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2019年07月19日 [動物のこと]

一寸の虫にも五分の魂ってヤツですか。

お疲れ様です。院長です。

7月19日の木曜日でございます。

まだ近畿地方は梅雨明けとはいかぬようで、まだまだスッキリせん天気ですなぁ。

まぁ、夏が待ちどしいって程の事でもないんですが、梅雨よりマシやろって感じで、はやくカラッと熱帯夜こいやぁ(笑)

熱帯夜と言えば、先日「蚊」に関するブログを書きましたが、夏になればきゃつらの活動は活発化されますよね。

まぁ、蚊に限らず、夏場は虫たちのシーズンでもあり、生き生きとそこらを蠢いていることでしょう。

蠢く(うごめく)って漢字、ちょっと気持ち悪いな(笑)

しかも虫がついてて、春なんだなぁ…。

どっちかっつうと夏に蠢くイメージですが、漢字で書くと春なんですな。

ってな脱線から、今日のネタですが、今日のネタはこの虫たちに関する、最新の研究のお話です。

例えば、一匹の蚊が自分の腕にに止まっていたらどうします?

恐らくほとんどの人がためらいなくそいつを叩き潰すでしょう。

まぁ、キレイ好きな方なら、ティッシュで潰すこともあるでしょうが、普通は自分の手が痛くなるのも厭わず、ピシャッと叩きますよね。

つまり、そこに同情を感じる人は少ないでしょう。

ましてや潰される蚊に共感を覚える人はいないですし、共感を覚えないということは、私たちは「潰される蚊の気持ち」を想像していないわけです。

つまり私たちは、蚊を潰す瞬間、蚊に意識があることを想定していません。

逆に言えば蚊に意識があると想定していないからこそ、蚊を殺せていると言えるわけですね。

そりゃそうだ。

てか、意識があるとかないとかすら考えてませんよね。

ですが、今日のネタ的には、最新の研究によると、蚊にも意識があるという話なんですよ。

意識の有無の定義は、非常にあやふやなものではあるんですが、今回の研究者らは、意識の有無を「主観的体験」の有無によって決めることにして考えました。

では、「主観的体験」とはなんでしょう?

これが意外とややこしくて、この研究者の言葉をそのまま借りると


「私たちが空腹を感じた時、私たちはただ食べ物に向かっていくわけではない。私たちが空腹の時、それに関わる何かしらの感覚が現れている」

「何かが起きた時に、何かしらの精神的変化が起きているのならば、その生物は『主観的体験』を持っている」


ってな事らしいです。

つまりお腹が空いている時に起きる「お腹が空いた」という感情が研究者の言う「主観的体験」で、「主観的体験」を持っていると意識があり、ということは「お腹が空いた」と感じることが意識を持っている、ということなんだそうです。

まぁ…

そうかもしれない(笑)

で、この研究者らは虫が「主観的体験」を備えているかを確かめるためにハエの中脳を探ったそうです。

てか、ハエにも脳があるんすね。

で、研究者がハエの中脳を調べた所、ハエの中脳は非常に人間に近い働きをしていることがわかったそうなんです。

このことから研究者はハエは人間と非常に似た世界の見え方をしている、と推測しています。

なお、植物や線形動物(サナダムシなど)には中脳が存在しないため、「主体的体験」は存在しないそうです。

まぁ、そう言われてみれば、大体の生き物は、空腹から行動しますよね。

この意識と言うもの、生物が進化する過程で、手足などが生えて、自由に動けるようになったことで、自分の動きから生じる外界からの情報(五感で得られるもの等)を受け取らざるを得なくなったため、生まれたものだと研究者は言ってます。

てなると、動く生き物には全部意識があるってことなんでしょうな。

まぁ、どんな下等な生き物でも、とりあえず生きるため食料には敏感に反応しますしね。

これは空腹からの行動でしょうから、意識的に行ってる行動なんでしょうねぇ…。

ってな、研究で「蚊」に意識があるって分かったところで、ヒトは蚊を殺すことはやめないでしょう。

これは意識があるとかないとかより、我々に危害を加えるかどうかってことだけですから、蚊も人の血を吸わなくなれば、かなり生存率も上がるんでしょうけどね。

話がまとまったのかどうなのかよく分かりませんが、これから熱帯夜が続きますんで、蚊には注意しましょうね。

ではまた〜。


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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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