2016年02月12日 [日々のこと]
4ヶ月
お疲れ様です。院長です。
2月12日金曜日。
今週はもっともしんどい木曜日がお休みだったので、残り後1日半。
これはスカッと乗り切りたいところです。
スカッとと言いますと本日12日は、開院記念日でございます。
開院して4ヶ月となりました。
これも、皆様のおかげです。ありがとうございます。
もう4ヶ月、まだ4ヶ月…
これからも、皆様に可愛がっていただけるようスタッフ一同精進いたします。
前回、3ヶ月の時にはナンバーワン疾患の「腰痛」のお話しをしましたから、4ヶ月目はナンバー2疾患の「肩痛」でいきましょか。
「肩」もかなり多い疾患ですねぇ…
それでは、「肩」の構造を理解して、そこから対策を考えましょう。
まず、みなさん「肩」を触ってください。
実は「肩」って部分はないんですよね。
今触っておられる部分は、肩甲骨の端っこか、腕の骨、上腕骨なんですよ。
つまり、上腕骨(腕)と肩甲骨の関節を「肩」ってよんでる訳ですね。
つまり、「肩」が痛いということは、この関節が痛いということになります。
では、肩の構造を少しみてみましょう。
下の図を見てみましょう。
これが肩の構造です。
この四つの筋肉を「腱板筋」とよび、この筋肉が肩甲骨から上腕骨が離れないようにビシッと押し付けてるわけです。
そしてこの「腱板筋」に問題が起こると、この「押し付け」が弱まり、肩関節の可動域に問題が起こっちゃうわけです。
今日は、この四つの「腱板筋」の中でも、一番重要で、一番損傷しやすい「棘上筋」を紹介しましょ。
ちょうどネットに良い画像があったので見て下さいね。
「ココキレタ」の部分が切れる(断裂)すると、上腕骨と肩甲骨が離れてしまい、隙間が出来るのわかります?
ここに隙間が出来てしまうと、上腕骨がスムーズに上がらなくなるわけです。
これが一番多い痛め方と言えるでしょう。
では、こうなったらどう治療していくか…
まず、断裂の度合いにもよるんですが、完全断裂とよばれる完全に切れて離れてしまう位の状態なら、可動させること自体、無理になったりしますので、こうなると外科的処置を余儀なくされるんですが、そこまでの激しい断裂は、一般的にはあまり起こりません。
大体が、「ココキレタ」程度の部分断裂なんです。
筋肉の部分断裂というと、なかなか重大疾患に聞こえるでしょうが、要するに筋トレ後の「筋肉痛」と同じ状態なんですよ。
もちろん度合いがありますが、基本は筋トレして、筋肉を微小に損傷させた状態と近いわけです。
つまり、ほっといて治る。わけです。
でも、ここで問題があります。
それは、肩の構造上の問題でもあるんですが、「ココキレタ」の画像をもう一度見てもらうと、上腕骨が肩甲骨から離れていく感じがわかりますよね?
これは、「腕」が重力により、下向きの重さをもち、さらに「棘上筋」の損傷部分を、悪化させてしまうわけです。
わかります?
この「引っ張り力」が加わってしまうことにより、断裂の治りを劇的に妨げてしまいます。
そりゃそうですよね。本来の方向と、逆に力がかかってしまうわけですから、治りは遅くなりますよ。
じゃ、どうすりゃいい?
これは、逆の力と逆に動かすことが必要になる訳です。
つまり、上腕骨を肩甲骨に押し付ける力、「軸圧」というんですが、この力をつねに意識すると、かなり治りが変わります。
「引っ張り力」に弱いなら、逆の力「軸圧」をかけてやるわけです。
この「軸圧」はもちろん、当院での治療でももちいる手技ですが、実は一人でも出来るんです。
日常生活の中で、気付いたときにちょっと行ってもらえれば、格段に症状が改善されますので、是非行ってみて下さい。
動作は簡単。
壁などに手をついて、そのまま肩に向かって圧をかけるだけ。
こんな感じ。
写真は両手ですが、痛めてる方の片手でオッケーです。
ポイントは、肩を押し込む感じで力を加えるって事と、この動きを暇を見つけては行ってみて下さい。
治りもですが、損傷がひどくならないって効果もありますんで、こまめに行いましょうね。
肩が動かないのは辛いですからねぇ…
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月12日金曜日。
今週はもっともしんどい木曜日がお休みだったので、残り後1日半。
これはスカッと乗り切りたいところです。
スカッとと言いますと本日12日は、開院記念日でございます。
開院して4ヶ月となりました。
これも、皆様のおかげです。ありがとうございます。
もう4ヶ月、まだ4ヶ月…
これからも、皆様に可愛がっていただけるようスタッフ一同精進いたします。
前回、3ヶ月の時にはナンバーワン疾患の「腰痛」のお話しをしましたから、4ヶ月目はナンバー2疾患の「肩痛」でいきましょか。
「肩」もかなり多い疾患ですねぇ…
それでは、「肩」の構造を理解して、そこから対策を考えましょう。
まず、みなさん「肩」を触ってください。
実は「肩」って部分はないんですよね。
今触っておられる部分は、肩甲骨の端っこか、腕の骨、上腕骨なんですよ。
つまり、上腕骨(腕)と肩甲骨の関節を「肩」ってよんでる訳ですね。
つまり、「肩」が痛いということは、この関節が痛いということになります。
では、肩の構造を少しみてみましょう。
下の図を見てみましょう。
これが肩の構造です。
この四つの筋肉を「腱板筋」とよび、この筋肉が肩甲骨から上腕骨が離れないようにビシッと押し付けてるわけです。
そしてこの「腱板筋」に問題が起こると、この「押し付け」が弱まり、肩関節の可動域に問題が起こっちゃうわけです。
今日は、この四つの「腱板筋」の中でも、一番重要で、一番損傷しやすい「棘上筋」を紹介しましょ。
ちょうどネットに良い画像があったので見て下さいね。
「ココキレタ」の部分が切れる(断裂)すると、上腕骨と肩甲骨が離れてしまい、隙間が出来るのわかります?
ここに隙間が出来てしまうと、上腕骨がスムーズに上がらなくなるわけです。
これが一番多い痛め方と言えるでしょう。
では、こうなったらどう治療していくか…
まず、断裂の度合いにもよるんですが、完全断裂とよばれる完全に切れて離れてしまう位の状態なら、可動させること自体、無理になったりしますので、こうなると外科的処置を余儀なくされるんですが、そこまでの激しい断裂は、一般的にはあまり起こりません。
大体が、「ココキレタ」程度の部分断裂なんです。
筋肉の部分断裂というと、なかなか重大疾患に聞こえるでしょうが、要するに筋トレ後の「筋肉痛」と同じ状態なんですよ。
もちろん度合いがありますが、基本は筋トレして、筋肉を微小に損傷させた状態と近いわけです。
つまり、ほっといて治る。わけです。
でも、ここで問題があります。
それは、肩の構造上の問題でもあるんですが、「ココキレタ」の画像をもう一度見てもらうと、上腕骨が肩甲骨から離れていく感じがわかりますよね?
これは、「腕」が重力により、下向きの重さをもち、さらに「棘上筋」の損傷部分を、悪化させてしまうわけです。
わかります?
この「引っ張り力」が加わってしまうことにより、断裂の治りを劇的に妨げてしまいます。
そりゃそうですよね。本来の方向と、逆に力がかかってしまうわけですから、治りは遅くなりますよ。
じゃ、どうすりゃいい?
これは、逆の力と逆に動かすことが必要になる訳です。
つまり、上腕骨を肩甲骨に押し付ける力、「軸圧」というんですが、この力をつねに意識すると、かなり治りが変わります。
「引っ張り力」に弱いなら、逆の力「軸圧」をかけてやるわけです。
この「軸圧」はもちろん、当院での治療でももちいる手技ですが、実は一人でも出来るんです。
日常生活の中で、気付いたときにちょっと行ってもらえれば、格段に症状が改善されますので、是非行ってみて下さい。
動作は簡単。
壁などに手をついて、そのまま肩に向かって圧をかけるだけ。
こんな感じ。
写真は両手ですが、痛めてる方の片手でオッケーです。
ポイントは、肩を押し込む感じで力を加えるって事と、この動きを暇を見つけては行ってみて下さい。
治りもですが、損傷がひどくならないって効果もありますんで、こまめに行いましょうね。
肩が動かないのは辛いですからねぇ…
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院