2019年04月04日 [動物のこと]
トラでもないタスマニアタイガー。
お疲れ様です。院長です。
4月4日の木曜日でございます。
4月4日…。
前にも書きましたけど、わたくし院長、子供の頃は4月4日を「おかまの日」なんてみんなで呼んでました。
もう、時代的に「おかま」てな言葉うかつに発すると怒られちゃうかもしれませんけど、当時はよく使う言葉でしたよね。
3月3日がお雛さまで、5月5日が端午の節句間に挟まれた4月4日…
子供らしい発想じゃん(笑)
実際は4月4日、ヨーヨーの日だったり、幸せの日だったり(笑)
小学生の「おかまの日」と大して発想力に差は感じないよね。
あ、幸せの日は、4(し)と4(し)が合わさるから。ですって(笑)
とまぁ、誰に対する批判なんかも分かりませんが、今日も元気にネタに突入していきましょう。
今日のお話は夢のような、でもちょっと心に何かが引っかかる様なお話でございます。
オーストラリアに生息していたタスマニアタイガーは、有袋類でありながら大型の肉食獣で、日本では「袋を持つオオカミ」という意味のフクロオオカミという名で呼ばれていました。
その昔、家畜を襲うタスマニアタイガーは、人々から目の敵にされており、次々と虐殺され、1930年代、唯一の生き残りと思われる野生個体が射殺されました。
その後飼育下にあった個体が亡くなり、1936年ついに絶滅したとされている種でございます。
1936年っつうと、83年前ですからもう一昔前ってことですね。
ですが、その後も目撃情報はしばしばあり、いまだどこかで生きてるんじゃないかって信じる人も少なくないようです。
そんなフクロオオカミですが、「再生」されるかもしれないってニュースが世界を駆け巡りました。
近年、ある人物が1923年から所持していたフクロオオカミの皮膚が発見され、そのDNAサンプルが、オーストラリアの固有種を復活させる活動を行っている「ラザラスプロジェクト」のメンバーの手に渡ったそうなんです。
「ラザラスプロジェクト」は絶滅種のカモノハシガエルの体細胞を使って、カモノハシガエルを再度この世に蘇らせようとしている研究者チームの集まりなんだそうです。
彼らは絶滅種の体細胞と、絶滅種に近い生物の細胞を掛け合わせる事で、絶滅してしまった種を蘇らせようとしているんだって。
このやり方は、かの「ジュラシックパーク」作戦ですよね。
ジュラシックパークでは、琥珀に閉じ込められた蚊の腹部の血液から恐竜のDNAを採取し、これを解析・復元した上で欠損部位を現生のカエルのDNAで補完し、さらにこれをワニの未受精卵に注入することで恐竜を再生するってスペクタクルでした。
もちろん理論的には可能なんでしょうけど、この実験の成功例は今のところ発表されていません。
そして、このタスマニアタイガーの皮膚は1923年にニュージーランドのコレクターの手に亘り、彼が引き出しに閉まっていたというものを、彼が亡き後、遺族によって1999年に再発見されてニュージーランドのカフタラ剥製博物館で保管されることになったって経緯があります。
そこから2018年まで「謎の皮膚」という扱いを受けていたそうなんですが、ヴィクトリア大学の生徒4人が皮膚を調べてみたところ、絶滅したタスマニアタイガーであることが判明したっていう嘘みたいにドラマチックな話なんです。
皮膚はその後、オーストラリア国立博物館におよそ1500万円で売買され、オーストラリア国立博物館が記録する他の78体のタスマニアタイガーの皮膚コレクションに加えられたということです。
そしてこのフタラ剥製博物館の館長のジョン・マッコシュさんによると、皮膚の保存状態は極めて良好だそうで、これを知った「ラザラスプロジェクト」のメンバーであり、元オーストラリア国立博物館の館長を務めていたマイク・アーチャーさんが目をつけたわけなんです。
マイクさんはタスマニアタイガーの再生に意欲的で、カモノハシガエルの再生が成功したら是非手掛けてみたいと語っておられます。
カモノハシガエルのプロジェクトはDNAの再生を完成させてはいるが、オタマジャクシを作るまでにはもう少し時間がかかるということなんだそうですが、時間の問題で先は見えてるようなんです。
このDNAを使って「再生」を試みる技術も、かなり精度を上げてきていて、DNAの復元自体はかなり出来るようになってきています。
ですが、そのDNAから新しい「個体」を産みだそうとすると、どうしても難関となるのが、近い種を見つけそれに「着床」させることなんだそうです。
特に「タスマニアタイガー」の場合、この似た種と言うのが難しいようで、タスマニアタイガーに最も近い種はフクロアリクイだという話なんですが、見た目全然違うよねぇ(笑)
まぁ有袋類でありながら大型で、しかも肉食獣っていうもうこの時点で他に類を見ない個性がある分、似た種がないってのが現状のようですな。
ジュラシックパークでも、「ワニ」を利用したりしてますから、タスマニアタイガーもとりあえず、近いので復活させ、それを何度か繰り返し、より完璧なものを作り、そこから複製どおしで交配させ、よりオリジナルに近付けていく…
倫理観は無視すれば、そういった工程を踏まないとそうそう復元は出来ないだろうと思われます。
ま、復元されたものを見てみたい気持ちはもちろんありますし、恐竜も見てみたい。
ですが、やはりこの「復元」って行為にはなんとなく抵抗があるんですけどね。
でも見てみたい(笑)
これがヒトの罪なのかもねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月4日の木曜日でございます。
4月4日…。
前にも書きましたけど、わたくし院長、子供の頃は4月4日を「おかまの日」なんてみんなで呼んでました。
もう、時代的に「おかま」てな言葉うかつに発すると怒られちゃうかもしれませんけど、当時はよく使う言葉でしたよね。
3月3日がお雛さまで、5月5日が端午の節句間に挟まれた4月4日…
子供らしい発想じゃん(笑)
実際は4月4日、ヨーヨーの日だったり、幸せの日だったり(笑)
小学生の「おかまの日」と大して発想力に差は感じないよね。
あ、幸せの日は、4(し)と4(し)が合わさるから。ですって(笑)
とまぁ、誰に対する批判なんかも分かりませんが、今日も元気にネタに突入していきましょう。
今日のお話は夢のような、でもちょっと心に何かが引っかかる様なお話でございます。
オーストラリアに生息していたタスマニアタイガーは、有袋類でありながら大型の肉食獣で、日本では「袋を持つオオカミ」という意味のフクロオオカミという名で呼ばれていました。
その昔、家畜を襲うタスマニアタイガーは、人々から目の敵にされており、次々と虐殺され、1930年代、唯一の生き残りと思われる野生個体が射殺されました。
その後飼育下にあった個体が亡くなり、1936年ついに絶滅したとされている種でございます。
1936年っつうと、83年前ですからもう一昔前ってことですね。
ですが、その後も目撃情報はしばしばあり、いまだどこかで生きてるんじゃないかって信じる人も少なくないようです。
そんなフクロオオカミですが、「再生」されるかもしれないってニュースが世界を駆け巡りました。
近年、ある人物が1923年から所持していたフクロオオカミの皮膚が発見され、そのDNAサンプルが、オーストラリアの固有種を復活させる活動を行っている「ラザラスプロジェクト」のメンバーの手に渡ったそうなんです。
「ラザラスプロジェクト」は絶滅種のカモノハシガエルの体細胞を使って、カモノハシガエルを再度この世に蘇らせようとしている研究者チームの集まりなんだそうです。
彼らは絶滅種の体細胞と、絶滅種に近い生物の細胞を掛け合わせる事で、絶滅してしまった種を蘇らせようとしているんだって。
このやり方は、かの「ジュラシックパーク」作戦ですよね。
ジュラシックパークでは、琥珀に閉じ込められた蚊の腹部の血液から恐竜のDNAを採取し、これを解析・復元した上で欠損部位を現生のカエルのDNAで補完し、さらにこれをワニの未受精卵に注入することで恐竜を再生するってスペクタクルでした。
もちろん理論的には可能なんでしょうけど、この実験の成功例は今のところ発表されていません。
そして、このタスマニアタイガーの皮膚は1923年にニュージーランドのコレクターの手に亘り、彼が引き出しに閉まっていたというものを、彼が亡き後、遺族によって1999年に再発見されてニュージーランドのカフタラ剥製博物館で保管されることになったって経緯があります。
そこから2018年まで「謎の皮膚」という扱いを受けていたそうなんですが、ヴィクトリア大学の生徒4人が皮膚を調べてみたところ、絶滅したタスマニアタイガーであることが判明したっていう嘘みたいにドラマチックな話なんです。
皮膚はその後、オーストラリア国立博物館におよそ1500万円で売買され、オーストラリア国立博物館が記録する他の78体のタスマニアタイガーの皮膚コレクションに加えられたということです。
そしてこのフタラ剥製博物館の館長のジョン・マッコシュさんによると、皮膚の保存状態は極めて良好だそうで、これを知った「ラザラスプロジェクト」のメンバーであり、元オーストラリア国立博物館の館長を務めていたマイク・アーチャーさんが目をつけたわけなんです。
マイクさんはタスマニアタイガーの再生に意欲的で、カモノハシガエルの再生が成功したら是非手掛けてみたいと語っておられます。
カモノハシガエルのプロジェクトはDNAの再生を完成させてはいるが、オタマジャクシを作るまでにはもう少し時間がかかるということなんだそうですが、時間の問題で先は見えてるようなんです。
このDNAを使って「再生」を試みる技術も、かなり精度を上げてきていて、DNAの復元自体はかなり出来るようになってきています。
ですが、そのDNAから新しい「個体」を産みだそうとすると、どうしても難関となるのが、近い種を見つけそれに「着床」させることなんだそうです。
特に「タスマニアタイガー」の場合、この似た種と言うのが難しいようで、タスマニアタイガーに最も近い種はフクロアリクイだという話なんですが、見た目全然違うよねぇ(笑)
まぁ有袋類でありながら大型で、しかも肉食獣っていうもうこの時点で他に類を見ない個性がある分、似た種がないってのが現状のようですな。
ジュラシックパークでも、「ワニ」を利用したりしてますから、タスマニアタイガーもとりあえず、近いので復活させ、それを何度か繰り返し、より完璧なものを作り、そこから複製どおしで交配させ、よりオリジナルに近付けていく…
倫理観は無視すれば、そういった工程を踏まないとそうそう復元は出来ないだろうと思われます。
ま、復元されたものを見てみたい気持ちはもちろんありますし、恐竜も見てみたい。
ですが、やはりこの「復元」って行為にはなんとなく抵抗があるんですけどね。
でも見てみたい(笑)
これがヒトの罪なのかもねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院