2019年07月16日 [動物のこと]
やっぱりマンモスの肉だね。
お疲れ様です。院長です。
7月16日の火曜日でございます。
本日は、祇園祭の宵山となっております。
明日がメインの山鉾巡行で、その前夜祭みたいなもんですから、今日は一番人出も多い京の街。
今日は夜がメインですから、夕方以降、結構道が混んだり電車が混んだりしますから、用のない地元民は、大人しく家にいましょうね。
わたくし院長も、特に外出する予定はありませんが、火曜日は毎週、仕事終わりにジムに行きます。
大体11時前とかなんですが、今日に限っては駅に人が溢れてんすよね。
まぁ、年に一度の大行事ですし地元民は暖かく見守りましょう。
ってことで、暖かくって部分だけ前ふりになってますが、今日のネタは暖かくなって溶けちゃった出てきたお話(笑)
地球温暖化の影響でシベリアの永久凍土がとけ出してるってお話は、このブログでも何度かお伝えしています。
で、この今まで氷で覆われていた凍土から、凍ったマンモスが数多く掘り出されるようになってるんですよ。
そうなると、この冷凍マンモスの体の組織を分析して、進化や絶滅の謎を探るだけでなく、マンモスそのものの復活を目指す研究がにわかに活気づくわけですよ。
マンモス復活計画に関しても何度かお伝えしていますが、ここへきてドンドン現実味を帯びてきてるそうなんです。
そもそもマンモスとは、アフリカにいたゾウの仲間が、約500万年前に毛のない原始的なマンモスへと進化し、ヨーロッパやアジアへ広がっていきました。
「マンモス」として一般に知られているのは、「ケナガマンモス」という種類で、40万年前から1万年前にかけて、寒冷な草原地帯にすんでいたと考えられています。
ケナガマンモスが、密生した体毛や厚い皮下脂肪、小さくて丸い耳など寒さに強い特徴を備えているのは保存状態のよい死骸からわかっていましたが、DNAなどを分析する最近の研究によって、身体機能も寒冷地仕様に進化していたことが明らかになってきてるそうなんです。
カナダの研究者らが、血液中のたんぱく質「ヘモグロビン」をつくる遺伝子の塩基配列を調べたところ、マンモスのヘモグロビンは低温でも体の末端まで酸素を運搬できるタイプに変化していたことが分かりました。
また、米シカゴ大の研究者らは、温度感受性を調節する遺伝子が、マンモスでは低温に適応するように働いていたことを突き止め、毛の長さや脂肪の厚さにも影響したと推測しています。
近畿大生物理工学部の宮本裕史教授らは、2010年にロシア北部・サハ共和国で発掘された2万8000年前のマンモスの核DNAの解読に挑み、アフリカゾウと比較しました。
その結果、配列の違う部分が約2700万か所もあったということなんですねぇ…
教授らは、この膨大な配列の中から、寒さに強くなる遺伝子を探し出そうとしているそうです。
DNAの配列が2700万か所って言われても、多いんだか少ないんだか分かりにくいですが、これはかなり多いようですな。
ま、現存するアフリカゾウと比較してといっても、それはあくまで違う動物ですからねぇ…
このマンモス、シベリア、ヨーロッパ、アジア、北米と、大陸北部に広く生息していましたが、孤島を除いて約1万年前に姿を消したとされています。
この絶滅の原因について、諸説あるんですが、大きく分けて三つの説が根強く残っています。
一つ目は、気候変動によって生息地の草原がなくなったという説です。
マンモスの数が減った時期は、地球の気候が「寒冷で乾燥」から「温暖で湿潤」へと急激に変化し、草原が森林へと変わった時代と重なるため、発掘されたマンモスの胃からは、イネ科の植物やスゲなどの草などが見つかっています。
湿潤化して降雪量が大幅に増えたシベリアでは、マンモスが好んだ草が育たなくなったと推定されています。
二つ目の説は、人類による乱獲の影響だそうです。
人類が集団でマンモスを狩猟していた証拠があり、武器が刺さったマンモスの骨も発見されているんだそうですよ。
シベリアにはマンモスの骨を組み立てて建てた住居の遺跡もあるんだそうで、はじめ人間ギャートルズみたいな事が本当にあったんですねぇ…。
きっと当時の人類は、マンモス一頭狩れたら、スゴイ事だったに違いありませんよね。
三つ目は病原体が蔓延(まんえん)して一気に絶滅したという説も根強く残ってます。
2000年代に、ロシアの研究者が、マンモスの死骸から炭疽(たんそ)という病気を起こす炭疽菌の一種を検出したと報告していますし、シベリアの凍土からも炭疽菌が見つかっています。
どの説が有力かとなると、最近の考え方では一つではないって方向のようで、気候の変動も乱獲も全てが影響してるんじゃないかという意見が多いようですな。
では、このマンモスをクローンで復活させるお話ですが、近畿大と韓国の研究機関は、それぞれロシアと協力しながら、マンモスをクローン再生させる研究を進めています。
マンモスの細胞核をアジアゾウの卵子に移植して細胞分裂を起こさせ、ゾウの子宮に入れてマンモスの赤ちゃんを誕生させようという試みなんですが、凍結マンモスの体は新鮮そうに見えても、DNAがずたずたの細胞核しか見つからず、近畿大は今年、クローン計画を断念することを明らかにしています。
ですが、いま注目されているのは、新たな方法なんだそうです。
米ハーバード大のジョージ・チャーチ教授らが、ゲノム編集など生命工学技術を用いてアジアゾウの遺伝子を改変し、マンモスの特徴を備えたゾウを作り出そうとしているんですね。
これは、現存するマンモスのDNAを使うんじゃなく、アジアゾウの遺伝子を操作して、マンモスに作り変えちゃおうってことなんですが、こちらの計画も順調とは言えないようなんです。
遺伝子を改変するにはアジアゾウの卵子が必要なんですが、アジアゾウは5年に1度しか排卵しないため、手に入れるのが難しいんだそうです。
代理母となるメスのゾウを確保するのも、困難なんだそうで、ハーバード大は、マンモス用の人工子宮の開発にも取り組んでいるという話です。
もうこうなったら、意地でも復活させるっていう気概は感じますが、ダンダン良からぬ方向にいってる気もしますよね(笑)
一方、クローンに代わる計画を模索している近畿大では、卵子よりも入手しやすいアジアゾウの皮膚の細胞を改変し、まず「人工マンモス細胞」を作り出す研究を検討しているそうです。
人工マンモス細胞(笑)
まぁ、こういった遺伝子研究も必要なんでしょうけど、そこまでマンモスを復活させる必要はあるんでしょうかねぇ…。
いつも思いますが、これらの研究者ってどこかしらから資金を得て研究しまくってるわけで、この生産性のなさって一体なに?って思いません?
相当頭のいい人達が、寄ってたかって巨額の資金を使い、この研究に没頭って何か違和感がありますが、復活マンモスは見たいかな(笑)
わたくしの生きてるうちに復活ってのは難しそうですが、みなさん頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月16日の火曜日でございます。
本日は、祇園祭の宵山となっております。
明日がメインの山鉾巡行で、その前夜祭みたいなもんですから、今日は一番人出も多い京の街。
今日は夜がメインですから、夕方以降、結構道が混んだり電車が混んだりしますから、用のない地元民は、大人しく家にいましょうね。
わたくし院長も、特に外出する予定はありませんが、火曜日は毎週、仕事終わりにジムに行きます。
大体11時前とかなんですが、今日に限っては駅に人が溢れてんすよね。
まぁ、年に一度の大行事ですし地元民は暖かく見守りましょう。
ってことで、暖かくって部分だけ前ふりになってますが、今日のネタは暖かくなって溶けちゃった出てきたお話(笑)
地球温暖化の影響でシベリアの永久凍土がとけ出してるってお話は、このブログでも何度かお伝えしています。
で、この今まで氷で覆われていた凍土から、凍ったマンモスが数多く掘り出されるようになってるんですよ。
そうなると、この冷凍マンモスの体の組織を分析して、進化や絶滅の謎を探るだけでなく、マンモスそのものの復活を目指す研究がにわかに活気づくわけですよ。
マンモス復活計画に関しても何度かお伝えしていますが、ここへきてドンドン現実味を帯びてきてるそうなんです。
そもそもマンモスとは、アフリカにいたゾウの仲間が、約500万年前に毛のない原始的なマンモスへと進化し、ヨーロッパやアジアへ広がっていきました。
「マンモス」として一般に知られているのは、「ケナガマンモス」という種類で、40万年前から1万年前にかけて、寒冷な草原地帯にすんでいたと考えられています。
ケナガマンモスが、密生した体毛や厚い皮下脂肪、小さくて丸い耳など寒さに強い特徴を備えているのは保存状態のよい死骸からわかっていましたが、DNAなどを分析する最近の研究によって、身体機能も寒冷地仕様に進化していたことが明らかになってきてるそうなんです。
カナダの研究者らが、血液中のたんぱく質「ヘモグロビン」をつくる遺伝子の塩基配列を調べたところ、マンモスのヘモグロビンは低温でも体の末端まで酸素を運搬できるタイプに変化していたことが分かりました。
また、米シカゴ大の研究者らは、温度感受性を調節する遺伝子が、マンモスでは低温に適応するように働いていたことを突き止め、毛の長さや脂肪の厚さにも影響したと推測しています。
近畿大生物理工学部の宮本裕史教授らは、2010年にロシア北部・サハ共和国で発掘された2万8000年前のマンモスの核DNAの解読に挑み、アフリカゾウと比較しました。
その結果、配列の違う部分が約2700万か所もあったということなんですねぇ…
教授らは、この膨大な配列の中から、寒さに強くなる遺伝子を探し出そうとしているそうです。
DNAの配列が2700万か所って言われても、多いんだか少ないんだか分かりにくいですが、これはかなり多いようですな。
ま、現存するアフリカゾウと比較してといっても、それはあくまで違う動物ですからねぇ…
このマンモス、シベリア、ヨーロッパ、アジア、北米と、大陸北部に広く生息していましたが、孤島を除いて約1万年前に姿を消したとされています。
この絶滅の原因について、諸説あるんですが、大きく分けて三つの説が根強く残っています。
一つ目は、気候変動によって生息地の草原がなくなったという説です。
マンモスの数が減った時期は、地球の気候が「寒冷で乾燥」から「温暖で湿潤」へと急激に変化し、草原が森林へと変わった時代と重なるため、発掘されたマンモスの胃からは、イネ科の植物やスゲなどの草などが見つかっています。
湿潤化して降雪量が大幅に増えたシベリアでは、マンモスが好んだ草が育たなくなったと推定されています。
二つ目の説は、人類による乱獲の影響だそうです。
人類が集団でマンモスを狩猟していた証拠があり、武器が刺さったマンモスの骨も発見されているんだそうですよ。
シベリアにはマンモスの骨を組み立てて建てた住居の遺跡もあるんだそうで、はじめ人間ギャートルズみたいな事が本当にあったんですねぇ…。
きっと当時の人類は、マンモス一頭狩れたら、スゴイ事だったに違いありませんよね。
三つ目は病原体が蔓延(まんえん)して一気に絶滅したという説も根強く残ってます。
2000年代に、ロシアの研究者が、マンモスの死骸から炭疽(たんそ)という病気を起こす炭疽菌の一種を検出したと報告していますし、シベリアの凍土からも炭疽菌が見つかっています。
どの説が有力かとなると、最近の考え方では一つではないって方向のようで、気候の変動も乱獲も全てが影響してるんじゃないかという意見が多いようですな。
では、このマンモスをクローンで復活させるお話ですが、近畿大と韓国の研究機関は、それぞれロシアと協力しながら、マンモスをクローン再生させる研究を進めています。
マンモスの細胞核をアジアゾウの卵子に移植して細胞分裂を起こさせ、ゾウの子宮に入れてマンモスの赤ちゃんを誕生させようという試みなんですが、凍結マンモスの体は新鮮そうに見えても、DNAがずたずたの細胞核しか見つからず、近畿大は今年、クローン計画を断念することを明らかにしています。
ですが、いま注目されているのは、新たな方法なんだそうです。
米ハーバード大のジョージ・チャーチ教授らが、ゲノム編集など生命工学技術を用いてアジアゾウの遺伝子を改変し、マンモスの特徴を備えたゾウを作り出そうとしているんですね。
これは、現存するマンモスのDNAを使うんじゃなく、アジアゾウの遺伝子を操作して、マンモスに作り変えちゃおうってことなんですが、こちらの計画も順調とは言えないようなんです。
遺伝子を改変するにはアジアゾウの卵子が必要なんですが、アジアゾウは5年に1度しか排卵しないため、手に入れるのが難しいんだそうです。
代理母となるメスのゾウを確保するのも、困難なんだそうで、ハーバード大は、マンモス用の人工子宮の開発にも取り組んでいるという話です。
もうこうなったら、意地でも復活させるっていう気概は感じますが、ダンダン良からぬ方向にいってる気もしますよね(笑)
一方、クローンに代わる計画を模索している近畿大では、卵子よりも入手しやすいアジアゾウの皮膚の細胞を改変し、まず「人工マンモス細胞」を作り出す研究を検討しているそうです。
人工マンモス細胞(笑)
まぁ、こういった遺伝子研究も必要なんでしょうけど、そこまでマンモスを復活させる必要はあるんでしょうかねぇ…。
いつも思いますが、これらの研究者ってどこかしらから資金を得て研究しまくってるわけで、この生産性のなさって一体なに?って思いません?
相当頭のいい人達が、寄ってたかって巨額の資金を使い、この研究に没頭って何か違和感がありますが、復活マンモスは見たいかな(笑)
わたくしの生きてるうちに復活ってのは難しそうですが、みなさん頑張って下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院