2019年03月26日 [からだのこと]
忘れてしまいたいことやぁ〜。
お疲れ様です。院長です。
3月26日の火曜日でございます。
ボチボチ桜前線が北上してきて、チラホラ咲いてきてる木もあるようですが、今朝なんかまだまだ寒いぞぃ。
毎年のことでよく覚えてませんが、3月後半って、こんな寒かったっけ?
気温ってのは数字以上に、「体感温度」が大事ですやん。
同じ20度でも、暑く感じたり、寒く感じたりしますしね。
よく言う、真夏のクーラーの設定は28度にしろとか言われてるのに、暖房で28度と言えば暑すぎでしょ。
ですから、よく「平年並み」と言いますけど、その前後の温度によっては体感が全然変わってくるよねってことですな。
それと、記憶の曖昧さが混ざって、去年の今頃を適当にしか思いだせないわけでございます。
今日はそんな「思いだす」ってキーワードから、ネタをひとつぶっこんでみたいと思います。
思い出ってものは、当然楽しかった事や、嬉しかった事がメインでしょうが、中には「思いだしたくない」こともあるでしょう。
そりゃ、人生50年も生きてりゃ、そんな出来事の一つや二つあって当然ですわな。
で、まぁ、過去の事は置いておいたとしても、現在、もしくはこれから起こるであろう、嫌な事、忘れたいことに対して、こういう気構えがいいよってアドバイスなお話ですが、みなさんは忘れたいことがあった場合、そのことについて考えないようにしませんか?
アメリカの研究で、嫌な事を早く忘れたいなら、考えないようにするって事は逆効果になるらしいってことが分かったようです。
何か悪いことが起きてしまったとき、なるべく早く忘れたいと思うのが人間でしょう。
そのために、なるべく思い出さないよう、務めて嫌な記憶を封印しようと意識すると思うんですが、実はこれ、あまり意味がないらしいんです。
最新の研究によれば、意識的に物事を忘れるには、脳を要らない情報と関与させねばならないらしいんですね。
忘れようと強く思えば思うほど、逆に脳が活性化しすぎて記憶が強化されてしまいます。
ですから、早く忘れる為には、ある程度その問題に意識を向け、ほどほどに脳を活動させることが大事なのだそうなんですよ。
つまり、新たに明らかになったのは、忘却メカニズムに必要なのは、ほどほどの脳活動だということなんですね。
これが活発すぎれば記憶は強化されてしまいますし、不活発すぎれば記憶を修正することができなくなります。
つまり、向ける意識のバランスが大切なわけですよ。
長年の研究によって、意図的に物事を忘れる方法が本当にあることが確かめられてきました。
しかし、その際の脳のメカニズムはいまだに謎に包まれたままなんですね。
これに関して、従来の研究は「前頭前皮質」と「海馬(記憶を司る)」の活動に着目してきました。
つまり、忘れるにしても記憶することに関連する、脳の領域は関係してるだろうって考えですね。
ですが、今回のアメリカ・テキサス大学オースティン校の研究者が調べたのは、少々趣向を変えて、記憶に関する領域ではなく「腹側側頭皮質」という視覚刺激を処理・カテゴリ化する領域でした。
実験では、24名の健康な若い成人に、景色や人の顔といった写真を見せ、それを記憶する、あるいは忘れるよう指示し、この間の脳の働きをfMRIで測定しました。
すると忘れようとすると、覚えようとしているときよりも脳が働いていることが判明したそうなんです。
そして、このように処理が活発になったことで、とりわけ脳に中度の活発化が生じていた項目については、いっそう忘却が進んでいたと…。
もちろん、整然とした実験において特定のイメージを忘れることと、現実世界で遭遇してしまったトラウマを忘れることとでは、まるで話が違うとは思われます。
ですが、メカニズムとしては同じものの可能性もかなり高いだろうと学者さん方は考えています。
とするなら、これを発動させる方法を明らかにすれば、忘れたいのに忘れられないで苦しんでいる大勢の人々の助けになるかもしれません。
特にポイントとなるのは、今回の発見が直感に反するということです。
普通、物事を忘れようとする場合、直感的にはそれを思い出さないようにしたくなりますよね。
ですが、それよりちょうどいい感じで意識を向けたほうがいいって事なんですよ。
このちょうどいい感じってのが、うまく分かりませんが、普通に考えても結局、思いださないでおこうと思っても、思いだしてませんかね?
完全に、思いださなくすることが出来る位なら、忘れる必要もそこまでないですし、結局、ヒトは自分の都合のいいように、思いださなくする(努力する)ことで、いい感じの意識コントロールが出来てるんじゃないのかなと…。
これからの研究で、この「いい感じ」の加減が分かってくるのかもしれませんが、それと同時に物忘れの激しさを何とかして欲しい(笑)
忘れたいことは忘れられなくて、覚えてなきゃいけない事は忘れちまうなんて、もはや悲劇やしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月26日の火曜日でございます。
ボチボチ桜前線が北上してきて、チラホラ咲いてきてる木もあるようですが、今朝なんかまだまだ寒いぞぃ。
毎年のことでよく覚えてませんが、3月後半って、こんな寒かったっけ?
気温ってのは数字以上に、「体感温度」が大事ですやん。
同じ20度でも、暑く感じたり、寒く感じたりしますしね。
よく言う、真夏のクーラーの設定は28度にしろとか言われてるのに、暖房で28度と言えば暑すぎでしょ。
ですから、よく「平年並み」と言いますけど、その前後の温度によっては体感が全然変わってくるよねってことですな。
それと、記憶の曖昧さが混ざって、去年の今頃を適当にしか思いだせないわけでございます。
今日はそんな「思いだす」ってキーワードから、ネタをひとつぶっこんでみたいと思います。
思い出ってものは、当然楽しかった事や、嬉しかった事がメインでしょうが、中には「思いだしたくない」こともあるでしょう。
そりゃ、人生50年も生きてりゃ、そんな出来事の一つや二つあって当然ですわな。
で、まぁ、過去の事は置いておいたとしても、現在、もしくはこれから起こるであろう、嫌な事、忘れたいことに対して、こういう気構えがいいよってアドバイスなお話ですが、みなさんは忘れたいことがあった場合、そのことについて考えないようにしませんか?
アメリカの研究で、嫌な事を早く忘れたいなら、考えないようにするって事は逆効果になるらしいってことが分かったようです。
何か悪いことが起きてしまったとき、なるべく早く忘れたいと思うのが人間でしょう。
そのために、なるべく思い出さないよう、務めて嫌な記憶を封印しようと意識すると思うんですが、実はこれ、あまり意味がないらしいんです。
最新の研究によれば、意識的に物事を忘れるには、脳を要らない情報と関与させねばならないらしいんですね。
忘れようと強く思えば思うほど、逆に脳が活性化しすぎて記憶が強化されてしまいます。
ですから、早く忘れる為には、ある程度その問題に意識を向け、ほどほどに脳を活動させることが大事なのだそうなんですよ。
つまり、新たに明らかになったのは、忘却メカニズムに必要なのは、ほどほどの脳活動だということなんですね。
これが活発すぎれば記憶は強化されてしまいますし、不活発すぎれば記憶を修正することができなくなります。
つまり、向ける意識のバランスが大切なわけですよ。
長年の研究によって、意図的に物事を忘れる方法が本当にあることが確かめられてきました。
しかし、その際の脳のメカニズムはいまだに謎に包まれたままなんですね。
これに関して、従来の研究は「前頭前皮質」と「海馬(記憶を司る)」の活動に着目してきました。
つまり、忘れるにしても記憶することに関連する、脳の領域は関係してるだろうって考えですね。
ですが、今回のアメリカ・テキサス大学オースティン校の研究者が調べたのは、少々趣向を変えて、記憶に関する領域ではなく「腹側側頭皮質」という視覚刺激を処理・カテゴリ化する領域でした。
実験では、24名の健康な若い成人に、景色や人の顔といった写真を見せ、それを記憶する、あるいは忘れるよう指示し、この間の脳の働きをfMRIで測定しました。
すると忘れようとすると、覚えようとしているときよりも脳が働いていることが判明したそうなんです。
そして、このように処理が活発になったことで、とりわけ脳に中度の活発化が生じていた項目については、いっそう忘却が進んでいたと…。
もちろん、整然とした実験において特定のイメージを忘れることと、現実世界で遭遇してしまったトラウマを忘れることとでは、まるで話が違うとは思われます。
ですが、メカニズムとしては同じものの可能性もかなり高いだろうと学者さん方は考えています。
とするなら、これを発動させる方法を明らかにすれば、忘れたいのに忘れられないで苦しんでいる大勢の人々の助けになるかもしれません。
特にポイントとなるのは、今回の発見が直感に反するということです。
普通、物事を忘れようとする場合、直感的にはそれを思い出さないようにしたくなりますよね。
ですが、それよりちょうどいい感じで意識を向けたほうがいいって事なんですよ。
このちょうどいい感じってのが、うまく分かりませんが、普通に考えても結局、思いださないでおこうと思っても、思いだしてませんかね?
完全に、思いださなくすることが出来る位なら、忘れる必要もそこまでないですし、結局、ヒトは自分の都合のいいように、思いださなくする(努力する)ことで、いい感じの意識コントロールが出来てるんじゃないのかなと…。
これからの研究で、この「いい感じ」の加減が分かってくるのかもしれませんが、それと同時に物忘れの激しさを何とかして欲しい(笑)
忘れたいことは忘れられなくて、覚えてなきゃいけない事は忘れちまうなんて、もはや悲劇やしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院