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2019年06月28日 [からだのこと]

バーンアウト。真っ白な灰に…。

お疲れ様です。院長です。

6月28日の金曜日でございます。

今月ももう終了って事で、6月終了=上半期終了なわけですよ。

今年も半分終わりってわけで、早いもんだねぇ〜としか言いようがありません。

そんな忙しい毎日を過ごしていると、ふと、これをいつまで続けるんだろう。

とか、こんな毎日を過ごしていていいんだろうか。

とか、何となくマイナスな事を考えてしまう事って誰にでもあると思います。

今日は、そんな感覚のちょっと先にあるのかもしれない「燃え尽き症候群」ってヤツにスポットを当ててみたいと思っておりますのことよ。

仕事をする上で、時にストレスを感じるのはごく普通のことだと考えられています。

しかし、過度なストレスが続くことで衰弱状態に陥ってしまうこともあるわけですね。

それがひどくなると意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう場合もあるわけなんですよね。

そんな症状を英語で「バーンアウト」といい、日本語だと「燃え尽き症候群」とよんだりします。

あ、それと、日本語の意味だと、大きな仕事が終わったあとに目的を失ってしまう虚脱状態も「燃え尽き症候群」てな言い方をしますが、今日のお話はそれじゃないです。

これまで、燃え尽き症候群(バーンアウト)は疾病として分類されていましたが、5月28日にWHO(世界保健機関)は、燃え尽き症候群を「職業上の現象」と定義づける方針を明らかにしたそうです。

これは、仕事が原因となって引き起こされる慢性的なストレスによる症候群であることを、よりよく反映するためだという見解です。

つまり、燃え尽き症候群は、健康に悪影響を与える原因の1つではあるが、病気や障害そのものとは明確に区別されたものであるということで、職業をもつものは多かれ少なかれ縁のあるものってことになります。

先ほどから言ってるように、職業上でストレスが全くないって事は、あり得ないと考える方が普通でしょう。

では、どのような現象が燃え尽き症候群とよべるのかって事ですが、WHOが発表した国際疾病分類(ICD)のリストによると、その特徴として「エネルギーの枯渇や消耗したという感覚」「仕事に対する心理上の隔絶感。もしくは仕事に関して否定的または冷笑的な感情が湧く」「業務効率の低下」といった3点が挙げられています。

スマホや電子メールで、24時間365日の対応が可能となったこのご時世、私たちは仕事のスイッチを切ることがますます困難になっているわけですね。

確かにそうですねぇ…。

パソコンが必要ってんならまだしも、スマホで色々出来ちゃいますし、これでは仕事の終わりを決め辛いのは確かです。

燃え尽き症候群は精神的健康障害ではありませんが、慢性疲労症候群や不安、うつ病、不眠症、アルコールや薬物の乱用、更には家族の崩壊などより深刻な問題に繋がる可能性があると示唆されています。

私たちはみな、感情的および身体的な緊張に対処するための様々なレベルの能力を持っています。

いわゆるストレスの器みたいなもんですが、どんなレベルの能力を持っていようと、対処する能力を超えてしまうと、心身ともにストレスを感じることになるわけですよね。

すると上記の兆候が現れ、燃え尽き症候群に苦しむことになるってわけですね。

まぁ、これも難しい問題ですよね。

「ストレス」ってもの自体が目に見えるものではありませんし、ハッキリ言って慣れるって部分もあるんですよね。

その慣れが仕事効率や技術の向上って事ですし、一概にどこまでって線を引けるものではないわけです。

そして、多かれ少なかれほとんどの人がこの「ストレス」と日々戦っていると考えられるわけです。

ですから、周りも自分も、この「燃え尽き症候群」に気付きにくいわけですよね。

ってことで、今日はイギリスの医療従事者健康プログラム用に考案された4つのチェックリストってのを見つけたので、 自分が燃え尽き症候群のリスクがあるかどうかを識別するためのスタートとして、自身に問いかけてみてはいかがでしょう。

以下がその4つのチェックリストです。


1. 親しい人から、仕事を減らすように言われたことがあるか?

2. ここ数か月の間に、仕事や同僚またはクライアントに対して怒ったり感情的になったりしたことがあるか?

3. 友人や家族、あるいは自分自身とさえ十分な時間を費やすことができないことに罪悪感を抱えているか?

4. 明白な理由がなく、泣いたり怒ったり叫んだり緊張したりするなど、ますます感情的になっていると思うか?


これら4つの質問のいずれかが当てはまる場合は、あなた自身の生活に変化を必要とする時期なのかもしれないと…

まぁ…

当てはまりますわな(笑)

多かれ少なかれ、誰でも少しは当てはまると思うんですが、そこからいかに燃え尽き症候群のリスクを減らすかってことですよね。

これについては、人それぞれとしか言いようがない部分もあるんですが、誰にでも言える事としては、「仕事のスイッチ」を切るってことを学ぶ事なんだそうです。

仕事と私生活の境界線を設定し「これ以上の仕事は無理」と決めれる自分を作ること。

仕事と私生活にメリハリをつけた生活をすることによって、回復力を築くことができ、仕事が私生活を妨害するのを防ぐことにも繋がると…。

難しいトコですが、これはやらないといけませんよね。

基本的に、日本人は働き過ぎだと言われています。

せめて、この仕事と私生活の区別位つけないと、ドンドン辛くなりますもんね。

わたくし院長の場合、自営ってこともあり、この区別、もうグダグダです(笑)

逆に、自営ですから線引きがなくなって、仕事も私生活も同じレベルで考えられるから問題ないのかもしれませんが、時には休まないと…。

って、自分に言い聞かせてみた院長でした。

ではまた〜。



burnout



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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