフルといえば高熱です。
じゃー今日はその高熱について考えましょ。
発熱は、身体に異常が起こったサインといえます。
特に病原体が侵入すると、排除するために白血球が活発になり、白血球からプロスタグランジンという物質が出ることで発熱します。
発熱によって体温が上がると、免疫機能が高まり、病原体を速やかに排除できます。体温が1℃下がると、免疫力が30〜40%低下するとも言われています。そのため、基本的には発熱しても体温を下げないことが大事なんです。
とはいえ、高熱でしんどい思いをしている時には、少しでも楽になりたいですやん。
発熱によって水分も食事も摂れず、睡眠もままならなければ、免疫は上がっても、他の機能が低下してしまいますしね。
また、42℃以上になると身体の成分である蛋白質が変性しだしますので、速やかに下げる必要があります。もはや生命の危機ですわ。
では、そんな高熱、どうやって対処するのが良いか考えていきましょう。
まず、血液は身体全体に流れているので、血液を冷やすことが体温を下げる近道といえます。
その血液は、基本的には外気にさらされてないので、せめて皮膚が薄く、血液が直接冷えやすい場所を選んで冷やしましょう。
例えば、脇や首、足の付け根である鼠径部などです。
皮膚が薄く、割と脆弱なところこそ、冷やすのにベストの場所なんです。
よく、おでこに氷嚢を乗せて冷やしたりしますが、これは体温を下げる効果という意味ではあまりはありません。
ヒートアップした脳を冷却するという意味では非常に効果的なんですが、全身が高熱を発しているような場合は不向きといえるでしょう。
とはいえ、おでこや頭を冷やすと単純に気持ちいいので、やるなという意味ではありませんよ。
あと、身体を温め、汗をかいて体温を下げるという方法もなくはないのですが、このやり方も汗が出ない場合は単に体温が上がるだけになりますので、要注意といえるでしょう。
それから、身体を冷やす程度では追いつかない発熱の場合、解熱剤に頼る必要も出てくると思います。
解熱剤とは熱を下げる効果というより、先ほど説明したプロスタグランジンが作られるのを抑えるのが本来の役目です。
ですから、これ以上熱が上がらなくするわけですね。
ここで、覚えておいていただきたいのが、解熱剤はあくまでも熱をあげなくするためのもの。
元々の発熱の原因(ウィルスであったり感染症であったり…)には一切効果がありません。
てことは、解熱剤の効果が切れたころ、元の原因(ウィルスや感染症)がまだ体内に潜伏していたら、確実に再発熱を起こします。
そして、解熱剤(抗生物質を含む)には、他の免疫を下げてしまう場合がありますので、出来たら使いたくないトコなんですが、ほんとヤバい熱(40度近く)の場合、急を要するので躊躇せずに使いましょう。
ですが、それ以下(39度以下)の熱の場合、あまり解熱剤に頼らない方がいいかなぁ〜と…
人によっては平熱が高かったり、低かったりでこの辺の体感温度は個体差がありすぎるんですが、そもそもの平熱って何度なん?
これは、年齢によっても異なりますし、同じ年齢でも男女で差があり、個人差があります。
また、その個人でも1日のうちで体温は変動しますので、いつ測定するかによって異なります。ですから、自分の身体がしんどくない体温こそが平熱だと言えるのです。
とはいえ、一定の基準があると便利なので、一般には37℃未満を平熱としています。予防接種などでは37.5℃以上ではワクチン接種ができないことになってますしね。
また、体温はどこで測定するかによっても異なります。口や脇、直腸などが一般的ですが、体温計によっては耳に当てたり、おでこに当てて測定するものがあったりして、どの数字を信じていいのか難しいかもしれません。最も外気の影響が少ないのは直腸温ですが、別に毎回同じ場所で測るなら、脇の下で問題ないです。
とはいえ、人は「熱があるかな?」っていういわゆる「体調の悪い時」以外、熱を測ったりしませんよね?
これがダメなトコで、なんの問題もない、すごく快適で健康な日!!
の体温をぜひ測って記録しておいてください。
この「平熱」こそが、あなたのベスト体温であることは間違いありません。
37度だから微熱あるわ〜って感覚はやめて、まずは調子のいい時の「平熱」を知ることから始めましょう。
もうすぐ春です。
ここまで来たら、何とか風邪ひかずに乗り切りましょうね〜(^^)V
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院